国民の名の濫用



 団民の名の、濫射せられたるや久しい哉。民選議院の建白は励民の名によりて悠されたり、
変貌公篤∽組縮も国民の名によりて男されたり、自治制も代議制も、民政主義の唱道さへも、
何れか国民の名によりて濁されたるに非ざるべきっ然れども直に幽民の名によりて事を為さむ
と欲する者は、具に囲民の欲求々飯倉せざるべからずJ眞に閲民の欲求々領脅せむと欲する者
                                    ▲一
は、先づ拭民の性情を解滞せざるべからずっ夫の漫然、外邦文物の皮相を欽羨して外より是一甘
           いつく・“
強ゆるもの、諾ぞ団民の欝ならむや。
 速算、紫欝の国民は囲豪の杜なり、彼等は地の熊なりっ鳳攻家、経せ家は盲人千人の意々た


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るものの外に、四千落人の発準の団民あるを忘る、勿れ¢
                                  (三十一年十二月)


     囲民と個人

 団民は個人の如し、柴定見の臨民と焦節操の個人と、共に卑むべしっ頗はくは日本朗民一ぞし
て定見ある歯民ならしめよっ定見ある歯民どは、硬質なる歴史的鸞達を蓮ぐるの国民なり〇
 何事の遺憾ぞ、今の時、吾人は我が囲民に反撃ぞ勤むるの人多きを見るっ主義に殉するは死
して生くる也。個人然り、囲豪亦然り。
                                   ニュ十二年二月)


    連動の世の中
                レ          うなづ
 今のせに苧ぞ成さむとするものは『運動』に如くは無し。人は理の正しきに鮎頭く、其れ唯・
鮎喪くのみ、人々して質同の誓壷げしむる桔、運動濁り是々能くすっ而して連動とは海賂の