何故日本人は不可解か

 其根本の立場を全然異にせる場合は、仮令、其問題が、単一明瞭なる問題で
あるにしても、到底、絶対に、意見の一致を期待せられ得べきものでなく、満
足に遺憾なく解決せられ得べきものでない。欧米人が、我等日本人を称して、
常識を以てしては、到底、絶対に思料することの不可能なる、一種不可思議な
る民族であり、絶対不可解の謎の如き絶対不可解の国民であると言ふは、即ち、
彼等が、我日本人と其立脚点を根本的に相異して居るが為めである。
 彼等欧米人の謂ふが如く、我日本人は、果して、常識を以てしては、到底、
思料の外に置かざるを得ない程の、一種不可思議なる民族であるか。果して、
不可解なる謎的国民であるか。我等の観る所を以て、忌憚なく、無遠慮に、ざ
つくばらんに言はしむれば、彼等が、我日本人を見るに、常識的判断を容さゞ
る一種不可思議なる民族であると云ひ、到底絶対に、真相を知悉することの不
可能なる不可解の国民であると云はざるを得ない根本的理由は、彼等が、重要
なる根本問題を閑却して居るに起因せることを、断言せざるを得ないのであ
る。
 其彼等によりて閑却せられたる重要なる根本問題とは何であるか。曰く、立
場の問題である。根本的立場の根本的相異の問題である。然らば、其根本的立
場の根本的相異とは何であるか。曰く、
一 日本人が常に如何なる場合に於ても尊王主義であり皇室中心主義であるに対して、欧米人は常に如何なる場合に於ても個人主義であり、自己中心主義である。
二 日本人は常に如何なる場合に於ても、国家的観念の上に立つに対して、欧米人は常に如何なる場合に於ても個人思想の上に立ち自己の権利利益の上に立つ。
三 日本人の正義人道主義は、常に如何なる場合に於ても、非打算的絶対神聖の正義人道主義であるに対して、欧米人の正義人道主義は、常に如何なる場合に於ても、打算的正義主義であり、打算的人道主義である。
四 日本人は己れより大なるものゝ為めに死することを、寧ろ、名誉とし、誇りとするに対して、欧米人は、他の犠牲たる地位に立つことを欲せざるは勿論、己れの名誉、己れの誇りの為めにも死することを絶対に欲しない。
五 日本人は常に如何なる場合に於ても皇室、国家、社会の犠牲たることを意とせざるのみでなく、寧ろ進んで其犠牲たらんと欲するに対して、欧米人は、其事情其理由が何うであるにもせよ、他の犠牲者たることを絶対に忌避し、寧ろ反つて他人を己れの犠牲たらしめんとするが常である。
六 日本人の家族主義であるに対して、欧米人は個人主義であり、自己主義である。
七 日本人が、死を観ること帰するが如くであるに対して、欧米人は、死を観ること恰かも悪魔に拉せらるゝが如く、悲観し、恐怖し、戦慄する。
八 日本人が、精神的に終始せんとするに対して、欧米人は、物質的に終始せんとする。
九 日本人が、常に正面的であるに対して、欧米人は常に側面的であり背面的である。

163

一○ 日本人が常に如何なる場合に於ても正方形的であるに対して、欧米人は、
常に如何なる場合に於ても不等遍的である。
一一 日本人が、常に如何なる場合に於ても、不変色的であり、純無色透明的
であるに対して、欧米人は、常に如何なる場合に於ても、変色的であり、有
〓一計材人が、常に如何なる吸合に於ても純粋非打算的仁侠主義であろ川
しよくてきはんごうめいてきふヾ−うめいてき
色的であ♭、年透駒的であ。、不透明的である0
にほんじんっねいか枠あけおいじゆん†ゐひださんてきCんけふしゆ∫
に対
たい
おうべいじんっねいか陣ちひおいださんて与じんけふしゆa
して、欧米人は、常に如何なる場合に於ても、打算的仁侠主義である。
にほんじんモうくわつてきむしひだ壱んてきみんぞくたいbTっべいCん
二二日本人が、絶冶的に寧ろ非打算的民族であるに対して、欧米人は、
てつ†−う
徹頭
猟几は、常に如呼はる畝舟に掛てん曙瓢的でゐ。、ペチソ的であb、閤撃的
一四計本人が、常に如何なる場合に於ても、
べいじんりねいかけあひむいいん俸うてき
てつげださんてきみんぞく
徹尾打算的民族である0
にほんCんつねいか
札叶ち什おい
せいくだう・ぐて▲†たい
瓜々蟄々柑であるに瀞して、軟
て▲すゃみうちて含
お・つ
である0
にほんCんせいしんてき−んていおいひ1ゆrたい
一五日本人が、精紳的根砥に於て、非コソミツシヨソま義であるに対しで−
ぎ−べいじんせいしんてき−んていLゆr
欧米人は精紳的根砥よ♭、コyミツシ∋ソ主義である。
にほんじんつねいかはあひおいち†〜せんてきしんゑんけいてさ
六日本人が、常に如何なる場合に於ても、荘線的であ♭、具胞形的である
たいおヱいCんつねいかはわひかい‡よくせんて与だゑんけいて寺
に対して、欧米入は、常に如何なる場合に於ても、曲線的であ♭、楕淘形的
ふゼいだゑんけいてき
であら、不正楕凧形的である0
にほんとんつねいかはあひおいけんモくてきあいたてきyふ字フて音
一七日本人が、常に如何なる場合に於ても、原則的七愛他的であゎ、合同的
ていけいてきしん他′、てきいうrてきむかくいて含か・“
であ。、提携的であゎ、朝睦的であゎ、友誼的でゐ♭、無隔意的でゐむ、肝
たん亨−せ・1てきて含あらぎらぶちミて音いつさいがつ
胎粕照的であ♭、ぎつくばらん的であ♭、洗ひ洒し打撒け的であ。、一切合
さいかいはうてきたい†1べいじんつねいかはあひおいけんモくてき
切開放的であるに対して、欧米人は、常に如何なる場合に於ても、原則的に
ひk;うてきひていけノて号ひしん陣くてきひいうぎてきかくい
非合同的であb、非掟携的であ。、非親睦的であゎ、非友誼的であゎ、隔怠
て音ひみつて‡ひかいはうてきひぶちミけてきはひたてき
的であゎ、和密的であむ、非開放的であわ、非打撒的であら、排他的である。
三〓エ

164

一入
にほん。んつね
日本人が、常に、
ふくしんせい
ビを合まぎる紳垂なる帝図ま義であるて対しで、欧水人は、常に、如何なる
けあひむいひせいrてきはいrんだうてさもくてさけいくbくいん陣うふくあくらツてご、くし●
場合に於ても、.非正義的背人造的目的ビ計董ビ陰謀ビを合む慈辣なる脅囲立
rしかはんヂモタラシIlたじゆんヂモクラシT
義であるか、然らすんば竿民まま義叉は純民生ま義でゐる0
にはんCんニCんこくみんじんせいいきかんてきたい
一九日本人が、個人ビしても、囲民ヒしても、人生意気に戚す的であるに対
おうべいじんこじんこくみんなんらほうしうやくモく
して、欧米人は、個人ビしても、圃民ビしても、何等かの報酬を約束せぎれば、
いりしうこかかへじゆんぶい与てき
一指を動すこどさへも肯んせぎる、純無意気的である。
にほんCんりねいかほちひおい〜くて‡七し●だんえらや
ニ○日本人が、常に如何なる場合に於ても、自的の名めに手段を澤ばぎる遭
くもせいぎてさじんだうてきぶんめいてききいようーたい
ちロが、正義的でなく、人温的でなく、文明的でないどして抹用せぎるに対
おうべいじんつねいかけあひおい1くて与たしゆたんえら
して、欧氷人は、常に如何なる場合に於ても、日的の名めには手段を拝ばぎ
いか杜ち。むい
三一一甲
ひせいrて・きはいじんだうてき。くてきけいくbく
如何なる場合に於ても、非正義的背人造的日的ビ計書
ていこくLサy七いおうべいじんつねtカ
軋等打材人が、・軟氷人を徹底的に理解して居るが如く、欧米人も亦、我等日
Lつけふ
る筆法であるO
bhらにほんじん
おうべいじんてつていてさウかいゐとミお・Jペいじん4七bh。に
ほんCんてつていてきりかい魯はづか・モのていてノてきりかいいう
本人を徹底的に理解して居るべき筈でゐるにも拘はらす、其徹底的理解を有し
ゐC?1・L与lつたうていしれういっしゆふかしr
て居ないのみでなく、常詞を以ては、到底、思料すべからぎる一種不可息議の
みんぞ′〜でったいふかかいなぞ、言でつたいふかかいこくみんt
民族である三茶ひ、絶対不可解の謎の如き絶潮不可解の歯民である三式ふは、
†なはここんほんて号たちけこんはんてさ亨1いかん}やくゐ
即ち、此の根本的立場の根本的和異を閑却して居るからである。
Lたがおうべいじんモ¢にほんCんひ?フじやうLきもつたうていで,たいしれ’
随つて、欧米人が、其日本人評よむ『常議を以てしては、到底、絶対に思料
ふかのうしつしゆふかしFみんぞくぜつおいふかかいなぞ、−ごでつたいふかかい
するこどの不可能なる一種不可思議の民族』『絶対不可解の謎の如き絶対不可解
こくみんlんCさくぢ1うてい巾−ていていてきりかいいう王こでっ
の固民』の丈字を例除し得る程度の徹底的理解を有せんどせば、先づ、此の絶
たいかんさやくこんほんlんだノ。?っ′−やこん伊∧てきたちけこんほんてき苧フいlんだい
対に閑却すべからぎる根本間題たる、南者の根本的立場町根本的和異の間題を
でんていよげちし舌ぜつたいひつえう.Lたが1七かhらいでんこ
前掟ビし、線備知諭ビするこどが絶対に必要である。随つて叉彼等が依然、此
こんはんもんたいでんていかん与・9く亨1かんふしかなほにほんじんかいほ〜・
の根本岡題を前掟ビするこどを閑却し等閑に附して、而も猶、日本人の解剖を
こ.ろにはんじんてつていてきり小いモたうていぜつたいふか¢・−こE
試み、日本人を徹底的に理解せんどせば、其は、到底、絶対に、不可能の事を
かのうモのけつくbし▲せんしつはいL▲せんどら・1
可俵ならしめんどするものであむ、其結果は、所詮失放でゐb、所詮徒雰であ
三一五

165

三〓ハ
衝等欧丸人の人掛的進化が、動物的形鰹の一切を脱却して居る程度の進化であ
、−ミわがにほんどんしんくわてい†土た†うぶつてきけいたいいつさいだつきやくしんくいていk
るが如く、我日本人の進化程度も、亦動物的形憶の一切を股却したる進化程度
たさうゐ冨こるかれらおTlベいじんはくしよくじんしゆい号・つくbつてきめいL?フーミ
である0唯だ和蓮する所は、彼等欧米入が、白色人種ぎ二茶ふ絶靖的名稀の下に
弁Cんしゆbがにほんじんくbうし▲くじんしゆい苧−くわつてきめいしや’。ミhつ
最かるべき人種であるだ、我H本人が、黄色人種だこ茶ふ絶冶的名稗の下に列す
じんしゆさうゐiたみんぞくてきくべつおいかhら
る人種である亡の和違であゎ、叉民族的の区別に於て、彼等が、アソ〆ワサク
みんぞくみんぞくみんぞくt、ニー】た
ツソ民族であ♭、チユートソ民族であむ、スラグ民族であるドニ茶ふが如〈、多
モうモ¢みんぞくてきけい写・つこごbがにほんじんやまミみんぞくし苧つゐ
少其民族的系統を異にせるど、我H本人が大和民族である三茶ふの相蓮であ♭、
lたかhらこんき⊥ちにしbがにほんCんこんきよちひがし竜うゐ
又彼等の根嬢地が西であるど、我臼本人の根接地が東であるどの相蓮でゐる0
しか♪、−ヱたじんしゆじやぅ葛うゐみん才T〜じ?っさうゐにんげん
而も斯くの如く、唯だ人種上の相違ビ民族上の粕違のみであつて、人問ビし
いちぷいちウん亨1ゐいじやう†でbがにほんC人お’べいじんたい
て一分一座の粕違もない以上、のみならす、飯に、我日本人が、欧米人に対し
し▲せんむだレぇ
♭、所詮無駄で匂るタ三一声はぎるを得ない。
いhらむTlベいCんしよせんにんげん、】ミ
彼等欧米人が、所詮人間でゐるが如く、
♪れらむTっべいCんにんけんてきしんくb†〜ぶってきけい七い
bがにほんCんlおしよせんにんげん
我日本人も、亦、所詮人間である。
いっ壱いだつきや′ヽゐていごしんくb
てつていてきりかいいうゐいじやうかhら少〜べいじんけミbがにほんとんたい
て、徹底的理解を有して居る以上、彼等欧米人が、狗サ我日本入に対してのみ、
てつていりきりかいいうふかの・1りいういはにほんじんい
徹底的理解を有するこどの不可能なる理由はゐるべきでない。況んや、日本人以
ぐbいたくbうしよくじんたい↑でてつていてきりかいいうゐおい
外の他の責色人に対して、欧に徹底的理解を有して居るに於てをやでゐる。
しかかhら亨っべいC人このたうぜんいうゐい,もた
然るに、彼等欧水人は、此、普然有して居るべくトて有するこど能はぎるの
ふでうりてつていて与りかいひ†−トがにほんじんたいいう
不條理なる徹底的理解を、狗♭弗日本人に潮してのみ有してゐないのみでなく、
ゎがにはルじんじ?っしきもつた〜ていすつたいしhうムか◎ういつ
我日本入を『常議を以てしては、到底、絶勒に、思料するこどの不可能なる一
銚欝尉野の配那』『絶対不可解の謎甲如き碧不可解の固民』ど耗し、殆ん
でつれい・♪かかいなぞ、】亡でったいふかかいこくみんしようほ己
にんけんめつからつぐわいむ、言七い††なはかれ■でつたいかん
ざ人聞戟ひの埼外に最かんどするが如き態度あるは、即ち、彼等が、絶対に閑
きやくこんほんl人だい。や,しやこんはんて音たちけこんほんてき苧っゐかんきやくゐ
却すべからざる根本閑題たる、南老の根本的立場の根本的粕逢を、閑却して居
たなん†なはでったいひつスうぜんていでんてい
るが男めでなくて何である。即ち、′絶対必要の前掟を、前掟どするこ亡なくし
けんきうかいけうたなん
て、研究し解剖せるが角めでなくて何である0
竜ながかれらむうべいじんこ¢にほんCんかいはうけんき,♯でつたいひつえうでAてい
童り乍ら、彼等欧米入が、此、日本人解剖析究に於ける絶対必要の前掟を、
三l七

166

†んてい†だい
前掟とし土蔓Eして、
bがにほんじんたいたこくみんたい
我日本人に対し他図民に対し、
とミてつていてきりかいいうウやうかいい〜でき
如く、徹底的理解を有し、領解を有するこどが出水、
三一入
たみん†くたいいう
他民族に対しで有するが
モのにほんじんへ〜じニTっしき
其日本人評よ♭『常識を
もつた〜ていでつたいしトうふか¢ういっしゆふかしぎみんぞく
以てしては、到底、絶潮に、息料するこミの不可能なる一種不可思議の民族』
せつたいふかかいなで、−↑−でったいふかかいこくみんlんごさくぢ▲いた
『絶対不可解の謎の如き絶対不可解の固民』の文字を例除するに至つ化にして
モてつていてきりかいしよせんてつていてきりかいミ‡らいつは†・
も、其の徹底的理解は、所静、徹底的理解であるに止よ。、吏に、一歩を進め、
奄ほにほ卓んは↑・えい亨1てきしん酔くえいそ−て与ていけいえい亨1てきみちづhた・)
猫二費二歩を進めて、永久的親睦、永久的掟携、永久的道達ビなるこどは、到
ていせったいふか◎・1こミなんモ¢こ人ほんてきたちほ少い†でこんほんてき
底、絶対に、不可能の事でかる。何ビなれば、其根本的立場に於で眈に根本的
苧1ゐかくつ仏いかはあひおひゆ−
に相違してゐる跳ギい「椚棚郎都蹴郵は軒に角、常に如何なる壊合に於ても馳
モ¢せいしっじやうやっていでつ七い与たいえ
郎→野するこ亡は、其牲質上、到底、絶潮に、期待し得べからざるものである
からである。
こ・おいひつでんおこlんだいしかにほんじんギーベいじんはうがふいつちてき
滋に於て、必然起るべき開題は、然らば、日本人ビ欧米人どの抱合ビ一致的
ほ′て▲フ
歩調ビは、
えい亨1甘つたいきおいえр撃だい
永久絶対に期待し得べからぎるものであるか何うかの岡題である。
L.・bがにはんCんケーベいじん=∧ほんてきたちはこんほんて台号うゐゐかぎたミひ
然。、我日本人ビ欧氷人ビの根本的立場が、根本的に相達して居る限♭、侶令・
申ヱいどんそのこんほんてきたちはこんはんてさ苧1ゐでんていにほんCんてつていて‡りかい
欧米人が具根本的立場の根本的粕違登別掟ビして、日本人を」徹底的に理僻し
ぇたうて√ぎつたいふかのう、−かモ竺】んほんて}たち
得佗にしても、到底、絶対に、不可能である。語を換へて訂へば、其根本的立
はおいbがにほんCん牢フべいCんくつぶくかトらぎノいつ七ちけたりい七亨フ
場に於て、我口本人か軟米人に屈伏して、彼等ビ同一の立場に立に至るか、欧
べい“しんbがにほんCんたち汁かいしうにほんじん†ういつたちはたいた
米人が我日本人の立境に改宗しで日本人ど同一の立場に立つに至るか、
モのいづ
其何れ
芋−いつ!さおいはじえい亨1てきはうがムほてういつちじつけん
かに銃一せられたる時に於てのみ、始めて、永久的抱合ビ歩調の一致は賃現す
モ◎こん捷んて舌たちはいでんこんはんてき号うゐゐかぎえい竜うてさはう
べくして、其根本的立場が、披然ビして根本的に粕達して居る限む、永久的抱
”ふはてういつちえいチフきたいう
合ビ歩調の一致ビは、永久に期待せられ得べきでない0
bがにはんおよにほんじんつねか卜′りbうべいCん、】♪い
我8本及びH本人が、常に、彼等欧米人より誤解せられ、
せいrじんだうしゆぎか
正義人造主義の慣
め人かぶはんて含ぐんこくL少ぎこくかこくみんさけん誉あつか
面を破る蟹的軍幽ま義の囲家囲民であるどして、危瞼物扱ひにされるのみでな
っねさいF土なこlつるつねしつして与七い†ミつ山はんもくてきたい
く、常に清疑の眼を以て見られ、常に嫉鋭的態度を執られ、常に反日的態度を
†−つnてきこくあつかけつきよくミ言かれらおヱハCんbがに抒ん
執られ、常に敵凶扱ひにされつ1あるは1結局する所、彼等欧米人が、我日本
三一九

167

三ニ○
じん〓しほんてきたちはかれらみりかこんはんてきたちけおいこん捷ん▼ヽき苛うゐかうき▲う
人の根本的立場ビ、彼等自らの根本的立場ビに於て、根本的相違の溝巣ある
かん今?くつ山hがにほんCんy▲うしげんいんゐLかbが
こピを閑却して、常に我H本入を耗祀しっ\あるに原困して居る。而して、我
こくかこ′、みんゼかいてきはつてんつh†ニぶこんなんつねはなはきけん†な仏
固家圃民の世界的教展が、常に頗る困難でゐゎ、常に甚だ危険であるのは、即
こた
ち是れが虜めである。
しかいがにはんじん
然し、我日本人は、
こんなんさうぐうuわ
モ◎こくかこくみtせかいてきほつてんしんるCやうおいたミひいか
其陶家図民の世界的教展の進路上に於て、侭令、如何な
今ルりんは〜ちやくモのこんはんて■きたちけおいかh
る困難に遭遇し、如何なる危険に逢者したにしても、其根本的立場に於て、彼
。おう.へいじんくつぶくでったいしんせいかみたちけ、】ごたちけ†
等欧米入に属服すべきでない。絶対紳盈なるこビ紳の立場の如き立場を菓て1、
き▲ぎ王んちやくいんけうかんけいあくらつきっさr王うモのだもふゼいふyみ
虚偽、瞞着、陰謀、卜貯計、慈辣、諦詐、欺岡、其他有らゆる不正不義に浦ちて、
しかくbがくてきぷん。いいし山丁)しよくふんたいかh。lへ
而も科畢的文明ドニ召ふイγ、、ネーシヲソによつて装俸し紛黛したる彼等の前
き¥F
に脆坐し、
しか
然らば、
■Tなは
か。即ち、
すったいじてうけんかうふくな、−ミひくりだ人な
絶潮無條件の降伏を食すが如き卑屈は、断じて食すべきではない。
hがにほんお▲にはんCんこ・几「】Eしゆだんなんはうはふ†う
我日本及び日本人が、・今後執るペき手段は何であり方緯は何である
かれもbがにほんCんしんせいこん持んてき穴ちほてつていてきりかい
彼等をして、我日本人の紳垂なる根本的立場を徹底的に理解せしむ
ミ一きらいつは†lにほ†・さんほしほ†・かれlヒ
るに止まらす、吏に一歩を進め、ニ歩を進め、三歩四歩を進め、彼等をして自
かくモのき上ぎきよhい王んちやくいんは,かんけいあくらつきっさぎ字っモのた
魔せしめ、其虚偽、虚祓、瞞着、陰謀、好計、悪辣、諦詐、欺岡、其他あらゆ
ふrムせいけいゐモしよ′、たらは†hがにほんCんしんせいたちは
る不義不正を経終ビして組繊されたる立場を棄て\我日本人の紳垂なる立場の
lへでつトーいむで・′け人ぜつたいかうふくなさいでんしゆだんはうはふ−−りよく
前に紀対無條件の絶対降伏を名さしむる最書の手段であむ方法であゎ努カであ
る0
しかこだいlくて†くわんせいこ。だいしめいくわんでん1んぞく†ゐか・−苫†
而して、此の大目的が完成し、此大使命が完全に蒲足に藩行せられたる時、
こ.はじbがにほんせかい†て1いつくbんせい「つけん
滋に飴めて、我日本の世界統一は完成貿現するのである。