新しい郵便貯金
     貯金偽長 伊勢谷次郎

今や鶴非常の時局に稽曾致しモて、各方面に於きまして、臨俄準
備・懸戦態勢の桝立を急がれてゐることは、御敢知の替りであ巾ます
が・一億醜氏が凡ゆる生活の不日由を忍び・食を節し、粗衣に甘んじ
しかも勤労を励み特産を圏つて・ひた†ら国力の埼淑に莞せねばな
らぬ所以のものは、何を措いても先づ支那革建を尭為し、東亜の新株
庁を確立しなければならねといふ、釆大なる莱林が、我々日本圃民の
W笥にかかつてゐるからであ巾ます・今晶民貯等の檜翌侍ること
は・敬時財政政雄の産行1碓封必魂であることは、今更申上げる進も
誉りません・政府に放き享しても末年四月以弛、百三†五偉貯雀の目
標を掲げぜして、その慈成を神る馬に、斯に開民貯昔組合津を饗施致
しましたし・又郵便貯金法の改正を行つて一人のZ人制限頻を三千園
に漣苧る繋と・靴爬貯著を強化するま智施誉次ぎ次ぎと甘施して
葬りましたが・更に明†月古から定痴郵便貯金つ雷雲た金管
預入する朋期的の制乾を全面の郵便頑で、一角に収放た朋始nること
に相成り字したので、今この貯金のあらましを甲上げて皆様の去Q考
に供したいと存じます。
 血貫仰の抑く・攻が国費£ろ犬末亜共熊幽を確立すろ由菓は、未
だその目的の牛ばをも鵡してをらないのであ呈す。そこで今後伶柑
常長矧に亙つて同氏の絶努力を召することほ勿論であり旦1。彗て
この戦時焉中賄ふ同氏貯嘗としては相常長期間瀬入するもの即ち安
宅性のあるものでなければ彗な甥果が挙らないのであb羊。即ち
浮動浪費力を吸収†るとか、或は又−物僕騰犬を抑制して感性インフ
レーショソを防止するといふ作用を期待↑るには恒久性のある貯背で
なければ革全といひ難いのであり宜1・要するに戦時貯宰としては、
長糾貯寄が最も望ましいのであります。
最近の郵便貯金は表盟丁均に致しまして、領け入れが約五箇に
逢するのであ豊†が・その反面に三璧ハ千蔑もの沸床があるので
あります三岸ばその月の預入金に射する七割以上の急が沸尿され
てゐる状態であ〜享・勿漁貯金は不時の用意に僻へるもので告りま
†から・豊の場合にそれを沸果して役立たせることは常然のことで
あり呈「が・私共は常々郵便貯金の究を上りよくしたといふ−」とを理
想と致してをろのであり王1Pたとへけふ顎けてもあす引出ナといつ
たやうな浮敵性のものでなく・もつと誓文の良い革入金で郵便貯
金を構成したいと考へてゐる次第であ巾ますごの漉昧に於き写して
今岡賀施される宗郵便貯金は・長く顎けて偉けば澄くほど有利とな
るやうに仕誉れてありますので、禁郵便貯金の雪Hも、之に依つ
て表されるのであらうと何じてをりま†。
 この貯金竺口の頓入金瀬が二十喝宰丁噂首唱二首唱三宮
卿の五種勅で・最初毒間だけは据囁くことを條件とし、預入期間は
りの据牡期間を入れて†年となつてを勺享一徒つてこの据世期糊を
埠泄したもの・軒ち革入後毒鞋つたもの性、その後は聾に執兵ナ
 ことが出水るのでありま†が、なるヾく長い楓恥預入して取くやうに
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司けて牡く期間が長くなれ甘及くなるほど利手割合を良くしてあるの
であります。この搬が定額貯金の最も妙味のあるところでありま†。
軒ち溺入の地銀年数に畑じて
可入社一年血池のものは
こ年級浪のものは
三年座池のものは
四年錘泡のものは
五年麺過のものは
二分八鹿五毛
二分九厘 毛
三分→魔
三介二度五宅
三分結
といふ、一般の郵便貯金上りはクツと剖の良い利率に依りまして、
かし之を牟年毎に複利計算を†ることになつてをります。たとへば、
五年以ヒ頓けて放いたものに勤しては、その全期間計通じて年三分四
厘の割で半年毎に複利計算をするのでありますから、今迄の郵佃貯金
の内で一覇者利とされてをりました据確貯金と比鮫致しまLても、

を百卿預入した場合にとりまして、
 五年間覇けて敬いた場合で
   梅世貯金が
  定瀬貯金が
その受取利子の斬は、
を一度に頓入して磯ぎ、苛入者に射しては郵悸局から金額相普の「定
頻郵便貯金杜省」を差上げることになつてをります。
 その外、この貯金は、預入した郵便局で沸庚を受ける瞭には、何時
で旦沌金と利息を釦時に愛蔵ることが州来るといふ倣利な弛もあるの
でありま†。
 以上が薄穎郵便貯金のあらましでありますが∵花束郵健貯金には日
本費牌どこへ行つても容易に純果すことが出来るといふ特質があるの
でありまして、彼の関東大康災のやうなl朝有事の隙に於きましてほ
いち早く非常沸戻が行はれて、緊急の役に立つた例もあるのでありま
すから、殊に職時事襲の際など国民の一人残らずが先づ以て柑歯析の
郵佼貯金をして歴くことが必嬰ではないかと思はれるのであります。
 私共ほこの屯非常時局を見事に張りきる儒に、出来る丈多くの貯嘗
をして貯めよう−勝たう1 といふことを合官尭にして大いに貯蓄
心殖や†やうに心願けたいと存じます。   〔九月三十日放超)
(さl)
十六刺九銀
十入卸三十銭
 これが†年間預けて甘いたと致しますと、
  碑荘貯金が       三十拘叫入十成
  定偶貯金が       三十九叫九十七蛾
と相成るのであり†して、そこに五周飴の羞が生ずるのであ勺ます。
以上比較したところに捷りましても如何に定叙貯金が有利な貯金であ
るかといふことが御了解前へることと#Cます。
 この貯金の苛入の方法は、徒衆のものと鞄を♯へまして、}庇の項
入鞍即ち二十凰とか五†凰、百齢、〓宙肺。ニ試い凰といふ宅つた金高