奮闘努力

 言ひ易くして実行に困難なる事は尠くない。奮聞努力の如き其の一つである。
 而かも今日の人は、此の実行の困難にして言ふことに雑作なき奮闘努力を、
平生ダラに口にして而かも平気である。而して、奮開努力の実行者たる資格な
きものにして奮闘努力を口にして洒然(しやぜん)として居る。我等は、其厚顔にして己れ
を知らざるの甚しき加減に呆れざるを得ない。
 元来奮闘努力は、不言実行的のものであつて議論的に終始すべきものではな
い。随つて、其効果は唯だ口に言ふのみでは、到底、絶対に、期待せられ得る
ものでない。呆房駄羅(あほだら)の如く、千万遍口にするも、実行せざれば何の役にも立
たざる一切空である。実行を伴はざる口先のみの奮闘努力が、何等の価値もな
い空のものであることは既に分明であるにも拘はらず、猶且つ偉大なる効果あ
るものゝ如く奮闘努力を軽率に口にして而かも平然たるに至つては、愚か、痴
か、狂か、我等は其寧ろ滑稽なるに噴飯せざるを得ないのである。
 元来、奮闘努力なるものは、貧乏書生が焼芋を噛りながら馬鹿話に夜を徹す
るが如きものでなくて、即ち奮闘であり努力である。又た泡沫(あぶく)銭を花柳界に撒
き散らすが如き生優しきものではなくして、心身の全力を挙げての大車輪の働
きである。心身の安逸を貪るのではなくて、心身の消耗である。適当の睡眠時
間を取つた上に午睡(ごすゐ)の夢に耽るのではなくて、時により場合によりては、数日
間、数十日間、数年間、乃至数十年間一日の如く、日に夜を次いで其為さんと
する事に努力し奮闘するの謂(いひ)である。随つて、奮闘努力は、其の実行前(ぜん)に就て
弁明も説明も必要でない。議論も理窟も一切無用である。長篇的にも短篇的に

105

も一切お談義をするの必要もない。唯だ賃行である0只だ口先のみの賃行でな
じつさいて曾じつかうもくぎう、】誉いしぢぎう、−ミいしこる、−ミlく/\
くて耳際的貿行である0木像の如く、石地蔵の如←、石塊の如く、献々ビして
なに、】ミかたなに、−己しやべわじじっうへおい中こなか
何事をも語らす何事をも喫舌らすども、只だ革賃の上に於で桁へば可である0
いなほんらい召せいしつ
香、本水銭うであるべき性賓のものでゐる0
りんりだう亡く。つせんてきりんりだう己くなんiかち。んウだうミぐ
倫理造穂が賃践的倫理造穂にあらぎれば何等の慣位もない倫理造穂であるが
ヒEふんミ〜р閨」くCつかうミもなふ人†Tlごり▲くCつ‡いCやうかもおいつひぜP
如く、奮陶努カも箕行の倖はぎる奮闘努カは、箕際上の慣位に於て産に客であ
llちろんこんにちふんEうごち▲くくちぐせ、】ミくちはハ
るこど勿諭であるが、今日、奮闘努カを日癖の如くロにするものにして、果し
じつさいてきふん†】うかとじつじやうпB▲くか●−いなじつかうだいlん
て賃際的奮開家であゎ、事貿上の努力家であるか何うか。香、貿街は第この桐
だい▲ん†てフ†ヶ▲くミふんごうごりよくくちしかくрbつさい
槙ビして、奮闘努カを読き奮闘努カを口にする資格あるか何うかを、質際につ
けんbれらつねくちぐせこ冨ふんミう、−り▲くくちものおはじつ
いで橡するどき、我等は、常に口癖の如く奮何努カを口にする者の多くが、貿
かくモのしかくおいほ亡王つたゼP少亡るえし
椚は貯に角、其資格に於て殆んビ金く零であるこ亡に、驚かぎるを得す三卒は
むしLこつけいて甘あ・きかへえLかLん
んエ。は寧ろ其の滑蒋的なるに呆れ返らぎるを得ないのである0而して、具の
ふんぎてっ†り▲くかつねくちぐせ、−とふんご・つ†。よくいちんlくてきC人ぷつか杜み亡
奮闘努力家は、常に口癖の如く奮陶努カを言はぎる沈献的人物に多いこ亡を怒
一∧
めぎるを得ないのである0
ふん写エ・り上くじつかうて‡いじ?っモいしんてきふん亨−пfよくにくたいてきふん芋っ
奮陶努カが賃術的のものである以上、精紳的奮闘努カであるど、肉憤的奮陶
ごり1くしん′1さもでっCし上うふんミヱ・りよくモモのふん芋ヱー
努カでゐるど、心身共に同時に使用する奮開努カであるどを閑はす、其奮陶努
りよくじつ壱い・かいふん苧ヱ、り▲くなん†なはいき?っ汁人
カを賓際に於て奮瀾努カせしむるものは何でゐるか。即ち言ふまでもなく強健
せいしんしん七い†なはねんhんhんねんかんだんふん亨エーウよくた
なる精紳ビ身健ビでゐる、則ち、五年十年五十年官年の間断h〕き奮陶努カに堪
.フきやうこせいし人きやうきうたいりよく
へ得る強固なる精紳ビ強批なる憶カビである。
しかこんにちにほ九Cんせいしんたいり▲くいかん†くなふん芋フ巾−り▲くもつミひつえ●}
然るに、今Hの日本人の精紳ビ憶カビは如何。砂くとも奮陶努カを最も必要
けんだいせいねんゼいしんたいりよく†はたねんねん
どする現代青年の精紳ビ鱒カビは、何うでゐるか。果して、五年、十年、ニ十
hんないしhんねんかんだんふん亨っkりよくたうしゐほ巾−き?っ〓
年、乃至五十年官年の間斯なき奮陶努カに堪へ得べしビ思惟せらる\程の強固
せいしんたいり▲く†き◆−くゐかんこのlんだい
なる精紳であb鰹カであるか何うか。お気の壱ながら、遣憾ながら、此閑題に
たいたふあんbhらノ1いち、−1つえにはんげんだいせいねん
封する答集ミしては我等は香の一語を以てせぎるを得ない。日本現代の青年の
一九七

106

一九入
しっかいさ†くなモ¢ぷ・。んしんえいぞくてきふん’丁つ’。よくか
惑皆が然うではなくども、少くども其九舟九厘までは、兵の永績的奮闘努力家
うしかく
た。得ろ資格あるものはない0
さいでんこ甘いいはゆるせい山んCだいひEいっしやうちうlつごせいり▲く
ニ†歳前後より四十四五歳までの所謂青年時代は、人の一生中最も精カの
bうせいじだいうlサJ、bう9†うちやう。けんはんいつ号ちく
旺盛なる時代である。馬ならば千里の贋野も羊腸化る官里の瞼阪も一気に馳串
卓いころ竜くらつ舟みじだい士んかいじだいちうかんもつミおlU†
する四五六才の頃である0櫻花ならば菅時代ビ満開時代ビの中間の最も趣あ
じだいし七γがいてん¢ゆうきはつぎ∧がいゼいてき
る時代である0随つて、針鮮は鮎く・慨は天を呑み、男気は扱山董世的であ−
いかかんなんしんく▲七よし¢し9む葛い、】しよ・フウしやや
如何なる敷難辛苦にも克く堪へ能く忽び、遽二無二最後の勝利者たらすんば已
ていふんE与ごりよくしんウよくト.ん。▲くい’魯はサ
まぎる底の奮周努カの心カビ健カビを有して居るべき笥である。
みわおミころけ人だいbがにほんせいねんちうこはサうらぎはたいく捷く
見渡す所、現代の我H本の青年中、此の筈を裏切らざるもの果して舞何ある
こたうでんLんウ▲くわいり▲くたうでんいうはたいくはくせいねん
か0此の普然なる心カど憤カビを曹然に有するもの、果して蔑何あるか0青年
。だいせいねんせいねんはたなにほ、ヽモんrいちよつ亡かうはうか.くらゐ
時代の青年らしき青年が、果して何混有在せるか。一寸寒胃に確つ柁位に、
入づつほなたふく手1いちぢかんLつむで‡
洩を垂らし、アソチビタソかへプタソを服用せぎれば、一時開の執務も出本
hがけ〜だいにほん¥.一ねんだんLこ−ろデし七与γうくけんいyくもな
ざるものは我現代日本の青年ではないか。男子志を樹て郷閑を出づ寧若し戊
しかへかうし9うしゆつき9う
らすんば死すども蹄らすビ高唱して出京せるに
だねん弁ろ
らす∧は死すども飼らすビ高唱して出芽せるにも狗はらす、三五年は思か、
はん!し符このし1つぞくいほんもん†はいくぢなしん。ん舟くゐかんはつ号
竿歳経たすに此始未、俗歌の本文通♭、意気地無しの具面日を遺憾な〈蚤揮し
Jき?−ミ〜て・フ亨)ミーLかしやでんbがげんだいにほんせいねん
て郷焦嘲笑の的ビなつても、而も洒然たるものは、我現代日本の青年ではない
っねねんけいくbく〜んゐつねたい‡ほんせいくちくモたはこたい今う
か。常に十年計童牽式謂し、恒に大器晩成を口にする癖に、煙草代に有すれば
たちlへこわいっ●えざたち1へこはじだつ†−、言をは
忽ちグニヤヅビ閉口垂れ、一頓挫すれば忽ち凹み、始め脱兎の如くにして終♭
し1ぢ1、−†−bがけんだいに杜人せいねんたいせいりモうも
虞女の如きものは、我現代日本の青年ではないか。大粛を理想ビす三茶ひなが
モの卜らせうモいあんでんbがげんだいにほんモいねんつねち・)くんあいこく
ら、其貿小成に安然たるものは、我現代日本の青年ではないか。常に忠君愛囲
くもち,くんあいこくさ−1bがけんだいにほんせいねん
を口にしながら、忠君愛固らしき行ひなきものは、我現代日本の青年ではない
か}いしんいrいちいかたCかたモ¢Cつ卓いふ
か。章ガ三一日ひ、信三茶ひ、義呈自ひ、変を語り、慈を語♭ながら、其賓際は父
拝モせん仁いふかうかぎつくしんむLrじ7りんあいCしんじか〜
母租先に封して不孝の限。を亜し、信を無観し、義を漁椀し、愛なく慈心慈行
hいくC?1ぎ11ヽがみ〜↑bがにほんげんだいせいねん
なく、冷々ビして倍拳さくら紋よ。も薄きものは我日本現代の青年ではないか。
一九九

107

¶李
ー、くりつрツ拝てふ′ヽ
滴立狗歩を喋々し、
h′■
なるにも狗はらす、
†いしん甘はく
措鍬軋馳のあるなく、退嬰的であ♭、鼻虫的であ。、姑息的であ♭、チ:こ
てきおくげやうしり、」みてき†しんけい†ねか甘
カシ的であ♭、憶病でゐり、後退的であら、lニ十池ぎても親兄の脛を噂らぎれ
いし▲′、ちたた・−〜・−bがにほんげんだいせいねんかいじ?,たい
ば衣食するこビ能はぎるもの1治々たるは、我日本現代の青年界の状態ではな
じつ竜いおいなんらしんしゆてききいいなんらこうけきてき
貿際に於ては何等の進取的気概のあるなく、何等の攻畢的
たいえいてきみのむしてきこモくて争
しんしゆてききがいべん
進収的兎概を粁じ、
ニ00
こうけきて与せいしんきはくろん
†こぷだいたん
攻弊的精紳気塊を論するこビ頗る大胸
いか0
’、−亡せいねんはたふん†−うか†り1くかしかくか
斯くの如き青年にして、果しで奮開家化り努力家たるの資格があるか。斯く
、妄いくぢか、−ミむき〜1く,、−ミい・1じうだじやく
の如く意気地なしであむ、斯くの如く無気カであ。、斯くの如く優柔儒菊であ
カ、−ヱふくbけいて〜か、−ミいしはくじやくはたねん
ち、斯くの如〈浮拳軽俄であり、斯くの如く意志薄崩であつで、果して十年こ
ねんかんだ人ふん芋1ふ▲亨1ふモく†りよくた■う†1たか、;たいえい
十年の問断なき奮闘、不休不息の努カに堪へ得るか何うか。叉斯くの如く退嬰
てきみのむしてきこモくてきてきしり、−みてき
的であb、麓虫的でゐb、姑息的であ。、チヲワ†カシ的であ♭、後退的であ
少くげやうрュりつでつ酔.せいしんきはくせい巾ん
♭、憶材であ。、猶立淘歩の精紳気塊なき青年に
Mして、奥して奮陶努カを語。
はたふんミうモり▲くかた
▲丁しかく
得るの資格あるか0
こんにちわれらてんかいた已こるむい
今H、我等は、天下到る虚に於で、
ケしんぶんぎつしえんでつ
あ♭モいねんくちふんEこフ巾−りよく、】き
凡ゆる青年のロよむ奮園努カの語を開か
だ人心ふん亨丁р閨」く、−けんぶん
されで店り、新開に、錐誌に、演説に、瓢諮に、魯隅昇舟の語を見軋せぎるこ
しかながbhらチ1Clたモ¢ふんごうkりよくいつかうCつさいおて−なゐ
どはない。鵡し乍ら我等は、向時に又、其奮開努カが一向に賓際に術はれて居
っねけんぶん†なはふんや−うр閧謔ュ、】てんかむかへ
ないこどを、常に見開せざるこどはない。即ち、奮陶努カの語は天下に咽せ返
ほрゥたゐか・しん、じつかうて青ふん亨フkりよくかてんかいた享ごろセい
る程語られて居るにも拘■はらす、異の賓行的奮陶努力家は、天下到る彪に於て
けつは・♪ゐしかモ¢けつはふゐbづはつけん
欠暑して居るのである。而して其欠乏して居るうちにも、線かに教見するこど
ぅふん亨っ†りよくかふん芋1♪、・りよくかたうでんせいねんふんミう
を得る奮翔努力家は、奮圃家たら努力家たるの普然なる青年ではなくて、奮翔
bよくなサゥ▲くこんきつしゐさいいCや〜いはゆるらうCんhん
カ無く努カの根気亜きたるべく思惟せらる1五六†歳以上の所謂宏人達でゐる
。じつbれらいぐbいえE二言†〜Clせいねんふがひな
事貿は、我等の意外亡せぎるを得ない所であるビ同時に、又た青年の不甲斐蝕
かげんふんがいえミこる
さ加減に憤概せぎるを得ない虞である。
いつさいはんCA¢むししゆrほ1けんCだいミかくこくかて‡こCんてさ
一切高事集虫立義であつた封建時代であれば兎も角、圃家的にも個人的にも
ニ〇一

108

瀾。〉
ニ○ニ
†いrん●†う一}げ●じん王うhつこんにちいり盲いはんじてつていてきえ}なlはんじやくこモくて●
生存競季の汲甚猛烈なる今日、一切萬事徹底的たるを要し、生竿窮た。姑息的
ゆるしたがふん†Tl’りよくたJ・ちさ†ふん†Tl†り▲くたうてい
たるを許さない。随つで、奮簡努カも、唯だ口先のみの奮圃努カでは、到底、
†つたいなんらか・フくわ仁ふしかのちやてつtいて▲て♪んご,
絶封に、何等の効果もあるべきものでない。例れて而しで後已むの徹底的奮陶
●−り▲くえうねんね人ふきうふモくふへんムたうふん亨フ†りよくえう
努力化るこどを要し、五十年官年不体不息不襲不飼の奮隅努カたるこ亡を要し、
うち与はふモくせい/1いつしみだむげんくわこむげんみらいbたつね
宇宙の法則が整々ビして一紡軋れす、無限の池まょ。無限の未水に亘わて恒に
かは、】ヱだん†\てきかんかってすおlだて‡
疫らぎるが如く、断績的ならぎる、間渇的ならぎる、息ひ出しく的ならぎる
●だんかんげ}てつていふんミヽモ’▲くえう
油断なく問際なき徹底したる奮師努カであるこどを要するのである。
いlでんせかいへいbへいわむか、−ミじつた、’ひ七.かひ
今や、仝世界は、卒和へ卒和へ亡向ひつ1あるが如くにして、箕は戦へ聞
むかこくかて音みんぞくてさlこじんて}お◎′1⇒いいうゑつちゐせん●■丁)
へ亡向ひ、囲家的に、民族的に、肝た個人的に、各最健越の地位を占領せん
こうさうわん†丁)い▲いょ†lげ号ヒんけいかう†で。hらがんでんしかlつミ
ヒする灸季暗闘愈よ益す数甚ならんEする傾向、欧に我等の娘前に、而も最も
ろこつしめゐしたがbがしんにほんてい〓くLんにほんていこくせんみんでんミいよいた
嘉骨に示されて居る。随って我薪日本帝囲亡新日本帝囲仝民の前途は、甜よ多
じたたん±†lたけうtげさこくかてきさんぞくてきlこCんて舌
革多臆であ丸、倍す多忙多劇である。固家的にも、民族的にも、貯た個人的に
だい(.て亨♪んや−うえ・}だいくてミ・ウ▲くえうじだいしかわがげんだいせいねん
も大々的奮陶を要し、大々的努カを要する時代である0而して我現代の青年は
けんだいこく々んちうけんくbうしつこくか捷・1ゑいしよゐミ
現代囲民め中堅ビして、皇室ど歯家ビの防衛を脊負って居るものであむ1又た
しんにほんていこくりうし?1は人えいせかいてきはつてんLん捷きにんむいう
新日本帝団の隆昌繁粂、世界的の蜃展進歩を期すべき任渉を有するものであむ
し了らいくわうしつそんたいモの・▲んべいこくみんちうけんこくかほ主しん
耕衆皇室を令戴して其藩廃ビな`固民の中堅ヒなつては固家を防護し、具
せいr.しん・ぐだうCやうせかい苧っいつき吉せかいでんじんるゐはけんしやうあくちから吾ゐ
正義ビ具人造上の世界統二を期し、仝世界仝人類の萌樺を掌盤するカに於て温
かんし9うらいせいねん〜つくやうゼいぢうだいせ‡にんい・)
械なき蒋凍の青年を生み作。養成すべき重大なる責任を有するものである。
しここくかこくみんせい↑ゐこうはうけつ月ん↑ゐトいたげんだいせいねんふ人
而かも此の幽家図民の盛衰興亡の決する舟水嶺に立てる現代育年にして1奮
亨−ミソ▲くいいらにん1へCつかうじ?1じつり▲くモLつせい
開努カん呈声ふこどのみは一人前であつても、賓行↓の箕カなく素質なきは、青
ねんモ乞つかおいだいふかうわぎはひさけんせん望rうた
年夫れ自らに於ても大なる不睾であむ銅であるのみでなく、危険の線上に立
しんにほんていこくし?1らい苧−たうじつかん亡んかんしん
てる薪日本帝固の粁凍に想到すれば、賃に裳心せぎらんどするも寒心せぎるを

得ないのでゐる0
ゎhらげんだいせいhんいせいねんひりえうふんごうпB▲くけつき▲くおいふんミう
我等は現代青年に言はん。青年に必要なる奮闘努カは結局に於ても奮開でゐ
ニ〇三

109

ニ〇四
†りよく†〓−ろふんミ・}†。上くくちさきふんミう’りよくとつかうごもな
り努カである所の奮隅努カである。日先りみの奮開努カでなくて賓行の件へる
ふん†T7kりよく〓けつき▲くおい▲人†】うごり▲くミころじつかうごもな
奮陶努カである。而かも此の結局に於ても奮刷であり努カである所の賓行の倖
・∫ん寸】うkり上くlき9うけんたいりよくけんでんせいしんきモこんてい
へぺ奮聞努カは、先つ強健なる鰭カビ健仝なる椅紳ピが基礎でゐ。、根砥でゐ
ほんけんモんけつもんだいさやうけんたい。よくけんでんせいしんなほ
り、本源であゎ、先決同題である0強健なる憶カなく健仝なる精紳な〈して猶
かふ・しヱ・つ†りよくなlりきん王たねはや
且つ奮陶努カせんどするは、鉛を金たらしめんどし、蒔かぬ種を生さしめんE
ひ己でつおいふかのラニミ
するに等しき絶封不可能の事である。
しかげんだいせいねんモの壱いh亨つきいえラせんけつもんだいほ・フしかん音やくゐ†なは
然るに、現代の青年は、其最重最要なる先決間壌を貌鋭し閑却して盾る。即
lたねはやな王りきんひミぜったいふかのう
ち、蒔かぬ挿を生さしめんどし、紛を金たらしめんEするに等しき絶封不可能
こミかの・1せうさ・フゐふんミうチ。よく、−●うかうでんせいじだい
の事を可能ならしめんビ焦操して居る0奮閑努カの語の流桁仝盛時代であるに
か・Cつ壱いてきふん†て−かkウ▲くかてんかけつ捷ふゆゑんbhらかCウ
も拘はらす、斉際的奮開家努力家が天下に映乏せる所以である0我等は、夏日
rぐんえんてんでんしんほくろえいJ〜はたらみCゆかんけんくでんせい音
蟻群が炎天に仝身を晩蕗して費々ビして働くを観、樹開に喧々たる蝉畢を開く
かh。げ・こんちうか・たふしかのちやふんごうしや
どき、彼等が欲々たる昆鹿なるにも拘・はらす、例れて而して後已むの奮陶者で
†●▲くしや少lえn1じbトらひるがへわがげん
ぁら努力者でゐるこどを思はざるを得ない0和して同時に我等は、緋って我現
だいにほんせいねんいうじうだじやくはくし暑くか1誉ふたこ孟いつさいは去つい・1ゑつ
代の日本青年の優桑儒翳、薄志覇行ビ思ふのどき、ニ言日には一切萬物に優越
。んるゐミがきエんこんにちせいねんかうべんい仁づいつ壬いはんぷつい・}牟ソ
せる人類を苧、傲慢なる今日の青年が、口拝のみ徒らに叫切萬物に優越して1
しふん芋ヱ・り上く弁∫ぎでんあはh
而かも奮陶努カに於ては蟻蝉にも郎ばぎる憫むべきものであるこ
▲へ
るをh得ないのである。
つ・つかん
どを痛戚せぎ
ゎhらふた・いふんミうモッ1くせいねんふんヾ;kり1く一言だ
我等は復び言ふ。奮闘努カせん亡する青年は、.奮陶努カせんどするに先ち、
†くなふん▼;ミソよく…モのふん!フ訂1くしうLいつくわんてつていてヱん享ヱー三く
少くども奮飼し努カする孟ハに、其奮陶努カを絡姑忘月したる徹底的奄陶努カ
こんていほんげんきそごだいがうけ人せいしん†?っけんたいり上く
たらしむる根砥た♭本蹄たb基礎たト土壷化る剛健なる精紳ど強健なる憶カミ
つくひつえう
を作るこどが必要でゐる0