第二八二号(昭一七・三・四)
   総選挙に臨む政府の態度     東条内閣総理大臣談
   大東亜戦争完遂翼賛選挙運動について   内 務 省
   海軍落下傘部隊の活躍
   重要物資管理営団法       商 工 省
   食糧管理法の概要        農 林 省
   告知板 −鉄道運賃の改正−
   敗戦に揺ぐ英連邦
   大東亜戦争日誌
   通 風 塔

重要物資管理螢開法について



    はしがき

 粛七十九回帝固執曾を池過し、去る二月二十四日忙公布
きれました盟弊物資管理督園添は、その名栴の示しますや
                                    ● こ●
う屯盈輩物資管理摩周といふ】つの斬らしい機構を作り、
                            は■
俄時下の重宰な物資を貯絨して、その最も有効な活用を碑
石ことを目的とするものです.以下、との池律に基づいて
鮫思されまナ訳嬰物資管理督図を中心に稔明することに致
しませう.
   本螢開設置の払旨
                    ′,もんナ▲
 現金わが国の囲柴は、大東立教率の先途といふ一新に
一シ∫▲▼サl
集注されてを少、政府の軒苑してむります緒方朱は、すべ
て戦節目的の達成上、直接聞故に必宰なものに限られてと
Jます.この重宰拗賓管理督囲の改澄も、今回の戦争逢行
    ●んl▲一■
上最も緊妥な封朱の】つであることは申すまでもありませ
ん.
                          1−小
 ど承知のやうに、紀代の戦争は同家の地力を轟して圃は
れる大規模な世界勒でありますから、最後の膠利を得るた
           げ‘−だい
めには、長期間に立つて莫大な量に上る物資む祁給できる
   ●l}じん
だけの強級な経済健制を確立することが何よりも必要で
す.殊灯今打のやう忙、外国から物資を故人するごとが非
  ▲Vづか
常忙難しい情勢の下では、戟申達行に必要な大盤の、し
                   けん▲●い ●●小●
かも多粒多様の物資はすべて我が勢力圏内で賄はなけれ
             り上
ばなりません.政府では、夙に日満支の三固を劫ずる自給
           一いぴ
自足の国防経済鰭制の皐備忙邁進してまゐりましたが、物
忙よつては、まだ供給の十分でないものもあります..
 かやうなわけで「限りある物資を最も定率な方南に最も有

一l

効忙活用せねばならないのであります.そのため忙東郷事
                          けレ●,つ
一変教生以雑、政府は毎年物資動良計賽といふものを樹立し
                 一て,一い
て蕊事物焚の南蛮供給を計郁的に調整しますと共に、この
   lんく▲山つ
計蛮の刑附な賓施を閉るため、次ぎくと物資の締制を行
つてまゐりまし潅.何年祈飴に亙る史那事襲を戦ひ扱き、
             ▲ ろl′
必婆な物溌の祁給に治術なきを締ましたのは、全くかやう
な持出の締兆と申せませう.
                    くわ, こ
 ところが今回、大東鵡恥申といふふ町古来曾有の大戦争が
打つ打つ                    ●サ,くつ
勃敬しました.物資の鰐泌供給が徒騎より更に餌周とな
−y、従つて物資の統制も一投と鈍化されねばならないこと
          いは
ほ勿鈴であります.況んや今何の職堺の敵国である米英は
    は− ふ                     ▲つ▲托1′
資源の兜結を袴少、虜軌純沖馳によつて我が図を墜倒七よ
うとしてをります.戦が閥としましては、ぜひとも聴鉾思
                             ■ かく は
済力の桝化を因り、長期恥に必要な蕊嬰物資の供給打砕保
                                         \
してゆかねばなりません.
                   一みさ▲▼l‘
 そのためには、まづ供給力の瀕を豊かにする必嬰があ
ります.生床カの軌充といふことが黎を大忙して叫ばれて
育ますのもnの響に兆づくのであ畑ます・また団円
            し申 し

に宛しない物資は、極力その輸入を何らねばなりません.
                        く‥わも−ゆ, ●−
ところが、今日のやうに恍鼎を額げて戦率の渦中に捲き
                     汀’一ん●
込まれてゐるやうな情勢府下では、外因貿易の閑凝なこと
        (、r」
は敵忙述べた逸りであります.徒爾のやうに】般の輸入糞
  ●−小
者に任せておいては、到底必要物資の輸入は期待できませ
                           lんMレー▲
ん.そこで、特殊な専門的横開を設けて、同家の援助によ
る各種の有効な手段転用ひ、国家的に最も緊聾な物資の捻
 くわくとく
入獲得に常らせる必要が生じて来るのであります.
 また現に喝内に保有されてゐる物資に封しましても、国
家として適切な管理を加へ、必嬰に應じ何時でも活用でき
るやうな方策を儲じておくことは、物資の供給を叫滑にす
  ▲■ 上ん
る所以であります.どれ稗多発の物資が閲内に貯頼されて
をりまして釘、■■■郡かに何の連綿もなく、所有者が興るの忙
                              れん一サイヽ


                  \
      \\
感じばらくに散水しますめでは、保管の方法が惑いため
    J.▲フ◆ヽ▲フ
無駄な湘耗転生ずることもありませうし、また貴重な資材
がnほど重要でない用途に流用されることもありませう・
    (い小い
かやうな弊審を避け、物資の計賽的供給を可能にするため
に、重要物資を一手に捉つて、これを鳩常に管理する横謝
        つ,小ん
を設ける必要が痛感されるのであります.
 戦時下におきましては非常事態が何時何虚で教生して
も、物資の供給に支障のないやうに礫じめ計賽を樹て、各
種の物資をできるだけ合理的に分散して貯蔵しておくこと
が必蓼です.かやうな計賽も、物資別にばらくに賛施し
                    ●・・’小ふ
たのでは効果が薄く、稜々の物資を結合してこ冗的な計室
u
を樹てる二つの中心桃山抑が必袈です.
 かやうな必斐に應じまして、亜艶物資管理常固を殺伐す
るととになつたのであトソます.
   本螢囲の組織
                             一† も
 市忙述べ愛したやうな必弊に兆づく各種の捕櫨は、事菜
               しl〓モい
としては舶も固家的公共的色彩の鈍いもので、牧在む期待
できる什椚のものではありませんから、民間の営利合牡に
行はせるのは通常でありません.また、かやうな措態は、.
            くわん小ん
摂所外の利きと解凍な蹄聯を保つ必嬰があり、横に應じ
 Hレ.}●▼く
て迅辿な手を胡たねばならないので、政府自らの事持とし
て行ふのも不適常であります.そこで「替囚」といふ特殊の
                                                          ノ
形熊女川ひることにしました.
 「郎川」と小しますのは、このやうに特に国家的公兆的色
山形の糾い恥光を政府に代つて却円的に行はせることを目的
とし、特別の池神に遊づいて設駁される特殊の池人で、昨
年初めて‖氷ました新らしい弥栄形態でありまして、すで
に化宅常川、帝都高速度交池常即、鵡地閑頚骨幽、霹薬敢
為叩常剛の先例があり、今回またこの督糊と並んで食瑞歯周
一が設出されることになつてをります.
                      _ し▲▼
 とれ符の佗悶は、輯大悦川根の純綿をもつものでありま
す.盈要物資管理常囲について申しますと、二千方劇の資
本金は仝潮政府の出資によるはか、免税の特兆その他発捗
             けんの,
の途行に必要な種々の仙樺能を輿へられる等、園▲家事菜の代
           1−ん川し・一
行横綱にふさはしい援助が輿へられてを袖ます.その反
而、国家的舵督もまた僻雀でありまして、理事長∫副理事
長以下、理事、民事等の役H月は全部政府の手によつて任免
され、事業の途村上重要な事項は政府の認可を妥する彗
              はん・lい
使命達成に国家意思が十分反映するやう注意が沸はれてを
hソます.
   本営固の業紛
 重要物資管理営飼は「戦時二際シ克嬰物資ノ貯叔ヲ確保
及均弧シ並11貯邦訳宴物資ノ利用ヲ有効且適正ナラシムル
コト」を目的として怒りネ仇す.その意味は「設壇の趣旨」で越
                               .はん 1−
べたところに轟きてをりますが、本螢飼はこの目的の範幽
円で釆袈物資の保科とその買入、輸入、賓渡、その他目的
の達成上必要な事発針行ふものであります.
                      Mレ●,一い
 との常囲が取扱ふ重婆物資の範陶は、四囲の情勢に感
じて奨史することも考へ♭れますので、その細目は別に命
令で定める・ことになつてをります.大破の縁先では、各位
の傘押印こモの原糾祁と命椅製品、化辟製品とその原料、

                `n
qW

/モの他時掃下忙亜婆なエ糞の原材料や製品等む中心と心
て、唇凝晶、碕生材料その他の生活必窄H…や防杢川資材、
埜簡復習川資材専が考へられてむります.なほ、石次、ア
                                一ん l一
ルミーーサム、マグネシウム、柵花「拳毛その他各拉の緋桃
                   ■ヽレ■●
衷品等は、おの緒物資とは興り本督鋼が櫨接仲村せず忙、
モれJぐヽの物賓についての統制槻帥にもたせることになつ
てむりますが、木簡即は結合的にこれを濫督する方針であ
−ます.たゞ薙樋品の貯縄管理は、潮紋の食根僚圃が常る
とと忙なつてをります.
 この皆圃が或婆物資を保布するためには、をの買入、喩
                      一‘ん▲てい
入をなさねばなりません.買入は、その前提としてl先の
                               けんみ,
恥閣の者から報骨をとつたり、橡奄をしたりする棚能が班
葎にょつて輿へられてをります.本懸河は政府の行ふ胡恋
のほか、この常圃自他の調衣の締典忙基づいて必婆な物資
音質上げるわけであります.買上げの方法は、できるだけ
   けい▼く                       ●.
耗奇契約によるものですから、との鮎一般のご協力に保つ
ところが多いのですが、萌やむを得ない時は、物資統制令
t敬勤して強制的に買上げることになりませう.
         一▲▼l▼.↓く
 また抑賓の琉磯的な爪川を以るため休眠物資をどしど
し買上げる橡先ですが、この際特[ビ托意中上げたいの
性、その演上げなり、買上げの前捉の調禿なりは、飽くま
              し●し
でも虞喪物資の動只といふ趣旨む山川ないといふととセあ、
ります.従つて、替則の調衣、買上げを横合に、政府が犯
  て●uつ
抑の純敬を紺るといふやうなことは考へて怒りません.
 本螢囲の臥す輸入と褐Wしまして、雪地帯の物資の蛙
得はどうかといふことが川超になります.皇軍占朝下の南
                                          −一 ▲■−’
方紺地城から多紫の物資が収得されることが像想され、そ
の管理は本館鰹耐の爪泌な沸発と考へられます.たゞ、
さし懲りは*節糊が滋櫻これ辱の物資の招待に常ちずに、
雫が取得しました物資を水筒朗が潮受ける
・ります●
ことになサバ
 木督弼瀬、冊分はR分の介畑を持つわけではありません
            いレ●く一いん
し、また多年の総額と灘練をもつ保管染常のカを侍りる
ととが能率的でありますから、脅糊の買入、故人しました
      ● tん
物資は、眈存の介帥に保管を依託する方針であります.モ
のた妙に法律の中に、常即は政肘の認可を受けて一定の範
囲の常に封し常図柄布の物資の保管をさせ得ることと定め
てあります.
                          て▲▼ r
 最後瀧、木簡囲がもつてをります物資は適宜必嬰な方南
に供給されねばなりません.その方法につきましては、原
則として各梯の鮒制法令に遊づいて薮傭されて汲ワす眈存
の配給統制横帥雀親じセ行ふ漆簸で、本常図が新らしく配l
▲−
一l
 \
  ‘ん ●             ▲’−▲●・ふく
且呵の分野に魂出したため、無川の遊複混乱を生ずるといふ
    【い
やうな弊のないやうにする拭りであります.
 以上述べました盈嬰物資の買入、輸入、保布及びその
耶弼といふ共持は、政府の樹立します物資動良計監と密
葎な開係をもち、その一部分をなすものともいへますの
                  l,い’†▲’
で、とれを全然本僚囲自身の自由株盈に任すことは鳩首
ではありません.徒つて、これ専の発抒は政府の定める計
‡に感づいて行ふべきものとされてをります.
 「その他目的達成上必嬰な卒業」と申しますのは、前述の
       ■■l−一い
*歯圃以外の新制増閑のもつ物資に封する児督とか、介傾
                 けん一つ
の足りない地方に新らしく倉畑を建設するといふやうなこ
と齢考へられてをり漣す.
   結  び
・以上、簡単ながら盈黎物資管理常開法の大健を詑明いた
しました.皆様の中には、或ひは「この物資不鬼の折柄、か
                     ●一l−’
ゃづな新らしい制度を設けて物資の買入貯純をすれば、ま
          】qくし●
ナます物資の不鬼忙拍坪を拗け、一般の床紫やわれくの
   ▲りはく             け ねん
生活を郎辿ナるのではないか」といふ懸念をもたれる方が
あるかぺしれません.しかし、この僚朗の行ひます物溌の
                         小1・’一
∫入牲、再製供給の肌耽その他各様の邸情を堵舷しました
周到な計♯に基づくものであり、買入ました物溌は、す
                            じ●一ヽ▲
べて物資動良計葺忙計上され、政府の淀める適正な舘給調
           】丁一一山じ●
盤の計婁に従つて、随時必袈な方和に供給されるのですか
                       、ん】lい け,一い
ら、ビ心配の鮎とは反封に、かへつて物資の偏鹿む塘正
し、その供給む矧滑にするものと申すべきであります.
 本脅牌に虹革舘エ糞紬係の物資に眠らず、】般の生活必
             ひつ11
需晶も団民生活の安定に必嬰なものは十分貯赦されるので
                                      ●●
す.から、食櫨品に附する食棉螢図の逆用と相侠ちヽ今後ど
     ‖じ たい
のやうな事態に際合しましても決して皆様に御心配をかけ
ることはないと信じます.同氏の皆さんは、この政府の措
             L▼一くゐ●
壇に信頓し、安んじて職域奉公に蒋念されると兆に、本
営圏の目的達成に十二分の御協力あらんことを帝窒してや
みません.
粥治工業頒僻村椚衷準則北丁案
粥治エ挙吋戴日錦準則革案
粥治工業翌計算申準則革案
定慣十五銭
法 科 三  d




一■
 余の財政及び把守の冊ハ梢な綜合し又分析汲頴し庇
侶針辞の施行、苛金持肌の溜川等に召し、統制柁済の
親切なろ湛雪中ろ越旨な皿て企払扶の財紡箔斡剛統
一協誓に於て蒋椚‥純正せろ勃菰エ非に槻†ら可侶打
田葬、肘耗日付及び紳鼓斯界血戦の戟斡剛准表わ虐めて
刊行したものであち●
椚附
榊剛
棚棚
−●