名士になる法 などに婚したる人ならは、意地慈き遊びなりとして、気の崩き女には憂 死させ、さなくも離婚の緒をなすこと、詳もなきことなり。再婚には紳 商の女子なと持参金の多きを揮ぷぺし。剣断の曖味なる議論を著して、 引讃該博など世にもてはやさるれば、季者には尤も似合はしく見ゆるな hソ0 (明治二十四年十月十九日「亜細亜」第一七競)