斬らたに制定された
国民貯蓄組合法
国民貯新築彗州次滋 発 環

 今辞曾む通過いたしまして、このほど公布せら丸ました閑民貯半紙
合法につきまして、睦めて概略の説明軒致さちと存ずるのであります.
 御敢知のやうに政府に放きまLてほ、今次黎襲の劾故似瀬、戦時財
政解済の周滑なる込行を陶和ま†ろ拓め忙、各般の貯若膿拗方策を境
施して参つたのでありまするが、就ヰ闘現の貯態心の滴養・貯沓の一
般的な向上を糾する上におきまLて、貯袈組合を維成しまして、関飽
的に、組織約に貯りり柑を釣行芋せることが、展私有放であると諷められ
ましたので、鋭敏組合の結成計捌姫獣しまして、之が普及と頚達に努
めて巷つたやうな次第であります.その抱架、昨年九月釆謝在で、内
地に放ける貯彰組合数は五†一亀茄千敵組替、組合員数ほ三千佃笥徽
常人、形態現在高は十茄億二千七笥鈴詫囲に速するといふ好成績穀収
め得たのであります。
 岡より十五億凰といふ金願は.金斯の融だけから伸しますると、今
8の我が閤に於き著して、畜祝せられました資金の蝕鮒に於いて占め
る割合は、決して多くはないのでありずするが、その質の粘からみま
すると.糾合を通じた貯藩は規約に土中まして、大盤一環卿側引出羊
ないことになつてゐるのであ力まするから、浮劫資金計周党化して.
インフレーショソを防止し、併せてその吸収した資金を、一国饉の滑化
と生産力の確充とに振向けるといふ、職時貯雀の目的を虚する上にお
ぎまLて.組合の貯蓄は傾めて大きな責猷をしてゐる、と申して費支
へないのであわます.
 然るに、いまや、内外情勢の推移に伴ひまして、貯溢の楷強を刷る
必要は蔵王緊切の駐を加へて参卜ましたmで、この際.既に出如上つ
て居巾ま†る五十一首の貯番組合の脇衝充甥を囲巾まするとともに、
貯範組合桐を念願的に摘充し、強化致しまして、今後一層この貯藩札
合を根幹として、閻民貯讃輿拗運動む推池し上うと云ふ趣旨で、摘発
貯箭組合法の制定をみた次範であります。
 つぎに性紳の内谷でありまするが、私どもこの法伴の立案の術に替
りまtた渚の浄も留憑致し貸した鮎ほ、現在故に川来てをりまする組
合の架舵に印した按簡を作るといふことでありました。†なはち鉦に
出来上つてゐる組合は、成るペくこれを塑更ナる必要のないやうにし
て行き度いと考へたのでありぜして.法紺の親定も組合の助成盤に脂
導慌督上必野の最少根底に止めたのであります9
 そこで、允づ組合の盤備充撃といふことであむますが、この摘めに
髄山に観合の形態を盤解して、組合を四つの秤何に分つことと致した
のでありますPすなはち藤山は和食や隣観で耕絨される地域組合.弟
こほ官憾・銀行・禽就・工場等で阻擬される職域組合、環三は確耗組
合・網幣糾合等の儀繁簡捜、その他同耗者の組合で飢放されあ黍策約
組合、鮪四はその他の、例へば青年凰・盈闘栢人骨・国防村人合等の
周慣で租抱ぎれる観倉、この』っでありますが、かやうに組合を四つ
に分けましたのは、同穐¢凡てに自分は何の組合の組倉負となる資格
があるかといふことをほつぎりと致させて、自分と最も密救な朝棒に
(47)

ある組合を第巾順位の組合とし、その他の組合を餌二順位、第三順位
の組合として、それぞれの組合に加入して、全性として.自己の餉カ
に腔じた貯蓄をすることによつて、勒時財政触済に協力して戦きたい
と云ふ、極旨からでたものであります.
 餌二に、組合の勒旋する貯蓄が不興架なものに札らないやうに、そ
の挿将を限定いたしまして.株式投資等は柁績の中へ入れないことと
致したのであります.また貯蓄を斡旋する方法と致しまして、組合員
の名義で貯蓄する方法と、代表者の名義で貯著する方法との二つの方
法を諷めるのでありますが、後の方法をとる場合にほ諷可を受けさせ
ることとする考へであります.
 魚ニニは組合に種々助成の添を布いた鮎でありまして、すなはち現在
組合の鰻理は愛南濃勅として、いはゆる手桝常で賄つてゐる状況であ
りせすので、政府に於きましても.之が甥費の一部を祁催する意味で
補助金を交付することとしたのが、第一愁でありまして、別途明年鹿
甘共に一入二‡耽計上したのであり†すが、なほ糖衆は瀬算の節関内
で組合に策伽金をも交付し得るやうに弟売してあるのであります.
 つぎに組合を通じた貯事で、一宅期間引出さないことを約したもの
には免務の特典を輿へることとしたのが第一→舶であります.すなはち
銀行頭金・合同運用信託及び間伐は三千叩、銀行貯雀預金・壷薬組合
貯金等は五千園を琴見ないものに限り、その利子または利名に射し、
舟璽断得溌を免辞することとしたので†が、その苛入れの相聞は信託
にあつては、三年以上、その他のものにあつてほ、二年以上とする考
へであります.なほ現在銀行貯宰領金・産業組合貯金等で三千鰍鶴
えないtのほ評決舞でありまするから、今岡の免溌の舟と合せますと、
入千卸を毯えないものは碗金が掛らないことになるのであります.
次に後衆、複利貯金と瀕せ貯金の受入は貯事銀行でなければ巣な
いこととなつてゐましたが、今後組合を油じたものに阻つて貯蓄銀行
以外の銀行でもこれ専の貯金の受入が和められることとなつたのが妨
二面であります。併しながら、これ等の貯金ほ故地h銀行貯嘗戦金に
輿へられてゐる特典は私められないのでありまして、凡て普通銀行な
みの耽撰ひを受けることとなつてゐるのであります.
 最後に貯蓄組合網の頴大堀化に閑しましては、大赦大臣が必黎と認
めた時は、組合を組織すろことを命令し得ることと放したのでありま
す.もちろん政府と致しましてほ、今後と挑も糾合の結成は窮民の愛
国鵜動として之を勧奨して行く方針でありますことは、徒来と同棲で
ありますが、時局の推移に顧みまして、今後依然として組合の結成き
れないやうな向に射しましては、埠なる消溢的湖輿上り一渉を弛めま
して・法律的にも組合の緒成を項鞘致さうといふ鮎旨で、かやうな親
定を設けた次第であります.
 眈に和歌知のやうに、話合を通過いたしました明年戊礁井は、一枚
合計総領革新と、儀時軍那粥特別曾引治加性器朗とを合せますると、
雪一十二倍五官験古風といふ忘瀦に適するのでありまして、これが財
源に充てる篤め挙行を漁定されてをりまする閣僚の鱗は、約七十五稚
興さらに明年度に於ミdては、生産力の械充にりする資金が、酌
六十憶凰見込まれてゐるので徒ひまして明年皮の粁雀日環萌も、こ
の雨着を合せまして・冒≡†五億劇丁轟定に仲成つた東鶉でありまナ
るが・何卒閲民各位に於かれましても.思ひを今日の時局と貯蓄J正
要性に致されまして.今後l肝貯著禦‖を浪じて.槻摘的に現下の財
政経済に御協力あらんことを切望して巳まない次第であり†す.
                    (三月二十均日放虫)