学校卒業期の臨時繰上げ 文部次官 菊池豊三郎

  卒業繰上げの意義
 これからお帯致しますことは、一両日前の新聞紙上で、既に御溌知
のことと患ひますが、革校卒業期の悶時繰上けになつたことでぁりま
すごしの間者に就いては、教育に湘係を持つ方は勿論、明彗高卒顎
t上与と†る革生得君、及びその父兄の方々にとつて非常な腕心事だ
と恩はれます。
 それでは今般何故に普分の間、大挙、専門輿校等の在挙年喝また
ほ修業年限を六ケ月短縮し得ることになつたかと申しますと、その理
由は極めて明晩でぁります。
 支那革襲凶年有故にわたり、ためにわが図をめぐろ国際情勢の繋迫
総、国防上に、はたまた労務の上に晴新教刺な、しかも教養・釣ろ簡年
を、両家が葬求してゐろからであわまして、この要帯に封威するため
去ろ†六日、勅令を似て必要なる随時措鑑が、公布せら九たわけであ
りま丁。
 之に基つきまして、文部省に放いては、懲面の清澄として大挙、革
門畢横に在革し、明春三月卒業サろ者は、本年十二月に卒渠せしめる
ことに致した次簸であゎまT。これと同時に兵役に刺する在学徴集確
期期間の改正が行はれました。申すまでもなく教習ほ国家興隆の滞泉
であつて、小樽駒な博労の艶化等に上つて、埋々しく教育制蜜を改む
べきものではないのでありますが、現在わが国が直両しっつある時局
ほ、未曾有の非常時でありまTO支那弥蟹む盛観し、大東亜共欒鴇を
確立†るためには、教育の領域に於いても、また団来演蒔の日招に向
つて、買出し得るやうに、方鴇廿殉じなければなりません。殊に最近
の国際情勢は、ますま†托刻さを加へて架ましたので、わが夙として
も国家の総力を最高度に讃拝できるや・つに、政治、樫済、意兼、外交
軍事、交通、同属生活等、あらゆる方面に亙つて、必黎な施設が緋ぜ
られてなりますが、教育についても、無論その均外に欲蹴しておいて
エいといふわけにはさりません。
 しかしながら、究塩のところ、これ等の珂鞋む解決し、岡鞭む単行
してゆくには、何人といひましても人材の充足なくしては、叶抜取こ
とであむます.多忙な時には渦の手でも摺りたいといふりとが、い■は
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れてをhますが、托や同家繁忙の障、人手を多故に畢することは、蝕
りに明白すぎること1思ひます0
 文部省とLては、か1る比琴に封濁するため、撃」拳生生徒の動弊
作業専に上つて、種々留家の野務に貫鮎して参つたのでありますが、
現下の同防上及び弊務上の変局については、さらに】歩を勉めて、革
枚の卒業時期を繰上げ、卒業生をして、言H息・〈由家のお役にた1
しめることが急務であると信じまして、拳枚数青の使命達成になるべ
く支悸を衆たさぎる程度において、噂々研兜を束ねた結窄前に申地
べたごとく、修業期間の短縮と、それに伴ひ、卒業初の繰上けを蟹施
したやうなわけであわまγDかうした串例はわが軌としては、初めて
のことでありますが、Iドイツや英周に於いても、大挙の在拳年限竺
簡年乃至高年も矩析し1或ひは紆義の時間を延長し、或ひは竜神休
暇を短縮するなどの、靖守を靖じてゐるとのことであわま丁¢
 また在学中の徴兵鎗礁制度等は、ドイツにも、英甑やソ塀にもない
のでありまナ.イメリーなどは在拳中の仙慧ハ輸憮はありますが1拳生
の従鞘意顔が許され、故に多数の挙徒が馳線に活躍してゐるとさへ鍬
へられてをります.
  卒業繰上げの範薗
きて、本年十二月に繰上げ卒架を致します拳枚ほ、大挙革部−専門
革枚及び等門革枚に併設された修築年限三年以上の研究科及び別科−
男女高等師範革枚、‡叢串枚数負拳成所と、いはゆる甲種確度の甘栗
革枚及び専門革枚、または1仙童顔に堆ずる私立革梗で告リヰテが、

明年故には以上のほかに高等革枚、大挙稚印及び騒時軟負養成併も卒
業期穀繰上ずる稚定でありまTOしかし、か′つLた随時楕旺は修拳欄
間を無栃するとともに、卒業生の弊力む代下せしめないやりに、文部
昔局としても、また革扱者局としても努力致さなければなりませんの
で蜜蛮な革科は、】わたゎ在車中に履修せしめろこととし、革力低F
を振力貪ひ止めなくてはならないと、決く糊してゐる家筋です0
 樅つて革生生徒汚君も在拳中、十分に努力して必弊なろ準激技能を
身につけて卒業し、国家に御準公するや■りに心掛けなければなりませ
んごJとで時にお指しておきたいことは、耳門挙枚と焚兼拳枚に就て
でありまTが、これらの革枚は何れも本来卒業と同時に、壌務に従事
する人材を養成するととを主眼としてをります0
 しかも規下の軍情を申しますと哲学、弛彗エ琴銘山伽係は勿漁
農林、水蛮の方面に於いても、これ専卒業譜の幣弊は大いに切望され
でゐるのでありますから、革校本来の使命に従ひ、努めて就職するこ
とが望ましいのでありまナ。
 しかしながら、徒に進学の邁を遮ぎ季わけではないの下島りまナか
ら、音読革校長の推定によつて、上級革枚へ魅拳するの盆は髄められ
てあります.
 また高等拳枚、専門革校に入革せんとすろ珂第革枚卒業生について
も、同棲必らず普款革校長の推昭を必嬰とすることにしましたq同上
聖Jれ等のことは上級革校への逝革の添身鈎すのではなく、現缶切上
に増加せしめない方針を似て、大地に於いて、浪速五年榊の耳鋳の平
均に⊥るととと致したのであbます.
(柑)

  入牢試験の期B
衣に、入牢粥斡の期日に粥しましては、明春四月の新学期か出来る
だけ早〈閑地致したいと考へてをりますので、大挙、高等専門拳撥に
於いては三月中に全部の合楕者蛮表の捻るやぅに、入学粥励を宅地せ
しめることに致しました¢なほまた帝国大革及び官立大挙の入革試漁
期日につきましては、各大学一発に三月ニロから開始し、撃哀試験
を行ふ大革に庄つては、これまた表に≡月十七日から、さらにまた
彗衰試幹を行ふ犬革に於いては、三月二土ハロから→弊に行ふこと
になつたのであります。
 推ふに今日ほど畢生生徒に射して、国家の期待が大きな秩はありま
せんQ革枚の卒業期を繰上げたことは、国窪将来の襲最に玉野なる軟
膏の能率を最高虔に費挿して、その使命を轟行しっ▲、非常時国家の
緊切な穿滑に即題して、若き青年畢徒が、或ひは前民昏弟の表とし
て、はたまた国防直壊の蓼貞として、大切な役朝を済ずべき名著と‡
任か櫓ふことを、囲家が期待すろに外ならないのであります。
 いふまでもなく教育を刷新稲興し、学徒の修練を強化してその柄抑
と学力の瀬毒を阿ることは、日本民族盤久の費長大飛招に儲へんとす
るものであります0学徒はやがては、国家の干奴となつて、醒防の鶉
蒜仰に立ち、或ひほ、武曾の中堅となり、職域に放ける指額者、幹部
となつて、負荷の大任を全う致さねばなりません。
 故に革徒たろもの1国家隆替の関頭に立つては、特に新たなる決簑
と治持をもつて、山捗盈丁葉に構鞄するとともに、心身を修練して二
且叔急の有事に備へ、稚内の誠かつく†亀悟を堅持していたゞきたい
と息ひます.
 最後に父兄におかれましても、今回政府のとりずした措鑑について
十分の御理解をもつて、子弟の指導者成に御協力あらんことを切皇す
る次簸でぁります。
 なほ、革揆教職員におかれても、この襟教育の王大性に鑑み、参拝
指導に渡憾なきを湖せられたいのであります。ハ十月二十胡日放簸)
(ど0)