1900

久松義典『近世社会主義評論』
島村満都夫『社会改良論』
田中祐吉『公娼論』
木下尚江『廃娼之急務』・『足尾鉱毒問題』
井上哲次郎「独立自尊主義の道徳を論ず」(『哲学購読』)・『日本陽明学派之哲学』
桑木厳翼『哲学概論』
徳富蘆花『自然と人生』
ミル・町田則文訳『弥児言行録』

1901

安部磯雄『社会民主党宣言』・『社会問題解釈法』
幸徳秋水『二十世紀之怪物帝国主義』
片山潜・西川光二郎『日本之労働運動』
片山潜『普通選挙』
西川光二郎『社会党』
田岡嶺雲『下獄記』
中江兆民『一年有半』・『続一年有半』
清沢満之『精神主義』
波多野清一『西洋哲学史要』

1902

安部磯雄『社会講談』
大原洋一『社会問題』
煙山専大郎『近世無政府主義』
西川光二郎『カール・マルクス』・『ジョン・バーンズ』
幸徳秋水『兆民先生』
正岡芸陽『人道之戦士田中正造』
井上哲次郎『日本古学派之哲学』・『倫理と宗教との関係』
井上円了『宗教改革論』
朝永三十郎『哲学綱要』
ヴインデルバント・桑木厳翼抄訳『西洋哲学史要』
マキャヴェリ・桐生・豊田共訳『経世策』
矢野竜渓『新社会』
中江兆民『警世放言』
内田魯庵『社会百面相』
宮崎滔天『三十三年の夢』
穂積陳重『五人組制度』
金井延『社会経済学』

1903

幸徳秋水『社会主義神髄』
片山潜『我社会主義』・『都市社会主義』
中山伝之丞『社会主義提要』
矢野竜渓『社会主義全集』
高橋五郎『社会主義活弁』
山口義三『破帝国主義論』
農商務省『職工事情』
小野塚喜平次『政治学大網』
森鴎外『人種哲学梗概』
遠藤隆吉『支那思想発達史』
黒岩涙香『天人論』
岡倉天心『東洋の理想』
ベラミー・平井広五郎訳『百年後の社会』
ゾムバルト・神戸正雄訳『十九世紀に於ける社会主義及社会的運動』
坪井九馬三『史学研究法』
安部磯雄「社会主義論」
松居松葉「社会主義」
木下尚江「社会主義と婦人」
西川光二郎「富の圧制」
小川煙村「労働問題」(『読売新聞』)
松岡荒村「山上憶良が貧窮問答を読む」(『社会主義』)
A・S生「カル・マルクス及其時代」(『六合雑誌』)
島村抱月「思想問題」(『新小説』)
長谷川天渓「解決なき創作物」(『太陽』)・「人生問題の研究と自殺」(同上)
大町桂月「現代不健全なる二思想」〔非戦論・非国家論〕(同上)

1904

幸徳秋水 『社会民主党の建設者・ラッサール』
幸徳秋水 「吾人は飽くまで戦争を否認す」 (『週刊平民新聞』)
幸徳秋水 「兵士の誤謬」 (『週刊平民新聞』)
幸徳秋水 「与露国社会党書」 (『週刊平民新聞』)
幸徳秋水 「嗚呼増税」 (『週刊平民新聞』)
幸徳秋水 「敬愛なる朝鮮」 (『週刊平民新聞』)
幸徳秋水 「トルストイ翁の非戦論を読む」 (『週刊平民新聞』)
西川光二郎 『土地国有論』
西川光二郎 「罪人論」
田添鉄二 『経済進化論』
田添鉄二 『社会主義入門』
田添鉄二 「社会党偉人・カール・マルクス」 (『平民新聞』)
安部磯雄 『地上の理想国瑞西』
石川三四郎 『消費組合の話』
福田英子 『妾の半生涯』
樋口勘次郎 『教育者と国家社会主義』
樋口勘次郎 『国家社会主義新教育』
河上肇 『日本尊農論』
岡倉天心 『日本の覚醒』
遠藤隆吉 『日本社会の発達及思想の変遷』
久保天随 『日本儒学史』
藤井健治郎 『教育的倫理学』
日比野寛 『日本臣道論』
角田柳作 『ヴント倫理学史』
桑木厳翼 『デカルト』
丘浅次郎 『進化論講話』
長岡半太郎 『原子模型』
富士川游 『日本医学史』
内村鑑三 「余が非戦論者となりし由来」 (『聖書研究』)
田岡嶺雲 「現代思想の暗潮」 (『太陽』)
木下尚江 「軍国時代の言論」 (『毎日新聞』)
木下尚江 「恋愛と教育」 (『週刊平民新聞』)
木下尚江 社説「小学校教員に告ぐ」 (『平民新聞』)

1909

内山愚堂 『来るべき革命は無政府共産』
坂本清馬 『原始共産主義』
河上肇 『人類原始の生活』
田岡嶺雲 『明治叛臣伝』
樋口竜峡 『社会主義と国家』
樋口竜峡 『時代と文芸』
朝永三十郎 『人格の哲学と超人格の哲学』
波多野精一 『基督教の起源』
井上了円 『哲学新案』
西村時彦 『日本宗教史』
小山東助 『社会進化論』
同文館 『明治政治年鑑』
馬場孤蝶 「オブロモブイズム」 (『スバル』)
田中喜一 「自由思想家の倫理観」 (『丁酉倫理』)
吉田熊次 「プラグマティズムと教育」 (『哲学雑誌』)
フェリ・樋口秀雄訳 『社会政策と近世哲学』
クロポトキン・幸徳秋水訳 『パンの略取』

1910

金子馬治 『時代思想の研究』
藤井健次郎 『主観的道徳要旨』
今福忍 『最近論理学要義・附東西洋論理学史』
姉崎正治 『根本仏教』
波多野精一 『スピノザ研究』
山田孝雄 『日本國體概論』
高瀬武次郎 『支那哲学史』
河上肇 『経済学の根本概念』
河上肇 「ダーウィニズムとマルキシズム(進化論と社会主義)」 (『中央公論』)
河田嗣郎 『婦人問題』
江木翼 『植民論策』
板垣退助監修 『自由党史』
『経済大辞書』刊行開始
安倍能成 「自己の問題として見たる自然主義」 (『ホトトギス』)
安倍能成 「自然主義に於ける主観の位置」 (『ホトトギス』)
岩野泡鳴 「悲痛の哲理」 (『文章世界』)
長谷川天渓 「強者の文芸」 (『太陽』)
長谷川天渓 「現実主義の諸相」 (『太陽』)
長谷川天渓 「政治と文芸」 (『太陽』)
石川啄木 「性急な思想」 (『毎日新聞』)
石川啄木 「時代閉塞の現状」 (稿)
田中喜一 「人生評論の意義と人生評論家の資格」 (『中央公論』)
田中喜一 「New Philosophical Radicalism」 (『中央公論』)
西田幾多郎 「純粋経験相互の関係及び連絡について」 (『哲学雑誌』)
ショーペンハウエル・姉崎正治訳 『意志と現識としての世界』
イプセン・島村抱月訳 「人形の家」 (『早稲田文学』)

1911

幸徳秋水 『基督抹殺論』
村井知至 『時代思想』
山口孤剣 『明治百傑伝』
田中王堂 『書斎より街頭へ』
西田幾多郎 『善の研究』
吉田熊次 『国民道徳と教育』
笹川種郎 『南朝正統論』
姉崎正治 『南北朝問題と國體の大義』
藤岡作太郎 『日本評論史』
藤岡作太郎 『国学史』
丸山正彦 『大日本者神国也』
筧克彦 『仏教哲理』
戸田海一 『社会主義ト日本国民』
河上肇 『時勢之変』
東京鉱山監督局 『日本鉱業誌』刊行
ニーチェ・生田長江訳 『ツァラトウストラ』
堺利彦 「ルソー赤裸の人」 (『東京二六新聞』)
平塚雷鳥 「原始女性は太陽であった」 (『青鞜』)
紀平正美 「ヘーゲルの国家論」 (『丁酉倫理会講演集』)
岩野泡鳴 「進化論と哲学と刹那主義」 (『早稲田文学』)

1912

石川三四郎 『哲人カアペンター』
堺利彦 『売文集』
加藤弘之 『自然と倫理』
井上哲治郎 『国民道徳論』
田中王堂 『哲人主義』
桑木厳翼 『哲学綱要』
筧克彦 『古神道大意』
板垣退助 『一大華族論』
美濃部達吉 『憲法講話』
厨川白村 『近代文学十講』
大杉栄 「本能と創造」 (『近代思想』)
荒畑寒村 「艦底」 (『近代思想』)
西晋一郎 「我国民道徳と人道的道徳」 (『丁酉倫理会講演集』)
高橋里美 「意識現象の事実と其の意味」 (『哲学雑誌』)
樋口竜峡 「思想界の革命」 (『太陽』)
和辻哲郎 「哲人主義の価値--田中王堂先生に」 (『帝国文学』)
中沢臨川 「トルストイ論」 (『中央公論』)
和辻哲郎 「評論の力」 (『帝国文学』)
平井修 「ルッソオの懺悔録」 (『スバル』)

1913

三宅雪嶺 『明治思想小史』
加藤弘之 『自叙伝』
加藤弘之 『国家の統治権』
桑木厳翼 『現代の価値』
桑木厳翼 『現代思潮十講』
和辻哲郎 『ニイチェ研究』
筧克彦 『西洋哲理』 上
河上肇 『経済学研究』
副島義一 『天皇人間論』
小野塚喜平次 『現代欧州の憲政』
徳富蘇峰 『事務一家言』
岩野泡鳴 『近代思想と其実生活』
樋口竜峡 『近代思想の解剖』
中沢臨川 『トルストイ』
カウツキー・堺利彦訳 『社会主義倫理学』

05

1933

具島兼三郎 『ファシスト国家論』
服部之総 『明治維新研究』
津田左右吉 『上代日本の社会及び思想』
上田貞次郎 『日本人口問題研究』
山川菊栄 『女性五十講』
滝川幸辰 『刑法読本』(発禁)
宮本顕治 『レーニン主義文学闘争への道』 (『改造』)
三木清 「不安の思想とその超克」 (同上)
三木清 「ネオ・ヒューマニズムの問題と文学」 (『文芸』)

1934

河合栄治郎 『ファシズム批判』
河合栄治郎 『欧州最近の動向』
山田盛太郎 『日本資本主義分析』
平野義太郎 『日本資本主義社会の機構』
高田保馬 『国家と階級』
美濃部達吉 『議会政治の検討』
田中耕太郎 『世界法の理論』
陸軍省調査班 『思想戦』
松永材 『日本主義の理論的根拠』
岸田軒造 『國體と基督教との融合』
大森義太郎 『まてりありすむす・みりたんす』
三枝博音 『日本に於ける哲学的観念論の発達史』
三木清 『人間学的文学論』
長谷川如是閑 『現代に於ける自由主義』
西田幾多郎 『哲学の根本問題(続編)』
和辻哲郎 『人間の学としての倫理学』
鹿地亘 『日本プロレタリア文学運動の方向転換のために』
ヴァルガ・経済批判会訳 『日本経済批判』
上田進訳 『マルクス・エンゲルスの芸術論』
シェストフ・河上徹太郎訳 『虚無よりの創造』
文部省学生部 「革命論」 (『思想問題小集』)
西晋一郎 「我が國體及び国民性について」 (同上)
山田勝太郎 「日本資本主義合理化把握の一典型」 (『思想』)
中条百合子 「今日の文化の諸問題」 (『文化集団』)
大森義太郎 「わが批判者の批判」 (『改造』)
佐野学 「所謂転向について」 (『中央公論』)
杉山平助 「転向の流行について」 (『読売新聞』)
三木清 「シェストフ的不安について」 (『読売新聞』)
田辺元 「社会存在の論理」 (『哲学研究』)
津田左右吉 「日本精神について」 (『思想』)
美濃部達吉 「国民主義の思想とその限界」 (『改造』)

1935

今中次麿・具島兼三郎 『ファシズム』
新明正道 『国民革命の社会学』
高田保馬 『民族の問題』
河合栄治郎 『改訂社会政策原理』
河合栄治郎 『第一学生生活』
陸軍省新聞班 『非常時に対する我等国民の覚悟』
文部省国民精神文化研究所 『日本学の拠って立つ所』 (『国民精神文化類集』第六集)
文部省国民精神文化研究所 『全体主義国家論の台頭』 (同上)
文部省国民精神文化研究所 『自由主義の批判』 (同第七集)
津久井竜雄 『日本主義運動の理論と実践』
藤沢親雄 『近代政治思想と皇道』
鈴木茂三郎 『日本独占資本の解剖』
櫛田民蔵 『農業問題』
櫛田民蔵 『価値及貨幣』
第一次『唯物論全書』刊行開始
鳥井博郎 『明治思想史』
小松清編 『文化の擁護』・『行動主義文学論』
田辺茂一編 『能動精神パンフレット』
三枝博音 『論理学』
西田幾多郎 『哲学論文集第一』
高山岩男 『西田哲学』
和辻哲郎 『風土 人間学的考察』
務台理作 『ヘーゲル研究』
九鬼周造 『偶然性の問題』
波多野精一 『宗教哲学』
玉木肇 『日本家族制度批判』
清水幾多郎 『社会と個人』
中条百合子 『冬を越す蕾』
徳富蘇峰 『蘇峰自伝』
岡崎義恵 『日本文芸学』
本間久雄 『明治文学史上』
蓑田胸喜 「美濃部博士の大権蹂躙」 (『しきしまのみち叢書』)
鹿子木員信 「皇道主義」 (『日本精神叢説』第二集)

1936

岡野(=野坂参三)・田中(=山本県蔵) 『日本の共産主義者への手紙』
新明正道 『ファシズムの社会観』
木下半治 『日本ファシズム史』
庄司登・松原宏編 『ファシズムの諸問題』
矢内原忠雄 『民族と平和』
文部省国民精神文化研究所 『國體明徴の方法原理』 (『国民精神文化類集』一五集)
文部省思想局編・藤沢親雄 『帝国憲法に就て』
徳富猪一郎 『我等の日本精神』
鹿子木員信 『すめらみくにの理論と信念』
権堂成卿 『自治民政理』
亘理章三郎 『国体を中心とせる思想問題』 (『国民精神作興叢書』)
室伏高信 『南進論』
山崎謙 『国民精神新論・日本観念形態の研究』
清水幾太郎 『日本文化形態論』
木村荘之助 『日本小作制度論』
古在由重 『唯物論通史』
古在由重 『古代哲学史』
三木清 『時代と道徳』
安部磯雄 『青年と理想』
桑木厳翼 『哲学及哲学史研究』
高橋里美 『体験と存在』
青野季吉 『文芸と社会』
土方定一 『近代日本文学評論史』
久松潜一 『日本文学評論史』
『唯物論全書』 第二次刊行開始
冨山房 『国民百科大辞典』完成
関根秀雄訳 『モンテーニュ随想録』
大内兵衛 「ロシアに於ける資本主義の発展の問題のたて方」 (『プロレタリア科学研究』)
大森義太郎 「ファシズムとミリタリズムの相関」 (『中央公論』)
荒畑寒村・鈴木東民 「人民戦線と日本」 (『改造』)
荒畑寒村・鈴木東民 「日本人民戦線の胎動」 (『中央公論』特集)
山川均 「国家社会主義論」 (『改造』)
山田孝雄 「日本思想の探求--古代の祝詞に現れたる思想」 (『改造』)
小林秀雄 「思想と実生活」 (『文芸春秋』)
小林秀雄 「文学者の思想と実生活」 (『改造』)
古在由重 「ヒューマニズムの発展」 (『思想』)
三木・森山・阿部・岡 「ヒューマニズムの現代的意義」 (『文学界』)
三木清 「ヒューマニズムの哲学的基礎」 (『思想』)
三木清 「芸術の思想性について」 (『中央公論』)
三木清 「時局と思想の動向」 (『改造』)
三木清 「日本的性格とファシズム」 (『中央公論』)
田辺元 「ヒューマニズムに就いて」 (『思想』)
西田幾多郎 「論理と生命」 (『思想』)
加藤正 「フォイエルバッハについて第一テーゼの解釈」 (『唯物論研究』)
中条百合子 「マクシム・ゴーリキイの生涯」 (『改造』)
中条百合子 「ゴリキイ追悼号」 (『文学評論』)
長谷川如是閑 「系術に対する映画の反逆」 (『文芸春秋』)
窪川鶴次郎 「芸術的方法と世界観の問題」 (『文学評論』)

1937

内田穣吉 『日本資本主義論争』
風早八十二 『日本社会政策史』
尾崎秀実 『嵐に立つ支那』
猪俣津南雄 『農村問題入門』
丸岡秀子 『日本農村婦人問題』
河合栄治郎 『時局と自由主義』
河合栄治郎 『第二学生生活』
文部省編 『國體の本義』
文部省国民精神文化研究所 『社会主義制度観の批判其の一』 (『国民精神文化研究』二三冊)
文部省国民精神文化研究所 『全体思想の再検討』 (『国民精神文化類集』 一九集)
文部省思想局 『行としての科学』 (『日本文化叢書』)
文部省社会教育局 『日本精神の発揚、八紘一宇の精神』 (『国民精神総動員資料』 四集)
文部省教学局 『支那抗日運動の思想的背景』 (『教学叢書』 一集)
内閣情報部 『近代戦と思想宣伝』 (『時局資料』)
内閣情報部・内務省文書課・文部省社会教育局 『国民精神総動員について』 (『国民精神総動員資料』 一集)
荒木貞夫 『昭和日本の使命』
荒木貞夫 『日本青年の道』
陸軍省教育総監部 『必勝の信念』 (『精神教育資料』 五七号)
鹿子木員信 『すめらあじあ』
北ヤ吉 『感激の書・思想と生活』
北ヤ吉 『ファッショと国家社会主義』
永井柳太郎 『アジア再建の善戦』
中野正剛 『日本は支那を如何する』
橋本欣五郎 『青年に贈る』
三井甲之 『天皇親政論』
清原貞夫 『日本國體新論』
徳富猪一郎 『戦時概論』
谷口雅春 『戦争と日本精神の倫理』
尾崎行雄 『日本はどうなるか』
杉森孝次郎 『行動政治哲学』
第三次『唯物論全書』刊行開始
古在由重 『現代哲学』
天野貞祐 『道理の感覚』
清水幾太郎 『人間の世界』
田辺元 『哲学と科学の間』
西田幾多郎 『続思索と体験』
西田幾多郎 『哲学論文集第二』
石原純 『科学と社会文化』
小倉金之助 『科学的精神と科学教育』
高坂正顕 『歴史的世界』
和辻哲郎 『倫理学(上巻)』
山内得立 『体系と展相』
宮本顕治 『文芸評論』
高沖陽造 『文芸思想史』
近藤忠義 『日本文学原論』
本間唯一 『文芸学』
高見順 『描写のうしろに寝ていられない』
山川均 「ファシズムの日本的特質」 (『文芸春秋』)
小林秀雄 「戦争について」 (『改造』)
森宏一 「民族的なるものとは何ぞや」 (『唯物論研究』)
中条百合子 「文学における日本的なるもの」 (『文芸春秋』)
中条百合子 「ヒューマニズムの道」 (同上)
中条百合子 「ジードとプラウダの批評」 (同上)
谷川徹三 「国民の立場とヒューマニズムの立場」 (『中央公論』)
青野季吉 「日本の現実」 (同上)
長谷川如是閑 「文化の国民的世界的性質」 (同上)
長谷川如是閑 「日本哲学の形態的特徴」 (『改造』)
三木清 「時局と思想」 (『日本評論』)
三木清 「神話--構想力について」 (『思想』)
矢内原忠雄 「国家の理想」 (『中央公論』)
保田與重郎 「明治の精神」 (『文芸』)
保田與重郎 「白鳳天平の精神」 (『新潮』)
保田與重郎 「『日本的なもの』への批評について」 (『文学界』)
永田広志 「唯物弁証法最近の展開」 (『唯物論研究』)
加藤正 「唯物論の貫徹のために」 (同上)
岡邦雄 「世界像と世界観」 (『唯物論研究』)
西田幾多郎 「実践と対象認識--歴史的世界に於ての認識の立場」 (『哲学研究』)
田辺元 「量子論の哲学的意味」 (『思想』)
田辺元 「種の論理の意味を明かにす」 (『哲学研究』)
田辺元 「種の論理に対する批評を答う」 (『思想』)
中島健蔵 「文学と民族について」 (『改造』)
三枝博音 「政治と文学」 (『新潮』)
倉田百三・杉本良吉・他 「戦争と『国防文学』について」 (『新潮』)
浅野晃 「国民文学論の根本問題」 (『新潮』)
浅野晃 「新日本主義の現実的基調」 (『中央公論』)

1938

近衛文麿 『尽忠報国の精神』 (『第一出版時局叢書』)
松岡洋右 『昭和維新』
徳富猪一郎 『皇道日本の世界化』
安藤正純 『日本の行く道』
中野正剛 『魂を吐く』
中野正剛 『真直ぐに行け』
紀平正美・山本饒 『学者の本分』 (『国民精神文化研究』 三九冊)
蓑田胸喜・松田福松 『国家と大学、東京帝国大学法学部の民主主義無国家思想に対する学術批判』
倉田百三 『祖国への愛と認識』
杉森孝次郎 『ファッショと国家社会主義』
加田哲二 『日本国家社会主義の発展』
尾崎秀実 『現代支那批判』
清水幾太郎 『常識の何おいて』
新明正道編 『実用主義』
杉山平助 『新しい日本人の道』
杉山平助 『現代日本観』

18