(四) 日本帝国国民の立場

抑も我が日本帝国が這般の大戦に参加するや実に東洋の平和を維持する為め、且又
日英同盟の義を重じて起つたのである。唯正義の為めに起つたのは我が日本のみで
ある。今や欧州に於ては帝国は殆んど崩壊し、「デモクラシイ」の国にあらざれば国
に非ずといふ如き観を呈して居るが、我が帝国は民主々義の仲間入りをする為めに
大戦に参加したのではない。之は申迄も夜く日独宣戦の詔勅に明瞭である。然るに
『デモクラシイ』は近代世界の政治組織の中枢をなして居るが故に、西洋の民主主義
でなければ世界列国に伍して行くことは出来ぬなどと、日本に生れて日本の国民性
を失ひ、自主独立の精神なき卑屈極まる思想を持ちて居る人もあるが、元家日本に
ては國體国情の発源が西洋の央れとは驚異写る姦に着眼せねは在ら氾0軒が
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国風は歴史が示す如く軍に精美なるも署あつて、君民間に於ける凱郁が由をポと
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宅クラyイ」と同一親すべきではない。
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ふべき異理を有するものと認むるのである○野ポは野郎として如何棟であらうとも
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現貸されて居るものは革質として貰く乙とが革質上の昇理である。
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我が帝国は世界に後光となき開催を≡千年家持顕して居るのであるが、世界の帝由
 はう〈わい  ウう р閧コん    きんおうむ けウ h  こ〈たい けんし々ラ     せ かい みんしラ たい じづ
が崩猿する中に眩然として金甑無政の我が周臆を麒彰するは、倣界の民衆に射し貿
  と じん bウと 牡こ        仲ゐ             モ     乙(か    どくとく せいしん、い々う
に吾人が最も誇カとす.へき唯一のものである。乗れ一の隣家が、現時の精銅鰹棟と
邑 じ    たくぜん     九つこ(かん と            こくか  モんけい 汁ら      えうモ
維持し、卓飴として列国間に伍すると乙ろに一団家の尊敬を沸はるべき要素がある
       tと  じつ−上く 1いけ√ と1牡    −ち力ん       わ  r ほんじん に 姓ん モルす〃
のである。何よ多資力の背景を件ムベきは勿論であるが、衆が日本人は日本の食威
   こrたい ばうし  いたr  甘 ト√ h∫ビ▼へ ノ  ーかい   モ  し さう ′て−  け た
なる阿倍を帽子に戴き、世界の現状を恍〜粗筋し、典の思想の如きは下駄に紺み乙
  九つこ(じん 亡        亡 じん lハと 屯ノ’′ヶ
なして列国人に伍すると君ふ乙とが、吾人が最も尊重すべ
き囲家的碓紳である。
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      ぐわいこ(じん 点 【り れハ訂  みだ 々ラ こと                l二1千川      ‡た九小
しながら外国人を侮蔑し確俵む乱す様な事があつてはなら拍のは勿論である。又祀
l a 托ふ 甘い ぐわ小じん 点 ベウ ワ   やう こと            げんこん にg〜 ふう訂  じつ
偽作法に於て外人の侮蔑む受くる様な事があつてはなら氾。現今の日本の風儀は寛
 ぐわいじん 七小    かんはい た   ′■と おほ     にづせききし々     み  tころ じ じつてきヽん
に外人に対しても汗背に堪へ沿革が多いのは、日夕汽車などにて覿る朗の都賀的悶
たい     こ   おたい ミソニr         しか  吐に亡と †小しんてき か
題である。之れは大に延省せねば在ら氾。然るに何事ぞ精細的に彼の「デモクラy
    ばウし  い七п@ か  こ(すム 打 た  ム  つ
イ」む柘子に戴き、我が固辞を下駄に籍み看けて
  せい●ウ ー こ てきし さウ  ていと’
も西洋の利己的思想に低所して
上 −ち抄        写ワ  ′三 1の     ちl こ  しんだr に旺んじん  じし抄ど(’ワ
世の道行きをなさんと欲すが如き者あるは、鳴呼是れ興亜の日本人たる自主淘立の
†いしん   qゐ  たん       え
構紳なき者と断ぜぎるむ符ののである。