生活必需物資の現在高調査に就て 内田源兵衛

 政府に於いては今度生活必雫物
粂について内地全般に亙りその現
在甘同を調査することとなりました
ので−この際木調査につきまして
概略の郷詑朗を致しましてへ一般
の御和解に賓ナると共に調査の施
行に懲り十分の御酪カをお麒ひL
たいと息ふ式妨であります一
 抑ミ牡鹿生活必需物資の親和謁
調査を行ひます振替を申上げます
と“今夜斗艶勃牽以来筋力、資材
噂の不足のため、生活必箭物資の
供給が減少しその需給朗係がかな
勺駁周になつて参りましたのでこ
れらの物資の生産、配給につきま
しては色々と統制万能が講じちれ
てゐあことは皆様故に虚~知の通
りであります.放てはこれらの虻
産なり配給なりの計丑を桝てるた
めには兜づ閣内に存在する物資の
生瀬を朗らかにしますことが最も
必蓼なことであDます.この度行
はれる調奄の鶴野は此庖に在るの
でありまして郷するに物井の配給
む潤滑ならLめんとするものであ
りまナ.
 この調禿は盤杯、純工、醇生の
三省仁仏仙いて行ふのでありまし
て、それぞれ調査牲親とtまして
農林郷所管囁嬰物資現在高調査洗
剤、緒エ名所яリ砂物資現在高調
杏鵜川.筋難点その他の循生用物
資現在高調楽浪畑の三省令が安部
詞禿法務叫條に逝く命令として既
に公布になつてを巾ます.
 次に話三省で行むま†粥査の内
容を申し上げます。先づ農林省で
は二月末‖か以て木出水、大豆、味
噌、慨軌に蹴きまして阪煎薬漆、
質易紫頚、倉牌州琴者、運送業者、
策動上本次女使用しま†工場、也
山、祷河合、族蹄、料訓桝等の手
持敷及を調査し大豆以外について
は化潅求名についても調査が行は
れます。
 衣に商工省でけこ山月一日を似て
宅、縮、入組m、ステープルアアイ
バd抑、更艶掛の栂物、クオル、
クオル地、蚊災、釘、針金、接線、
鴎柑メッキ銅板、いはゆる†クン
につき調査む行ひますが.調査を
受けます渚は組物及びタオルにつ
いては舛煎茶者、兜紙幣老、染色、
捕練浪白または製剤第渚、娠繁栄
者、貿易梁藩、倉庫琴着でありま
す.妹朱.二見架、釘、針金、碍線、
稚鎖メッキ銅板については朕梵業
者、倉辟常薯で丸ります.なほ以
上の外−場数址例へげ絨物につい
ては虞捕物千米以上、小腑物首反
以上を所有Lまたは保管してゐる
着も調査を牽けることになつてゐ
ます.
 寸八に醍生省でほl二月五日を似て
アスビ,y、農酸キ声−ネ.サy
トニン、右淡賦、ヒヤシ抑、欄酸
符の輿晶七十七品目放びガーゼ、
晩脂締につきまして、珍撫所、鍵
局.築柿間、製筆者、崎山策著、
円輿常業者の手挿蚊食彰粥禿†る
ものであります.
 次に調査の方法でありますが、
右何れの調査におきましても資淋
閑東員といふものがありまして、
農林、而エ雨省の調査では、朽憐
町村から、醍生省の調査では替察
磐から資抑調査員が各調査を受け
る非常称の常染折、幣英断の無い
場合はその住所に参りまして粥査
累用紙を交付致しますから、中台
鵜新譜はこの閑杏現に手持吸盤そ
の他の都頸を正旅に記入しで叔き
庇いのであります.なほこの調査
員ほ調査欺の宵万その他について
不明の粘があれば謝明をし、記入
が経つた頃にまた調査韓を鶴めに
(▲7)

行くことになつてゐます.
 ただ商工省で行ひます調査の中
で釘、針金、接線、耶鉛メッキ銅
板につきましては、地方長官の指
mします細雌に加入してゐる業者
は各巾の手持数敦を記入した調査
頭を檻耗資湖調査員に流さず、そ
の折鹿幽盟に提出することになつ
てゐぜす.これは甥瞭上の佃宜か
ら来た特別の昭放であります.
 珂査親用紙は右の如く資湖調衣
魚が配付致しますが.時には配布
洩れがあるかとも思はれますから
この場合には盤林、商工開省の調
査では市叫村頻に、笹生省の調禿
では替察席真に申出で用紙を受耽
つて戴き庇いのであ少せナ.
 右の如く賓淵調査員は湘奄鵠の
配付、克共に徒事します関係上策
者の管築上の秘秒を榊ろことがあ
¢†ナので、丼瀕洞真性比てこ
の盤台を一守する_耕を負つてを
りま†.‡→にもその秘頚を洩ら
したやうな甘合には萱に成瀬す
ることになつてをり†して、学者
の祓照付誠に出発む和してをりま
すから、この郷についてほ矧安心
を似たいのであります0
 調査の方法は大略以ヒ娼づまし
た通りでありますが、必似ある場
合には中央或ひは府臓.砧叫村の
官史、東員が店戟A倉桝坤に立入
り検査を行ひ、或ひは帽和確の塩
示教求めることがもります。

 以上を以て牡描必謂物流の現在
高調査につきまして概略の祝明を
終りますが、この網査は前にも申
しました洩り現在不足勝ちな生活
必需物資の照給関係を川氷るだけ
副滑にするために行ふものであり
まして、この洞査が完全に行はれ
るか否かは崩民生暗に罪大影響を
及ほすのでありま†から、湖査を
受けられる方はこの馳旨た十分説
醸せられまして、調査蕪には正直
に有りの心を平かれることをお∬
ひ承します.著し虚偶の頬骨をし
た塘合には資源調査注に依り成羽
せられるのでありますが、向上り
政府としましては一人の虞前者を
も出さないことを期待してをり†
す.
 何卒、同氏各位の理解ある御協
力を砧て木調査の目的を達し庇い
と即ふ次訊でありま†.
     (二月ニ†六日放逸)