重要物資の強制買上げ 商工次官 椎名悦三郎

 

 取時下生竜”椅瀬上重単なる原料物資山買上げに就きモては、一
に本年五月十五8か・ト七月末日まで1有月牛に亙つて供出勧奨の運動
を全国に展開ト、そ‖後も樺倉払る毎に供出を勃興して買上げを†行
してまりつたので告りますが、今国十月十昔を以て物資統制令に温
く商工省令き公和し、事業番たると表人たるとを岡はずそ竺所有す
る寵黎物資を三月十五日を期限上して強制的に供出せしむることと
なりましたごJこにそり鶴官と供出の方法とに就きまして御祝明申上
げて、国民各位山御地力を仰ぎ洗いと存〔ます。
 大東亜敬雫は御稜威山下皇革の続々たる敬聯裡に早くも竺拗取
女経へ、今ヤ蒲団は大東詑に不敗の態券を堅持することとなつたりで
あゎます0しかしながら今後進んで米英を稚経的に領域し、大東弛建
設芸業を完違いたします意には、なほいろいろな殊において団民の
 忘旧り奪拗朽力を蓼するりで告りモす。
 殊に桶泣叫情報に1ると、敵米英はその正大た生売方に物をいはせ
物∽力一占木を打ち倒1柑るものと信じて、日夜生藍の埼琴平侮の
(別)
「_菅


和光に柁に物狂ひとなつてゐるとのことであわまして、この敵臨を封
手とし、来るべき決隈に倫へて必勝の態勢を確立いたすためには、官
民ともに今後二段の決意と努力とを傾けて生藷力”揃充に邁進しなけ
ればなられのであむます。生産山飛椎的均眠を組ることほ、我が圃が
常両してをbます戦争樫済を経常する上において最も大切なことがら
であつて、現在政府が採つてんる諸般山方策ほ、皆こハ目的い竣成に
撲申されてゐると申しても渦吉でないと思ふ山でもります。
 かくの如く冤軒物賀について散々吋産が行はれつつあるのであbま
すが、せつかく棉藍せられまLた物資も、それが不忠不変の万両に配
置せられ、或は地物賓を不均衡に和拾せられて有放に利川すろ途女装
がれては、せつかく背勢Lた呵羨もその意味たなさない山であゎまL
て、これを生衰の計茸、郷情等に憶して適正に触分L、環も放窄的に
利用することが大串な山で丸山ます。然ろに関内に於ける釆野物資の
配圧の状態を見ると、なほ生琵塘、睨増業渚、常数ポ等山倉辟にほ、
相常多丑の物賛が、昔而利用さかる日常もなく眠つてゐる現状なので
ありま†。とれらの物賓の大中は、日本n樫滑が自由辟済かh統制坪
靖に移る前後に於きまLて、梁瀬が特釆に封する不安から、殆ど手管
〜次第に禁めて貯厳したものであわまして、浩時においてこの増山
物資の移軌が甚だ軋錐且つ無秩序に行はれました結果、物賛が和音偏
在してをbますとともに、業者の倉鵬内においても捕物繋が極めて不
均衡に滞扱するとととなつたのであゎます。そ山後これらの物資は東
鶉に費附されたも胡もあわますが、元来が極めて撫計懲に入手せられ
たものでありますから、成る菜群は材料を使ひ果して機械の浬輔休止
を飴儀なくされ忠の虹」他の業者の倉庫ではその材料が常分便はれる
あてもなく欠伸をしてゐるといふやうたことも起り、また主材料と副
材料とが別々の業者の手に入つたため、鈷局どちらの物乗も有数に利
用され柑ない−しいふや・Jな現象も生じてゐるのでありま†.且つこれ
らの物賓は徒に死祓、過横されて生蛮を停頓せしめたばかりでなく、
金利、保管粥等の色扮を所有潜に加へろことに上つて、さらに生蕾阻
審の有力た原因しさへなるにいたつてゐるのであります¢
 そこでこの椎の遊休、混戦の物資の破こ打線通を困る馬にこれを通
常の樺倒に報吋して生産の計寄状況に憶じて適正に再分配すること
が、国家全般の軒煎の向上の上からも、粟漕の生産幅率村進の馬にも
捕切に必穿とされ・心にいたつたのでありまして、この振替に基いて政
府は故に延嬰物資幣靴驚姐を設立すると上もに、これをして任意供出
に上る貰変原料物資の買上けた繁施せしめたのであhま†P
−」の措辞に上りまして、今までのや、りに銘々が物栄を新手に泡へ込
んで身動きできなくなつてゐた状態が改められ、必弊以上の蝕利他賛
は僚粗のプールに供出されるとともに、この共同倉雌の小から、改め
て無籍に必要な賓材を必野な分食だけ貨ふことができ乙やうになつた
のでありまして、恰かも、線分の金を銀行に預けるや〜に、傲利他箕
斗■簡閲に預けて、必嬰に浪じてこれを引出したり、または他の物資と
の振替へを謂求することが出来ることとなつたのであります。またこ
れに上つて、従来掩汝せられた物賛も漸く本来の放散牽緒の擦甘を得
たのでありまして、恰かも輯錆泣から銑頻ができ上つて来るやうに、
これらの従来忘れられてきた資材が、新たに生産戦線に押し出されて
来るこししとなつたのであります。即ち雷撃を換へて申せば、局内掩概
の鉄籍一砲が供出されることは、軒ち鈷擁姐から鉄線が−題生み出さ
れた∽と同じ意義を持つのでありまして、死就在庫の活用に上りまし
て開田の生敢は−席捲進†ることになるのであります。
(践)

 このやうな魂旨に放きまして竺大の環上げを五月十五日か生首
月平に亙■つて豊頃卵臣賀純L、概ね良好な成拭を挙げたのであります
が・ただこの期朋を温じまして、なほl部には買上げに射する諷詠の
十分徹底せぎる如く見学bれた向もあり、また供は物資に就きまして
も、今後多少とも攻和困難と見透されるものについては供出が掟られ
た傾向があつたのであけます0従つて、この買上の纏旨を一昏徹底
L−遊休態凋物資の動員に斌撼なからしむる目的を似て、今回†一月
十五已を拗限と†る強制買上げを官施†ることとなつたのでありま
†ごJの強制貰上げに於きまトてほ、物資続勅令に基く雨工省令「統
制軌賀ノ無残制限等−1槻スル件」を†月十五日附溌以て公布、邸日施
行いたトたのでありますが、この法令に上りまLて、冥蛮なる原料物
資を指定し、事業者と事業者以外の一般人との所有制限宜をそれぞれ
指安いたしまして、十一月十五8までに超過盈を電撃物資管理管囲に
’渡申込みせしむろのでありまして、課沌申込みを揺ささる潰にほ商
家挽動員挨の制裁が課せられたのであります。
 勧ち‡業者につきましては、銑革普通銅、絨絹二次動じ叩、非成金
一、化熊襲品−蛸梼、人掲ス・フ線等の原料物資につきでの生尭を業
とする者、億出入菜考腋甥業者、及ひ業務用の原料材料またほ建築
用賓材としてこれらの物資を使用†る者に封Lまして、常訪功業の鎗
行に普両必薮な限度の漂準在庫故意を指定いたし、この敷食を超過す
ろ部分を十一月十五日までに委蛮地貴簡理管幽に譲渡申込みせLむる
 こととなつてゐるのであります¢−」の在庫制限教皇は差懲り堺菜の鎗
行に必努な阻度のストックに醍宏されてゐるのeありま−て、生意業
 者についてほ生意朝の一月分、現出入菜者は転出入堀放環境の同じ〈
 】月介−阪山菜粛げ融於先の碓淀Lてゐ乙部分、消荊済は大旺辿去の
月平均使用丑の三倍捏度が基準となつてゐるのであります.礁つて鞭
銅二衣製品、
について≡
ついても一
驚困に譲渡
ないと共に、生産Lたブリキに
こかを十山月十五日までに管理
て使用する♯銅
金鍵業者につきましても、その在鵬制限教皇は零と規定されてゐろ
のであ力まして 抱保流れ等にエつて指定物資を所有してゐろ塘合は
こ力を全部優艶に供出しなければならねのであります。
事業者以外爪二般人につきましてほ、これらの原料物焉は元来他人
の生桔とZ殆ど無師係でありまして、例へば銑鉾とか銅地金とかいつ
たやうなものは】般人が併有†る欝もいはれもないのでありますが、
事業者に封する所有制限の結果、これらの物繋がl般人に法常するこ
とを防止する意味に於きまLて、一般人に封Lても所有禁止助賓と所
有制限物資とを定め、これらの物資を一般人が事業者から繋受けろこ
とを禁止いたしますとともに、現在この所有禁止乃至制限物賛を所有
してゐる常駐勤して、†一月†五日までに、これを管理骨組に繋耗†
べく命じてゐるのであります。
 以上申述べました法令の詳細なる内容及び指定物資、制限敷革所
有禁止物琴所有制限物資等に就きましては十月十覇日附の官報に告
示せられました外、商工省、府娠牢重弊物資管理響幽等に放きまし
て詳細御託明いたす・しととなつてをりますから、観民各位に於かれま
ては、この種の機鞠を利用せられ、各種の宜悼文壱等に御留意の上
十分この法令の内容を研究せられて、国家の黎試する供出を下行せら
れ、銃後覿民に辣せらわつつある生蛮力鳩充の作務を租憶なく蛮行せ
らるろやう特に切染いたす茨艶であります。 ハ十月二十日故鞋)