時局乗切りの地方長官会議

 毎年済曾が絶つてから一と月ほ
ど錘つて、五月の¥を開きますと
北海菰をほじめ.≡府四十Tニ願の
知事さんが東茄に相集きれ.地方

長官食前を槻くのが与年の例にな
つてをりま→0それが今年の地方
長官禽瀦ほいつもの年よりも一
筋月早〈、去る四月入日から粥か
れてゐることは、皆様も既に御飛
知の漉巾で掛揮いますbそしてこ
の曾鮮はこれから十五日まで績け
られる筍ですが、今年の禽詳は鮫
初から非常に緊張してをりまして
非常時をうまく乗り切つて行かう
といふ、熱心さに溢れてゐるやう
に思はれます.
 地方長官合議は申すまでもあ¢
ませんが、政府がこれから行はう
とするいろいろの政策を、地方を
代表†る知事さん凄に十分にのみ
込んで貨ふ一方、知事はまたその
地方地方の竿際の事情や希望など
を率直に侍へて、政府の考へを聞
き、知事さんが中央の方針をよく
牡の底に入れてそれぞれの地方へ
席つてから、その方針を地方の政
治の上に規はして行かうといふの
が、犬睦の狙ひなのであります.
 ですからただいヰ†のやうに、世界
の有倭が少しも油断の出水ない時
にほ、地方長X督封もますま†壬
嬰な役割りを持つこととなるので
す.
 ですから、今年の長官合評が昨
年にも概して緊張してゐるといふ
瑚由は、申ナまでもなく時局が極
めて電火だからなので†が、その
ことは冊流が、例年よりも一ケ月
中くmかれたことからも伺はれま
す.
 御漁知のとはり、今年の第七十
六讃骨は、極めて短い期間で切り
上げられまして、政府も辞員も心
を合せてわが成の戦時膣制を一日
も早く作り上げ上うとしたのであ
ります.
 このやうに詞禽が短くされるは
ど形勢が京大なのですから、今年
の地方長官禽讃も開かかる前から
いつもの禽諭とは蓬ふのだといふ
ことが辟つてゐたのです.それで
政府も讃曾が終りますと、慣ぐに
大政兄賛督の組み林へを行つたり
無】化折大臣影絶やしたりして、こ
れまでにも檜して職時洩制をおし
進めて行かうといふ快心を示した
のです。
 かうした時に地方長官骨済を迎
へたので†から、政府はもと上り
集つた知事さん遠も初めから意気
込が湛つてをりまして、紀循絶理
大臣も骨折の初めに牡来の型を破
つて、耗に一時聞に亙つて熱心に
御播をされたのです.話の内容は
講曾の秘密曾で行ほれたのと同じ
やうにかなり突込んだ祝明が行は
れて、出席者一同に潔い感銘を輿
へたといふことであります.
 では総理大臣が、どんなお帯を
されたかそのあらましを申上げて
見ませう.
 先づ第一に、わが閥の外交は、
日和伊ご意M同盟を根本に⊥て進ん
で行くのであつて、東洋勾平和は
もちろんのこと、世界の平和が、
一日も早く来るやうにしなけれぼ
ならないといふことが説かれたの
です.
 三】園】同盟につ・ぎましては、既に
昨年有難い御帝勅を押して、私通
閉民の進むべき道が持つきりと京
されてをりますので、これ虹経つ
て東亜を永遠に安定させて、斬ら
しい世界を作り上げることは、私
産の貰い任務であると申さなけれ
ばなりません。
 併し、この日的を逮†るには、
生易しい苦節ではなし経げられな
いのでありまして、殊に第三閑で
あるいろいろの閑が、わが嗣を盤
靖的に醍迫したり、涛介石を捷け
たりしてをりますので、東亜に於
いても、いつどんなことが山槌るか
も知れない難かしい形弊でありま
す.
 ですから、この難桐を切り挽け
るには、団々の憫の動きはどうな
つてゐるか、またわが成の経済状
態はどうか.といふことを知事さ
ん為にもはつきり知つて戴くこと
が必噴なので、線甥大臣も国際関
係の動きや.わが閥の敬時経済の
有様について相呼称しく糾をさ
れた幹に・1ノでありまナ.
(王賂)
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 夷ぎは大政−叫替へ曾の帯出考につ
いて播かあつたので†が、大政攻
撃曾ができて、仕壌を准めて見ま
†と、いろいろ改めた万が上い鮨
ができて釆ましたので、翼賛曾の
組み立て方を番へて、一層力強い
確執を治めようといふのです.従
ひまして繋頸冊の組織が経つたか
らといつて、その娘本の精紳には
少しも襲りのないことはもちろん
でありま†.
 大政乳頬骨が出水る前の近衛絶
翔大臣の糾詔を見ましても、立状
な強い国家を作り上げて行くに
は、政治にも紳済にも、教育にも
†ペての万両に祈らしい絶倒を作
らなければならないが、−」の止別膣
制の中でもとりわけて大切なもの
は勺菰民翼賛』つまり四民全部が
その日常の生活や銘々の職場戦場
に於いて、囲家忙琳革公出水るや
うな仕組みが必審であろといはれ
てをりま†.
 このことは今檻の地方長官禽訝
でもはつきり付研かれてゐるのであ
りま†●
 このやうに大政翼賛の渾励は、
現在の時局を乗り切るために起つ
た、止むに止まれない蓮勒なので
ありますから、この状態をもり立
てて行かうとする政府が、固い決
心をしてをりますのは薗然のこと
で†。
 そして今山番犬切なことは、お
互ひに各ヱの持ち場に應じて、国
家に御奉公する決心を益1閏め、
この決心をすぐに貨行することで
あります。例へば公益鍼先.つま
り私の利筏よりも公の利益が第一
だといふやうなことがいはれます
と、やれ行き過ぎの革所だとかい
つて、その甥行を泣つたり或ひは
またその梵行を睦つた人に野して
あれは現状維持だとかいつて、お
互ひに邪論し合つてゐて、その成
続が挙らないやうでは、せつかく
の講絢も、斯漁制も全く意姥のな
いことで†から、今8ではこれま
での封立や行き掛りをすてて、→
日も早く今日の時局に、最も砥曹
な斯建刺耶を作り上げることが何上
りも肝腎なことです.併し、この
釈捜制を作る上に注意しなければ
ならないことは.たとへ形の上で
は外国と同じやぅな制度が行はれ
ましても、その根本の精紳はあく
までも日本精細でなけれはならぬ
のでありまして、例へばある幽々
の制度を採りましても、その閑々
の息想や精紳までも、無批判にと
り入れることは大きな間違ひであ
りまして、その板木精紳は、あく
までもわが絢本来の日本構帥でな
ければならないことは申すまでも
ないことです.
 次ぎに絶触大臣が特に注意して
をりますことは、最近統制が益丁
強められて氷るに従つて、官吏の
仕事がだんだん構えて参りますの
で、仕‡がぞんぎいになつたり、
憮率が落ちたりしないやうに十分
反省して、国民の立場になつて考
へてから、周民を教へ沸かねばな
らないといほれました。官にある
ものは均しくこのお首薫を守つて
行くと同時に.一皮に於いでもd押
倒の夜襲さを埋辞するとともに、
官更の立場になつて考へて、官も
民も一致して進んで行きたいもの
で御座います.
 そして撮後に近縦線理大臣は、
われわれはあらん限りのカを率し
て御率公申上げて、大御心を安ん
じ奉りたいと破い決心を述べられ
てをります。良れ多いことであり
ますが、 天皇陛下に於かせられ
ましてほ、この時局について日夜
御珍念あらせられ、盗る入日には
地方長官を宮中にお召しになつて
委しく地方の本橋について開こし
召されました.私意朗民として油
に輿れ多くもまた宥如いことで勧
座います.
 私達ほこれからはさらに一層心
を合はせ一日も早く高蛙閥防閉演
を作り上げまして、大郷心に副ひ
奉らねばなら恥とここに脊ひを励
める次第であります.
       (四月十日敢為)