還都記念日に際して 大東亜大臣 青木一男

 中華民国国民政府が南京に還都せる記念日に当り、中国の各位に対
し祝意を表し併せて所感の一端を述ぶる機会を得ましたことは、私の
欣快とするところであります。
 汪主席閣下は夙に中国の興隆と東亜安定の為には、日支相争ふこと
なく両国相提携し友好親善の関係を確立する要ありとの信念の下に蒋
介石と袂を分ち挺身努力され来つた次第でありますが、この理想実現
の第一歩として昭和十五年の本月本日国民政府の南京還都を断行せら
わたのであります。爾来僅かに三星霜を経たるに過ぎませんが、その
間国民政府の官民は発展に目覚しきものがあります。軍備の充実、清郷
工作の進展、財政の確立、幣制の統一、経済の建設等着々内政の整備
を遂ぐると共に、既に十数ケ国の承認を得て担際埠裡に東きを加へ衆
つたことは盟邦の我々として慶賀に頓へぬ大境であります。
 殊に国民政府の季放とその後に放けろ日華関係の新展開は中神の中
幣的地位竺大盈叩む意鞍する1頂に、。毒嘩父の雁史に}新紀元を
刑するものであります0即ち本年l月九日朱印政府は米国放び美声に
淋し世路と定職を布告し、我が国との間に職印建行上の協力に隅する
検定を締領したのでありま†ごしれに上り斯小国は我等と共に干式を
琳つ<雅美の札済に璃ひ、彼等のせ界券jの非常を挫き以て丈並の辟
♯と新しき世界の建設の濱め国力を桝け′J取ふこととなつたのであb
まナ・敵黄河が今を柁たる杓首年前攻醒に射し無名の師を超し暴力を
望」魚辱駒不平等俄約を徹し、醜硬機禽あるごとにその時槻と抽益の
仲娼を摘つた罪怒史を同席するとき、また敵米酵が金力を武雄として
極東制覇の野考に殖出し、或ひは日東を相雫はしめ、その間暇に乗じ
て非望を盆げんとせる濡様なる計笠を想起すろとき、米英騨準」そ立
並僻紋の唯l逸であることを知るのでありま†。即ち、丈亜緒醜は
今やその生存のた肌二致触緒して教学の目的凄成に邁進せわばならぬ
こと管病感する東鶉であります。
 帝蝕ほ朱観の兵瞳を心上b念隈するものであり、殊仁不平特価約の
棲措から耽却し、自主濁水の全きを湖せんとすろ女声の河鹿的熱望に
淋しで虚心の国情と粂幡の束縛な輿へんとするものであります。勧ち
_に未払との桝に約したるところに上りまして本日な以て帝軒の入‡
憤居留地をその緒施設と共に舟国政府に返還いたしたのであゎます.
また同時に北京公使能直域及び濫門共同租界の行政坤及び緒施設なも
我が再の隔ナろ限わ東国に返還いたしたのであbま†。即ち職印はそ
の豆約束せるところは必ず†行するのであります・樅つて今後上温
租界の岡収、治外法他の撤敬革も引放き甥行に移すこと申すまでもあ
h一ません・また我が同が大瀬粥捷設の目標とせろ政教に姑く新秩汐の
何たるかも亀て布穴を望L稚明する方針でありま†.また領均は柴軌
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の頼所の筆と竣粥民の和祉叫聴の持に佗特に盤大の地力をいたさん
とすろものであむま†。即ち米英の贅の焚刷政府に封ナる移簡、軍
司の新地奉行の嘩山、‡閂劫甥何個収兜に対する協力.物賛統制機構
の故事等長坂†押せられたるニ、ご.の†例に⊥つても帝刷政府の意の
存するところを諒解されたことと存じます.また兜舶来條総確ほ客年
宋の排院艮閥†の訪日に答へ硝求む此倒さわ、戟しく兜娼和ハ人と喘意
たき発議を泳げらかたのであります。攻が幽の首和が外国を池間した
ことは蝕め斤椰なる*例でありまトて、今ヤ日奉納閑ほ何ものも掛る
ことの出来ない鞘柵なる鵬価を繊成†ろにいたつたことを甜兜Tるもの
でありま†.
 怨てH葦柏携へて取つてゐろこ山人心覗職印こそは、簡に瀬覗を米
英の締結上り僻放する耽史あつて山水の山大壮挙であります¢その蛾
杏は発破民族興亡の分やりところであゎま†の水耶の】斡たろ堵は岨
椛たる感情や従来の行き斬りに捉ほ・Uることなくその各‥カを轡げ共同
の目的鶴故に耕進すべきものと信じます。殊に史印に於きましては今
こそ村締文先生の唄喋せらかた乙女こンヤ幻遜の瑚絹を−革に達成す
ペき貯撫であります.
 大声のさ執以来江東席湘下統率の†に♯申は非常なる畑地を注げら
れました0殊に中央政治機構の強化、地方行政に射する杷埴、担済統
制の賎榊と民間有力者のさ加等救ふるに墟ない程でありま†が、武中
租界の同牧は中国の胚史に特筆すべき一大業続であります。併しなが
ら禁甘の存ナるところ井任必ずこれに伴ふ不平等的地位よわ眈却し、
泣代国家としての勃興の鮪一渉を踏み出せろ朱坪民ほ大水現職守の完
琴大東吏捷設の馬に一揆と環き架任を投ほるるものでありまナ。前
金には筆多の離脱が堵たはろことは常燃であります.桝くば鎗々たる
意架を以て我称と固く棉挽へあるゆろ粥挽に耐へてる外、敢夙にせ
ろと共に、内銭上取噂惚制を堤触し、官民一雄となつてその創発と†
任とに放て励浬の嗟員をいたL、内外の軌持に削はれんことを帝等し
ます.
 放りに鞄みまして私は今日の良き日に普り党閥の順衆を統前すろと
共に大耗敢軌宇完捗、大東亜新株印紙設の馬め日華納隈横舶の蔽よ猟
均むらんことを斬つて巳まないものであります。ハご‥月三十日枚数り


0ユV

 1943.3.30