本年度交通動員計画 企画院第五部長 原鼎三
現下の時局に成しまして他舶、鈍盛、臼軌堵、航盤槻等を似てする
特達、電信、電話、故遵守の哉侶これ等は何れも梅めて筋大なる開放
であゎますが、本年度はこれ等をど〜いふ方策でやつて行くか、将来
性どういふ方針で進んで行くかといふや・りなことを図家として擦合的
に計‡されたのが交流動員計輩でありまして、愉快各省はこれに基い
て兵雄的に耳行を醜つて行〈ことになつ〆しをるのであむまサ。
取苧になゎますと交流即ち輸遠や滴何が著しくその盈を増加いたし
ま†ことは普然であゎます。
軋ち放逸鶴泊について一例を申しま†れば船舶、航焦機その他電車
な革帯物資の生産を檜弾する馬には破れ、右琴ボーキサイドといふ
やうな原料を生産工場へどんどん幾らなければなりませんし、然るに
一方陸海革に於ては作戦上の必要から船舶を柑懲専用することになり
ます。またこの大戦学をやつてゐる以卜船舶の喪央は和常党惜しなけ
ればならないのも常然でありますい
そこでその限られた輸蓮力を如何に挫排して、全能を故拝させるか、
如何にして輸逸力の増強を潜るかhまた平時と共りどういふ方面の輸
幾を切b拝めるかといふや与なことが健゚となるのであつて、現在彼
我の間に最も決刻に展開されてをわまナる海上掛違執に射ち断つ方策
を桝てなければないのであゎま†0
安逸動良計笠に於きましノ」は右のや▼りた見地に於ノ」枚挙究産L是非
共立黎な俄蓮や租借を畔倖†るといふことな目的として、声家の持つ
てゐる交通カを総動員して十分にその能力を替挿させる、そし′」陸海
軍関係はもちろんのこと菟肇物資の生産拇触や穎民の敢時生活の推婚
に必啓な万両に東北的に振り向ける、‥万交通カには限りのあること
であゎますから戦中の馬には我慢しなければならたい方面の輸遠や通
信に封して、戎る鎚度の躯締盟制な加へる、これ等の井を国家の☆堵か
ら綜合的に挽討して冊雀されてゐろのが即ち交頴勅良計雀であります
以卜囁早ながら交地割良計態についての祝明をいたしましたが、然
らば十八年度の交通勅良計現に放てはどんな匙に電井をおいたか、郷
ち本年度の動員計宅の特色ほ何であるかといふことを相主幹しく申ヒ
げることにいたします。
へ一) 串…に変貌施設の鞋傭とその壌柏に常つては機に投ずる陸海¥
の作職に藍温憾のないやうに考庶してゐるのでありまサ。大光碩敬
弔は窓よいはゆる決敬の迎絨に上る尿期取であるといふことエ註上
明かになつて来たのでありますが、本年度の交超勤良計登もこかに
剛腹しまして計盤に相常押力牲を持たせたのでありますn即ちこの
速決的決馳の段指に於きましては何時如何なるところに大観横な作
汲が行はれ胎が大故に黎るかも知れないのでありますが、さういふ
場合にも】般粛好物資放逸に著しい影甘を及ぽさないや▼つ考庶して
ゐるのでありま†。
三) 共に班大な大正虚尚内の各地に存在してゐる重要賓漁を獲得制
帽して、破零確汚物薮な生産†ろことは現在の政局に於きましては
山日も忽かせに出来ぬ大切なことでありますが、これが籍にほどう
してもこれ等の衆瀕を輸鼻するといふ間瀬が生ずるのでありま†。
ヽノ
は
例へば犬霊喝雫の畔かしい嘩果竺つとして我が開の手に挿しま
した南方の空襲賓汲も、大部分はこかな内地に凝んで彗生霊原
料としなければ敬刀の増弘に役彗ところは捗いので誉ソます。そ
の他恋いところでは北海道や九州の和就とか或ひは満州の大豆等も
皆同観でありまして、物資の供給力といふものは輸簸な撫硯しては
考へられないのであ豊す0本年収芸趨励い計攣於宗電きれ
てゐる海陸の革迭カは、先般本軌山計由と議に閣訊で決定されま
した十入年井の物資習ハ計窒に於けり晶背眺紛力の甚礎となつてを
るのでありまして、この二つの凶変組敷計湘はかういふ艶で最も
帝壊な媚聯を持つてゐる次串であります。
ハ三)集三に輸重力の現状から考へまサと海件の私逸を払竺憶的に
行ふといふことが雪必苧こなつてま告ソ芭たので、施設の雫
も配香の雫も共に敬時的な色彩竺厨洩醇にいたし辛して、海陸
換蓮の表化といふこと姦カに椚施することに計雪れてなるの
であわます。
特にハ1)鋼般及び歪椴の飛躍的拙造ハり一)馳駆持移の強化ハ3)
権湖苛役カの長の三砿は太年圧の姦動n豊としては啓蒙の他
力誉正に集中しまして、如何なゑ阿碍も突帳して断然繋行せんと
するところの三大好日であります。
今この≡大卒目につきまし三戯祝糾しますと
ハ⊥)の群胎及び木造顆の飛博的建造については
放筒の現顔指に放て急連に商船特に貨物慧大悪塗して海上執
澄カの鎗韻を計るといふことが、刻↑の最も重なろ粥僅であるこ
とは今蓑明を葬しないところでありまサ。
なほ商沖と銀行し表が担の特色である木造腑をこの際大食に建
近して、これ等木造胎は主として局地的の重要物資執蓮に充普しま
して、外洋航海の崇る商船貨物船ほこれな出来縛る限品方や大
陸と是との問の革蔑に振り向け予て、両々相僕つて海上氏芸力
を飛確約に村触せしめんとするものであります。
しかして、これ等船腹の増大は1日も早くしかち大些に建造する
ことが極めノ晶要なので、いはゆる戦時標準姐左るも芸決めて計
里的に繋行することになつ妄るのであつて、これに必坐な責巧
堺簸及び賓金革も失蒜保することに冨れ云るので告ます。
この南野及び本数照の宅崗屈ほ国家として大いに期響かけ最
拳の努力を注いでゐるのであつて、御承知の如く既に彗甥行中で
あります。
衣にT)陳述払移の撃化につきましてほ、昨年十晶攣「敢時
陸洋弄常地肌の確立」といふことが決定されまして、相性を放出す
る積め沿岸物祭は崇るだけこれを海1彗から陸上輪幾に移す方
針が明かにされまして、これに彗て十七年度中にも或ろ蔓は1
施したのであり写すが、本年変に放きまして竺の笠を和普息切
つて増加し、本格的に陸窪地移輸逸蒜ふ計雪桝てられたのであ
豊すごJの陸窪函移挽故には二種歎ありまして二つほ九州の石
浜や準材を剛門トソネルわ姦しノし大阪や葦に篭騎迭する革合の
やうにム意表海上輸幾にかから申ものであり、他は北海迅の壷
丸森潟、酒田、八戸のやうな来北や北捷の港まで彗慧だ上篭
でこれを文京や大阪等に彗する場合のや〜に蒜分は従来の海上
愉逸に上るものであります。
この何れの場合でも船舶が柏首筋約されるのであ与して、これ
等の節約された胎舶は或ひは南方な基ひは浦彗へ淋の如くどうし
ヽノ
一4−
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ても地租に上らなければならない方而に振り向けまして、海と陣と
を粗じて全社としての魚島力を村独するやうに計宅してゐるのであ
わます.併しかういふ放逸は繰翁の方から見ますと、晩鐘の丘が相
昔多くなる上に烏幾の距離も普通∽貨物に較べて約〓倍平にもなヶ
まナのでかなむな色物となるのであります。杜つてこれ等の訳平な
魚島を柚†に行ふ環には−般の族客や戦時下比較的訳嬰でない貨物
の魚島には巳むを栂ザ柏常親制を加へなけれげならないのほ普然の
野枯であゎます。但し旗客でも泡勅や池餅その他困家的に電撃な輸
畠ほこれを榊傑†ることはももろんでありま†。
祐≡に〔3)の鞄滑荷役力の杓覗の閃髄でありますが、惜滞が海上
放逸と陸上愉逸とを繋ぐ建部賎である剛体hその荷役力を増強いた
しますことほ、海陸の輸逸をW滑に行ふ上に大切なことであわまし
て、特に触舶の間切率の向上即ち琳の梱りを早〈するといふことが
是非とも必要なのであります。
穐に放きまする荷役力を榊強いたしまサと胎はそれだけ早く出弛
する−しとが出来まして、その過りが早くなり結局海卜輸速力は増加
される許であります。
措辞荷役力の増強はかういふやうに馳時下に於ては特に蛋婆なの
で、昨年十一月これに関する閣鎖の決定を見ましてそか以来柏普成
統を申げて来たのでありますが、本年度ほ更にこれな独力に野市い
たしまして−官押山の飴陛を浮かし海上愉遠カを杓加するやうに考
へてをるのであbます.
(四) 以上でいほゆる三大好日の祝明を終りまして♪次に本年姪動員
計丑で鴇四に京軒をおいた事柄は物祭の生琵と愉幾との迩緊を強化
するといふことであります。黎宰吻焚も円的のところへ輸蔑されな
ければ故カの者軌にならぬことほ甘然であゎます.才宰物資の生産
が一日否一時間も疎かに出来ね今日でほ、その点の原料なり男鹿な
bがただ或るところから成るところへ幾られたといふだけでなく時
間的にもその執轟が適切に行はれなけれげなりません。即ち適切な
時に適切なところへ換簸されることが必弊でありすす¢
例へば成る真野な工場で燃料となろ石繋が切れて生蛮が一時中止
するとか、成ひは製品の積出しや輸蓮が遅れて工場や鞄に滞貨が出
来るといふやうなことは抱封にあつてほならないのであります.こ
れが岱には物資の生衰に旧Wする潜と晩鐘に関係する者とが常に帝
鼓に埋絡を保つ必黎があるのでありまして、従来もこの鼓は或る頓
舵発行されてをbますが、本年度ほ更にこれを一肝徹底し上うとす
るのであbます。
ハ五) 鴇五には前に申しました陸誕持移の関係上本年辟に放きまして
ほ従来の取轟槻嗣や換金経路を和常艶更することにしてをりますの
で、これに伴つて関係の継確及びこれに繋つてゐる陸上像蓮設備を
弧化サることに特に考庶を梯つたのであbます。北海盈の石宋像蓮
については前に申上げましたが、大隅の槻係に於ても北支那の等や
浦州の大玉等に柏常数盈の物賓な従来は冊で鎚んでをつたのを朝鮮
繰延を利用してこれを南朝野まで挺び、朝鮮海峡のみ腑で輸簸する
といふ計宅を打ててをるのでありま†。任つてこの計宅を甥行いた
しす†点にほ、東北北陸戎ひほ南朝群に在bま†る悔の能力を強化
すると共にこれに繋つ′」ゐる鍬菰その他の能力も鮎化せ山げならぬ
のでありましてこれ等の瓢に特別の琴隙を沸つた謂であります.
ハ六) 幾六番目に船舶ヤ革輌を多食に放つたり、南方に航解格を蛾増
したりまた租借施設等を職僻†ることに計和してをるのでありまナ
ヽノ
■hリ
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が、」れが‡行打は戦時にふさはしい〃法によることにいたしてゐ
るのてあります・船の建造につきましては既に申しました迅りであ
bますが−妓鵡の車輌や自動中称も新しく遣わますものは槻力資材
を節約した戦時演樽を採用†きとといたし、また洩信施設その他
を盤備ナるにしましても出来るだけ現作ある設鮒の内で稲轡でない
方面のものを耽りはずして、或ひほこかな改造し或ひはその放で南
蛮な方面に托用することを計宅して、Z時下にふさはしい巧法を探
ることにいたしてゐるのであります。
以上六項目に亙りまして本年まの交親和‖計丑の特色ともいふべきこ
とを申雑べたのであゎまナポ、これを苧るに大東並戦争は賦表紙力
戦といふ立場からこれ宰見るときほ海卜怜途カの[ひであるといふ性
格が生て弾くなりつつあるのでありまして、輸逸力を槍強し辛すこと
はこの大東亜執筆に放て皇南永遠の勝利む決定すべき璽人婆銘であb
ます0従つて本年度変漁動員計宅に放ても、海上輸迭カを中心と†る
海牲の曇カを整晶に増強することに烹り最大の式敷がおかれてゐ
る歪であ豊す0しかしてこの針血苛慣行する民には要塞に従
卒すろ者はもちろんのこと、鹿く国民姦即ち皆さんの一人三が今
まで申上げ革したことを克く理解されまして、大豊彗ゐ現在の段
指な十分恥赦せられると同時に、助力を榊糾するのに輸迭力を十分盈
拝することが如何に大切であるかといふことも克くお考へになつて破
きたいのであります0故時↑に放きまトては輸達槻舶に封するわれわ
れの考へ方な換へる必酵があると侶ずるのであります。例へば汽革に
乗る甘合「集金さへ発禁ばどこへでも此朽が出来る」「自分の好き
な舟行列事や#式事与乗れるんだ−といふのはそれ望丁時の考へ方で
あつ<−政権下の界在に放ては前に甲↓げたやうに正賓物資輪幾の必
†¢
歩上族客列革は相歯稲減しなければならない、徒つて列車ほ混瓢する、
併し半球上や生産増狙↓その他の必密から是非蓑行したら或ひは工
嘩革校等へ漁動漁卑したりする人達は何とトても窪ばなければなら
ない、そとで物見遊山や絵心蛋黎でない用事で旗行する人達は白布速
鑑して貰はなければならなくなきとほ蝕の濱然であります。そしで
現下の時騎に放て汽革、汽船、電申或ひはバス専攻利用†ろ場合には
「今は職雫中である」「数等の邪魔になつてはいけないしといふふう
にいっもZ琴な中心に考へることが営ましいことであり、チ姦非さ
うあらねげならないと恩ふのであゎます0
以上いろいろと申上げましたが、甜罠各位に於かれては、職時に放
ける取巻力の璽人性に琴\息をいたされ、蝕力も壷げて本年舵交通動
員計寄の完麓に協力せられんことな切学して已まない東鶉であゎま
(昭和十八年五月十一日放送)