近代海戦の特性 海軍少佐 富永謙吾 1942.11.24
大玉讐も近く高年を迎へんとしてゐる0この間閑職笠のハ
ワイ凝をはじめとし、ヤレー沖海攣り彗苧三蒜驚いた
ろ革、十翌あ言翌作男要件にわたつて彗た。特に星
雲甲洋水域最長、三ケ月間に凹回にわたる大臣が引警繰返
さかたのである。
この現在の奉洋故蒜移が、大霊雫全局宝から見ても彗
て雲な時彗普しっっぁること等す革もないが、その雲他
宗写るためにほ、発麗m笥な畏半分に鎖に入れて雪
必平があると息ふ、
英和馳違和に妄宅丁毒したものは申す革もなく航毒の
覆すべき彗豊で告、特に蛮兵誓しての決定的男であ
る0即ち彗作警告る雲兵力の地位が−補軌駒妄在からl招
霊的壷に確かれろにいたつたのが彗人理由であろ.
従卒海執の暴日礫は、故彗勇の霊、特に筆力那隙の聯誠
に上ろ制海枯の狸得行使であつたのが−敷島の叢に上る渕耗他の
硬に警誉れるにいたつた表つて毒を中心与る有力蒜除
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態外にPむこ振放を寄施してこれを→畢に無力化し、日本海、瀬更琳
拍〜堵の湘悔拍の耗確七撫糾することに上つて朗後の作職を有利に堵
いたのである。今次大鹿髄牧野においても楕馳努朗わが海難部職は、
ハワイ叫珠海女強襲してアメリカ太平伴能鞍の主力を撃械し、≡臼を
出でずして、「レー沖にイギリス張洋艦蝕の鼓力を栂減せしめ、ここ
に太平洋における制海制来場の基礎を碓北したのであるのここに放て
根搬地を後楯として海上兵力その物を似て枇界の強団たらんとする符
槻振放作馳はジェットランド聴取を根後として終焉を告げるにいたつ
た。最早有力な抵触の存在のみを以て閉際的教習柚の支払たしむるら
ことほ不可能となつたと君倣さわばならぬ。
日照倣研においては、その笑形火馳、蔚山沖海馳等があむ、眠舶
他の格落に上つて制海椴は−麒完全にかが手に師した。ところが敵P
ジャほ、山姥失はれた制海槻を戦呵し、生地局の新野を一撃に挽凧せ
んものと、木質上りはろはる.ハルチック舵機を派出し、ことに茄月〓
十七日の日本海々職となつたのである。
日本海の火決軌に上りてPシヤは戦域的打宰を受け、つひに敬意を
壌失−て取甲は終末を告げた。今次大栄柁職坤においてもハワイ、マ
レー沖海戦後、我が帖海耶の緊稗な也同作敵性、マレーにフィyyビ
ンに、ボルネオに、スマトラに、ジャワにと随所に嬢閑され、忽ちに
して敵の各椴鳩地、希替地を攻略噂収、敵の封H包尉の挿餌を断ち切
って、不動の職格的鹿野を柿立したのである。その後帝内海革は、也
を過せザ執れ馳に畔じた∪四月上旬を和して展渕された印度洋作敬、
六月上旬火讃を切つた瀬太平洋作戦等がこれであつて、いづれも腑大
約過の海洋を舛鼓とし、航然兵力の槻動地、集中性を機密に畢杵した
茫代的和洋作戦の特性を具備した新作暇だつたのである。亡れにとつ
が荒嬰、喜鮎湖陵形などと呼ばれろやうになつて、少くとも珊
瑚悔蒜以後は、郡智変性群が雨雲壷となつて海職は展鴎さわる
にいたつた0宗航毒の準達はその基地として利用し得る最の舶
債芙ならしめ、陸上発言威力鮎丙に於ては竺槻J呈あちゆ
る彗於妄利なことは、すでにマレー沖海讐放て差されたとこ
ろである0かくして悔放は牌地1基地の存警棒親し得ないばかり
でなく−出来憎ればその脇力を求めんとする傾向にあることを彗ぎ
るを得ない0地の利といふものが、海機雷その憤悼姦彗得る⊂
とにたつたといつても差支ないのである。
これを海取の形式から論ずれば、少くとも前敵洲大雪で職竪砲
毒に上る決繋籍イ薮」めたのが、次いで制議下の漫決聖
彗形式となり、言に電撃羞に移り、やがてほ竜威力雫
の決敬となりつつあろのである。
菓苧洋方面における彗作職は、驚ソニ妄面にふけ亀桝
の争議とみる向宗あるや阜あ宗、これは決して、蒜な最
竜の芸讐ほない0もと上品賂1の貰な豊の芸に彗襲
するといふことはいへるだらうが、ことに制毒が制海翌宗する
近代海驚おいて、まつ有力な統率竜としての島嘆を確保すること
が重な閥雫はあるが、発作雪雲島ほ何といつても軌彗
兵力お島流し−海↓推せ官制せん与るにある。
もともと海洋作戦においては、敵の海1兵力を半淋し、制海制峯袖
叢生妄守る彗竺票あるのであつて、この海散の晶は兵
器の彗に拘らず終始不等ある£かろ慧澄品して、彗の
海馳驚今至宝海鞄の推移な払拭いた†るとき、箸重なる軌
訓毒ぷことが監る∩彗星欝に例をとろと、閑睾読取
(22)
て我が椚海制確拍ほ鹿上触化され、敵の出秒は一府照刻化して躾たの
である。ところが赦アメリカは、鞭打れろ物武力と軌大なる艶帝カを
動員して馳力の特徴を削ると炎に、一撃に馳略的髄位を挽何せんもの
上反畢作職を企師†ろにいたつたD入月上旬み■期して妓閲したアリユ
ーシヤソ、ギル.ハート、ソPモソ方面への出撃がこれである。ことに
敵ほソロモソ方面を粛糾して、その根幹兵力を同方面に雄踏、乾坤一
軒の決馳を和してあろのである。こかは恰度臼好戦研昔時、ワシヤが
→捷失はれた東亜の制海吼を郵還せんとして、バルチック柁隙を状治
し決戦を挑んだのとその意味同じ〈し符帆を合してゐるのである。
しかしながら、とこで見逃がしてならねことは、8叔助辞が日本海
の海上決戦で、勝敗を完全に決したのに反して、今次ソロモソ方面の
海上決馳のみに上つては、大東明戦中の払末は完全に決定されないと
いふ瓢である。ここにわれわれは現代稚拙の特典の牲梢を召囁けねば
ならぬ日本海♪馳において、ワシヤけ虎後の義嘗を粉砕され、常時決
取に惨敗すれだ環早艦臓の急辿桝建ほ不能であつたため取栽を喪失し
たのであるが、アメリカは、上しソロモン方面の海上決取が敗北に捗
るとしても敬意を失ふことなく、生薦カにものをしはせてさらに執拗
な反撃を繰返すであらうことが辞易に想像されるゥ
この都が日庶敬牢と、今次大衆亜軌申の木繋的に異なる埼常蓼の鈷
である。現にアメリカは八月七日の妨一次ソPモソ海戦において大村
撃を受けたにかかはらず、同月廿四日に再び埼竣部像をもつて出撃し
衆つたのである。
帝珂海軍部触はこれをソロモy丈方洋上に神捉凍攻を加へたのであ
るが、この海執が撃妄ハツロモソ略取である・敵はその後有力なるせ
竣艦應を持て、寸月廿六日サックタル・ズ息北方洋上に大学して出世
(28)
し彗たのであ宅敵性航毒畢姦幹とし、これに職艦、琵睦
専毒した有力霞だつたのであるが、わが方は巧に驚現して掟
誓浴笠、敵に濃的馨を粥へ彗たろ繁宝げたこの畿が
南太平洋海戦である。
竿−彗苧三蒜貰びに雲霞凝にたニJ、かくの如
き大損讐撃たに拘与、軌はなほも反驚金剛な基芋、十一
月十二望たしてもガ〆ルカナル男両に鞋し驚、ここ竪彗衰
ソ三ソ海繁邑されたQかか姦次の彗火決慧行はか、義が
慕絶えず慧的勝利を彗ゐるに拘らず、顎は繁宗げ書こ
ろか、軌ほなほも「最後の勝利故に在り」と呼翌て山る博学ある
アメリカ海軍は利金苧の擬畏敬の信樵の↑に−作彗航箕力
芸能してゐたが、制海翌鮎の決宴誓しては、依然職澤宝
彗驚してゐたのである0しかるに大霊職申盟のわが欝霊
郡験の活澄上り、制海禁制諒に響かへられんとし、髪兵力
が柿軌兵力としてでなく、薫力たるの本讐最的に志するに及
んで松野貰おいても驚現し彗た大聖砲壷竺桝し
て・毒竺義蒜へ、一系行彗違約棉讐埠宗けろに
いたつた遥争の推移と兆に、制落響いふものが絶誤なものとな
るにつれ、聖篭警告禁墨竃とし毒苧る亭聖
篭の畢性が閥彗なつて琴1とは嘗琴1とといへろご」とに
空電は捗鞋署しない驚おいて拇繁誓ものがあるが、「不
沈母彗としての賢者する表、海吸の最が禦され、大遠距
篭と誉につれて、亀抗議の威力が高く評誉れ、基地の婁
牲けい上い上要して驚のであるd現苧諒畏北ほアラスカ、
ハワイ驚か島事坪に繁る各島駅モ慧告で毀籠を蛙
■■■■l■
叫衣のyPモy万両の渦Zに見るごとく、近代職は大決鞄の細線で
あり、特に唄ふか唄はれるかの激瀾である。亡とに解熱取の招頂から
軌の鮨湾兵力には銘諌兵力な似て封抗†る外はな〈、如何にヰ越した
紙力蝕軍なる機材をもつてしても、味方もまた、柏音程庇の裾涛を免
れむいのである。如何にこの方師の俄槻が債烈であるか、侶惜なき酷
烈なものであるかがお判りと恩ふが、正に比類なき滑粍馳と申しても
浪音ではないっ敵を一日も辿かに撃械√る持には賄又敵の戦意を挫折
させる持には、味方においても一触でも、一拒でも多いことが先決抑
哲である。近代和戦が如何なろものであろか、またγメリカが如何な
る万機と熱意をもつて瀬野の挽夙に姥物狂ひとなつてゐるかなとくと
省濁し、今とそ拘民の−人々々がZ力槻充特に敵将軍力の撃破む意味
する。邸ち我が海解職力の充蟹に余力を打ち込ま山ばならぬ時機であ
る亡とを偶感すろ。 ハ十−月二十川H澱滋)