百年戦争の覚悟

 

 アメリカ大統領ルーズヴェルト
は去る七日、例の炉辺談話の形
で、全米に放送を行ひました。
 ルーズヴェルトは、最近あらゆ
る撫官を溌へて、失っぎ早に回転
に訴へ、その信鮒をつなぎとめ上
うと和紀になつてゐますが、この
放逸でも、汲挽の大巾引上げや、
集宅地をふくむ最高旬椅の設定等
を強粥し、四民を執事にかbたて
るためにあらゆる野刀を河みてゐ
ます.
 しかも、ルーズグエルトの放逸
内容はルーズグさルトをはじめ、
丁メサカ申民が常に自らとほ相容
れないものとして、ドイツのヒッ
トラーを殉教者として非難恋して
来たその燭裁者の座に、ルーズグ
エルト硬自身が座りこみ、米英が
は、ルーズグエルトの威憶もやむ
を籍ないと、ルーズグエルトにひ
きづられてゐるのであります.も
ちろん、ルーズヴエルトに対する
反射もありますが、晩学といふ現
繁の大きな嫌れ砧、今のところ、
アメリカを動かし、支配してゐる
ことは明かでありますゥ
 アメリカをひきづるルーズダさ
ルト】沢は、取争のために、必死
の努力をつづけてゐます。ここに
殊さらルーズグエルトの蓋に憐
れましたのは、ルーズグエルトの
放逸にうかがはれるアメリカ経済
の危機を推測しアメリカ弘しと見
る上りも、規在のアメリカがどう
いふ方向に、どんな考へで動かう
としてゐるかを知り、敵陣管の婆
を明かにして、長期軌への私ども
のせ憶を更に観めなけれはならな
 いと息ふからであります。
      ×    ×    ×
  アメリカは、いま、ルーズグエ
 ルトの潤裁仁つき進ま1としてゐ
 ます。ルーズグエルトの掬裁の下
に、出水るだけ早く、中内の戦時
瞳制を屯へ、これを強化し上うと
してゐます。
 ルーズグエルトは、アメリカ印
内の軽済が洋刻な危機にのぞんで
ゐることを訴へ、インフレーショ
yの脅威、一 生活費の点肝に青
かされてゐることを組べてゐま
す。そして、これに射する封策の
一つとして、全長産物の旬格に封
する泉南偽格の設定をはじめ、生
計費を安定させる特別拍限を大統
領に輿へることを求め、「十月一
日を勅限として、折合がそれを容
れなければ、余は必黎な手段をと
らぎるを得ない」とまで強硬な態
度で臨んでゐます。
 アメリカの一流艮ほ、「ルーズ
グエルトは窮曾の礪にピストルを
擬したも同然であるしと憤慨して
ゐますが、ルーズグエルトがかう
いふ態度に出てゐるのは、アメリ
カが相次ぐ耽鞄に上つて、如何に
大きな打撃を受け、そり暇時生括
がどんなに脅かされてゐるかを也
持つてをります。これに封威する
ために、ルーズグエルトが求めて
ゐるのは、・殉教推であり「取扱が
殆ど全世界にわたる今次独学は、
大統領の稗刀行使を過まの如何な
る教学上りも一юウ中な、軟くり
との出来ないものとしてゐる」と
アメリカ串良に訴へてゐるのであ
ります。
 そして、ルーズグエルトの漁網
してゐるのは、辣珠の大巾引上げ
であゎ鳥産物をふくむ最高一緒の
設定であぇ民衆に上る取時負債
の消化であり、物資不足地浜に放
ける糞要物資の剖普であります。
 かうして、アメヅカ覿民ほ好む
と好まぎるとを岡ほず、ルーズグ
エルトの取争政熊にまきこまれた
績め、ルーズヴエルトの淘勤下に
ぐんぐんとひきずり込まれて行く
や・つに見流しが出来るのでありま
す。
     ×    ×    ×
 ルーズグエルトは、「この執事
のたち、明年中ヒ】千箕身柄キ
(王抑)
臥l計紆r
†る」と心へ見男を功つてゐます。
 】日三億弗の軸であり、いくら俊
はうが、それは塀手でありますが
私どもはたたアメリカの準備と覚
悟を知つて、これにそなへ、米英
革滅のl路を進めは上いのであり
ます。
 米英は敬争の表看板として、正
義とか、自由とか、人耗とかいふ
言輩をかかげました。今もかかげ
てゐます。
 しかし、現在のアメけカが行つ
てゐるいはゆる自由主凝や戌主々
弟のいろいろの政策や行動は凡そ
自由とか正義とかを全く和容れな
いことはいふまでもありません。
しかも民主々義の非難の的とする
殉教者の座にルーズグエルトは坐
らうとしてゐるのであります。ア
メリカがかういふ矛盾を放てして
ゐるのは、一つに敗取に上る顆勢
をとりもどさ与とし、何とか改革
に出上う、勝ちたいと焦つてゐる
かちに他なりません。
 大東亜取申は、掬伊とともに、
世界に新しき秩序をもたらすため
の取ひであり、アジヤ人のアジヤ
を標傍する馳軍であります。平和
とい止ものほ、大東亜敵軍の完全
た膠利に上つてのみ、築かれるで
ありませう。自由や正象の看板の
下に、不正や不平等を世界におし
つけ上〜とした米英の彗い世界に
平和が生れる筈はありません。准
界は新しい時代に足をふみ入れて
ゐます。
     X X X
 いま、地球上の各団は殆ど全
部、敬雫の中に突入してしまつた
と申しても過言ではありません¢
敵軍に加ほつてゐない穎は、執事
に加はらないりとに上つて、何と
か身の安全を伴た・りとはかない努
力をしてれる小夙に過ぎないとも
いへるのであります。
 しかも、この取牢に於て、何れ
の用を見ても、中金手欄な安臨を
し上っといふやうな、あやふやな
考への南民はどこにもありませ
ん0
 大#弛戦争に続々たる耽果をあ
けてゐる我々日本崩虎はこのこと
をもう一変、否何旋でもくり返へ
し考へてみかければならないので
あります。
 膠つか負けるか − 独学にはこ
の〓つしかありません。そして、
教学には、どうしても勝たなけれ
ばなりません0
 アメリカはいま、拘力をあげて、
軍儀の大拭充と大充耳にあて、鵡
反撃、攻勢に出上うとしてゐるの
でありますが、その他の汲も、大
本管陸軍報道部長谷戴大佐の言斐
を借りれば、何れも長期取の取士
であります¢谷萩大佐の冒斐をひ
いてみませ勺。
「イギリスは強扱そのもののやう
な用家及び熊民である。取内で何
苛固放Hても、最後の一取で勝て
は上いといふのである。掬ソ取
払、北アフリカ取掛ともに不利で、
印酔には暴動が担つてんるqあの
苦境に放てさへ、堂々と地中海々
取の敗北を公表して悍らないチヤ
−チルの度肋であるPそして何ら
勤務せぬ囲民どもである。ロンド
ンがドイツ軍の猿爆撃で粉砕きれ
やうとも一これに「こたれず、最
後の勝利を監る人壌である。
 空虚も御同様、地の大さ、物の
挫かさ、人の多さに自惚れて、滑
耗取略に放ては、敗北を夢感だも
しない。」
 谷鉄大佐はかういつて埋られま
す。か■りした敵を我々ほ最後まで
叩き、、撃流しなければならないの
であります。
 ルーズヴエルトの歓幾の中には
「この教学は、勝つにせ上、放け
るにせ⊥」たどといひ、放ち抜く
たけの自信を示してんません。ま
た、「国家は四民それぞれの収入
から轟かに大きい割前を取上げる
ことを必好としてゐる」といつて
あます。国家に軒する私どもの赤
淑や軒身の卸奉負の束持と和束る
こと凄いといはなければなむませ
ん。国家が団民の収入の割前を坂
上げる、などといふ宮蛮は私ども
(31)

理解することが出来ません。あく
まで群利、義務の救急でしか、国
家と国民の粥様を拝することの出
来ない7メリカには、教学亀行の
肖井多しとい・で」とが出来ます。
長期故は正に最良構紳の取であり
ます¢
      ×    )ハ    )ハ
 さて、世界をあげての戦争が共
期馳であらうといふことは、†で
にいろいろの敷から度々稚楕)亡れ
た建りであります。共催総理大臣
は「百年牧野の発情で」と申され
ました“もしも、馳ひが召年鍵く
ものとしたら、粘どもはまh大瀬
笥寸.
亜敬竿はじまって、一年を樫過し
てゐないのであります。先は長
い、この取牢を馳ひ就いて行く私
どもほ、大東亜晩学の大きな理鶴
と、なすべき多くの仕事の前に、
瑞々しいカが鶉ぎ上るのを琴スる
ではあbませんか。
 革H聖;丁大官年の産史と薄紙と
を受けつぎ、生かし、青年の執事
に更に鍛、、着きをかけつつ、売
ある勝利を後世に停へなければな
らない・・−・世界新秩序の平和を建
設するまで続かなければならたい
のであります。
   ハ九月十一日放送)