第二八一号(昭一七・二・二五)
   南方諸国、諸民族に対する方策
   シンガポール陥落の意義
   シンガポール要塞攻略戦     大本営陸軍報道部
   更生した昭南軍港       大本営海軍報道部
   大東亜戦と中小商工業対策    商 工 省
   満州建国十周年
   今次の恩赦について       司法省刑事局
   常会の頁          内務省貯金局、農林省
   通 風 塔

満州建国†周年
       大東壬における満洲固の地位

 大東設の建設が強力に推し也められてゐるとき、友邦満洲周はこ1に建国十周年を迎へるに萱つた.
とかく多くの人々の眠が南方にのみ注がれ伊予なこの際、捕縄満洲団の大京卑における地位を認沖する
 必要があらう.
  火災亜における政治的地位
 濁洲岡は日本の肉親である.馬代不奨の友邦である.大
衆粥のm北日本と一鰻不松の関係を恒久忙持続し、相成柏
       ●lこく
☆、俄界の雄図たるべき岡柄である.
 大衆耶柁設の偉糞はまた蟹に浦洲也飼を以て開始した.
        一いい●い
満洲閑は取粥の黎明将に東らんとして生祇し、雨して亜細
                     一K●一
環筏叫の脊持転生れながら忙して一措ひ米つたのである.以
来同防同家礁制を固め、同数挙げ同席を奉げて大発達成に
協力し米つたのであるが、・生能こ1に十周年、まこと、盟
                          いく一い
ホ日本につぐ第二の郷国として新衆窮の捷投‖搾持育成の光
 典ある支柱となつた.
  大東亜における囲防的地位
 大礁鵡の防衛、そは北に本線を構へ南方に展開せろ牲大
 なる崩形払下ある.日本と浦洲が本丸とすれば中図は差し
 づめこの丸であらう.蘭印、大洋洲の大小籍鳥 − この顔
 面に描かれた花鳩椎のやうに炭水するこれ専緒泡は、こむ
         ●・●●一●
 崩形布陣の山川丸とも首へよう.
                           つ
 満洲の防締は本丸の防衛であり、こ1む衝くことは東亜
  小くしん
 の核心を衝くこと忙なる.しかもH浦洲以北忙は−の山川丸も
 有しない.いはば滴洲固境の経りは、第】繰の経りやせる
と何時に最後線の獲りでもある.こ1に北渡瀬護の皇軍浄
兵に深甚の謝意を捧ぐると兆に、いよく同軍の強化充管
が期待されむ.
  大東亜における人口的地位
 煎細詑の組人口は十倍と糾せらる.満洲団は−億の人
   けl一l t▲一
口を抱擁するであらう.硫開常時三千万と唱へた人口は
既に四千万を地えるに五つた.】憶のJ人口をもつのも決
して浪いことではない.殊に北瞬からの人口的魅力計考
慮する場合には、有の周期の到来が促進されねばならな
い.
          く ▲rん
 更に大東煎の久遠の紫炎を希念し、住民の質的向上をも
柴さねばならない.由来、轟の地に略動輪勘の住民を那
挿することは至耗であり、北方袈冷の地においてこそ剛健
 くh小ん    山叫ぐ
叔敢の性格は甘くみ縛るといはれてゐる.−億−心の▲本鼓
を他付した】憶の人口こそは、最も強力な日本の協助者と
たり符よう.
  大東更における経済的地位
 大末弟は世界長官の北小聴囚である.しかしながら、この
 ′hl▲●
野城に何耗された莫大な幹線をどうして経済化するか、
現下の墟設戦逮行灯昔り、ど
うすれば最も有利忙役立た
せ得るか、掛率水速の繁発
た保ウためには如何なる立
.地計賽を以て臨むべきか、
         d17 ▲_
而して解決の方途は毒し常
り糠演カと加工動力とに最
大の制約を受けるのであ
る.本雅、同防上重婆な緒
 工費は、その原料瀕と共に
紀櫻地に安定さるべきであ
    、●一−七
 つて、僻遠地資瀕の如きは
補足的なものと考ふべきで
 あらスノ.
 浦洲開内の埋拭資瀕その
他については既に紹介され
た如くである.その動力瀕
に関しては世界有数の電力
賛源を施し、しかも盟嘩
       ′ヽつ し
曹林等の世界屈指の大食電
所の関投をみセとはいへ、

 冬場としてはなほ
 未開教の状態にあ
 hる●
  将来、癌沌什簡電が
 可能とならぬ眠け水
 市における最大の動
 力結居は満洲何で
 あらう.この溌瀬と
 この刺力こそは釆出
 入の来舶のために、
 沖合にまた恒久に悶
 取舵川さるべきであ
 hる●
  大水現における蓬栄的地位
 か少数の人間が靡漠たる大地のところ√1にんがみつい
てゐる♂これが北=浦−趣Wの資胱である.漆洲もまた未利川
         ●●わ 川し
の鮎においては類似の存耗であらうが、滴洲の太陽と満洲
の猥土こそは、.人頼がこの世に利用し忘れてゐた最大なる
ものの一つであるト
 しかも、なほ満洲圃は現に有数の輿凝固であり、いはゆ
  ,●J,だつ
 る掠奪農法と水木晶税により莫大な愉mをしてきたこと
 は周知の如くである.今後さらに多数の盤家と科黎的農法
 と好鵡品種と、加ふるに適切な典菜土木工事が施行される
 なちば、凝胡の食糧基地たるのみならず世界の穀倉た計こ
     ▲Ylヽ′■
 とは瞭かであるゃ
 元来、アジアの大部分は潟潤地仙仰である.それにもか1
 はらず、容類その他の皐燥地構作物の常盤は決して少くな
 い.新来相同内においてこれた白地するため忙は、浦洲及
 び濠洲に侠つょり外はない。少くとも大東鵡北牛に封する
 供給は満洲において碑常さるべきであらう.
   大東凝における文化的地位
       はつ,つ
 濁洲固は門別たるh若人である.若人であるが故に情勃仰の
 革新潅断行する.民族弗和の新城理に鵜越しっ1あるの
 も浦洲である.室根達掛の新形式女体立したの滝滴洲で
 ある.開成教育、同民錬破の新和純も鴻洲に始ふろたト阿
 片の師焚を強行しっ1あ計のも浦洲である.開拓地輿場法
‥等の制定もまた満洲忙して初めて吋能であつた。若人の
 ● はく
 東映を以てしてこそ、政治経済床柴等あらゆる瓢門の驚異
 の用進もなし待たのである.
 満洲十年の柁験こそは新釆柁壌詑の好個の績翰であつ
                            ンし■一く
た.既に鴻洲の締瞼を捕り入れ満洲の思想を捗略しある部
而も大東群各岡のこ1そこに挿著町見
mし村るぐ
         d一YJT :
 日章化の虜鰭を締とし、大陸文明
の挿を摂として終り印さんとする舵大
なこの国々化の将来もまた大東窮箇
                    ●←lげん
のみならず、泄界の各団に寄輿貫献す
るところ非だ火なるものあるべきを確
信†るのである.

  満洲尉の本質

 滴洲閥の析開はH本の協力と三千ガ
民衆の絶音忙よつて岬立した.三千方
の民衆は哲耶叫の悪政より解放され
て、坪かしき軋粥紫士の建設に帝望あ
る求雑を見川したのである.R*帝岡上の不卵の協力帥係
も校閲の常年に成東化せられ、以来絶大なる支授をうけ、ま
たこれに封†る報恩の流転姦してきたのであるが、さきに
珂桝舵訓民謂計にょり一徳一心を閉りせられた浦洲岡島帝陛
下は、杷元二千六青年の作年に際し、
天照大紳を祭祀し準つて填開紳朗を勧
創建遊ばさる1や、如日閉曹を御換
               てんてい
教、浦洲開の圃本を惟紳の造に粂簸せ
られる旨仰出された.満洲囲の政教の
河瀬、倫理道徳の根本はこれによつて
世界忙克明されたのである.
 滴洲図は、前述の地綾血縁を超赦
し、宮詣・続軟・慣習の共泡を昭托し
て、惟紳道の同家、惟紳道の図只とL
 小く
て赫Aたる大理想に向つて溝越してゐ
るのである.
 入絃」字の大将紳畑資に満洲団に患
                 ●●lI
いて輝き、更忙今特に大東立上り生せ
界に及ばんとしてわるのである.