戦時財政経済を護る 国民貯蓄奨励局長官 谷口恒二

 御承知の通わ、去る二十日から第二十幽何c貯寄倒券と、姑十固の
報用便券が軍出されて居わます0また明−‡腎Hから耶二十朗何日の
酌領の郵便局軍出が行はわますので、この槻掛に朗捕り一塊宗上け
て、図解粋化に皆さんの力強い御臨力を待たいと思ふ次妨であります0
 我が荊は今日まで浦出ケ年故に亘つて、終始不動のガ針山下に、上
く支那斡単を府つて革りました0こfHケ年飴を慧ますときは−銃
後に富ま1ては、部分的には確多の紐憾なる警肋1て居りませう
が、しかきれ茎盟として著するときは、難竺致Jく危局完
b切つて、滑々所期の成果を収めつつあるのでありますご1の綽男を
許しましたものは、先づ武力の抱封的優勢キ弊げわばならねことは、
申すまでもあ豊せんが、また両虎の経済的製耕の分椚た見逃すこと
は出来ないのであ豊す0と申しますのは−園児各自が大々の撤埠に
牢つて奉公を致L写すと同時に、菌卓貯蓄の撒行によつて、今日まで
…H億凧を革言放革を負拍し−また年表十億仙に上皇重力拗充
資金を伐治して登つたのでありますP
これを例へて申トますと、人間の漁が血礁によつて望と熱激とを
算に供瞥れて、十分の括禦栄子や勺に、拘l筈に去て
阿倍が滑化きれて鞄費が鴫はれ、生頑力均充賛金が供給きれて平間品
その他必率軌馨八が生蕨され、我が囲全睦が緒外的の想像もしなかつた
日梵しい活動を続け、この時局を周翔致してゐるのであります・
 であbますから、今後も引締きしの励民貯蓄が稚定洩り、計空海り
に達成さわるかと▲つかは、我が幽の戦時肘政軒研が嘲滑に建行▼し、こ
の時局が耗に所期の成果を収めるかどうかといふことになつてさるの
であります。即ち由民貯蓄は時局突破の基埠を築くものと申し上げる
ことが出来るのであbます。
 今日までを栃みますと、その闘多少の姶良は免れませんでしたが−
この国民貯蓄は大蹟に於て順調なる相野を扱けて登ったのでありま
す。卸承知と思ひますが、昨昭和十五年度の如きは百二十億他の目標
に勤して盲二十八億胤の成構を収め−また本年度に入わましても四月
から六月までのご右月間にほ、略土日増を達成卜椅る四十四億七千扱
高蠍といふ増加を示したのであbまトて、琳埠勃教以準一重二十政府
卸といふ、古い考へでほ桝像だに及ばない葵大な同値が挙行されまし
たが、その内約二首億胤程は糖化さかてゐるのであります○
 囲民貯蓄が計書流り達成出来ませんときほ、掬わ賓金の初速が出来
ない許りでなく民間に過剰の粥買力が生じこれが物嘲の大義勝た招く
元ともなるのであわます。挺つて特に馳時に於きまトては、一丸とな
りて両虎貯蓄の咽顔の解決に曹らなければならないのであわます0
以上申し上げました如く、同氏貯蓄の同厨ほ−今日以後の我が何の
串放と結び合せて考へますときは更に羊に強喝なる決意を以て払まな
ければならないのであります0
只今、我が団は興亡の寮大時局に慣而致して辟わます0若し一歩を
浜れば粥少国家に櫓落すろの危地に臨んで居るので誉ります0この由
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態に野点する覿民的気赦は十分勧められて居るのでら勺ま†が、同時
に今故山我が戦時肘孜梼済を誕るための駒純な臼毀れ上に北つ決革も
斯にしなければならないのであります。この時局を超克するために、
今後要する例祭ほ益々多きを加へることと恩ふのであbま†が、米英
等の坪済匪迫の慈上野骨且つ燃烈とむつて参つた吋に在つて、楷に我
が軒済カに微動たもトない彪の日本の杢を示すことは最も使方なる矛
となり楯となるのであわます。これを思ひますとき、同民貯蓄の棉戦
は都輔穀開はず宅幼を間はず、全的民共同の賀裁でありまして、国民
各自ほ藩主動努敢化に努めま†と共に、今日以上に鉾火の生汚を→暦
切下げその飴力は金嘩にせ上物箕にせよ国家招動に振り向けねばなら
ないのであります。
 こゝで、今}庶最近の国民貯蓄の博労を眺めて丸ますと、先程申し
まtたやぅに、四月から六月までは大地順調であつたのでありますが
七月以捧ほ必ずしも梨軋し得ないのであbます。私はこれは一時的の
現象と患ふのであト皇†が、この桔果年初来常に極めて好調を撚けて
官勺まLた同俵の消化が最近軽微でほあhますが、弊へて参つたこと
払直面する事態と考へ合せまして特に全国民が関心を排はねばならな
いところであります。努現に申しまLたやぅに今甲闘概の郵便局貸
出と貯薔債券、報園債券の要出とがその時期を同じく致しますので、
木月一日より二十五日まで全開的に「闘供消化独払渾型を繁施致し
て皆さんの御磁力をお断ひ致してゐるのであります。
 今回突出されます声鮮ほ暮ら戦費に充てる籍めに計行されるのであ
りまして、皆さんがこの国債む手にせられますことは、自ら武器印難
 を櫓地に選られるのと少しも輿らないのであ山エ式して、最も鵬的な最
 も手つ頼り早い御拳公であります。
この等令と告示は、産土太る二十日を期Lて環施されることとなけま
したやで、・1の曹に放きまして、本項輪令に武草書干お時を申上
げ、大方のさ孝に供したい土存ずるのであ勺ます・
  郵便検閲は周東均秘密保持
 穎下の栗太時局に獲みまLて、我が娼穎に搾るやうな琵準謀略、
費鍵等の転勤を、赦庶的に禁瀕費さなければならめことは−申す迄も
ぁ¢ませんが、尉抜上拡帯を罫Lま†ろ事項が、不相意の裡に海外に
漏れてゆくといムことも、また簸じて等閑に付卜難いところでもりま
して、この環めには、通信頓接といふことが、極めて禿蛮な葛費を有
するのであ少ます¢
然るに、郵便に鋲ろ諜報手段の中心を成しますところの、苛状に増
する収椀に付きまLては、項行郵便践璧丁分な穎定を存して居りませ
んので、従来は鋳車上必要な措蛮を溝CJうと致しましても1殆ど不
可能に老いやうな状放であつたのであ々まナ・
勿勤我が南の牲幹がかかろ立替をとつてゐるのには、招普の理由の
為ることではありますが、最近閑際情勢が緊迫化するに遜れまして、
外由窪朝網の唱耗は二授と扱烈となつて革つたのであみまトて1事
ことに至つても樹我が用が交鞄河でないといふ理由で、之等郵庫に依
る年報汚点を鶴牧のままに教官敢Lますことほ、柘時如何なる均等を
周防の上に生ずるやも計り態いと存ずるのであります0
のつて政府に誓蔓しては1この傑野丁たる括督を穎ずきとに決
Lまして、塞ぎ憲法為入條に基づく繋怠勅令として、脇時郵便項櫛
合の制繁公布の獲びとなつた次愁でありまナ・
か<て勅令は由8公布よ同時に施行せられま1たが、省令と告京は
また貯蓄債券や報由倍券は日本勧業銀行から蛮行されて居りますが
その珂上金は全部政府に収まり閑俵滑化に向ふのであbまして、これ
又園蚊と同様極めて触駒な囲への御奉公であります。この郵便局契出
の醜債につきましては郵便局の無料保管や、或はどうしてもお金が入
用なときにほ郵便局で買上げる制度があります。又これを拘虎貯蓄組
合を簸じて囁入L、郵便局へ保管を依扱されま†と免税を受け得ると
いふ特典も輿へられてゐるのであります〔また貯蓄債券は無料保管の
制度があります上に、祝がか⊥らザ命毎年行はれる抽振を契Lむこと
が出来るのであります。
 かやぅにそれぞれの特敬を備へてゐるのでありまして、これを買ひ
ますことほ闘民の樫済酌要務を果すのみならず、投賓としても亦極め
て優れた方法であります。
 皆さんほ既に前払等を最じて今回の前便附化強調運動の耗官に副つ
て既に具也的な計毛をお耶てのことと思ふのでありますが、今回の彗
出しが貯蓄報国へのl東として、さうして我が敢時樫済を捗る絶壁の
陣懲として、割期的成果を収めるや勺、皆さんの全幅駒勧協力を切に
お厩ひ致す次鴇であbます。      ハ十月二十三日放費)