米価の決定に際して 農林大臣 井野碩哉
私は常よ長民諸君に封し、大東沌取替に勝ち竣く籍には、主宰食糧
はどうしても国内で日給し、決敬下一般の舶でも作放と生棄丁刀抜充の
馬に構内けて、外米輸入は編力これを節約するやうに努むることが、
島国♯民の党務でありまた持bであることを申上げて来たのであゎま
す.
盤民汚君は、年々に加ほる努力や肥料の不足を堪へ忍んで上くこの
使命の達成に涙ぐましい努力を拭けて来られたと息ひます。
}昨年のあの大冷替の年にも、五千五官萬石の米の収捗を寧げ、昨
年は天候良好であつたとは申せ、故時下六千七有高石に近い巣作を見
ましたことは、確かに掩君の血と汗の持品であると存じます。即ち政
府の黎蒲するところを拝君は軟々として、残しぐらに突磯せられたの
であります。併しその誠には墟1の開放Tも包械せられてゐたと息ひま
す。先程申した肥料や労力の不足も大きな同額であゎますが、また米
の僧格も大計な閥経であります。工場や鏡山の労銀と較べて島村弊カ
の押収が、安い茂に鍵村を離れる人の多くなつて禿たととも、米個安
が一大原因であります。また浬産物聞の慨格の不均衡郎ち米何に較べ
丁、青果物が高い環に、同じ農村に漸く人々の中にも不平が由り、ま
た資材の構嫌れもあり、増産に一持持となつたりとも艶められるので
あります¢併し私は島国農民の治りは、風専と洞ひ、土に親しみ、生
農林大臣 井 野 碩 裁
物を育つる自然変の中にその生業を管むことに存†るのであつて、決
して打算的なものでないと息ひまするし、またそJに侍統的な灘民温
が確立してゐるものと信じてをるのでありま†。掟つて農村を渦♯す
るに昔つても、この洪民迅を曲線せしめ、倒格闘確から生ずる不平不
純を】帯して、盛り上る報国の彗眠に基く榊替黙を基洞におくことが
必卒であゎ、もし−歩を訳つて打算的な棉意愁に破いたとしたならば
皇国農村の堕落を招来するものと信ずるのであbまサ。勧ち米の考査
についても、頓椅を引上げてくれたら柑琵をするといふやうな崇拝を
少しでも持たしては相成らぬのであります。既に銃後の鹿租は洪民の
吸堵であり、鉱一馳の賂兵が、武士道に立つて皇国の長に−死も惜し
まずカ執敢印する義に蚊べ、農民温に盤つて埴土の恋峨件と内ひ、号
壷に構池すべきであることは首級のことであります。
米国の兵膝が報酬の多寡に上つて飛行槻に魂ったり、潜航艇に乗つ
たb†るのと宅泥の相濱があると恩ひます。併しながら民政者として
はまた農村の世情を常に正調すべきであり、国家が計‡生産を宰帯す
る‡客物箕たる米の僧格が、駄々として働く大学の典民の生蛮♯を仇
はぎることが蕪知せられた場合には、これが是正に工夫と野刀とを益
すべきがAの放心であると存ずるのであります。
政府は米何について、一昨年の飲食射のせ潤に鋸み、一石由十三♯
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を銘柄等扱の盤理に上る引上げを含み五十圃程蝶に是正いたしたので
あります0そうしてその後も阪蚊肥料については国家の多病の補給金
を支出して金肥の奴賀慨格の据伍に粥心を沸つてまゐつたのでありま
†が、弊賃や持物増が多少上品し、また農村に穿謂する食塩”自給‡
が高まつて衆ましたので、米慣も何んとか考庶を嬰するとほ息ひまし
たが、昨年は革に豊作であり、石油り山生壷費も位下されましたので、
その亀推移してまゐつたのであります。この間地方烏村指導者の方々
からも、また今期訊曾に放て医よ米似引上の嬰盛なり、質閥を受けた
のでありま†が、私としではそ山意魁を表明せず寧ろ腱村の方々には
長民意に基く埼蛮を牢博してまゐつたりであります。
これは一面に撃」十七年度箆米の仇出最中に、米倒引上の着息を流
せば供出指導に普らるる方々の水物な非常に蕎るしくしま†し、他面
異性実の立たない中にその意思を読†」とほ、反つて混乱を生ザると
信じたからでありま†。
併し今月中にはい上い上本年即ち十入年壷米山頓椅を決定し、本年
の米作に必死の弊力な幼って敷かわばならね時が爽たりであります。
ここに放て、政府は先般来啓上の熟粥を宣ね、ここに成案を得ました
ので本日の条規管理委員骨に施つてこれを砕衷いたしたのでありま
す.その内容に東山通りでありま†巾
一十入年垂米山賽上の買入句格ハこれは松木の生産高金と今岡
の補給金とを含んだもの)を石部り六十三出五十巧一俵普り〓十
五舛といたしました。印ち現在山辛父上の買入頓持出十九卿に駁べ
右普り十三廼五十填の引上げをいたしたのであゎます.
〓 なほ右の十三押五十銭の内、三伽は政府の頑準買入増格の引上げ
であり、十仰五十噴は補給金として従来の五何の生産篭金と合せ
て十五凰五十辟を小作人む小作米にも交付することとした山であり
まナウ樅つて地主の蚊資米に封しでは、三軋の引上げであり、米山
生琵者である日作盤及び小作農の政府供出米については十三凰五十
均の引上げであり、小作農の小作米については十卿五十嘩山引上げ
となるもけであります。
≡ またこれと同時に政府の標準蟹渡債堵を石普旦一面引上げ、四十
大陶といたしました。
以上の結果政府は国庫上り新たに約四億五千詫間程∽補給金か支出す
ることとなり、従来の約二億胤と合せ約六位五千裔捌の賦救急投を監
惰いたしたのであります¢
なほ本封簾が朝鮮、遠洋に及ぽす形事故にそ”拳後措置についてほ
別顔通常に考旺することとなつてをりまサので、更に図煙∽負浄は増
すことと存ずるのであります。
農民辞意ほ政府が戦時下宣軒”財政負稔穀も辞せず、米個の大帖な
る引上げを断行するにいたつた鮎官を十分に理解して叔きたいので
す0即ち政府として如何に今日皇閑農村の健全なる敬建と、食碓山自
給態勢佐偽を弗推し且つ要事崩してゐるかがお解りにならうかと息ひ
ます・またそれと同時に、総理大臣が窮禽に放て、農村は大和民族演
義山甑泉地として、また日鴻七滴ずろ食糧日給の生蛮敏として極めて
正宰鵡し、農民の歎ペたる力戦敢闘F感謝してをられる斌持を加太に
示された一つの大きな政籍であると解して汲きたいのであります。
浜に今明年は決戦の年であり、畠醍輿魔の映れ日とも申すべき大切
な秋であります0韓一戦に放て息ふ存分に放つて貰ふ馬に、銃後に放
て戦力を埠強†べき正夢物箕の椅藍は、甜罠に取せられた至上の命令
であり、今年を洩ずる衆粗の弔意と供出こそは我がl民が受持つ大き
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な役血叩であゎま†.
肥料や券力の不足は、この決放下に於て−昏加京されて来る手持の
下に、本年尭米の埼専を宰帝サる政府としては、同上り盤民故に甚く
♯烏必死のカ■叩に上つて、これ等の芯恍件を克服し、姦敬に凱歌を
■げて武官たいのでありまサが、またこの翼芸の蟄#を明朗なる穿
叶蕪の申に求むることが、一甘の期待を大ならしむるものであると息
ひ、栄叫の引上げを併行いたしたのでありま†。
この引上げは、昭和十入年壷米上り梱用されるものでありますが、
鳥−昭和十七年産米の政府供出に彫轡があつては大欒であります.供
出の成構は兵民籍君の非常な協力と労力とに上り、日下極めて同調に
進捗し、所期の成果を革げつつありますが、未だ供出未済の部分もあ
ゎ今一息といふところでありますから仇出未済の柴民汚君はこの重大
時局山諷詠と政府が農村に封する期待とを理解し、近く倒筋供出を尭
亀せられるや与野カして盈官たいのであります。また供出割普丑につ
いても一部には程よ不涌のあつたことも衆知してをります。また間に
立つて困られた町村長や指鞍貝の帯求も十分忍ばれま†。併し今一俵
の米をも多く供出して扱きたいのは、外米輸入の揺め山噸の鮨経でも
取約して取カの増強を呵り、米英打蜘に逃鵡したいからであゎます.
十入年壷米句格の引上げを見透して仇出をにぶるや与な農民の相野
にないことを侶じてをりますが、政府の今岡の拷匿に共鳴して今一段
の供出をお顔ひしたいと凪ひます。
また今岡の発句引上げは、和音大崎な引上げをした約りでありま
す.従つて特別の卒構なき限りは今後これを推持し澄わに改訂するが
如きことは行はね方針でありま†。また新米伽と他の弟林物資との均
衡を拘る曲についてほ、米の粗衣乾物資たることに生娘搬をおき十分
これが軒先を伊ずる材りやありますが、申ろ†兵私学一帯たるもの仁
ついてはこれを癒普に引下げ、♯杯女物商の廿椅の桐生をポろ方針で
ありますから、漠然たる便兎的席上期待を抱くが如き弊に頼らぎるや
ぅ榊留意が斬ひたいのであります。またこの引上げに上る♯業収入の
堵加についてほ、戦時財政建用上貯背報用の必卒に基き、長兄緒君は
‡んでこれを貯壱に頓向け、この方面に放ても取時下農村の力強き†
繋掃群を鍵衆以上讃拝せられたいのであります。
正に今岡の米句改訂は一二伸だけ滑#著に持挽いたしました。しかし
との聾は飽くすで、取時下低物倒政完堅持の方針の下に、先般載表
したる緊急物佃封策にいはゆる「循環的幾専を塾叩し侍る」限正に放
て壷管理法の淀むるところに徒ひ、家計教、物世その他の梓群手桶
をさ勤し、いはゆる家計米偶の担字の元す紺力牲の程度を勘案したろ
上、財政的見地を併せ考思し決定いたしたのであります.
樅つて一般滑共著挿君も、汲時下閲民生括の安定を呵る濱に、E板
の財政負抱により極力滑類者亀抱を避けつつ国民童女の王座たる兼の
生垂供給確傑に努力する政府の政放た和解せられ、また鶉下の食止‡
偶の演悦に徹し、更に弛んで滑費生活の清新簡素化に努め、蔽上滑†
規正に埠刀せらるると共に、水槽正に伴ひ営然扮輿箕銀専の引上げの
†施を理想するが如きことのなきや与十分戎伏して敷きたいのであり
ます。
辞之今岡の米頓の決定は生奮者及び滑費者の開苛衝に亙りその†鞘
に印して考慮せられたものでありましで、生奮者方面に対しては好め
て自ら桝作サる潜に度く、且つ島国♯村摘立施熊とも照顕し、離村防
止自作耗創毀維持の持尤策に繁せしむると共に、地主各位が土地改良
に上る埼尭熊にも協力せらるるやう配慮いたしたのであります.正
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にまた生壷費の改訂に普つても−自給肥料の増産に粛粘をおき、従来
はその肥料印ち窒素、加里1及び燐酸分の嘲値生野倒したるに射し、
今岡は自給肥料生産の笠、資材に富家求めたのでありヰ与。また
滑♯著方面に封しても、生計費に野する影響わ長めて軽微ならしむろ
馬め、相督三瀬の国庫負担を馬すことにいたしたので告りまし1背
漁の宗族月約扁内外の亀浄増加に止め物倒の濡循警防軍政府
の催物頃堅持の大方針を、飽く革で明確ならしむることに窄めたので
あります0県民諸君及び消費者諸君ほ以↓の政府の衰のあるところを
十分理解せられ、国家の至上命令である毒の檜牽と供出に全力を轟
され、且つ戦時生活の消費規正に菌全の工夫と努力とを煩倒せられ、
今明年の決股下に於ける銃後の食糧政策に協力して敷きたいことを切
革する次第であb止与0 ハ四月廿日放苧