学校報国隊について 文部省専門学務局長 永井浩

 草枕と申しますと、教導の上から見下Lて簿義をLてゐる先生と、
試故に恋い粘を‡推ないやうに一生野合ノーーをとつてゐる生徒とを
思ひ浮づろ人が多いのではないかと思ふのであります。
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併し乍ら今日の卑揆はさやうなものではない。また噺じてきやうな
ものであつてはならないのであります。今日の専攻ほ先生も生徒も一
絶となつて倶に革び供に弛む修練の道場であつて、日ざす虎は閥家の
卸役に七つヾき人物を鍛へ上げるに在ります0昨年の秋以来、文部省
が皐醜の研飽制を強調して参つた所以もセに在るのでありまして、そ
の一つの方法として。各拳校に拳校長を中心とし、教職員生徒を打つ
て一丸とする事故報副副を結成致さしめたのでありま†。この関盟の
指導措辞とするところは、自我功利の恩績を排除し、轟忠報図の桁紳
にl文†ろ校風を材立せんとするに在つたのであります。

    ×
 今や内外の精妙は益三栄迫致し、慈1牢固一致、難局釘硯に親任す
ペき秋となりました0革籠の修練も亦之に抑患†る横線果敢の触夢を
必宰と†るに到つたのでありま†。故に放て文部省は八月入日の大臣
訓令を以て、拳枚報団地の内に柏葉統の確立した全校綿奴の組織を
つくらしめまして、域は女址増産に或は軍娼係作業に、一巻乱れぎる
圃緒の威力を挙拝して之に普らしめると共に、】朝革有る埠合には撫
身・将に赴くの気概を以て断襲の*者に出勤せしめんと致したのであ
ります・以上が串枚報醐醸の搬卒でごぎいます。単枚瀬成除の結成前
の事にはなbますが・両様の鹿官をもちまして食糧埼滋の侍活動薮し
ました皐生生徒の批は、全南を合せますと本年正に放ていままで既に
珪人魚としてこ丁井人振くにも及んでをりま†。革槻作業に琴Jも相
雀の故に上づてゐ争1とと存じまナが、現在わかつてゐる奈だけで
申しますならば・本年七月入月中に・中也事故の生徒は約五井人、大
 憲壷r揆の中盤生徒性的六古人となりてをります。
畢校報盛晩のかくの如き活動は、薗而の鋼策に‰力†るといふ本ピ
はありま†けれども、その目的とするところはかかる国家拳銃の所動
穀脅して人物の錬成を期するに在るのであります。かくの如きことこ
そ今日の教育の妊に求むるところであります。申すまでもなく人物の
錬成は挙行→如の理想の下に行ほれなければなりませんじ璧ヤ」とと
行ふこととは本来一なるべ藍曹であるのに。組衆ともすると知の部分
のみが切勺職されて、炊い意味の知和有漢けるだけのところが拳校で
あるといふ風に観念されて禿た粘が、ないでもなかつたのであります。
これが教育界に於ける諸弊の横瀬を燻したものでありましたので、文
部省に於ても近年しきりに行の教育。辛嘘挽錬の教育を主浪して参つ
たのであります。殊に今日の如く或は頭防に或ほ生産に、若く澄刺た
る労力を切亀する時代に放て、率先阿策に寄興し得ることは革徒のこ
の上もな島りであると共に、かくの如暴き汗の珪を通してこそ
初めて。卒甘の亀岡を身につけることが出衆ると息ふのであります。

    】∧
 二、三億月前の事でありましたが、破る畢生が訪ねて来てかういふ
ことを申しました。今日のやうな時代に−百姓は鰍をとり職工はハ
yマIを横つて孜々管々として坤轟に多め、殊には同年配の甘年遠は
職場を執して生死の拳に智押してゐるこの時に、我々だけが事故に
留まって教育を受けて果ゝL宜いものであらうか、といふのでありま
す・私は申しました。昨年の五月頃の‡であつたか、拘浄に放てそれ
と全く同じやうな父開をした人があつた。軒ち「かか是大時局I」
晩如何なる鞄望円年が馳等に聴かずして♯枚で勉阜を難けることを欣
ナるであらうか」といふ隅に射して、文部大臣ルストは「ヒットラI
(ぴ2)
建叫の伸築を額筏まで貰徹せんと考へる青年こそそれを徹するであら
1こと答へた。今や我が駒は末流新秋序建設といふ大繋に乗り出して
ゐる。之は容易なことではない。之を完潰せんが椅には飽く迄も高き
教導と不屈な椚抑を蓼する。そして犬等は皆青年準祉の双屑に瀾つて
ゐるものと思ふ、と答へたのでありました。今日の嘩校は昔日の準校
でない、銃火に代へて勉隼†るところであります。汗みどろになつて
働き血みでろになつて勉強するところでなければなりません・休暇の
如きは象面的に検討して、能ふ限り食煽の期間に杜前に侮るとも劣ら
ぬ数盤を税むヾきものと恩ふのであります。

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 とは冨へ、今の窄化生徒の大多数は。輝く許りに拭飢であります・
戎る革校で緊急の髄務に麒ずる環に生徒の非常召集女行ひ或る作繋を
誹したのであわます。然るに普通は一人で言Hに五つ仕上げる確定の
虞を、十五里手も仕上げてしまつた、そしてその作葉の途中に指埠
背から貰つた叫杯の砂糖水はどうまかつたものはなかつた−といつて
領笑んでゐるのでありま†。純度無垢の挿仰が頻れば何事でもやつて
のけられます。皐掩報開陳は元よ勺人夫の代りではない、何等の報酬
をも期待せざるものであります。それが閤凍の御役に立つと恩へばこ
そ、兜力以上の仕事もやつてのける、挺身率公の轡」そ学校報閥蝕の
倍條であり、又それ故にこそ我々はその畢校の名替と周綽のカとを環
んじて、準枚頚に学校長を陵長とする撃校報堵除の組織を絶唱した東
鶉であります。          (九月十二日放彗