対日空襲を叫ぶアメリカの内情
 南太平洋散線、方〆ルカナル鳥
に於ける併発をまつまでもなく、
敵国アメリカ、そしてアメリカ人
兵士が残忍轟きるところを知らず
人道を触鈍して省みないことは、
ここに繰り返す迄もありません。
 帝近では四月}日だけで二乾、
ご.収に亙るアメリカ他のわが病院
附、肘他病院雌騨那件があります。
弐・勺二日うらる丸、十五日には妖
桑九が楕太平洋でアメリカ槻の爆
撃小史け、十八日には甜憐太平洋
鵜仙北郊の野馳病院も爆撃な加へ
られ、非法行琉、暴虐行民をくり
娼してその非人遁ぶりを改め上
うとはいたしません。とりわけ昨
年の四月十入日、アメリカの企て
たわが本土嚢中に際して、アメリ
カ槻搭乗者は薫その他で、軍事
施設でない病院や革校、民家等を
故恵に爆撃し、損夷畔を投じ、換
銑掃射を行つて、非職同点、特に
国民革枚の無心な見意をさへ敢へ
て殻傷いたしましたことは、私ど
も、忘れ上うとして忘れることの
出来ないところであります。
 日本麓製の際、このやうな暴虐
非鵡を行つて、わが手に捕えられ
たアメリカ槻搭乗者に封して、わ
が方が餅平たる威圧に出て、その
一分を死刑に威したことは、帝両
政府がすでにアメリカに海洋を致
した漁りであります。
 そして去る〓十日、わが大本膏
陸軍報道部長谷萩少将は、アメリ
カ槻の日本盤製の詳細について逐
一暴落いたしましたが、これに壊
したアメリカ陸軍普局は周章狼狽
し、わが教衷に中日おくれて、今
まで大切にかくしてゐたアメリカ
政府の破竹なるもの女声表しまし
た。”併し、その#表なるものほ一
宮一句、わが教義の正純なことを
讃」つけるに絶つたのであります。
かうLて日本に出し抜かれたルー
ズヴエルト以下アメリカの首脳部
は、自分連山失敗をこまかし、阿
民の注意を他にむけるため、大丑
停を開始しました。即ち、我が方
に上つて補へられたアゝyカ槻措
乗員に射して、日本が不常な頓挫
ひを加へたと耶Lアメリカ触搭乗
貝の一部を死刑に威したことかあ
げつらねて、H木に対する紺野を
朽へ−区民の敵情心を瑞りはじめ
たの下ある。もちろん、彼等は日
本禁廼に際Lて、アメリカ拇の搭
乗貝が何をなしたか、それに煩か
むりLてゐることはいふまでもあ
りません。否、むしろ、その舞製に
管つて軍軒施設のみを爆撃Lた
とト斗こがましくも閑舵軒あ】首む
いてをります。併し、私共ほ奴等
が如何に振強ひ、何をなしたか、
ヽノ
21
′.\


1


り、虚偽と欺捕に沌ちたものでれ
ま†。アメリカの行ふところ、い
この身を以て知つてゐるのであり
ふところが如何にでたらめであ
るかむ、私共はこの一事を以ても
知ることが出来るでありませう。
 かうして、ルースグエルト以†
アメリカの指導者建は日本に封サ
る敵懐心を煽り、日本に対する攻
撃、褒単穀叫ぷのにこの間顧み利
用してゐるのであるがその反挿、
アメyカの封日舞#の宜侍の窃川
には、モに次い理由が見出されま
す0又、近い鼎来に放て、アメリ
カが日本に封サる蛮襲を一響行
するだらうといふことが、アメリ
カのいろいろな内外の事情に上つ
て、考へられるのであ¶ます。
 アメリカとlては小仕掛の日本
太土蛮頻では日本向民の敬学菊分
を強め、一致して爾ひ短つといふ
キツカケを作るばかりで、むしろ
妓柁の緒果と治ろといふ教訓存一
年前にしみじみと昧つたでありま
せ与が、アメリカの盤#が必至と
見られる理山の坊一はアメリカ自
身ハ凶内事情が和常憑くなつて爽
てゐるといふことであります。団
比山端緒を引北てるには目新しい
珍しい職軍記榔か由比の限の前ヘ
アラ下げて作意の鞠襖中岡らねば
ならなくなつてゐます。
 ′メリカはインフレーショソー
ーつまりお免がだぷつくことに上
つて附くだらうとは方々の鴎の経
粥邸漕が礁淵してゐたことであり
まサが、アメリカが天罪準駒教学
中也べた軍g生蔭計輩を立て、そ
の班行へだんだん近づいて行くの
に辿れ、イン′レーショソの材河
的危機もまた段々滞骨にその拳を
硯はして来たのでありま†。
 接近ワシントンの穎禽は農壷物
の値段を引上げる案を可決した
が、それがルーズグエルトの手許
へ廻されるとルーズグ占ルトはこ
んな扶持を作つては聾の膨脹即
ち、急激に甥鞘がだぷついて、お
余の償がい上い上下り、物ほ高く
なb横間敬弔が肘衆なくなるから
勘桝しで貰ひたいといつて弱倉へ
突返しました。すろと今舵は農村
出身の罰点が椚まらず、日下まだ
ワイヮイ経いでをbます。山且抜
ぎが収まつても開毎日身は攻るば
かりか宗主深刻化すろわけですか
ら再び大鼓動が持上ることは敷け
難い弊です。
 その上この春から食糧切符制が
布かれたため物資の慢富に慣れて
ゐた国民性アチコチで不平をいひ
はじめ、果ては宋坑で罷業が起つ
たばかりでなく、職軍に直接必要
な大切な飛行鍵を作る工場まで髄
業拝ぎが忠つた始末であbます。
日本の飛行機工場では自分が映勤
すると工場全睦の増産の確定が狂
ふからといつて最愛の母の死目に
も合性なかつた壷業取士がありま
すが、かうした琴南一致の親指ぶ
りを物語る情報は日本からアメy
カへいろいろな経路な演じて沸か
込みますので、アメリカ嘗局は束
が宅ではありません。アメリカの
成るエ墳では「日本が一席火の玉
となつてゐろといふのに一晩こ爪
放でいいのか」と艦督渚が怒鳴つ
たといふことであります。
 こんな騨ぎは甘木から醜ると一
寸不忠珂に綴じられるが、坪はか
うなるのが留り前な鞘怖が潜んで
ゐるのやある。それは米圃飢戦争
の目的がハツキリしないことであ
ります。大東頭取牢は日本にとつ
ては圃が立つか立たねかの映れ日
の、己むに已まれね自衛の執事、
喰ふか噴はれるかの晩学だといふ
ことが民一億の一人々々に上うく
染込んでゐるから誰にとつても自
分の敬弔なのでありますが、確‡
な情報に上るとアメリカ担艮の考
への底には、これは喰ふか喰はれ
るかの数学ではなくて、喰ふか喰
ほないかの独学である、担が立つ
か立たぬかの戦争ではなくてルー
ズグエ几トがオツ始めた取学であ
る。といふ東持が流れてゐるとい
ふことである。ルーズヴエルトが
今資の戦争の初めにこれを「生存
の馬の独学」と名づけたがァメy

22
′\

カ丸局の偶からの溌甘にはr干…汐
者が超した執事しとか「ルーズグ
エルトの息かな行ひ」といふ馳坤
名が鵡零された嘩であります。で
すから食山叩庶政や罷業拝ぎもむし
ろ歯然といへるのであります。
 併しルーズグエルトの立場から
申しますれば、こんな醜内の択削
をそのままにしておいて民心朴〆
レさせては困りますし、来年は大
統領の任期も切れ鎖骨の改餞和も
来るのですから、それに先だち何
か開局の注意身煮付け元宗教摂ひ
超させる日新」い大きな宜侍材料
をこの際見附けなくてはならなく
なつてゐるのであbます。北ソフ
リカへの米軍泥退は一時民心む刺
山朝したがアトが鋭かないため椛・柑
敷臭が落ちてしまひました。カサ
プランカ倉鋲とかイギリス外糾イ
ーヂyのワシyトン訪閥とかいふ
貌合せ宜停にはもう大した刺朗カ
がありません。しかもイーヂソの
アメyカ鈷間にいたつては却って
英米、ソグエトの間の立場の和超
をハツキリさせた形になり濁る捗
映のまついものになりました。そ
こへもつて来てドイツ潜水艦の積
商取壊戦が叔近益よ粍威穀過し与
し晦笹長官ノックスに「もう結構」
と淵鴨み揚げさせる頓になつて来
たのですから、ルーズグエルトた
るもの何か日り兜めるやうな新手
∽宜僻を線姐げて移り気な園児牲
た巧みに確つて行かうと工夫しな
いではをられないわけ.でありま
す。かうした架分巾斯のからくh
はルーズグスルトとしては何もは
じめてのことではない、十年前大
純鋭になつた時やり出した−ニー
ティール締約救難が何年た「ニLも
拙枯わがつかなくならと凋出への
謝沖をする代りに唯非情弊を口賓
にしで大々的拭僻地粥へ乗出し庵
犬な赤字が如まらぬ押を軍備に背
nはせて、巧みに1三−デイール
和算からb蜘湖許へ看板を漁啓へ
た山であります¢このやうにルー
ズグエルトの手口に於ては政略が
即帖を支配することは珍しくない
のであつて、この見地からも、ル
ーズデエルトが日本本土粂襲な政
略的妙手として狙つてゐることが
考へられるのでありま†。
 アメリカの新開雑誌やラジオで
ほ日本本土喪製はかなり以前から
盛んに宜侍され殊に宋美齢が貫慶
ヘアメリカからの壌助が少いこと
をワシソトンまで待つて塾翔つた
時などはアメリカ側では慰めの話
鎗として頻わに東京泰襲を動じま
した。ルーズダエルト自身も憤孜
でこれを約束してをります∩従つ
て遠からずこれを軍行しないと左
手形呼ばりをされ、人頁を失ふ危
険があるから、出来るだけ早い槻
歯に兎にも角にもこれをやつて見
上うと企てることでありませう。
その場合ルーズグエルトの狙ひは
〓段に分れるものと考へられま
†。即ち品一段には塞#が軍事的
に成功しやうとすまいと構はずと
に角相普大成横に日本食♯をやり
さへすれば宜偉材料はドツサy出
水るから国民への申#は立つとい
ふ担ひであつて、真率の四月十入
日初の産山牙と同じヤうないほゆる
宜特産頻であります。
 鶉〓段には多少なりとも¥事鹿
設に損背を輿へ銃後の人心を月切乱
し紳梓晩酌数果を寧げることが出
来れはりれは勿怪の革ひであると
いふ狙ひであります。妨一段の狙
ひはルーズグエルトが自分の困の
夙民を催眠術に掛けるだけのこと
であるから我々の知つたことであ
りません。笑つて見てゐれば宜し
い。併し鮨二段の狙ひはさ〜与ま
く行くものモはありません。
 アメリカの対内政策として已む
に已まれぬ企てではあらうがとん
な骨の折れる能率の潔い尭襲は世
界中域多にあるものではありませ
ん。ロンドンや欧洲各地の窯#は
互ひに首キロとか五官キロとかL
か離れない近い基地から死力を均
してやり挽けてゐるのですが、そ
れでもまだどの都市も洩れてをわ
ません0然るに東文集宰をやるに
は五六千キロも飛ばねはならず、
ヽノ

′.ヽ



和む爆狩はそれだけ少くせ山はな
らず、折角爆撃しても、帯締鎚製
の少い日本では袋約的敦柴が乏し
いばかりではなく、平たい‖木坂
屍は燃・え易い代りに滑え易くまた
耗直しも容易なことは閲求人鍵災
後の復興ぷりを知る外国人山河し
く指摘するところでありまサU
 ともかく、アメッカとしては、
日本に射する蛮#を宜伸すると兆
に、その機曾を狙つてあらゆる耶
触なすすめてゐることは明かeあ
ります。皇革賄士はかうした敵ソ
メッカの企軋を粉砕してやまない
でありませう。前線につながる銃
後、1銃後はその前線に飛行機
を逸り、武器を簸り、軍樫や附な造
り、逸胎、堵轟に必死の努力朴そそ
いで、前線の括招を呼噂Tろこと
が敵機の本土演♯の企てをうちく
ぢく大きなカとなることはいふま
でもありません、それと共に国土
防衛、防塞といふことが銃後の私
どもの最大の代務であることも、
ここに繰返すまでもたいのであ
りま†。前線山将士は必防を期し
てゐます1銃後はどうか私ども
に安心しておまかせ下さい。1
前線に附して私ともはお互ひに聞
くかう暫ひたいと存じます。そL
て訓練は頸故山如く、甥馳は訓練
の如く、1かうした兜楢と決意
な以て、私どもの任務を背斑に果
して行きたいと存じます。かくし
て敵の企てる日本本土泰襲ほ、絃
架から見れば日本全国民の馳彗仰
志の牡さ闇さ過しさをルーズグエ
ルトへもチャーチルへも荘挨に思
ひ知らせろ拙好の槻禽となるので
あら与ことな私どもは確信するの
であります。(4.28川月二十入H枚迭)