ブーゲンビル島海域の諸戦闘に就て 大本営海軍報道部海軍中佐 田代格
デーゲンビル島はソ三ソ群島北端に位置する南北二≡○キロ東西
;芸キロの最大の島塀である上に十月上旬の我がコロンバンガラ、
ベヲラベ孟m島撤収後ほ同群島に放ける我が方の簡弊嬢搬であるので
ぁむます。南奈丁洋の反攻に焦渡する敵は我ポ撤収上り約表聞後の
十月二十七月早朝先づデー〆yビル島楠撃ハ十キロのモノ払に上陸作
取を敢行したのであわます・かくて我が方は爾後の敵の卿椰を臓更に
監鍋中のところ、モノ島↓機上り習H後の十月三十古中桝−海軍舶
蕗部顔化膿群に分れた敵の大輪曳船属が三Tヂヨ】ヂア爪ガツカイ
貴方がら吋獲っっぁるの毒見し、震触慧つづけ或はベララ
ベラ島南方に放て、或はモノ鳥海方に於て刻々敵船幽の捌抑を報告し
末わましたので、帝闘将軍航基部隣地に海↓艦艇熱願は功椰出動し、
ここに十月≡十ニロ上り+二月五日までの六日聞に亙るデーグンビル
島沖の沃野が展開されたのであわまサ¢
敵の巡洋振、打逐胎教卓上りなる海上部蝕は十月H王丁古光づデー
ダyビル島北喘のプカ島に娠砲射撃を加へた後、更に頼下し翌十言
言切ショIトランド島に砲撃を行ひモた0これと同時に蒜上盗
電衝を配した梅迭楷属を含む他の大部除はベテラベラ岳及びモ/島の
南西方面音北上して壷埜丁言早朝プトゲンビル島村岸佑と中央
部ガゼレ頻トロキナ岬に、他の一部は同二日未明トロキナ岬北方約五
十キロのハモソにそれぞれ上陸を開始したのであわまナ0
これに封し我が方は、海軍析塞部廉先づこの魚逸搬輿を含む敵の大
部像を十月=‡日夜上り+二月二日切にかけて、モノ島東方海而及び
デー〆ンビル島西方海簡に於て攻撃し1大村輸絵筆垂を♯堵弘洋
耗、駆逐艦各二重、上陸用舟艇四十隻以上を野次−大型巡洋推二軍
巡洋概ハ若しくは大準騒逐艦)壷−大挙楓達筆一筆小型舟艇多鞍
を轡根敵機十槻を撃墜いたしましたが、一方これと呼應して我が巡洋
籍取扱及び水宵馳除よりなる海上都塵は、デー〆ソビル島西岸に到達
した敵部魔の政撃に出動し、十∵月山日夜、トロキナ岬及びハモンの
上陸確確を目指して出現した巡洋塩入隻、僻遠拍十五隻上りなる有力
な敵海陸を、ガゼレ滑外に捕捉し1約一時間にわたつて狂烈なる交戦
を行ひ、大和巡洋般二等大熱海轟撃憂を蕗沈、大型巡洋撃垂−
巡洋艦ハ若しくは大型賄逐艦一隻)を撃況、大型鵜洋胞二乃至一等
耕逐撃垂を撃取したのであります0敵はこの択省に狼択し−以上の
職巣のほか敵の壷建艦の如き同春討のため炎上したのでありま†0
か〈して言H夜のプーゲソビル島沖雅職は我が方の轟々たる戦果ヒ
蔽つたのでありますが、敵は執拗にも・フーゲンビル島上陸微行の意喝
(1ア)
を捨てザ、既に述べました如く、二日未明にほハモソに上陸を敢行す
ると共に、我が有力基地を攻撃せんとして無敵〓百数十機の編除を以
てラバウルに、一里二十五槻を以てプカに袈ひかかつたのであります。
ラバウルに於いては待機してゐた我が海軍航基部駄、海上部曝.地上
部膝は】膣となつてこれを遊撃、海軍航基部陰にエつて胃二一十七槻、
海上部廉に上つて五十l槻、地上部除に上つて二十三槻、合計l一宮一
線を撃墜し、ブタに於ては地上部頗が来襲敵機のうち三十九機を撃墜
し、一日にして総計二者四十換を撃墜したのであります。ラバウルに
於ける二宮一機撃墜の如きは、基地来襲敵機に封する撃墜記鉢として
は粥戦以来の新記録でありまして、我が航盗機放び#飛艮の質的優秀
を示して飴りあるものであわます。
デーグンビル島沖海戦故にヲ.ハウル上塞楚巾取後、我が方はその後
の敵の反故池に補給金凶に勤し、慈土管或を厳重にしてをわましたと
ころ、五日午後、海軍哨戒由はモノ島、ウッドヲーク島の中間地柑に
腕盤母撃憂、巡洋艦四豊、軒建艦正室エわ成る敵有力機動部臓がデ
ー〆ソビル島方面の増援を金剛して北上しっつあるのを常見、海軍航
盤沸騰は直にこの敵機勤部頗に役割し、指揮官滑宮大尉は敢然、先演
に立ち夕闇をついて迅迩果敢な攻撃を妓幽、大型航盗出艦l隻を接沈
中型兢盤母鹿−隻、大型巡洋些一隻、巡洋丘ハ若しくは大型腿逐艇)
l一重をそれ々れ撃沈しました。これをプーゲンビル島沖机塞戦と呼稲
するのでありますが、この航奮戦について最も注目すべきしとは敵が
危瞼を胃して我が基地の近くへ盤母を中心とする機動部像を繰り出し
たといふことであります。これを瞬時に捕鎚皆滅した我が索敵機、政
ぜ換の停卦もさることながら、我が基地の爆撃圏内へ突入してまゐつ
た秒の伊芳も縛れぬものがあることを数々は黙考すべきで甚りよす。
デー〆ンビル島沖海敏也に航裟故に放て大桐壌を豪つた敵は、重な
る敗暇を挽岡し、トロキナ岬に上陸せる敵上陸瓜猷を榊顕せんものと
編成し得る放出の大艦隊、大輪逢瀬姐に上越坦循を配し、入日朝以来
デーゲソビル島キ目指して北上し来りました。夙ぐもこれを察知した
帝団料笹航潅盟頗は機を劫せず、必殺の魚雷む抱いて窮控基地を出勤
デーダンビル島西確トワキナ叩沖及びデーダンビル島南方海域に放て
教職故殺捕捉数次に亙つて鍵絶極まる攻撃を敢行したのであります。
即ち先づ妨l撃はプーダソビル島トロキナ岬沖に招集する敵輸逸飴囲
に加へられ、輸逢瀬四垂を嘩沈、一隻を撃破し次いで鮪二撃はその外
周を掘馳せる巡洋艦、将逐艦に料して政撃を加へ、巡洋艦一山隻を打沈
駆逐艦一隻を撃批、大型巡洋艦大金を大敵し、巡洋艦出生を大破し、
更に妨三革、教祖撃を岡島海域に出勤中の敵馳腹部陰に加へ、故鹿四
男を撃沈、これに加ふるに敵機十五機以上を撃墜し、更に敗建する軌
に封し拉致を繍けたのであります。この間我が方の粥雀臼爆未師遠二
十撫でありまして、この海故を鮨二次デー〆ソビル島沖杭袈敬と呼押
するのであります。この海戦に於て挙げられました戦果は、正に耗珠
拇以礁0大敵果eありまして、御竣成の然らしむるところであります。
この鮨一次.フーダンビル島沖航奮馳に放ける指揮官治官大府、鮨〓
次デー〆ソビル島沖前島故に於ける指揮官椚富大尉外≡中隊長は海軍
抗基部戯の至賢ともいふべき得難き一騎宮守の指揮官でありまして、
各ミ師頭に立つて壮烈な自握を逸げられましたことは回教に頼り惜み
てもなは漁りあるとは申せ、これ等の勇士がラバウル盤戦、鉱一次姑
二次デーゲyビル島沖航塞馳に於てこの大戦巣を蹴ち得たることを鬼
へば恐らく喜んで瞑目されたことであわませう。この大捕紳はまた海
軍航盤解放の金持所であるのであわます。
(18)
以上の糠合資は、空洗髪四彗聖母彗筆巡洋苧二隻
虹還票隻、璧給金、J賢舟艇軍費望、撃破準洋学壷
串逐些】彗賢船豊、その他同志討にて願意壷至、飛行機
収量二票十五彗↓であ豊して、これに劉し我が方の空は霊
彗隻沈没、池洋彗隻小破、日爆禁宋尉彗十六槻に退学彼我
の損害には甚だしい轡りが見られるのであ豊ナ0寒に触たる賢で
普ノ享。しかLながら畔大富彗爪を禁り得た時こそ彗は蒜と
雲L浮れば富かいので音字0仮にもこの柴に酵▲写前線
の尊書に充ちた馳霜を忘れるやうきとがあれは、驚は故に道学
るので奇書。前線璧ハの決死の奮闘と銃後凶彗必死の生夢カ
とは今や雑然表と官、デーゲンビル島沖美慧爪となつて拙れて
誉ります。我々は彗全力を戦力に鮎叫してこの職梨に彗、この戦
雲賢禦する芳墓成し敵美蒜宗に叢する質を勤め
なければならないのであり享0この意味に於いて、敵のソ三ン群
島に封する反攻の捗池を冷評に考へて見たいと思ひまサ○
先づ鈷蒜敵の反故が正誓りの強引な作響あつたことであ豊
すが、撃正菅すべ是敵の北↓彦の短攣あり享0翌カダ
ルカナル農政略取が牛年、ガダルカナル島Jり三1ヂヨ妄ア普
でが約五ケ月−三−ヂヨーヂア島J皇ワンバンガ■フ、ベヲラベヲ
駒鳥までが約三ケ月−コロン・ハンガヲ、ペテラベラ綱島上りプ1〆ン
ビル島菩が;月足らずと晰次短縮されて雷ます0しか宴−ダ
yビル島に苧る壷作欝、医申した如く本格的な震作攣あ
りまして、敵ほ戦振、革母qlあらゆる振挺群を触り出Lてデーゲン
ビル島に上陸せる敵軍の増長、補警なつてゐるので奇書q米国
としては首阜早くデーグンビル鳥を専管、この方面の作響H雫
ぁるラ.ハウルへ壷に潜政せんとして焦駄しつつあることは容易に耗
知されるのであり葺Tlこの焦慮がプー〆yビル鳥に野する免除を胃
しての強引な作戦とかつて現れ、ひいては我が海軍部放の好餌となる
原鞄を作つたと考へられるのであります0
しかしながら恥三に我がデとして考へなければならないことは故
に莫大な州還を輿へたとはいへ、兎に角敵が漸嘗北上し、我が軌略罫
線に近琴しつつあることは壱であわ写す0プー〆ソビル島にも敵は
既に上陸してゐろのであむ李す・撃てこの撃に琴する補給と増壊
は米鈎として如何かる犠牲を挑つても敢行を企蝕するであら2ことは
容易に想像されるところでありまトて、今後まノます激烈な取柄が展
開されることも亦必至であります○目前の撃釆に酢ふことなく冷静に
教学努力に徹することがますます野紆ざれるのであゎます0
め四は航基数がい上い上大規蝮且つ涛較的となり、聖職力が−貯
書化したことであります0音のラバウルに放ける;百扁の拘筈
にも拘らず、敵性四日には馳爆空言宰丁入機を以て、誉Hには放爆
遁書出十入場を以て、遮二竺ラバウルに来襲してをります○
散の航革兵力は未た壊滅せず−否、扁犬鵜鳩な来襲が坤期される
のであります。航笠機の増強は瞬時を寧ふ昭彦であゎます0
デーダンビル鳥をめぐる執拗は、今や決死的な様相を畠してをゎま
す。敵艦胎、飛行轡人員の大拇箸覚悟して必死の反故を坪け、と
れに勤し我が海軍部駄は勇払な義挙馳を行つてをります0正に生盤
を赦せぎる狙撃放であります0この前線の将兵の奮陶に酬いる丘は唯
;、鉄鎖馳罠の増壷あるのみであ豊す0プふンビル島沖の取異
に酬ゆるた竺底申氏の抵カを撃げて生産に蕾;れんことをEねて
切重して己まね羞で普ます8 ハ†言古放苧
(19)
(11.10)