標準農村の設定
凸林朝捻政府混 石井英之助
政府ほ自作鍵創設推持輔業の拗充、修練漠場組織の牲備、標準農村
の設定といふこのご山つの方光を星図蹟村確立の促進方誰として本年度
から拝犯ないたすこととなりましたので、今日はその小の標準故村の
設定に閲し先般決定せられました方針夢納について御話を申上げたい
と存じブナ〕
現在我が国はあくすでも取カの檜租を望現して敵米英を屈服せしむ
ると共に、】方我が国を中核とする大東巫の捷設串渠を着々とLて進
捗せしめて、悠久なる挙畏の基礎を築かんこする電大なる時局に曹面
いたし、この大なる同家目的を達成するために囲の総力わニ」れに結集
ヽノ
伊
り}
′.ヽ
し国内各方面の態勢宰Jれに印慨する如く盤備するの時挺に際合して
かりますが、かかる事態に腔じて我が例の鶴薬及び農村は如何にある
べきかまた如何放る方向に向つて弛むべきであるか、これは国家の存
立語尾の上に放て繁に基本を威すの剛拙でありま†。
食糧の碍保が職宇漫行の柁封野件でもり地力桝弘の基挺たることほ
改めて申すまでもあり誉せん。このこし泣出近の切賢なる確験を通r
て益ヱ明確となり食規供給の粘のみかL小しても、政策鍵村が闘の本
たる意義は改めて潔く雑諭せられ、水く我が凶の壷絹拾を安定せし
むべき摘平たる方策の樹立繋施がb捕叶られてをるのである.普面緊
急の要衝として国内に放ける食樋生流山柵保は是が非でもこれを宮現
せねばならや」ともちろんであるが、相継永きに虹る間庖としても日
本及び浦洲園を漁エ」壷自給力の充門札似を阿ることほ、如何なる
條件の下に放ても我が国存立の鳥には小励の鉦則であつて、この弥に
放て義村の櫓ふ使命は渦に重大なるもりがあり音す。
しかしてモに我が大東屯建設の大那た兆成し永き襲展を確保する籍
の申家活動カの梶本は、大和民族人口山不断の椚批に存†るのであり
ますが、由来我が国の人口は島村をそ∽カ独き腑泉として健全なる増
大を簸げて水たのであつて、農村に於けろ人口桁加カほ都市に比して
排然強大であり、集村に撃・樹加する触全なる人口が自ら鍵家人ロを
椎持増強すると共に、大丑の人口な他の所業職耗に娘供して国家清励
申渡を滞らし来つたのでありますごしの出演人口榊強の派兵たる機能
全捜のほ農簑村耳睦から生じ来るところの不担の特質であつて、こ
の故に昭空手五年に内地人人口サ二倍に逮せしめんとする我が覿の
人口由無に於ても、内地人人口の四倒ほこれを俵氷人ロとして日本及
び浦桝単に定有するの方針を定め、凡ゆる放水はこの目線を達成すベ
く施設せらるることに決定してゐるのであbます。
なほまた農業は国土にしつかりと択を瀬ゑ、自然を約手として他称
動物の育成に営り自らの生活の賓を得ると共に。国民同胞社養ふとい
ふ発い竪雫あbますが、かかる生業を点す農家なり農村なりにほ都
留の生活即ち肖然に直接結びつくことが極めて捗く、日常生活の必宰
品は怒く金餞を以て旅入しなければならぬといふ都骨生活に比してそ
こには自ら掲時の生活が段存し、そこに自ら剛健快賓にして堅艦持久
の気風が増毒せらるることは必然の明白なる雛賀であり才す。この鼻
に即した生活とその精紳こそは国民の構耐的活力の沖泉でありまた文
化の鮎全なる蟄達の民に快くべからざる襲来であり、大きな柾である
と申サベきでありま†。
農業灘村は以上のやうに人口、食粗、醍民の捕帥駒精力等に撃」国
家の存立蟄最上旦に園の本たる電大な使命を換ふものであつて、かか
る園款の要請に即漉しその使命を立沢に甘現し得るやうな鍵業農村の
確立は、皇国の悠久なる興陸を稀促する取壊、と申すべきであbま†。
しかしてとの開拓の根本義は畢耳†るところ独得を以て鼓築にその全
力を注ぎ−十分に響仰を教押して毅然として敷く食業に挿池する#簸
の推持育成に存†るのであります。
然るに最近に放ける蔑村の箕態を見ま†るに、時弊の姦なる艶仲
の影頓に上りまして、その状弊の艶化は赤ふべきものがありまして、
全国の港家戸教は昭和十五年にほ昭和+二年に比して約十〓最戸のザ
少となり、且つ負業に苺念する専業鍵家が減少して柴策駒良家が歎増
するの傾向を示すにいたつてをります0取カの増強上‡鞭拳方面の生
薮力挽充は軒上り国家の急覇であつて能ふ限りの靖圧を杓ずべきはも
ちろんであるが、普同配内の毒生尭確保はいふまでもなく戦力早晩
ヽノ
釦
′■ヽ
ノン
の転拇中件であゎ、そこに耗みを生ぜしむる如きことは晰じて許され
ないのみならず、エ巣と烏乗との併存仰弛とそ我が国革良の基礎たる
とと官を僕ち¥せん。殊に点薬のことはその推移の緒臭が急洩には講
師に現れるとは限らず、一度とれが明かに現れてまゐる如きことあれ
はその娩同性容易の巣でなく、回転の池場に勤し意外に蜜大な再考を
及ほすにいたることなきを保せないのであります。
ここに放て以上の換昏に鑑み、典範灘村の確立を日数として適切な
る施策を耕ずることが緊急の卒我となゎ、標準盤村設定嬰湘に放ても
「薫部面11於ケル秋野ノ男化ハ長醒雌雄及ビ鍵民ノ維持増養上不測
ノ幹曹ヲ生ズルノ戌アルヲ以て洩】l墨帆腱村ノ稀立ヲ期シ大東豊建設
一■伴フ一般樫済‡術ノ捷向■【盤、、、基本m蛇ノ樹立ヲ進捗スル」官が明
かにせられ、政府はとの粘に向つて十分の労力を傾注するのでありま
す.一方鼻音り本年庶上り自作鍵創設那架の撰充及び修練洪頓姐抱の
盤傭と柏汝んで、濱梅島村設定の方染むmザることと柏なつた衣妨で
ありまサ。
由来為栗は立地條件の囁々である拐に地方的盤典が著しく、顔村の
†汲も種よの関係から杓々に上つてそわぞれ卒憫を兵にサるのである
から、同一目的を建成†る鳥にも地方に上りずた村に上つて自ら採る
べき方法手段が兵り封】的な行き方で兇則†ることの出来ない事項の
多いのは懲然のことであるが、良獣の抑驚組付放b農村の柄成なりの
同額は特に然りであつて、国家の世非に射する野村を立択に・軍規し得
るやうな費村の捷設といふ複雑にして閃那なる仕郡の如きはどこまで
も各村人の各般の具睦事情に印して粁怒せられ工夫せられたものでな
ければ、Lつかりと土地に根を下し転写に成長することを期待するこ
とは出来ません。しかしてかかる梵摘に印した適切な計丑は飽くまで
も各村の農家の要望創薫を基礎とし、その何に安住し′」日野の絶世を
演じて村の萬革を飲み込んだ集村人が担の蓼肝をはつきりと鍵秒し、
村を畢韓する心を以て自ら考へ工夫することに上つて初めて生れて蘇
るものと存ずるのであります。もちろん計算の軒並についてほ}面に
放て固〈各方面の定見を聴き専門の知劫経験穀探り入れることの必廷
なるは申すまでもありすせん。かやうな意姥から自作盤創設秘策の如
き全図的に国家とLて賀施する政頴と和也んで一方に於て凶家事捕に
類鷹する農村を建設せんとする盤村民の熱意を基幹とし、その自主的
なる創意野刀を中心として逐次各村の甥偶に印した綜合的な捷設計‡
の樹立耳行を馬しこれに圃の助力を瑞申して几に官民l拉となつてそ
の貰規を阿らんとするのが標準漢村設定の取木輸官であります。
現準農村の設定は逐次これを拗大する方針であつて特別の條件を且
ふる盤村のみを封象とするものでなく、可年椰常数の故村を昭次に指
定して行くのでありますが、本年は藷常り三嘗村穀指定する計丑であ
わま†。指定を受けた村に放てはその利の繋情に印Lた建W葬計雀を町
立甥行するのでありますが、この仕軒は掛にその村だけの糾髄ではな
く附近農村に勤し帯せを以て】つの指檻き亦すものとなるのであり、
附近蔑村は指定を受けた村に放ける即発∽蟹拭を自分の村に於ける頼
設卒業の参考と籍し、標準放村設定の払大されるに伴つこやがては指
定ざれた村村の間に放て相互にその経除知熟む交換して郡業の促弘を
囲るといふ転官でありま†から、指定松受けた村も附近の磯村もかや
うな払昏の下に標準負村の設定は全出村の開包であらといふ考へで相
互に十分な壊執を保持して進んで叔きたいと存ずるのでありまナ。
次ほ標準最村に放ける建設の目標であります。皇国農村の確立は前
申した如き人口、毒、持静的活力等についての国の罫階に照戯して
ヽノ
3
(
篤として永く貴業に専念すろ漫家の推持育成といふことが板木義で
£bますが、かかる醒の本たる農家ハこれを適正樫誉農家と構します
が)の維持育成といふことは事理上はそれそれの部落なり村なりの構
成と密簸たる閑聯の下に計畢され食行されなければならぬので、農家
個々の同慰であると共に二面に於て農村としての慧芳間顧となる
次第であります。
しかして適正挺普段家なるものほ各地方の濃業上の立地條件に卸し
て定ずるべきも竺でほありずすが、園の要請に照聯すろものとして大
漁茨のやうな嬰傍のものといたしてゐるのであり軍す。即ち彗は古
巣貴家であり且つ自作樫替であることでありま†、この駄は申す享で
もないところで農家が貴地との堅き結合をなして農に専念する亡とが
必要と存じます・準議樫管の基悪健全なる構成の家族努力におく
ことでありまして、我が国の農業は家族本位の一家涌つた努作を中心
として担誉せらるるととろに非常に大きな意義が容サるのであつて、
農家としての永枕の閥頼もここにその基礎をおくのであり、農村と
しての手玉すべき各項の特質もこの粘から生れて来るのでありま†。
革一荘耕作する為地の面研がその地方の立地儀件に感じて埴蕾なる大
きさを持つことでありまして、農地は農業粍響上最も粛嬰鮎であり適
正なる軽管をなすにほ最地が或る程度以上の規模たることを要するは
申†までもありすせんごしかしてその演梅が具晩酌にどり程定たるべ
きかは各地方地方の立地條件に即して定めらるべきものと考へます。
集畏挺替岨輸の内容であ豊†が、この粘性農業立地の條件に感じ
て自ら相普の差異あることもちろんであります。けれども童婆食糧自
給カの売文が大きな声家の卒請でありますから、掻く特殊の粗筋は別
として原則としては主変食オの生産を根幹とする礎誉たることを璽す
るのであります0なほまた農地の地力堵養努力の調姓等の見地から樫
替を鶴重ならしむる焉に家畜飼彗■伴ふことを必要と†るのであゎま
す0第五ほいふまでもなく農業技術が高度にして能率の大たることで
あります0璧ハは故家生活の間題でありますが、灘叡山農薬樫管とその
生活とは切り離して考ふることを許さぎるもりであつて、農家の生沼
袋村の生活は天地の化育に参†るとでも申すべき境の甥鰹からして必
然的に都合生活とは異つた相持のもりであつて、この勒有の特研苛虚
全に成長せしむることが結局建村が図の慧芋る使驚達成する根本
を籍すと存ザるの下あります、かやうな意味から「通床の自給軽済に上
り簡素ではあるが充軍したそしてゆとりのある生活」をなすことを適
正繹曹農家の事件といたしてゐるのであります。徒らに都帝的た女化
と印せらるるやうなものに追随するが如き1となく幾家は台侶を攣っ
て馳全なる漠家生活そのものの時折若水沢に成長せしむることが自ら
】国の文化の湛尿に寄興する所以であるといふ地旨から「食に郎せる
固有の文化を培養し得る如き倫裕ある生活」といふことを申してゐる
のでありますP第七は農業耗替に観する捕群的な拘留でありまして、
両家婆締に郎渡するを粁替の根本理念として趣業の同家的凡故に徹し
農家として永決して凛業に専念†ることを必婆といたしてゐる竺であ
ります0国家が共業農村をしてその国家的槻耶を十分に護符せしむる
やうに必罫なる施策を彗1ベきは同上り常燃でありますが、洪家の州
としては右の如き精紳の下に弛むことであります。
大雄以上の蓼儲に上るものを適正経営倣家と考へるのであつて、標
準農村に放ける建設の目標はかやうな適正軽轡洪家がその村の洪菜上
の中核となり村会絶が駒保共助の精紳に上り安定且つ調和せる農村に
作り上げることであります・即ち適正耗誉♯家が村の農業上の中塚と
ヽノ
2
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一〆
なる如くにその−定故を維持育成し村会憧としては安牽調和せる農村
を懲役するのであつて、洩正極皆兵またるものの戸数は各村の†瑞に
印してそれぞれ碩昔に定めらるべきものと存ずるのであるゥしかして
砥正撫薫真を村の鼻梁上の中核的存在とするのが目標であつて、全
兵家を瀬正擢管長またらしむることを考へるわけではあわません.
頓準♯村に放ては以上の如き建設の目頭を達成する馬に適正裡膏弟
家の日原戸数、自作農創設、鼻地の交換分合、土地改良、努力湘鞋、
共同施設、生活費定施設、専の事項を十分に考へ且つまた必黎に頗じ
舟村の開放も考究をして、その村の具建條件に印して耳施を必苓とす
る‡曲‡項を安め、これを中心として綜合的な枚設を酎止してこれを
†行に移してまゐるのやあります.徒つて村村の串博に上り自ら計軍
の内容は和音に異ることが寧ろ営払であつて形式的に計五番項を鹿刺
する如さことは厳に成ねばならぬところでありまサ.しかして計立の
材立†行については♯家の創意黎革を基葬とし兵家の熱意ある自主的
活動に上るを本官と†ることは前申Lた洩りでありまして、その村の
軽済モ生葺合に捷設計壬鄭を設け本草業の女瞭上の中心人物をその
郡頻とし各部落の中堅♯寮をとれに仝r訓せしむるやうな方法を採りま
して、りの部に放て村内の珪設的意軌を揺報して計†の故実に普ると
とといたしたいのであゎます.なほ計雪が定まりす†れば、その†施
■棄に封し国家としては助成金の交付等各種の助力を集中してその完
成を光らんとするのであつて、計立の材立及び活動促池に対する助成
金も用意いたして中鞋蓑まに対して集村建設に必宰なる♯携帯習をな
す中瀬もいたしてをるのであbます.
扱皇蕾甲井村設定の振官について大社の御話を申上げたのであむま
すが、空して申Lた汲むとの施設は集村の自主的活動に侠っもので
ありますから、費丁鹿村の指定に普つて兵家が♯村捷設に射し桝串
的なる触覚を持ち、卒業を完逢する憑帥が強伺であつて立眈な指斗的
中心人物のをさ♯村の中から会声に亙つてこれを指定をいたすのであ
ります.
集村には点薬の河東的几♯を息ひ、日本の変展の卓に坪の煮たるべ
き鼓村の前途について熱心に嘆劇に糎<考へてをらるる人々の故多く
あることをわれあれは衆知いたしすた縄侍いたしてをりずす.この非
常の時局に惜して我が声の永き準良た碓俸サろ鳥に、これ専の方々が
集村也設の烏に志し、率先挺身してとの究大なる革粟に昔られんこ
とを勿凄いたします。
ハ四月二十七日放兵)