決戦下に於ける教育の非常措置 文部大臣 岡部長景
今日大東亜独学も魅上挽烈な次数段階に入りましたので、政府は鍵
に国内態勢強化の根本方策な決定しましたが、去る十二日には雷にそ
の一壷として、「教育に陶サる非常拷使勤鮨」につき重大なる閣鎖決
定をいたしたのであゎます。
明治以来敷皮か教育上の改革が行はれましたが、今岡の如き大奥革
は未だ甘てその例を見ぎるところであむます8今その然る所以につい
て述べま†れば、第一の鈷は大衆亜職窄遊行上の夢常に基いて政治、
経済、牽業、文化埠あらゆる部内に於ける左前の大奥革を不離一班の
弼聯に於て断行せられたものであることでありますq
撃壷は悠久なる国璽の薗蛙のために普面の敵軍改行力の増強を納
るといふところに重鈷が野かれてあることであゎます。
盤芸衰は今次の犬取の性格が科学の汲であるから、科畢技術者の急
洩なろ大l宅成と革能動券の生産力といふことが頓切に嬰求されろこ
とであります。
しかして第四には、かくの如く視力を横倒しての大故牢は、妨極す
右ところ挿紳力の敬であり思想職でありまサから、国家としては有形
のカのみならず無形の力を毒して不敗の栓制を盤へなければたらぬこ
とでありぜす.
以上申述べた如く今次の非常持出は堆浬なる作戦に即題してまつ敬
軍に勝ち抜くといふことを汝二義とし、決壮丁に封威すべき行革一礫
の本義に徹するの主旨を以て教育内容の徹底的な髄率化と刷新とを祝
わ、国防訓練の強化、動勢動員の椚施等を策†ることを意囲してゐる
のでありますq商家が教育を重んずることは胃頭に述べた温bであり
ますが1今日この大挙専門夢枕等に革んでゐる有馬の革徒もみな銑を
執つて支はなければならなくなつたのは、以て時局が如何に決刻にな
つて衆たかを如彗に物語るものでぁつて、準徒諸君は乗上り国民諸君
の視診と蚤惰とを頸ふて己孟衣桁であります。以下暫く教習非常楕
置の内容に関して二般固民特に嘩徒諸君と父兄各位に績と御承知を
粁ひたいことを申述べ度いと息ふのであります。
考つ甲良事故につきましては−明年四月から義耕教育入年制が顎施
される背でありましたが、時局柄これほ督分桂期されることになりま
した0軒ち、従前洩り闘民革枚初噂科を卒業すれば、直ちに繁耕に朕
き得ることになつたのであります0尤も甥叛に就けば背年革櫻に入ら
ねばなら撃盲にほ艶りほありません9杜青年革校についてはいろい
ろの意見もありますが−少年エの方々はなほ辞意の盛りであつて国民
事故を禁ノて敬業についた後に教習修練を受けるのと受けないのとで
珠戎こに掃押上非常に蓬ふばかりでなく、能率にも影沓の静からぬも
のあきとは、方言工場で既に慣徐ずみであります.尤も青年革校
でほ散票轟ふ捏業は成るべくこれを減らして敬場の顎地で教育†る
やうに刷新改善する必弊も明かになつ丁衆ましたから、政府は目下そ
の方法につき研究を混めてゐるのでありますじ
次に、中等挙校に放て四年制が施警れるやうになりましたのほ、
今年の四月からでありますから−昭利二十毒に初めて四年制の卒業
生が出る礁定でありましたが、今般これを改めて昭和二十年≡月に繰
上げて頚椎することといたし写した外に1更に昭和十九年即ち来年≡
月の四年修了生には苺門拳校入牢の賀緒を粥へることになり革した.
そして入畢定員は大瞳本年以↓には榊さない考へであります。尤も工
業革頃蔑薬学校、女子硬莱嬰校等は号の必歩上これを規準す毒
定であります。
なほ典子の商業革枚は極力工業、壊策たとの革校に換へるやう盛置
を革ずることといたし、もしこれらの戚旺をとり得たい申枚はこれを
整理桁少する考へであゎま†P
高等革校に放ては−年齢は概して若いことであり写すから、歓兵鴎
係はあまりあり写せんが、来年度の入牢軍艮は文科は全軌を温じ鍵ね
徒前の三分ノ妄琴蒜い程度に止め、地科万両は多少洩充宗ふ考
へであbます◇なほ文科毒の革も糊料に移ることの出来る逸も革レ
たいと思つて誉ります¢次に大畢及び弥門準故について著すると、
去丁などに放ては大部分ほ徴兵霞に適してを豊すが、従来の徴集
拍瀧の制度が表に停馨れることに決定し辛したので、法文科釆の
革徒は直ちに入管して幹部候補生として軍務に服†ることと音、ま
た理工科釆の畢生生徒ほ車だ革の戌術艮としての美挙が足らね馳編
上、せらく入管抵期の帯足を受けることになわ、その良策は今!で海
(4)
む姐軍事れるのでありますり法文科系の革生生徒、特に大革申部の学
生は柏普減少することと恩はれますが、償令、畢生の故は拭わまLて
もなほ適齢前の者もあり、第一線から腑遺した者や留畢生その他もあ
ることであわますから、授業はそのまま出擁いたすやうになります9
ただ竣業を行ふ上からも防金上疎閑な岨る上からも−必要に戯じて滴
普なる箇所に移し柴めて控策を行ふ必歩が起るであらうと考へてなわ
ます。また理科系の大卒や専門革枚は、茫に盤備拭充の必蓼があわす
すから、文科系系統の犬単音門畢校も戎る嘩庶までは理科系のものに
仲漢書せたいと恩つてをむます。
さらに私立の文化禾大革や専門単柁については時局に鮒脇して成る
転園に瓦つて盤倫改善を団るべきはいふまでもありませんが、この際
和普放の大革穀専門革校に掬換することは最も泡普な略埋の方法であ
ゎ、なほこれが整理統合に普り、力めて理科系統の苺門単校へ均挟†
る如きは、最も革ましいところであむます0さうして今後、専門拳校
の入牢定員は所野人貝の陶係に鑑みて蹴ね挺衆望一分の一転度に減ず
ることに決定したのであわます0促つて畢校繹理には棚常困難もあら
ぅかと恩はれますが、開発に即彪さろる拳校には政府として柑常の補
助をなす用意もいたしてゐるのであわます0女子の専門拳校は彗ハ等
の閑係もないことでありまサが、その教育の内容に徹庶的刷新を加へ
女子が男子の敬築に代る必嬰に脇へるやう潜常なる職半数育を施サ礁
定であむます。尤もこの場合においてあくまでも日本締ノの長所契耗
は失はぬやうに努むべきは、館然懐志しなければたらねところであり
ます∩
次に各撞車扱のことを申しますと1幣子についてはいはゆる専輸指
寿車扱として特に指定さ九てゐるものの外はこの牒整理されることに
なわ、女子の各碩学枚も耳汝指定革攻の外は戦時担民生暗を稗保する
上に緊要なるもの、及び職業補導上必平なるものを除き大吐鞋理事れ
ることになると考へてをわます。
さて徴集抱課の停止に伴ひ、草枚を卒業しない前に入管する畢生生
徒も相蕾あるのであわまナが、これ等卒姫間近い者が、この際学業を
妾つて軍務に馳せ蓼ザるその混創な心構へにほ扱き敬意を表する衣坊
であつて、政府としては来年九月卒渠糊に在る轡徒に勤しては特別の
収攻を構ずることといたし、写しの外の在鍵小牧兆せられたる畢徒持
君の畢校復革の同意についてもこれまた特別の便宜か計り決して不都
合のないやうに取計ふ扱わでをります01かし前に申誠べまLた方針
に上つて革徒が以前に在単した孝校又は雛科が整理されたとか、仲換
したとかいふ場合が起りましたならば、官立に収容するとか観音な成
定を鶉じてその折革の素志は十分に争宜し、これを貫徹し得るやうい
たすことは申すまでもあわません0故にこれらの殊についても敏集さ
れる革徒籍君は何卒意を安んじて頂きたいのであわます0
申すまでもなく拳枚数育にとつて筑こに必蓼なのは、教育相叫の任
に普る先生であわますが、その必弊政を確保するため次のやうな威圧
を讃ずることになりましたQ即ち文理科大挙−高等師擬革嘩師範学
校、薫教育薫=革校、帯等担背革枚、幣築単枚数員養成所、青年単
枚数貞養成断、防時教員箋成析等の教員養成の藷寧故に在革†る者に
っいては、入営延期の措置を講ずることとなわこれ等学校の捏業は従
前竜む指紋せれるのであわます0
しかしながらなは重囲に亙る教員不足の情乾性仲々穎和されませ抱
から、教員養成の施設はニ∬拍充の必罫を認めてをわますが、一面に
は挺来その採用については箕椅上の制限が飴むに蓋¢■も漫カーL
(き)
たからごしれからは写し軍人又は官吏であつた雪か、或は革講徳性
ある者で教育者たるに準する滅貰どは教員として採用し得るやうむ急
を革すると同時に、完工場や、試汲槻勺とに例い忘られる技術潜
やその他の慣萌粒革者にも警苦し∵瞥叫刀ん求める等の方賢
より教育陣キ充慣強化しト格芳信の人材硝伐に出憎なからしめたい
と思つて誉ソヰ与0喝†の如き非常時同に燃しても教育に関し▲議寸
時も等閑にしないといふ牲は1現在及び渠に附する日本の強みであ
りまた深みでもあ豊して誠に御同慶のいたりであります。享今次
の革校の放還碧邑嘗つては多数の数哲只の醗驚驚たらしめる必
要が革芸であり害すが、大卒専門革校慧教授方は研究といきと
が婁なる使命の;でありますから−十分にこれ社なし得るやうに
靖置†る豊を和めてゐる宗でありモて、この非常時局夏於て
は革開の湛歩は管これな重んじなけれげならぬのであります。なほ
今次の非常措置としては革徒の勤労も要人桝彗して考へられてゐる
0であり吾ノが−これは従来の助勢勧告誓卜粥化↓て、毒の約三
分の蒜革徒たるの衿持な大に持ちつつ、しかも国禁勤労に対する
血轟に漉へ・且つこれに上り心身の鍛錬にも琶たいと考へてゐるの
であむます。
写て−以上で今次の警に彗ノる戦時非常槽檻の枇略な申準へたの
eもり幸rが−もともと徴集猶瀧停止の腐面は寄ら欝串上の必嬰に基
くものであむ芋して1文科系の革開も違科釆の拳岡持比して頓んずる
などといふことは断じてぁりません0国禁芸は、政喝軍革、教
育宗教、文化去り繋、葉にいたるまで、あらゆる部門に亙つて有
巧羨Eて蓼見あり、蒜カの潰しき人驚破く組藷してゐるの
であむます‘
この要請ほ1決して理科莱の教育のみに上つて充たされるものでほ
なく、寧ろ持帝、思想等が国家蒙展の根本であり、これは精紳科挙邸
ち文科系の拳闘教育にエつて増はれるものなることに鑑みまサれば、
それが如何に大切であゎ緊袈であるかといふことは箸口ん壷しないと
ころでありまサ0ただ今後の覗撃は1精神力と共に科挙力や生産力の
敬であbまして、年季力の駆大み誇る敵米英を徹直的に撃推する鳥に
は、この方面の教育考思ひ切つて株充向1せしめ、いはゆる物心蒜
となつて国家の組力を最高虔に蒙拝することが急務中の急激なのであ
わま†。
今や国家総力の職であり国民槻準軍の秋であります¢政府は現下の
あらゆる憫誓睨み合せた結果、今次の教育に閑†る非常措置となつ
た次筋であ豊して、この精神は決して一時郎のものであつてはなり
写せん0今岡の取率は未曾有の国難でありますが、これ々突破し勝ち
抜くことにエつて入放鳥字の大理想は鞘現されP日本教学の楕随は承
洋書るべきで告ソまサ0払は渚準皇国の陸警双眉に荷ふ革徒諸君
の決意の如何に輝かしきものであるかを確信して、若く遥しき報君の
門出を銑ひ、また同時に畢窓に樺るところの畢徒諸君の賛任の塩めて
(6)
重大であること一イ痛感し「み民われ」
己ま鞄のであbます。
の白頭に徹されんことを所つて
(十月十八日放送)