お米の戦時若 馳
生産・配給・滑費三者協力して
最近のお米の事情につきまして
は.前にこの園民魂太でも和裁明
致しましたが、この餐粗の開績は
申し上げるまでもなく、現在一番
大きな開顆となつてゐるのであり
ますゃ
政府でもこの開祖につきまして
は、これまでいろいろのことをや
つて来たのでありまして、外贈の
お米を輸入†るとか.またお米の
同家管珊、つまりこれは農家でと
れるお米ほ.その農家で必蓼な分
を除いて全部桝の統制の下に経い
て、その大部分を政府で賃ひ上げ
政府の辞仁山策めるといふやり万で
すが、このお米の闘毅管理を貸施
†るとか、また意泣でほ、内地の
典裁物の収穫を確やすために.犬
がかりな食塩糖薦計#を掛ててゐ
るのでありますが、これと同時に
一方ではお釆を費ふことをできる
だけ節約†るやうにして、例へば
璃をつくるために使ふお米を減ら
したり、七分砲米にしたり、また
凍などをまぜる混食や、代用食を
たペていただくやうにお鼠ひして
来たのであります.
併し、お米を節約ナるためには
かうした節米孤軌だけでほ未だ不
†分なのでありまして、どうして
も閉の手によつて、お米の配給を
公平に、そし丁潤滑に行ひ、また
お米の節約を規則正しくすること
が.必黎になつて来たのでありま
す。いはばお米の駄時膣制む布く
ことが、いよいよ必婆になづて来
たのでありまして、かういふ意味
から、今度六大都市でお米の配給
を創常る制度、つまりお米の切符
制を布くことになつたのでありま
す。
一組に戦争が長期職になります
と、食糧敬になるものであ¢ます
が.この食雄の憫騒がうまく行く
かど与かといふことが、長期戦で
は馳の勝敗を決する大きなカとな
るものであります.ドイツではヨ
ーロッパ教学が始まると同時に.
早くもバンを始め、同氏竣工な食
粗品について、切符制を壌つたの
であゅま†が、イギリスでもまた
バンはまだやつてゐませんが、バ
タや砂糖、肉類等の主な東根品に
ついて、先頭切符制を布いたので
ありモして、南開とも逸早く免租
の戦時膣制を打ち桝てて、先づ宜
べ物は少くともこれを安心川氷る
やぅにしておいて、朗張つてゐる
のであわます.
支那串鍵も眈に末年Hの春を迎
へたのであbま†。併し、この間
凱旋されました柏尾大郷が申され
ましたやうに、布挺胱決の見達し
ほ「いま一押し」といふ大卒な淑
戸條にあるのでありまして、この
押しの一手をきかすことが、いま
一番大切なことであります.この
時に常つて、食糧の憫髄はい上い
止大切な閃鮎になつて水たのであ
りぜLて、お米の切符倒は、食塩
の戦時馳制を打ち掛てるものであ
り、殊に高圧幽防閑寂の逓碇とな
るものでありますP
このお米の切符渕は、既に地方
では各市叫村で甥施されてゐると
ころが多いのでありまして、この
ことは昨年の下半期あたりから、
ずつと多くなつてゐるのでありま
す.
併し.廿凡粛や大」眠をはじめ.六
(さ▲)
l【−111 ト
大勅叩市のやうに大ぎな和▲曾で、お
仙不の勃符嘲を布くためには、お止不
を】甲給†る機構をととのへるとか
また必黎なお米を十分手に入れて
おくとか、その用意をととのへて
おかなければならないのでありま
す.このため政府では相歯前から
準倫を†ナめてゐたのでありまし
て、お米を配給する槻構につきま
しては.お米足さんの合併が行ほ
れることになり、共同で精米し共
同で配給をすることになつたので
ありまして、このお米足さんの合
併といふことも、既に東京や大敗
をはじめ各地で行はれてゐる状態
匂あります.
また必項なお米につきましては
切符制に移るまでの切替の時柑に
要るお米はもちろんのこと、その
後のお拳の配給についても、十分
な用意が出来たのでありま†.
かうしていよい上お米の切符制
は、大漁四月から全図の六大都市
で料地さかそことになつたのであ
ります.かやうにしてお米の切符
制が甥施されろことになつたので
ありま†が、このお米の切符制は
その土地土地の賀偶によつて、そ
れぞれ多少やり方が逢ふと致しま
しても、この切符制が拭施されま
すと.いままでのやうに、ともす
れば.お米がある万両に侶つたり
大口の秒間婆に流れ山野ちであつたと
いふやうなことほ、今後はなくな
るわけでありまして、お米はきち
んと配給されますから、お米は山間
蓬ひなく配給をうけられることに
なり、今後はお米は果へないとい
ふ心呪ほなくなるなるわけであり
ます.農村の万々はさきほども申
しましたやうに、昨年のお米の呵
媒軒削が行はれてからは、筋屈な
統制をうけながらも、お米を都合
地に逸りだすことに非常な▲努力を
桃つてをられるのでありますから
かうした兵家の方々のお骨折に鷹
へる意味に於いても、都曾の方々
ほお米の節約に盤?めていただ〈や
うにし、節米の方法にも山虐工夫
をこらすやうにしていただきたい
と存じます●
山郡▲骨の方では、かうして、お半
をできるだけ触剛約Lていただきた
いと思ふのでありますが、農家の
方々も、この切符制が完全に行ほ
れますやう、一層お米の檜産につ
とめて下さるほか、洞衆である一
般国民のため、一粒でも多くのお
米を出して下さいますやう、特に
お願ひする次第であります.
またお米の配給に営られる方々
は、これからは共同に精米して、
共同の配給を行はれるわけであり
まナから、農家と消費者をつなぐ
大切なお米足さんとして、お米の
曳紗といふことが、今日如何に犬
切なことであるかをエく一考へでい
ただいて、、その使命を果していた
だきたいと存じます.
かうしてお米を爪く都骨の人も
お米をつくる農家の人々も.また
このお米を配るお米屋さんも、三
位】位となつて、心を協せ、力を
協せて参りますならば、我が国で
は、この長い馳雫に最も大切な食
べ物に困るといふことは決してな
いのであります.そして、これこ
そ私どものお米を放しての榊奉公
に外ならないのであります.
ハ三月二十七日裁逝)
(8さ)