第三八〇号(昭一九・二・二)
   激化するラバウル空戦       大本営海軍報道部
   戦う炭坑             軍 需 省
   逃すな戦力            軍 需 省
    −熱管理の重要性−
   傷痍軍人・戦歿者寡婦の教育養成の手引 軍事保護院
   国民徴用質疑応答(四)
   大日本育英会の誕生       文 部 省
   大東亜戦争日誌

激化するラバウル空戦
                大本営海軍報道部

 今年の決勝を目指して、「日本に時を藉すな」とする敵の反
攻は、新年とともにます/\反攻速度を昂めるとともに、そ
の企図を露骨化した観がある。
 即ちソロモン方面では、我が重要拠点ラバウルとニューア
イルランド島カビエンの爆撃を強化する一方、セレベス島マ
カッサル、ケソダリー、ボルネオ島バリックパパン、アンボ
イナ島アンボン、チモール島クーパン等、生命線ともいふべ
き我が南方資源地帯に対する爆撃を積極化し、中部太平洋方
面でも、我がマーシャル諸島に対する敵機の来襲機数と回数
は、頓に増加する等、日を逐つて苛烈の度を加へ、中でもラバ
ウル空襲を繞るソロモン戦局は特に重視されねばならない。

  凄 絶、ラ バ ウ ル の 決 戦

 いまラバウルに対する敵の爆撃状況をみると、

  来襲 撃墜 撃破   来襲 撃墜 撃破
一日 70 十二日 80
二日 40 10 十四日 162 99 20
三日 30 11 十七日 200 102
四日 22 18 十八日 110
六日 40 二十日 180 43
七日 234 34 二十二日 170 62
九日 150 52 二十三日 360 63
来襲 1,848 撃墜 520 撃破 23  


といふ僅々二十三日間に、ラバウル一地点に対してだけで千
九百機に近い来襲があるといふ有様であつて、彼我の航空決
戦は、今後ます/\熾烈化するものと想像されるのである。
 さて、ラバウルを中心とするソロモン最近の戦局は、
 一、敵機の来襲は、昨年末は隔日であつたが、新年とともに殆ん
  ど連日となつた。
 一、彼我航空決戦の距離が、一時間以内に対峙することになつた。

   即ちラバウルに対する敵の侵攻基地は、ブーゲンビル島トロキ
   ナ、ニューギニア島ラエ、サラモア等の沿岸各地、トロブリア
   ンド島、グッドイナフ島、ニューブリテン島マーカス、グロース
   ター両岬等、戦闘機が自由に活躍できる紙一重の距離となつた。
 一、一回の来襲機数がとみに増加した。
   即ち二百機以上の大挙来襲は、昨年十一月二日の二百数十機以
   来、暫く中絶の形であつたが、今年に入つてからは二十三日問
  に既に三回に上つた.特に二十≡日の如きほ三盲六十槻といふ
  数字を示した.
 1、馳裾戦印税が急激に増加Lた.
  L即ち従来の敵槻中、戦闘機と爆撃機の比率ほ爆撃機が山隈倒的で
  あつたが、最近は双方殆んど同数で、十四日の如きは勒血同槻二、
  喋撃撥一といふ逆の比率を示して、謂衛戦闘槻が増加する傾向
  にある.
 ■、大型機の参加が増加Lた.
  ■即ちコンソリデーチッドB94、ノースアメリカンB溺の如き爆
  弾搭減盈の大きい大判槻が多数出現するやうになつた.
 1、イギリス戦押槻が初萱場Lた。
  即ち九臼の来襲傲槻中に、イギリス戦闘機スビットフアイアー
  が初めて登場した。イギリス槻の.出現は昨年三月ポートデー
  ウイン基椚釈の際、我に挑戦したことがあつたが、ソロモン方面
  では最初のことであつて、米食八聯合作戦の開始を示竣してゐ
   」る0
等によつて特徴づけられるが、これによつても分るやうに、
強引に戦局を打開せんとする敵の敬意と戦力は、全く軽組む
許さぬものがある.
  寡勢、敢闘を漬ける前線
 だが、これに封して我が涛軍舵峯部隊、海上部隊並びに地上
部隊が、寡勢よくこの大挙発現を逝撃して敢闘を績け、特に
我が航巷部隊が必死必殺、海軍俸溌の撃滅精神を禽ひ立たせ、
常に大戦戊を挙げてゐる偉勅は特記せねばならない.
 この二十三日間の戦果に如普に期現されてゐるやうに、我
が敵横撃墜教は衆製概数の三分の一から、十四日、十七日の如
きは二分の一以上に達して、逐次上昇線を硝き、それととも
に撃破が少く、撃墜が殆んど大半を占めてゐる事管は、我が
                                     たく
必投の闘魂を遭憾なく黎梯するとともに、我が窄戦技偶の阜
えつ
越さを端的に菅記したもので、我が枝傾が彼とは同日の論で
ないことをハッキyと知ることが出来るのである.
 このやうに我が第一線将兵は、その必賂の信念において、
その抜偶において、全く敵を唾倒してゐる.一日として、−
       ヽ ヽ
度としてひけむとつたことはない.それにも杓はらず、敵の反
攻を撃推し轟すことが出来ないこの苛烈な戦局の驚相は、何
を物語るか!.敵に唾敵する景さへ我にあれ.ば、架壌敵械
を一磯残らず轡蜂することが出水るであらう牟礼の粁卦を、
我々はこの際、もう一度深く想起する必要がある.
  ]国 内 も ま た 決 戦 場
 とすれば、一鰭われくは、どれだけの飛行櫻を出けヽ そ
して迭つたらレムのか1.
 これについて一昨年夏以来、一年牛に亘りソロモソ方伽の
作戦に也接たづさはつて、最近蹄還したばかりの00多謙の
叫びを我々は北きたい。同L参謀は、
 「個々のどの戦闘においても、世界の航基山戦史上、未だ嘗てな
 かつた程の大きな哉北を山挙げながら、それをそのま1戦局の・有利
 な輔換にもつてゆけない。つまり、仙戦架即戦局といふことになし
 得なかつたといふのも、率直にいつて敵と我が方との航盗兵力の
 差が常に触りにも大きかつたからだ。
  それが過去一年牛のソロモソ戦局の大勢において、ジリノ\
 押されてきた結氷を招くに至つたわけだ。その怒くべき盤以外に
 は、何一つとして恐るべきもののなかつたことは、自信を以て笥ひ
 得る。決して敵と同数、或ひはこれに戌い飛行機が要るとはいは
 ぬ。過去一年牛に、我が方が持つてゐた飛行機の二倍の赦さへあ
 れば、必ず敵の侵攻を喰ひ止め、三倍になれば断乎進んで敵を撃
 推し得る。断じて肪つ。それが一刻遮れれば小首しさは二倍、三倍
 に加重して氷るのだ。本常の意味でのこ槻でも多く」といふ言葉
 に、さらに「l刻も早く」と附け加へて私は心から叫びたい。それ
 が出来れば、今こそ敵を徹底的に撃滅し得る絶好の時なのだ】
と語つてゐるが、これが我々の生産目標なのだ。我々の「も
うlと頑張り」で達成されるはど、こんなに手近かなところ
に我々の生産目標があるとすれば、これが我々に出水ないは
ずは断じてない。
 最近、敵絹太平洋舵隊参戎長ロバート・カーネイは、
 「西南太平洋反枢軸箪の次ぎの作戦口授ほ、ニューフリテソ鳥の
 ラバウル及びニューアイルラソド島カビエソにあり.我々は日」心
 が殆んど接和せざる或る櫛の方法を似て、右輌島の日本範兵力を
 無力化するに至らん。この戦術は従来の如何なる戦法にもよらざ
 るふじのなり。」
と豪語したが、その企蹄の如何なるものであるにせょ、敵の反
故は現にイギリて職朗増や、鋏鮎の多いため暫く姿を捜してゐ
たマーチソB26双敬爆撃械等までも狩し出してゐるやうに今
や必死である.いま乙そ我々は、この戦局の新様相を正槻し、
 「銃後では、いま必死になつて飛行機と小型舟艇を造つてくれて
 ゐる。泣い将来の或る時期が来れば、必ずこの類勢を一準に盛
 り山返し、肘掛乎として敵を撃舵するだけの敗が来る。それまでは、
 その時までは、とんなことがあつてもラ.ハウルほ守り抜いてみせ
 る。断じて死守する −。これが南太平洋第一線将兵の固い党治
 だ。また、それは身内から拙る不動の信念でもある。そして一日
 も早〈、もつと多くの飛行擬が来るものと銃後を信じ切つてゐる
 のだ」
との00蹄遥主計大尉の音感を決して無にせぬやう、一倍沖
兵となつて戦力の増強に挺身せねばならぬのである.国内も
また、正に憶怯苛烈なる決戦場である乙とを銘記すべきであ
■らろノ●

04

戦 ふ 庚 磯
 畢鎗行上、石次がどんなに必襲や
あるかといふことは、一席の讐とし
ては稚もが知つてゐるやうですが、そ
の用途の上から、右次が如何に妾で
あるかは一寸ピy轟ない方が多いや
うでナ.軍振宅見、撃た眺めれば、直
ち忙紙の鹿委性が分り、飛行糠エ埠と
覗けば、軽食一句 一 丁ルミユサムT
飛行槻との不可分綱係は納得がゆ董
ナ●
 ところが、石焚はもとの形で使はれ
るのではなく鶉瀬や動力油として使
はれますので、軍艦と石山次、或ひは飛
行梢と石災との…関係娃間凍的であり、
                   .ご ▲りひ
それだけ忙世の人に泳日さ山る度合が
少いのです●
 しかしながら、石狭の重宰性は想像
以上忙大きく、桝へば錬輝石から盤耶一
トy是るには、だいたい三トンの石
溌が嬰るといはれてゐます.そして最
近の勒率は、織と鋳との阿ひで、兵】
人について】咋十トンの割合で蜘転生
施しなければ、十分な馳ひは出水ない
ともいはれ石像、戦率と鍬との晰係は
賓傑なのでナ.そこで佗りに三宮万人
の兵を動員して一年閃恥湘を板けると
すれば、‡に三千ガトソの」蛾が必輩で
あつて、これ転生産するためには、そ
の三蛸の九千万トンの石次が必要だと
いふことになります。
 しかも製紙に必妥な石次は、どんな
不荻でもよいといふ・わけのものではな
   力▲「〓一つ
く、粘結袈といつて粘る特殊な性質む
もつた石水でなくて」はなりlません.そ
してこのやうな特殊な石衆は、内地で
は或る眠られた地方にだけ産出される
のです.
 さらに飛行機にしても、出氷上るま
でには非常に樺山の石盤た使ひまナ.
 もちろん飛行槻の大きさや樫斯h苛で
使用糞は▲異ひまナが、大型の飛行仙憫−
横逸り上げるまでには、およそ二宮ト
ンの石次が必宴です.また飛行樺工場
におけるガス位相最は資に莫大で、成
る一エ場は−日だけで、京都市転が】
日使用する他のガス党を使ひます.と
のガてもみな石淡、しかも或る一災の
形を僻へた特殊の石山次から逸られ、
一トyの石仙狭からは、だいたい山軒の
衆で一年牛使へるぐらゐのガスが印氷
るのです。
 以上は一例に退い妄せんが、ランプ
に代つて文明の即きを放つて、私ごも
の生…満と助け、或ひは物雛い慧
■■■
■■■
かして、鞄力栂糾に鮮血叫してゐる電釦
       ▲“▼
一l、もとた札せばれ淡から生れるので
す.また盤碓物川の肥料が石…粥から生
れることは一般瑞弛ですが、毎朝の食
膳に上る味喩汁の味柑も、十匁につ
いてニ・七匁の市淡によつて出水るの
ですし、合成酒でさへ 】合について
六十九匁の石山荻と止椚怨ハしてゐるので
す.
 さらに、恥時下頼も大切な僻地品で
ある石淡酸が石淡から製出されること
は、その名忙よつても明らかで†が、
油としては重油、抑▲油からペンノール、
航簸川のガソリソまで石狭から造ら
れます.また衣服の染料も、汚れた着
物む拭くべyジソも、衣料品不足の折
柄、衣服の拭存になくてはならないナ
フタyyまで、梢つて石炊からの生産
物なのです.
 かう考へて舛ますと、石淡は単に燃
料として、或ひはガスや電気の基とし
て、敗耗エ菜の哉碓をなしてゐるばか
り巾・▲イヽ私逮の身凌忙あるものの九
剖九∧ハまではポH脱から、ま花は石舶によ
つて生れて水てゐることが分り女す.
つ怠りポ炎はあらゆる心珊‥兼の共▲頓にな
るだけではなく、開成生活をも公Hめた
戦力一切の▲生みの性といつても過官で
はありませんり

 炭椀は銃後の第−綾
 「山裾晰は恐ろしい竹」といふやうな古
い和念が、未だ忙他人の頭忙あるやう
で†が、それはニ、三十年珊の古い姿の
災破のことで、今日の狭破はむしろ銃
後の第一線ともいふべく、愛拘の熱情
に払えつ1、欺々として蛾故に艇身す
る純菜戦士の修練道場と化して怒りま
す.宰隊的規律の下に坑内に入つて来
  いノ・
兜に純む托淡犬、これを次単に紙んで
域外に沌び出ナ運搬犬、糀架の畔備と
遅れじと鮒む掘准央、托鮨ハ跡の始末む
つける支柱犬等、おの′〜−撒抒の名に
こそ輿ひはありますが、砲ふは同じ轟
忠の赤瀬です.
 坑外では資材不足に打ち電つべく、創
意と工夫とを頻らして蜃稗や嬢秋
        ●●九−=しhソ
熊典の修理忙批と決して取組むエ作
東、填ばれて氷た石盤た】時もやく、
しかも糠迭力触叫泊め朽椚、】塊とい
へども然えね石耗む速んでは河東ね
と、作業服も叩艶々々しく濃淡にいそ
しむ如人たち。どこを見ても、たゞ増
産の熱血芯とひし〈と感じます.
 石舶外の舘弊兜は日にく棉大し生
すが、労力はこれに比例して増しはし
ません.けれゼも水刀力が不足だからと
いつて石滋ハた桝らないわけには女ゐり
愛せん.幣・盤付からは勤労観閲稼が
手樽ひに氷てを・りますが、それでも人
手不足です。月四回の休日は三回に減
らし、撫理とは知りながらも、菜時
間む延長して研聾の石鮎ハー鑑掘り出して
かんけまナノ.
 事杵柄の職員も、交代で尊称藩と共
に早朝五時牛に入坑し、慣れないなが

05

らも張り切つてス・コップを振つてをり
ます.職員の娘さんは大抵選衆の奉仕
ゃ事粉の手樽ひをしてを少ます.職員
だけでなく、或る大衆眈の最高責任者
へ通常所長といふ)の奥さん、娘さんまで
が坑内で石衆掘りをしてゐるはど、今
日の脱眈は眞創なものです.
 曹から衆破では、「人は休むべし、
仕番は休むべからず」といはれてむ
ります.射ち働く者は滴常に休養をと
る必嬰があります.演碗の仕事は一瞬
といへども休めない、といふことなの
ですが、淡疏は背から二十四時間作業
です.鋤く人は二交代制、三交代制に
ょって粥鯛は攣りますが、仕事は朝も
探夜もなく、夏も冬も罷別なく四六時
一中、活動してをります.
 狭槻が如何に張り切つてゐるか、一
二の例を掲げてみませう.
 九州の某栄政把緊急増産の指令が蜃
せられたとき、所長が勤労者住宅のせ
打役にその旨を侍へたところ、各町で
は白夜的に町毎に出勤競走む申合せ、
しまひには休日出勤の志府者が多く
なり、かへつて困つた事例があつたく
らゐ増産報囲の熱意は昂まつてをりま
ナノ.
 もちろん、このやうな勤労者の熱意
の真には、いふべくしてなかく行
ひ難い所長の陣頭指揮があつたので
す.
 その桝長は南条凍る厳冬、毎日早良
五時には地下鹿央・ゲートル婆も療々
しく、必ず坑口に立つて勤労者の集合
を待ち、共に坑内へ入つたのです.し
かもその衆髄の入口には、「不忠老人る
可からず」と大富してありました。
           くわんばつ
 大東盛磯率の大詔が喚覆された翌
日から、九州の某説破で奇妙なことが起
りました。石渡を積んで坑内から運ば
                     さhノ 川H
れて来る次革には、必ずどこの切羽
へ探求作業場のこと)から釆たかを明らか
にするために、名札か筍洗礼がつい
てゐるのですが、毎日粛一番日に来る
米軍には何もついてゐない.盈初は手
落ちと考へてゐた係員も、毎日々々の
こととて不思議に点ひ調査したとこ
ろ、その偉業場の教名の者が申合せ
て、入坑して最初に掘つた一事の石次
を「奉公米」として御囲に捧げることに
してゐたことが分りました.
 説破では小さな子供淳まで増産の手
樽ひをしてをります.・幼い手に燈革と
マッチを盤つて坑口に父親監迎へる幼
児の姿も、銃口附近の集合所に摘げら
れた畢童のたどくしい激励費や浸盗
も、幼な心より湧き出づる愛園の軍鰭
でナノ.
 いま、米破では、男も女も、老いも
若きも一鰻となつて精進を続けてを少
阜小す.虚には紳柑に増産を背ひ、夕に
注その費を果したことを感謝しっゝ、
           。ピくしん
敢然として増産一路に蕃逃する狭砿の
人々に、心から感謝の意を表したいも
のです.
          ハ軍 常 省)
述ザ な戦力

 ー 熱 管 理 の 重 要 性I
 兵器転勤かす飲料といはれる石油、
兵稚を法る触料といはれる石淡、或
ひはガスなどが、舵杢増や艦船等の払
椚として、製繊工場や兵器工場等転勤
かす流動カとして、或ひはまた舵峯横
エ均等の熱料として、大東亜戦争を勝
ち抜くために、如何に緊要快くことの
できない資材であるかは、今さら喋々
する必要もないことで、戦争勃敬後、
これらの需要が驚くべき尤大な数量む
もつて、念故に上昇しつゝある一事む
みても明白であります.
 そしてこれに應ずるために、もちろ
ん政府をはじめ関係の民間の人達も、
あらゆる手段を恋し献身的な努力を沸
って、これらの確保均岸に必花の奮
闘を続けてをりますが、何といつて
も決職下、資材や弊汚の窮屈、輸途
の困難等によつて、急激な増産を音
節期待することは望むべくもありませ
ん.

  熱管理とは

 しかしながら、こ1にこれらの然料
について増産と同じ教典を急速に、し
かも比較的たやすく達成できるものが
あります.これが勲管理であります.
 熱管理とは、然料のもつてゐる郊‥生
計最高極恨まで黎稗させると同時に、
黎生した朝川については少しの無駄も生
ずることなく、全朝食を徹底的に有数に
利用することであります.要するに、
熱救率を最大にすることであつて、駄
科の敢卒的藩閥ともいへませう.
 この勃州管理の→円容としては、だいた
い次ぎのやうなものが考へられます.

  燃料の管理
 布教率を最大に覆輝させるために
は、工場で燃料を購入する場合に、そ
の設備に最も適合した種類のものを購
入すること(購入の管理)が先づ必妥で
す.尤も今日では、例へば石衆など希
望通りのものを入手することはなかな
か困難ではありませうが、代用燃料を
醤ぶ際忙は、できるだけ設備に適合し
たものを購入することが大切です.

06

 次ぎに購入し花然料について管理ハ貯
敢の管理)む行はなければなりません.
例へばポ淡についていへば、完全な上
屋のある柑淡均む設けるのが理想です
が、都介でやむを得ず局外肘狭を行ふ
       ▲け♪」rウ‘り
場合でも、排水、爽難物の混入防止、或
ひは酸化防止専に箆怒するととが、勲
書下げさせねためにぜひ必宰なこと
です.
 重た工場が大きくなると、貯水囁か
ら他川現槻へもつて氷るまでの管理
(転飴の昏甥)もまた筑姫た車柄で、窪
粒奥の範、斑搬人の軟骨琴に注意し
て、これを故も合理的な方法で述ばね
ばなりません.

  燃焼の管理
 洗仰の良有性然料利川の根本であ
り、扮の管理が勲管理上、重要であ
ることは巾すまでもありません.元木
熱焼については、熱料の種鯛、帥ちガ
ス、哀感衆、或ひはコークス、クー
ル頻黎の別によつて、常然雄き方が異
ふのですから、その触料に最も邁應し
た焚き方を韓用して完全燃焼む行はね
ばなりません.
 完全燃焼を行ふためには、例へば石
衆についていへば、火墟の火格子から
落ちる落下准等の未払拘火を少くする
ことと、然焼鮨に平均に触叫駄なく、且
つ聴衆の客気を法ることが兜づもつて
必■嬰であります.
 といふのは、過剰姦気があると、これ
が火爛の勃故地いて畑突から逃げてし
まふからです.そしてこの姦嵐が墟量
かどうかを渕光するには、構造通過の
ガス巾に含まれる山次酸ガスの合蒐を見
ればょく、このためオルザットガス分
析輝等が使はれ女すが、触燥管理を行
ふためには、これらの計絹を備へつけ
るととが大切です.
 また石次の一片鞋火蟻に放り込むの
にも適不適があるのであつて、この撞
能を向上させるために、汽雌忙ついて
ほ毎年大日本渾業報圃身が中心とな
り、汽描士の投渓流接合が開かれるこ
とは周知のことと息び▲ます.
 規鹿、工場汽鍾の枚挙については、
小型汽捕でだいた▼い五五−六〇%、・ぺ
型汽碓で七、八〇%といはれてゐます
が、或る人の調査では、自他ともに許
す教州管理優良工場(燃焼方面からみて)中
にも、なほ一〇%内外の触儀節約の可
能なものもあるといはれてとります.

  蚤生‥熱の管理

 いふまでもなく、秋料を焚く目的は、
勃を桝礪生させてこれ」電位ふこと忙ある
のですから、頚生した朝川む少しの紬…駄
もなくl、合理的に使ふ管理の大切なa●
とは笛烈であります.或る人の調査に
ょり忠ナも・今月萌気のもづ劫州なタ、
力なりの利別挙措餅り心凧くほなく、魂
北郷の一恐らく過舶丁以上は損失となつて
ゐるのではないかといふことやありま
して、蛮閥の・欺率の多く性、l「
                      ′
三〇%・を川村てゐないともいはれてゐま
す●
 こ1に瀬銃勅川の管理が必要となづて
氷るので・す.卑虹の例たrとつてみ女す
と、今日、工場作共で勃州を使川する面
についても、塞・率なみるのは歯円然で
すが、放り過大な安全率とみることは
勲管和上、逝くべきでありまして、蒸
瀦の離力忙しても非常に・商い必要以上
の雌叩カと使川し、無駄な然料た消費し
てゐる萬が少くないと務へられるの
でナノ●
 また触焼勲をそのま1於焼ガスな
        け川い山い
り、宗なり一宅媒介として使用する加
心郡抑係では、目的物む袈する方南に気
をとられ膵ちで、琳州そのものの有数利
用に・は、此牲弛関心が‖滞い‖鞭ひが見
受けられ、加瀬捷の秋川水準は、】般
に二人U%前後だ・といふ人もあります
が、これにもL製品の質などに影響の
ない範幽で動小‥管理の注があるはずで
す●
 さらに奈む法る部面でも、これの
管理は大切なことであつて、…配」管、‥稜
軽等の蒸気漏れ、保温の・鉄路による頒
失のないやうに拝窓LTノペきです.
 なほ厳動小、飴数州姦駄にせずに有数
に利糾すること(鹿勲の管理、態熱の甘
理)lは常然であつて、これについては、
例へば縞洩加勃小成開係では、なほ高温
である膿解を鎮菊の敵勢に、払料の
故耕州に、或ひは滋に汽仙畔等に利糊し
つ1あることは周知の洩りでありま
す●
  」設備 の 管理
 設備の管理は、熱闘係施設の補修も屯常
に賓行L、設備寮に政略のたいやう
にすることは勿▲論、然料に滴合するヤ
う設僻の故事故ふ艮毒施することや、
或ひは更に進んで設備の数州効率を向上
ナるやう、絶えずエ央研究することが
音飢女す.
 決戦下の・今日では、大食の資材む必
=要とする改著改良血壷施することは由
難でありますが、例へば手持資材を活
用し、粗感淡の秋焼に封魔トて火墟の
火格子面積を磨くするとか、或ひは燃
焼登の強度たh高くするために、栢肘勲
を利用できるやう、アーチの構造姦
へるなどはこれに…笛ります.
 朝川管理といふのは、以上のやうに
・堺料が手元に入るところからこれ
左用し、最後に舵劫州となる▲まで、
これを椅底的に管理することであつ
て、非常に鹿汎な内容をもつてをり
ます.

07

  熟管理茸施の成績

 次ぎに熱管理の賓施によつて、如何
に熱料の有数利用がなされるか資例を
奉げてみませう.
 昭和十七年十一月、商工省訂中心に
資施された粍料週間中、勲管理俊良工
場として六十三工場が商工大臣から表
彰されたのですが、これらの工場の石
淡節約成積む三ケ年の上牛欄について
平均してみますと、昭和十六年度は十
五年度に比較して一四・六%、また十七
年度は十六年度に此較して〓一・四%
の節約率人監示してをります.
 また右工場中の教工場について製品
M単位発借りの使用石次凡孔の減少状態は
有家の通りです.
  卑近なところ
  に あ る

 拳骨理は卑近なところにあ▼ります.
このことは歯記の優良工場等の資例む
みましても、\或ひほ手持資材等の▼活用
により、或ひは現場の職員や従業員の
                 はくだい
方達の一寸した創意工夫によつて莫大
な熱料が節約され、勲利用の成績が上
つてゐるのでありまして、勲管理は手
近かなところにあると、私どもが常に
叫んでゐる所以で計ります.
 例へば、屋外の貯衆場に上屋を設け
た結果、二%稗度の節約を生みだし
た例があります.これは屋外ですと、
石淡専に吸収された雨水などが憮焼に
普つて潜窄顛熱をもつて逃げていつ
たり、また風化によつて酸化してだん
だん崩れてしまつた石次を崖内で焚く
と、細かい粉が欠格子の下に落ちて衣
の中に然えずに確り、いはゆる未然硯
朱が多くなるためです.
 また某工場では、石炭の配給減によ
つて亜山次を使用せねばならなくなつた
のですが、いろくと研究の結果、
亜衆を粉砕横で砕き、通常の大きさに
          てん 」hノ
粒を揃へ、且つ天日でよく乾燥さゼセ
上、株焼に常つても溝廿叫に碩風を強
め、然焼曳の湿度を高くした紘兆、よ
い成績を畢げたのであります.
 次ぎに非繊エ朗の加執州燦では、作光
の便立上、南後に出入口があり、相首
な逃熱があつたのですが、この後口の
後方に材料濠熱望転作り、この逃勲を
利用して鋼材を預頚した結兆、これま
で加熱時間が三十 − 三十五時問を要
したのが、僅かに二十時間ですむやう
になつたu例もあります.
 また某金嵐工場では夜間休む結漢、
加勃州矩を盈日まで保温することが大き
な間確と耽り、もちろんダソ.ハーモ増閉
し、焚き口を閉ぎすなどの墟濃を托るほ
か、煙突の頼もとに開閉のできる窓た作
り、在来吸引の海路とし、夜は短路に
よつて耀に封する燻炎の吸引カを殺し
た結果、これ・慧で夜中約三石産まで降
下してゐた怯混と六官度に喰ひ止めた
といふことです.
  熱管理欄間の安施

 このやうな熱管耶の重要性に鑑み、
このたぴ政府では、昨年十二月十五日
から氷る三月末日に至る期間を特に戦
時斜管理非常強化期間と定め、軍需省
空中心として止関係各励と関係民間国
餞が相協力してポ災、禿油及びガス等
の燃料全般の使〓について勃小管理の徹
底を閉り、一トソの石次、一滴の油、
  ひわ
】と捻りのガスも少しの無駄を生ずる
ことなく、これむ有数に利用して戦力
増強上、緊要な方面に廻し、→横でも
より多くの飛行撥を、一生でもより多
くの船舶をつくることに、然料の面か
らも強力に寄興することになつたので
あります.
 すでに本期間は、各工場に設けられ
たエ場熱管理費貝禽が中心となり、活
澄に賓施中でありますが、このほか
電丁常省を中心として、中央からは中央
動州管理査察推進班が仝頃重要工場忙、
また都造府席数州管理委員曾と耗刺さ
等勃州管理委暴からも、それノr・l・勲
管理査察推進班が各頼首分野に沢渡
され、有数適切な指導に普つてを少
ます.
 本朝問では、特に石山茨等の消費量の
一割節約を目棲とし、この日梗凄域央
破に仝喝各工場にあつては、その工場
長以下仝碓菜貝を奉げて邁進しっ1あ
るのですが、いま仮りに石山訳に例とと
り、日本全図の消費量を六千万トンと
すれば六首万トンが、七千万トンとす
れば七石万トソが一年間に節約でさヽ
従つて寄算上、埠鷹される結果となろ
のでありまして、勃州管理章雄は、我が
同君海の戦力増強上、まことに緊要事
と言はでヒ七モ得ません.
        (軍 需 省)

08

 傷撰餌丁人・戦扱者寡触仰の
 教員什拳成の手引
軍事倖挿院では、
几帽▲噂邦人と取技老の薮婦で、▲中
等挙措の軟只または閉民畢横の
印畑埠として、身を女てたいとい
ふ糾…恵と汽質とを待つてをられ
る方を、左の率椚Mで#集してを
hツます●





所在地と名輪
  四月の入所生姦集してゐ
 ろ悩椀科人教員爪成所は次ぎ
 の児和りです.
一、悔域耶人巾叢接教員額成
  所へ黎払机小石川拓火振細町 妻
  帯符師捉伊掟山U
〓、M 職域拭人開民畢校訓導
   山兇末節成桝ハ那文机朗招帖音
   大魚町 雷簿三郎絶叫校杓)
 仰 侮鳩軍人団塊埋棒訓導
   訳和葦即ハ就払村上京帖小
   山懲大野町 京那加拳松山)
侍耗年取と募集人見
 ュ 悩塊軍人中等撃確黎HH輩
 成所の修築年削は三ケ年
 で、群発人山は 叫図譜漢
 文科、何歴史地理科、何故
 型科の各野村それぐ許干
 筍、合計約五十朝です.

9 侶塊軍人閥民撃校訓将養
 成例の修業年配は、初等科
 訓導萩成科一年、木村訓導
 黎成科二年で、環集人山Hは
 初等科訓特潅咤科は三十
 名、本科訓将来成科は若干
 名です.
 所 資 格
 入所資格は、血戦閉またはそ

の他の公務により偽塊を受
け、または疾病に橋り、このた
め恩給法により村加恩給、傷
病年金、もしくは掲柄鳩金を
受け、または受ける見込の確
рネ似桃邦人で、宴掩節四
畢年修了求またはこれと同等
以上の学力を有する者で、こ
のほか巾等塊丁校教員養成朗で
は閥民畢特訓導免許拭を有す
ろ才、開快挙掩訓導熊成所で
ほ鶉成桝で行ふ資格粥飽に合
格した済も、同様に入即資格
があります。
 印 手 紐
 入朗続料靖ほ、研究の入野
粁、卒半締杭甜明智、樽磨暫、
愕鳩鞘人たることを押する山皆
間と戸籍抄本を敢血糊へ、中等
教員鶉成所、閉民畢確訓仙琴箋
成”別と・も三月五日までに、
屏代地の都道府怖純叫へ投出
することになつてか】りま

▲す.
 柄 拭 ¢
 入所試験は、中等啓只養成
所は三月二十入、九の両日、j
用尺畢樺訓業成所は三月二
十四、五の雨.日に蔑で
最丁科諒、人物裏、身代=捻
査が行ほかます.
耶詔者の糸い仰の

 敦月怯卜」控
所在地と名稿
 ュ ■切線瀦寡婦の巾等教員頚
  成所ほ、桝死の家政科祁服
  のせ同‥琴女畢樺敢H只の養成を
 甘的とする発求特飢銘中等教
 員ハ養成所(翠小郡小石川叫大揺町
  t武女子布節師鞋伊校内)のほ
  か、十九年度から奈良特
 仰眈中等教員繋成所ハ奈良申
  北取崩粥町、貪艮女子高串▲師範鮎r竣
  乃)が新設きれ、その修了
 者には家政科家政、家政科
1
 L苛鬼、家政科作=健の高等女
 革熔賀弘許状が投射ハされ
 る見込です.
包 囲民撃柁初等科訓将の頚
 l椛を臼H的とLTろものには、
 秒円城、山兇訳肋糾て 肢阜、脱
 島、仙耶▲本の希師一範‥野校女子
 ∬印一円に付n賊、梨求、岐阜、
 佃叫・島、熊本の各特凱鶉叩mへ担丁
 椅訓北村前蛾朗があり、さら
 に蛇卑土耶本の両拳成別に
 ほ、初等村訓噂粥械科のほ
 か、木村訓環山梨咤和も併設
 されてをります.
侍繋年隈と碁議人見
 1 瀬試‥柁註巾等黎HH養成朗
  の作業年山睨は二年、允が良特
  別稚巾符赦n群成朗の條策年
  択ほニ‥年で、仙茹鮒ハ人‖Hほそ
  れぞれ約〓十‥箭です.
 9 軒城、耶b、蛇卑、成島、
 熊本の各特設閉民挙樺初等
  科訓導葬成科の修業年限は


一年で、幕張人口Hは冬山折と
 も約二十”竹、岐阜、熊本の
 衣訓符節蛾科の修半年…睨
 は一年で、非塊人朗ハはそれ
 ぞれ約三十”竹です.
 所 乗 移.
 入所賀格は、馳舶剛または」公
靖により托技した鞘人瑠磁の
薮蹄で、市等女学校四年修了
宋またはこれと何等以上の畢
カを有すろ求で、このほか中
等故山熊成桝では閥代幣校訓
準免許状を和する瀦、圃快挙
校訓蒋罪蛇桝では罪成桝で行
ふ特別人柄契枯試験に合指し
た求も川様に入所緊縮があり
ます.
 所 手 練
 入所志椚瀦は、所定の入所
照、卒葬成撰紺明智、帖歴彰、
取扱軍人軍良の戴婦たること
を詑明する印械町村長の照明
】習と戸地籍抄本を取摘へ、東京

時設中等数】貝山弼成所は二月
十日まで、奈良特別水中等黎只
零成朗は二月二十九日まで、
宵姥、東末、岐阜、間島、舶
本の各地飢批閲戌学校訓導養成
所は二月二十九日までに、居
代地の都迫府柵鹿へ捉〓する
ことになつてをります.
 所 妖 申
 入所試験は、東京特設中等
黎HH粥成桝は三月ニ、三、四
甘、奈良特桝咲中等敢“只養成朗
ほ三月二十、二十一日、常妨
ほか裏閉民野校訓蒋潅成
所は三月十六、十七日に各義
成析で畢科試験、人物考蛮
身代検査が行はれます.
  ◇   ◇
 そのほか詐細は、都濃府鵜
の内政部または各養成夙にお
問合せ下さい.
    (軍事偵預院)

国民敬周
 十二月一日漉摘減「国民徴用問答」に別して讃
 着から寄せられた質疑に射する笹生靖の珂答
 應徴士徽章をつけられる巷
間 應微士徹牽をつけられるのは、新規の
 應敬瀦だけですか.  ハ京都 粥純生)
答 工場に勤移する應徴士は、新規と
現員と影−間はず、みんなつけることに
なつてゐます。
  必ず赴任手曹麦支給
開 発北から鰭徹して五ケ月以上たちます
 が、まだ泡作手常を質つてゐません。赴
 作手常の支給ほ工場の任意なのですか。
                (柁原払 渡逮生)
答 赴任手首は、硯別によつて必ず支給
することになつてゐますから、工切の係
の方にお話になつてどらん方さい.
  親兄弟が危篤
  死亡の場合
】間 隙徴士ですが、現兄
 那や子供が危篤や死亡
 のときは、一時蹄郷さ

せて仰山へますか.
    (朔先験 心配生)
 衆朕の危祇や死亡
の糊合には、工場の許
可を得て印郷することが出水ますし、
さうした場合には、税別によつて定め
られた彷紘雄堆を、刑捷何に工場側か
らオへ給することになつてゐます.
 なほ、ご象巧までに小上げますが、
應徴士が危紹や北亡のため、工場例の
通知で家族が川かけて水た堵合には、
所定の杜小性状化と到爪の日から三日
以内の珊水北をT糊州から支給する
こと℃なつてゐます。尤もこの場合
は、出かけて水た域朕仝部といふわけ
ではなく、その山人だけの分を支給す
るヤう定められてゐます.
 持勤したい召他捕解除者
】問 礁徴丁年で應召しせ小したが、一ケ月粁
らずで附尉になりました・私は他の工場
 へ勤めたいと思ひますが、前の工場でほ
 募手帳を揺さず、従前通り勒耕せょと
 申します。私はどうすペきでせうか.
                  (京都 角尊皇)
答 なぜ新たな工場に移りたいのか、
その理由を所轄の固民職共指導研仰人出
萌して詳しく並べてど相談下さい.噂
民職業指導朗では、使用者1し弊拷者の
双方忙ついてその事情を確め、貴方の
理由が尤もであると認められるときに
は、その筋捗手帳を貴方に返してくれ
るはずです.
  前収月額の持別査定
】間 憮徹したため収入が減り、子女の教育
 を▲中止しなければならぬやうな場合に
 は、基本補給の前収杏安鮎以上に前収を
 認めるとのことですが、それはどの程度
 鉄分に認めるのですか. (紳餌 村井生)
答 右の査定萌以上忙、これだけ鎗分
に認〆れば普砲の啓蟄は弊じ得て子
女の教育む中止しないでもやつてゆけ
             けん ど
るといふ、賓際に必要な眼底まで湖山める
ことになつてをります。
問 父が不治の病で病床にあつた関係で、
 基本補給の前収査宏糾よりも、よけいに
 前収をみて戴いてをりましたが、父が死
 亡いたしました。前収はすぐ査定常に戻
 りますか。それとも葬儀その他のことも
 あゎ、しばらく従前通りの査定のまゝで
 補給して難けますか。 ハ水淑帖 佐墟き
答 貴方の家庭の生活がほんとに困難
なら、或る程度ご希肘七確りにならうと
思ひますが、具牌的な榊むについては、
貴方の工場の弊彷濫理官が決定して下
さることになつてゐます.
  家族手普支給のいろJく・・な場合
間 扶養家族に射する家族手首や家族補給
 は、例へば子女を都留地に勉強に出して
 ゐるやうな接合、別居してゐる家族の分
 に対しても難けるのですか。
                 へ高知村 岡H生」
答 支給されます.
同 病気で休んでゐても、覿旗手常は支給
 しますか。     (名盲旗印 三桔生)
答 奄給します.伯し一ケ月のうち一
口も沈黙しないときには、支給しなく
てもよいことになつてゐます。
  持別補給と「家族」の範囲
】問 特別祁給は、雀朕と枇稗を別にするに雪
 つたときに支給するといふことですが、
 その家族といふのは憾徴渚と同一戸籍内
 にあることが必甥ですか.(枇州麟 役場生)
答 必婆です.付し榊出空しなくても
事健艮上、婚姻抑條と何様の瑞偶にある
方は、抹茶壌族として扱ひま†.しか
し、特別の事情があつて必賓と認めら
れた場合には、同一口籍内にゐないも
のでも、枚方銘朕として扱ふことがあ
トソネニ`
  下宿でも特別補給は支給する
問 努を出て下糾したら、特別補給はどう
 なりますか。     ハ紳戸市 松両生)
答 豪族と≠≠Wた別にしてゐる以上、
特別桝給は支給されます.
  應礫土宿舎費の程度
間 伐川鮨施∴域では、′荷台賓の徴収を特
 別に低州執にする上のこJしですが、だいた
 いどの程度でせうか。 (究川場 潜故士)
答 應微音初一年問は、だいたい巧十
五‥鳳以【円といふことになつてゐます.
  家 族診 療 の 受 け 方
間 應徴士ですか、家族の考が病気になつ
 たときに、血丁萌で診療を受けられるとの
 ことですが、家族診療券を受けるのに
 は、どうした手頗をすればよろしいか、
 どこてもらへますかお答へ下さい.
               (名古屋市 間門]5
答 豪族診療は、事業主から家族診療
券の・交付を受け、これを傑鞘留忙掃.出
して診壌を受けることになつてをり、
               ム【 tん
この場合、費用の牛瀕を負挿すれげ上
いととになつてとります.
  應 徴 士の 結 核療養
問 結核て療養給付を受けてゐる場合、六
 ケ月山後、または徴用解除後は、密軍の給
 付だけ受けられ、傾病手首金の恩典にほ
 浴せられないのでせうか.
                (式野原 書津生)
答 療書給付モ受け始めてから一ケ年

仰は、棚番の給付と同時に、侮▲粥守留
金の倒兆に浴し打ます。
河 現員徴用になつて間もなく的が憑くな
 り、闘へ飢断つてゐる賓ですが、後三ケ月
 で樺鶉の糊剛が比仰期になり、日贅ではと
 ても抱い院は不可能です。どうにかならな
 いものでせ▼つか。   ハ炎博桝 稚R錠)
答 そのやうに特にむ‥解の濾な嘲合
には、諷刺枝川の方も、また現朗徴川
から鮒除になづた方も、接棚佗人材の手
で延長仙骨椒や舛析接維が受けられ、ます
から、拠_沖丁山前「その∫切九円におけ
亀川授普絆漉レ竹潜または仙助姥朴幽
常に辿終し、授維命文部へ巾桃川の手組
むして貰つて†さい.
間 應後程純核にかゝむ、塗耶のため二故
 郷輿にかへり、やつと仙椚つて働いてゐま
 †¢溌仙碓脅の滞漆▲輔地場甥はT阿分に舶
 わま−すかq n稚瀬舶 雅叫什)
答 凝忙必姿なときには、→何に出
りません9しかし支給を受けるために
は、柑地几叩に確じめ鵠埋立袷叫珊盤甘心鑑
帝発注を殉じて山川して前川礪しを受けて

 下さいq
   應徴士と博康條瞼法
 間 應徴巾に賓が川蕗しましたが、触煉保
  瞼洗は適用されますか。その重丁秘をお知
  らせ下さい.     (溝革帖 鹿敬士)

 答 六ケ月以上引絨き被保険者である
 方によつて扶養されてゐる妻であれば、
 配偶者分娩賀が支給されます.請求様
 式は、璃革彊であれば弊硯鹿上野保険
 出張所でお聞き下さい.
勤  労  動  員
  個人叔故は原則的に不可
間 今蓑を卒業する−者ですが、撃撥
 で哉的に簸LTることになりました.
 秩故関係で榊人的に他の禽舵へ就職する
 ことほ川非ないでせうか.ハ望鵬 逮子)
答 絶対にいけないといふわけではあ
りませんが、縁故甜偶による個人就職
は、目†常n州で計慈してゐる母校を中
心とする軌渋り拙身隊の結城刺月、殊に航
峯樺抑係む発とする工場・事業場等の
          し●・フ山い
硯域方桝への勅朗に畔碍となる堵合
が多いので、常分抑制する方針です。
 侃し粥親その他のため、挺身隊に容加
できない特別の諸のあるL苛性、所轄
の昭代職善忙ど柏流下さい.
 企業整備中の者の追放
間 印刷所に勤めてゐる老ですが、航事由
 工均に輔職を同ひ出たところ、企業鴇傭
 令で常分の間、退職できないといふこヱ
 ですが、どうしたらよいでせうか.
                 (宮窪叩 拡生)
答 企業整備む茸施中の工場碓彗
は、計#的に配蟹噂換亀岡るため、塾
怖む完了するまで労務調整令によつて
術磁温臓を制限してむりますが、前金
横工場のやうに故も緊要な方南に樽職
する場合には、観民職発指鶉朗の認可
を待て過職することが出水会す.
 エ堵に轄勤したい技能考
問 甲審菜撃校の卒業者ハ昭和十大年†ニ月)
 で為に勤務してゐる・考 頂礪∴槻に蛸
 勤したいと思ひますが、技佗解剖竹…制の
 ため採用してくれません。どうしたら宜
 しいでせぅか。    へ鶉柏餅 庇払拭)
答 たま〈瑞方がゆかうと思ふ工場
には、判冊がないかもしれませんが、
その工場と川棚庇に式事で刑偲のある
エ切が他にいくらもあります.さう
いふエ切へ舵機して下さい.さういふ
エ切は、願蛇深浦の樹枝特発瀦係に
お符ねすれば分ります。
  増産に挺身したい前科者
問 十数年前、刑翔一年の前科がありま
 す。決戦下、耶b工場に挺身御郭公、
     りぐ‡
 瑞の沖を憤ひたいとmひますが、それ
 には身許照明mHが必増なので舶つてゐま
 す。ご敬一耶下さい。  (火批 陀出生)
答一位耶弼批肘お祇です.すぐ叔寄
の同氏沖業指や竹へいつてビ相談下さ
い.釆要職場がきつと☆方を寄んで迎
へてくれるととと瓜ひます.
 なほ国民職業指将山岬では、仕事の上
で知り持た人わ祓山珊等については、と
鵡響かけた少、また職場に入つた場
ムq警づい思ひをさせるやうな取扱
は絶対.にいたしません.よくh琴情をう
ちあけてビ相談なさるやう希望します.
  勒券山管理者の養成.朗
間 轟榊[の末輩性いよ〈大なる時、
 勒鋳老の劫山野管増もまた式姿なことと思
 ひますが、その塘常者を養成する拘立機
 山間ほあhソませんか。
    ハ付和川 射槽生)
答 圃北棉仙附はあり
ません.軌‖労背理の
一部については、大日
本席柴報河・伊の中央
錬成桝で器械中のも
のが誇常する場合が
あります.なほ民閻
囲健で蕃・域横山開むも
つものもあります.
 ■月の半分藍
 働凄たい
山間 私ほ硝人でありま
 す.いろくな事情
 のため廃業すること
 は山川来ませんが、一
 ケ月の▲つち十五日付
 ほ軍功・万一何で働けます.何とか働く方
 埼ほないものでせうか。ハ戎糾弊 水町虹)
答 人手不足の宰領工場では、蝮糊の
執潜報昭昧の方々の應捜さへ相つてゐ
ます.最寄の]開局職業指導何でビ相談
下さい.きつと貸方のごu帝望もかなへ
られると思ひます.     (捻り)
一クグ芸羞

ク ゲ ク


苛年



】兄売
文部・省郷地偶国書
(l月分)
事    前M
恥弼時化和紙塊
郷巾孜h苛の椚究
rr イ ツ の
触 民 運 動
山本元帥前納川よ
り の智仰W惟捕
昭▲南創…桝詑
鞄時の家駄科済
気鋭と同氏生涌
光  と  カ
カ ムチャ ツ カ
少  年  記
海ほ招く(改訂版)
川ト ウ フ ツ




ツル

セカ




女ソニソノ
縞著詳溝
川 円  】昭
松本琵三郎

嬉 球孝 雄


献浦琵太郎

弘井鶴仙研
本位内所男
大 貧 血常 甲
辻  〓 瓜

木村不二男

=津村 魯行

山下大玉耶頸

安 宅⊥葬一‡

‡ 氏■叩‡
大き
一亡
A五
〃丁


〃7


B六
ク ク ク ク ゲ グ
雫偵
押エハ玉
川丁六五

ヱ・七三

ニ・ニ五

丁九〇

 ●

Fヨ
▲ タ  B
五        五
・四六
て〇五

こエロ

T∧五

〇・享一

ロ・申三

丁九ロ
h黎 行 所
甲 鳥沓枕
禿一番丘

富 山 茄


粛兆杏貯

拓 文 せ
光 生 府
一朝 山叫 杏 正
人菅喝蛍文止
川版托式台計
仙叩 建 鎗

我山漁付
出 一取 締
官水虫ハ文単


独叫 ‡ 訃
†汝W▲†古
株式台計

11

  本制度 の 特色
 本木わが紺の青共制度は、我が岡濁
            のつトー
自の家族制度の本炎に則り、その突風
 hソつ▲ぐ†く
に立脚すべきものであつて、欧米緒団
にみられるやうな白地主義、個人主義
に基づく統合政策的な甘共制度とはそ
の棋本の趣旨を輿にして怒ります.我
が国では、親はチをその才能に鷹じて
出来るだけ教育し 大器に捧げまつる
費持を有するものですが、この親の支
持に対する協力の意味で、本育英制度
が考へられたわけで、この制度の運常
に常つては、特にこの鮎が筒悪されて
むります●
 この育英制度は、以上のやうな根本
精神に立脚するものですが、内容的に
はだいたい次ぎのやうな特色む持つて
むります.
m 同家的育英渕舵である木質上、その親
d■模は極めて雄大で、その代炎人員は、寝年
 新たに推礪される瀞は中等蟹横穴千人、
 耳門義一千五盲人、高等学校及び大挙
 預科一千三宮人、大畢一千二苫人、合計
 官に一万人に達し、昭和五十七年度以降
 における貸費頼累計は三億六千万卸を超
、けへ しかも本制度の粁釆は更に坊充蕾民
 の可能性があります。
拗 この育英制度は、優秀な畢托である
                     ●.い
 が程済的な理由で修畢の困難な考キ射
 し●1ノ
 象とするもので、親の茸務に協カナる
 ことを目的とLてゐるものですから、単
 に、いはゆる費餉だけを貸費の條件にほ
 してゐません.
畑 原則として新たに上依撃校に進撃する
 者を封象とすろのですから、在筆者は飢
 外的な封象となるに過ぎません。徒つて
 園民輿丁校鬼童の湛塾Tが重要な間髄となり
 ます.
糾 この事業に要†る貸増資金ほ、すべて
 大硫省預金部から借入れるもので、その
 利子は研摩が補給し、元本の償螢ほ政府
 が倖詑しますが、この借入金累計ほ、鞄
 和五十七年度には茸に二億七千万凹に達
 することになつてゐます.
倒 貸費の過食は無利子で、二十五年間に
 年頃またほ月賦で行ほれるのですが、そ
 の近景山鞘は貸費絶額よわも少額です.
 これほ返還金がいはゆる保瞼計算によつ
 て算出され、且つ開化岬から利子の補給が
 あるからで、▲本制度の重要な特質といへ
 ませう。
柑 貸費を受ける撃徒(奨畢生)ほ、貸費返
 還の叢動以外には簡窄な届出義務がある
 だけで、その他何等の義務を負ふもので
 はありません.
  大日本育英▲曾の内容
 財国法人大円本官英魯は、以上のや
うな特色ともつた同家的育英事業を行
ふことを目的として、民法により設立
された財帥法人です。徒つて、その組
椚等は一般の財団法人と大差ありませ
んが、その菜斡は畢資金¢貸輿のほか、
照準生の進畢の補導と監督を主なもの
                    ゐ●レJく
とし、柁月としては文部大臣の委嘱し
た脅長の下に理事、監事及び評議月が
あつて、その逆常に労ることになつて
心竿少、事和朗は現在、文部省内にあ
り、支部は近く都道府願に設覆されま
す.貸沖紫紺は眈に開始され、昨年末
には第二同の鳩ハ畢生の決先を結つて、
侍ハ費金の支給を行ひネ小した。
 財開洗人大日本筍淋ハ分は、前述した
やうに暫定的摺橙として設立されたも
のですが、昭和十九範度には、この制
度に永相性と確・驚性を輿へ、且つ国家
の監督碓を強化するため、特別法によ
ろ特殊法人となる確定です.
  十九年度の費北方法

 昭和十八年度の貸・照潔群は、前述の
やうに昨年末から開始されてゐネニ,
が、昭和十九年度にも▲文部大担の認可
を受けた貸費規掃に基づいて、だいたい
同様のユ万法で音‥施されることになり空
した。
 たゞ昭和十八年度は、年度の途中か
ら始められた関係上、水署だけを封
象としたのに封して、昭利十九年度
は、その主な封象をこの桝月に入牢す
る膚としたこと、貸費金徹の朽耕を増
加したこと等が異つてゐるだけです.
 次ぎに貸費の範由、坪数余糾、手韻
仇等について申しますと、
「貸費を受ける者
  貸費は「帝閥臣民ニシテ中学柁贋以上
 ノ輿丁校二在嬰シ品行方正、畢術憺秀、志
 棉堅蜜、身能頒健ニシテ学資ノ支桝稚払
 卜謁メラルル者」に封して行はれ、中等
 稀†.校は差卜常り内地にあるものに仙睨ら山王
 すが、大挙、廿向等専門…学校についてほ、
 贋く外地、外閥に山師在する畢校であつ
 ても、必孝な場合には州氷ることになつ
 てゐまtT.
  なほ在撃とありますが、原則としてほ
 これから入牢しよちノとする者に封して、
 その入学條件として輿畢生に採用するの
 であつて、例へば閥民撃校の兄尭が中等
 畢校に入学を恵革する場合など斗h、国民
 畢療長の推衝慌によつて貸費を願ご出るこ
 とが川氷ます。従つて、現に在単Tしてゐ
 ろ老に封しても特別の事情のあるとき
 は、侍時、奨豊丁生に援用します。
  次ぎに埠丁宍の支稗が困難かどうかは、
 寸∴づ撃増長が家庭の状況等を調査し、結
 合的に判断して推薦するわけですが、ぎ
 らに育英魯で審査の上、体位の着から爬