泰人の泰固
我が軒とタイ同がお互ひに公使
陀を大使他とし、日本とクイ宵の
牌俵がいよいよ畢になつて禿た
ことは琳東郷の洩りであります．
クイ園は印鑑支那牛島のほば浜
中の仙建りを占め、東は沸傲イyド
支那、頭頂い半農の．ビルマに
壊し、北は支郷、南はこれまたイ
ギリス慣のマレー堺邦に油つてを
り、ここにはイヂyスの蓋頻
ともいふべきシyガポールがあり
ます．
このタイ∫￠南牧は約五十一哉
平方粁でありましたが、さきに併
、m…
印からと袖戻もた故地が約む筋平
方粁に上つてをりますから．現在
では約五十入京平方粁と見られて
をり、我が内地よりもづつと大き
いのでありますが、人口は少く的
一千五官萬を赦へてゐるに過ぎま
せん．住民の殆んど全部が俳教を
借仰し、小策併教が大熊盛んなと
ころです。なほまたこのクイ園は
支部人の華僑といふのは外商に出
稼ぎしてゐる支那人のことであり
ますが、この準備が犬艶多いとこ
ろでありまして、梨偶の敗は約二
胃五十音といはれ、経済上柑常大
きな労力を持つてをります．
クイ開の産業は先づ米を餌一と
し、米が非常に野山とれます。メ
イ米といふのがこれで、匂年二千
薗石以上も鍵れ、その申分の－千
落石以上は外団に粋出されてをり
メイ由の最も大切た売物となつて
をります。
クイ酵の産物として米に次いで
＃げられるげ錫であり、鈎はクイ
中の頭部で辞山珠れ、頼年の持出
楓頼の漁正則を占めてをります．
それから次に大きなものとして
は材木のチークでありまして．チ
ークの恵額は他界第一で、世界の
鹿租の六創茄舟はクイ園で探れる
のであります。
その次は取寧に大切なゴムであ
ります。ゴムはイギyス硯のマレ
イや㈲印、セイPソ、併印に次い
で第五位を占め、メイ囲輸出の一
朝三分に轟してをりま†．
これらの産物のほか、銅やクy
クスチy、金銀などの錬建物や、
また絶とか胡椒の農産物などいろ
いろの産物に涼まれてを巾ぜして
要するにタイ駒ほ資瀬の敷かな南
であると申されるのであります．
このクイ国は南方で唯一つの狗
フ ナン
立図でありまナ。速い曹は扶向と
して東郷人に知られてゐたところ
であり、明の始めからシャムと呼
ばれるや弓にな力、明の末にはプ
ラ一チアウ・プヲサツトンといふ
人が所に王朝を立てましたが、
我が山田長欽が宜く用ひられたの
はそ￠頃申屯とであ伊ま甘Jこれ
は今からご毒H山ニュ十年前のことで
あります。常時のクイ閥の首都ア
さチヤには千人以上の日本人が日
本人町をつくつてゐたといはれて
をり、今なほクイ園を訪れる日本
人は必ずその捗を尋ねるものであ
ります．歯確メイ閥にゐた日米人
は、平時ほ盛んに貿易を行つてゐ
ましたが．1乾‡がおこるときは
錐かぶとに身を閏め、職に馳せ参
じて汲をけちらし、日木人が水た
といへば敵は職はずして退却した
ものであります．
さてその後、タイ南はビルマ人
に攻められて一時王朝が亡びたこ
ともありましたが、陣つて滞仰の
碑頃になつて、チャオ．チヤクリ
ーが南内を平げて今から冒六十年
飴巾前即ち我が天明二年、西府一
七入〓年に王位に郎きましたが、
これが今日のチヤクリー王称の縦
であ巾ます。
ところが†九世紀に入りま†と
イギyスとフランスがそれぞれ印
皮変郷牛鳥とビルマに他出して以
来、絶えず東と西から僕略し．ク
イ醜の領土を勾ひ、クイの闘士は
次第に小さくされてしまったので
あります．そしてクイ困ほ．イギ
リスとフランスといふ二つの労力
の聞にはさまれて、やつとその存
在を保つて架たのでありま†が、
昭和七年には的民主哉を唱へる人
民兼が革命をおこして政拍を振り
立憑君主剖を布き、白人の支配む
はなれたメイ人のタイ圃を目指し
て、南内の政治を刷新し、日紫し
い勢ひで同カの光来を朗つて衆た
ものでありま†．
併し一方メイ単に喰ひ入つた白
人の券力は今なは和普最強いもの
があり、中でもイヂyスは潔くメ
イ朗の耗済に労力を穂ゑつけてゐ
るのであります．
唯今申し上げましたクイ南の主
な産物の中でもお米を除きますと
鎖でも、ゴムでも、またチークで
も、その‡築ほ転倒的にイギ∥ノス
の♯木の下にあるのでありせ†．
（召l）
その】飼をあげましても、鶴など
は頼んど全部イギリス領のマレイ
のビサンとシンガポールヘ秩出さ
れてをります．
†た年鑑や、胎、水蓮、襲耶祈な
どの篤簗にもイギリスの焚木が決
く入つてるる状態でありま†が、
さらにまたクイ酎の金融界はタイ
閉にあるイヂyス系の銀行香沌上
海銀行やチャータード銀行の両支
店に上つて坪井られてむりま†Q
かやうにイギリスはクイ的の経
所に根幹くまた手蹴く喰n－」んで
かり、この経済上の勢力斗利川し
て；イ人のクイ駒」が兜現する
こししを阻げてゐるのであります。
併しタイ噺は、昭和七年の革命
以来 【アジア人のアジア」「クイ
人のクイ鞠」を目指してあらゆる
m難をLりぞけて進んで来たので
あります。兼務民族の開放、犬文相
粥卒園の撒水に向つて邁批ナる我
が闘と、メイ人のタイ閥を釘も柑
て上う、」するタイ朗が．互ひに結
びハ∥ふのは、煎じ常然のこ・亡であ
ウませう．
さきにタイ物性仰印と故ひ．我
が方の胴体に⊥つて、タイ醜が併
印から帝はれた憐士を取戻し、政
が留との関係は頓に親密になりま
したが、最近我が箪が彿印の兵力
を糖加しま†と、タイ肘に射する
イギリスやアメリカ山脈迫は、い
ょい上覗くなつたのであります．
かうした冊野に射してタイ尉の
㌣漣では、攻のや1な見解を示し
ました．
「イギリスやアメリカはタイ同に
傑墟を加へて、日本とタイ園の纏
折関係を破慈しようとLてゐる」
「併しクイ留は決してイギリスや
アメリカの奴漁ではない」と斯官
し、さらに
「併即との園蟹雫ひに際してはイ
ギリスほタイ所を助けなかつたば
かりでなく、却つてこれを阻げた
ことを想ひ出†ペきである」とし
て今月の五日には敢然と満州閥を
敢祝するに語りました。
溝た鹿瀬の方耐でも、日本tク
イ圃の有無和親ずる朋係は．近年
益ミ潔くなり、殊に昨年からは、
我が万はクイ囲から米とか、錫．
ゴム等を寛人れ、メイ園は日米か
ら必南晶彰異人れることとなり、
日本とクイ断との貿易は俄かに多
くかつたのであります．そして♯
近約一千六百首佃に上る8クィ僧
款の経済悌定が成立しました．
さらに我が周とタイ圃との変一姐
も、昨年から日米とクイ閤を緒ぷ
壷の腕峯賂が粥かれて以来、一段
と箕くなつて水たのでありまして
クイ園に於ける日本人もHを誼つ
て、多くなつてゐる状態でありま
す． ハ八月二十日放鳥）