湖内藤湖南篤
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ぺし、欧羅巴洲裡の事物は欧羅巴人宜しく之れを虞理すぺし、
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る虞にあ
針軒酔す
慰打軒h
亜細亜大陸の探検
現在未爽の渾固球上に相封抗するは銀色人種と金色人種ならん。今や彼
れ銀色人種の勢カたる柿乎として験雨の衆るが如く、巌乎として駿駒の
馳するが如く、蒸気を役し、電気を騒り、親々たる唆嶺も馬めに低く、
彰群たる怒涛も為めに苧か也0況んや彼等澹大、慮密、加ふるに胃険的
の嵐概に富み、氷雪厳結、海若自熊出漫隠見するの所に渡りて遺利を抹
り、森林鬱蒼、四方に人跡なく猛獣轟蛇排桐鳴蜂するの所に入りて前人
未態の智識を捉へ来り、炎熱赫々たる赤造直下に往爽交通して官財を拉
し辟る。且つや恰好の虞にしあれば民を植へ人を移して官年の長計を企
謀し、其の馬す所轄た人をして嘘世の感あらしむ。眈に然り、然ればに
や波穏かに風静なる此の太平洋の如きは彼輩之れを見る宛かも坦途の如
く、跳躍践虜日∵日より激烈を極め、本世紀の中葉以降にありては金色
人種果然顔色なからんとせり○鳴呼此の時に首り徒らに切歯惧慣するは
智者の取らざる所、余輩不肯と錐も萱に之れを以て自ら一時に快するも
のならんや0然りと錐も彼れ銀色人種をして我が金色人種の墳墓地たる
斯の亜紳亜洲裡を横行揉踊せしむるに至りては宝に起て馬す所なかるぺ
けんや。
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抑も東家の家事は東家の家人之れを支配すぺく、西隣の家事ハ西隣の家
軒計絆升掛針智卦ががががい牙ぶ心レ。
開説らく頃日欧羅巴人は亜細亜内地の探捻に汲々とし、英人はシヤン民
族の巣窟に入り、彿人は雲南に入り、露の探捻陳は西蕨に入り、同圃皇
帝は今又一園の探捻除を蒙盲に汲遁せんとす。想ふに爾後十年、銀色人
種の足跡恐くは葱嶺の東西に斑々たらん0此くの如き宣に是れ日本人の
等閑に看通すぺき報造ならんや。眈に亜細亜は金色人種の土なり、銀色
人種をして此の間に縦横践渉せしむるは、我れ自から天職を懲るなり、
街る者各あり、由りて金銀雨人種が行々亜細亜大陸に凍有すぺき賭来の
勢カを息量せは、宣に塞心の極にあらずや0夫れ我の欧西諸囲に於ける、
其の政治、其の財富、其の兵備、其の産業、其の寧術、技拳、石般事物、
皆彼れに後れ、彼を師とせざるなし0後進の囲必ずしも先進の圃に擾ら
ずはあらず、露人二百年来の新進を以て、カ能く文明の中心を凌属する
其の例なきにあらずと維も、百事如かず、謄落ち塊奪はれば圃民の気象
萎爾頸尾して、官代劣敗に責へんことを恐る。今之れを振作し、之れを
挽醍し、気能く雲夢を呑み、眼五洲の↓に僻敵せしめ、仇ほ且つ自大自
慈なる軟人をして、五首年の前、金色人種の技傾、欧土を蟻蛭硯したる
を同想し、其の遺裔の気力、智識、猶侮蔑すぺからざる者ある々掛了せ
しめんは、人種競争の漸く烈しき現代に在て、尤も必頻喫堅の事なりと
す0悲しき哉、五億苗の金色人種、彼れ皆困酔倦臥にして、其の専に濁
れ、其枕を格かすの小麺に駕かず0驚くぺく、醍むぺきの感覚あるは、
我か日本のみ、日本人の天職や重益々重、大益々大といひつぺし。鳴呼
奈何せん、政治、財官、兵備、寧術、技拳皆眈に彼れに後る、政治の改
革は漸く緒に就くも、封建の世を脱して二十年、以て欧人が教十盲年の
失敗に由て嵐得せる至難の政体を完成せんとす、是れ己に難し、況んや
蘇雑の窯汲縦横して、小朝廷の争奪政守に螢々たり。這般の技備を以て
欧人と短長を較せんとするは分を知らざる者のみ。税樺未だ同さず、政
費歳に増す、財富の栃ち態達すべからざる其れ亦兵備を奈何ん。己むな
くんば一あり。園貧しと錐も、兵寡しと錐も、軍艦備はらずと錐も、絶東
の洋上、欧人が鞭の長き馬腹に及ばざるもの、是れ横なり、是れ幸なり、
露人南下の謀を伐ち、其の朝鮮を以て保護の囲とせんとするを拒過し、
以て日本の気勢を東洋に張り、重を列園に為す、斯くの如きのみ。但彼
れは欒に虞するの造なり。攣なくば以て虞する所なけん己むなくんば更
に一あり。軟人の之れ達せざるに先だちて鞭を亜細亜大陸の探捻に着く
る是のみ。其面積は欧土に五倍し、其人口は之に一倍牛し、而して亜爾
泰の南、葱嶺の東西、喜鳥拉の北、是れ字内を包拳し、坤輿を席巻せる
英雄の敷々起りし虞、而して大塊の人顆ある、資に彼虞に始原すといふ
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に非すや、史畢の新材料、山積充溢すること知るぺきなり。眈に人種始
原の分岐の土たり、故に安南の北遽より斜に西北して西頼に入る、今に
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於て種族の間灘尤も甚しと構す。是に於て杜曾畢を研究す、必ず未態の
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新智識、新理論其の潜光を態する
ことあらん。北、氷山氷海、地球が未
衆の運命を務示せる西此利亜より、南、金を轢し土を焦す熱帝地球が過
去の経過を遺示せる印度洋濱に至る、最高の山、最大の高原、最大の牧
野、茫々たる沙漠、苗旦の長江、皆此虞に集る、風土欒じ、気候異なり、
動植の此間に殖する、千彙萬頬、地脱の此間に起伏する、萬態千状、生
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物寧、地質寧の新眞理、此に匿蔵する者、枚拳すへからす。西、大陸を、
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望めば、紫菊天を衝く、抹者或は認めざるも、余輩は是れ畢術智識の此
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の間に埋る者、光巴暗に伸びて其人を待つを知る。機正に熟す、日本人
たる者、何ぞ勝起せさる。
且つ欧人の手頃日久しく、而して未だ能くせざる者は、形勢事情に拘せ
られて己むを得ざるなり、己むを得る者にして、其天職を怒るは、其れ
之れを何とか謂はん、聞かずや欧人の胃除、亜弗利加内地を探険するの
状を、気候毒悪、療癌の恐るぺきあり。猛獣の音、土轡の暴あるも彼等
は猶ほ教十の隊伍、徒歩して人跡未だ印せざるの大陸を縦横するなり。
費す所距萬、一たぴ道途に柴れば、禽の飼となり、獣の腹に飽かしめん、
而して願みざるなり。今若し日本人が亜細亜内地を探捻することあらば、
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其難易は此教するに足らざるなり。金色人種を以て金色人種の土に入る、
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土人の之を成ること決して欧人を酷待逆過するが如くなるぺからず。菊
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候の塞熱、選庭なきにあらず、然れども概するに融和にして、之を痩痍
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疫疾一侵して、人を穀すの土に祀るに、言ふに足らざる者あり、而して
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狂獣毒蛇の害、轡族の性質、此れ皆な彼れより安全なり。其費用を言へ
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ば、若し満州に入らんか、人の費す所千凰、十人にして一萬園に過ぎす、
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若し進で西蔵近傍に入らんか一人費す所二千金、三十人にして六萬固に
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過ぎず、一萬乃室六萬金、日本貧しと錐も、旦夕にして排ずべからざる
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に非ず、賓ある者資を給し、而して脂力ある専門畢者をして瞼を冒して
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決行せしめば、彼れ銀色人種をして、破天の荒事、紹大の偉畢に瞳若た
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らしめ、障々の裏、日本人の眞骨頭、侮蔑すべからざるを醒悟し、所謂
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東洋問題の如き、逐に由て断念せざるを得ざらしむ、宣に無前の大快事
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にあらずや。此くの如くして金色人種の天職、日本人の天職、乃ち全く
壷し得て怒る無きを得ん。遼巡の間、是をしも欧人に先せらる1が如き
あらば金色人種の再興、萬々世を経とも些の希望なけん。
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切告す、帝囲議合議貝諸氏、諸氏が任務は蕾に杓子定規の制法に腱舵し、
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算珠憂々として漁算に営々たるのみにあらざらん。曹に政薫政汲の争抗
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に奮興し、内閣攻守の樺略に壇勉するのみならざらん。諸氏若し余輩が
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言を然りとせば、其施設計董すへきの道、反掌の際に在らん。
(明治二十三年十二月二十三日「日本人」第六三既)