戦線へ送る銃後の力
 国民貯蓄は団体の力で

 昨年庇は宵二十倍凰の貯帯を目
指して、閥出が一組となつて貯寄
にはげÅまLたが、皆様のお骨折
は.北舵に梵を縮んだのでありま
す。昨年度中つまり昨年の四月か
ら今年のご山月までにふえた貯薔の
賦は今政府∈調へてゐるところで
すが、日培の望一†億囲む突破し
たことは確饗であります。
 ところで今年疋、つまりこの四
月から来年の≡月までに貯嘗する
お金の耕は、御承知のやうに百三
十五億凰と決ま巾ました。ぎ‡
瓦低減と申しますと、昨年の」雪一
十億圃よ〜も十五億凰多いことに
なりますから.今年庶は昨年鑑上
りも、もつともつと舵嘗につとめ
ていただかなければなりませんタ
です。
一口でこそ宵州瓦億潤と申しま
すが.これは大雄なお金でありま
す.然し結局これは皆様のお力に
よつて貯蓄してゐただかなければ
なりません。
 然し考へて見ますと、一方政府
が事鍵が起つて以来、民間に支沸
つたお金は随分な鱗に上つてゐる
のであります。徒つて皆様の御家
庭にほ、多かれ少かれ、何らかの
形で政府の手許から流れ出たお金
が入つて衆たはずであります.
 ところでかうして入つて来たお
金を貯嘗にふりむけないで費つて
しまひますと、知らず織らすの中
に大農な瑞浪になるのであります
と申しますのは今日の職牢では沖
山の物を址つてしまひますから.
迎撃の場合は品物が少くなつて来
ろのは常然であります。品物が少
(さ召)
 いところにもつて衆て、買手が多
くなると、品山物の値段は見る見る
高くなり、鈷局H穀の物価が潜る
ことになつてしまひま†.
 そこで政府では−万で物債を抑
へてゐるのですが、皆扱がお手許
に入つて来たお金を節約されない
で品物をお貝ひになりますと.ど
とノして」もうまくゆかなくなるので
ありま†から、山水るだけ節約し
てこれを貯宰の万へ掘り向けてい
ただきたいのであります.以前ほ
貯鵜は「身のため繍のため」と訟
かれましたが、今日では貯蓄は先
づ飢二に 「閥のためしと・甲さなけ
れはなりません.

     ×

 さて貯響の方法には、いろいろ
ありま†が、犬弊が集つて師睦の
カで貯蓄するのが、酎民貯寒組合
のやり万です.徒つて政府でほこ
の劇民貯等組合を、軒艮蓋
在勤の中心になるものとして・鮎
湘用尺貯書組合をつくつていただ
くやう、皆様にお崩ひしてさりま
したか、今日では開局貯蓄組合は
罪く一収に行きわたつてをりまし
て、御承知のやうに、役所や銀行
曾敵、エ勒、椀山等の職場とか、
また叩朽曾や部将督、瞬払、或は
骨年閥や媚人骨などでは、園絶と
して銀行や郵便局.借用組合など
と契約を結んで、貯寄してをりま
す.その貯欝の方法としては、俸
給や繋銀、懲列などの安挑に営つ
てその一部を天引して貯金すると
か、毎日のガ上金や収入の一部を
貯金するといふことなどが行はれ
てをります.
 かうした開局貯蓄組合は、相普
肯くから作られてゐるところもあ
りまして、五十銀とか一風の月掛
貯金で、その村の紹済を見事に適
正したといふ縛もあります.
 この開局貯ギ組合を通じると、
例へば銀行や郵便局にもつて行く
までもないお金でも手軽に貯金が
‖来ますが、それだけまた瞳かな
がら本営に汗と那が鈷品のお金で
あろ租含も多いのです.更にこの
組合貯山苛では事担が終るまでほ特
別の珊由がなければ引出してはな
らないなどといふ夙に和音長い期
間に渡つて引川すことが出来ない
やうになつてをりまして、この鮎
でも恵拳掬いものがあります.

     )へ

 さてこの国民貯蓄組合は、全図
で一盟どれくらゐあるかと申しま
†と、昨年の九月の末で内地では
粗合の敷は、杓五十】第五千、組
合員は的≡千四百粛人に上つてを
り、組合の貯金は的十五億二千七
官‡卸に為してをりせ†.
 さらに外地、つまり朝鮮や玉津
樺太、関東州、南洋の方はどうか
と見ますと.やはり昨年の九月の
宋で、外地全部を併せまして、組
合の故は的†革、組合兵ほ五冒†
入古人態り、組合の貯金塀は的二
億四千由首#園に上つてを¢†す
 日本全捜として見ますと、組合
の牧は、六十−一革五千飴、組合員
は三千九▲革帯人鹸りに虚しますか
ら、少くとも一軒の家で一人は組
合に入つてゐることになります.
従つてこの閥民貯蓄組合が貯蓄申
檜加に果してゐる役割ほ大きいと
申さなければなりません.
 さきほども・岬しましたやうに、
貯蓄は非常に大切な意味を持つて
ゐるのでありまして、今日でほ貯
蓄は「一身のため、老後のため」
rいふよりも、むしろ第一にrお
図のた札」に行つて頂かなければ
なりません.除裕があるから貯金
するといふのではなく、もつと遊
んで自ら生活窄溌を切下げて.こ
の瞭苦しみや不便は忍んでも、貯
薔にはげんで行かうではありませ
んか.このことは、とりもなほさ
ず、捉済の戦ひにうち克つことで
す.纏済敬を取ふには一人}人で
故ふよりも.大勢のカで悶絶のカ
で放つた方が勝ちです.この開址
の力で酔弘−し上うといふのが栗
貯等組合の特色でありま十.
       ハ四月九日放漫)
(8さ)