第三五二号(昭一八・七・一四)
  日米銃後戦力の決戦   大本営海軍報道部
  海軍志願兵募集と少年飛行兵志願について 大本営海軍報道部
  具現する大東亜の共栄
  上海共同租界の還付  大東亜省
  日夕イ関係の緊密化  大東亜省
  起ち上るインド
  最近の重慶事情   陸軍省報道部
  海軍特別操縦見習士官の手引
  地方行政刷新強化問答
  (地方行政協議会令等の解説)

起ち上るインド

全世界の視聴
インドに集中

 インドの独立に関しては、帝国はそ
の同情或理解と絶大な支援とを再三
表明して参りましたが、今次の臨時議
会で東条内閣総理大臣は、
  「インドがなほ英国の苛酷な弾圧の下
 に独立完成のため、大いなる苦しみを嘗
 めつゝあることに対して、私は衷心より
 同情の意を表するとともに、憤りを感ず
 るものである。帝国はインド民衆の敵た
 る米英の勢力をインドより駆逐し、真に
 独立インドの完成のため、あらゆる手段
 を尽すべき牢乎たる決意を持つてゐる。」
と述べ、インドに対する帝国のさらに深
き同情と、敵米英撃滅の牢乎たる決意
を再確言し、インド内外にあつて生み
の苦みを嘗めてゐるインド四億民衆に、
新たな感奮を呼び起しました。
 時あたかもインド独立運動の大立物
シュバス・チャンドラ・ボース氏が忽然
として東京に現はれ、インド多年の宿
願たる「インド人のインドを建設せよ」
と祖国に向つて力強く呼びかけ、世界の
視聴は再びインドに集中されました。
 この再度に亘る東條宣言とボース氏
の東亜出現、さらにその雄渾な大理想
とによつて、インドの反英独立抗争は
新たに転回し、これに対して暴戻あく
なきイギリスは、仮借なき弾圧によつ