現下の財政経済と国民貯蓄 大蔵次官 廣瀬豊作

 三月十日は明治十二年 明治天皇が動倹肘恕に鵬し如…村を下し鵬は
りましたHであ巾まして、今Hに於いては、その日が桁も我が険難紀
念臼に辟つてゐるといふのも、粥に意袈快い感じが致すのであります.
この正数潔い紀念Hを前にして.我が関都鍵下の朋政撫済の粒虹の耕
構と.蹄民貯箭との閑係につきまして、棲めて概略の湖別を致さうと
存ずるのであります.
 串蝉下に於きまする財政鰻済の根砕として、周拭の旺偶の撃ナあり
ました昭利十六年艦辣非各案、並びに多くの前世肱雑穀澱誠すべき節
七十六阿竹駒試合は、訳大場局に摘み、鋭意満番の継行に努められま
した緒柴、三月こ口を以て珊りなく全日程む終了L、化合にはい巾ま
したことは、皆様御水郷の洩りであります。
 本講骨を通過致しました昭和十大年駐憮坪実は、】般合計紙磯算叡
に於いて、七十九億九千五官飴蕗卿であむまして.これに臨時革帯#
特別合計姐加瀬算頻四十八億八千爵囲か加へますると、古二十入備七
千正南牧粛凰となります。いまその間の怒複分を蕗引きましても・宵
〓十二他五胃傲苗凰のE叔に轟†るのでありまして、これに和音する
昭和十五年舵の態算九十九億五千七百飴苗卿に比し、約〓十〓億此の
檜加を見た次第であります.かくの如き尤犬な激薫が、極めて短時
日の聞に調合の協賛を繹ましたことは、現下の閥曙情勢に於いて東証
炎築均の確立、高度娼防腐家の捷設が我が威にとつて如何に急黎であ
り、我が粥民が如何に不退盛の数倍を有するかといふことを、如炊に
炎現したものであると考へるのでありま†¢
 右の瀬算を肺ふ財滅と致しましては、机税収入等の普戎歳入・その
他が五十二億凧はど見積り縛るのでありますから、その残りの約七十
億凧は公憤攻行に俵つて肪はねばならねのでありまして、これにその
他山椒別留針分m五億九千帯地を加へ、公班施行徴定糾は七十五倍七
千据皿に上るのであ巾ます。−しの金街む十末年度の常初公恍竣行裸出
斜六十億二千布凪に比ヾせ子と、約十正億五千距団の檜加と相成るの
であ巾ま†.
 っぎにこの宜崩の預算を施行するに歯りましては、これに弊†る物
乾の最もまた極めて莫大なるものでありますが、今日の閥蝶関係に於
きましては、これを従来の通勺外閉より輸入することが開削であ巾ま
すから、日浦安女流じまして、綜合的に生産力の拭充計丑を樹立し、自
給自足の態勢を一日も早く完成しなければならないのでありまして・
この日的のために必中とせられる生煎力拙流失金も・また少くと旦ハ
十億凰の宜叔に上る見込でありまナ.
 以上申し延べましたとはり、串頻下に於いての財政挺済の窪膏には
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〓つの花環なる問題.郎ちこの屯叡の国債が周将に攣行されること.
北びに生産力の鳩光が計過通り渋行されることを、必襲とするのであ
りま†が、この二つが如何によく成功nるか杏かといふことは、収り
も漑さず今次の支郷敏捷の完速、高度濁肪閑家の鵡設、さらに水飴共
染凶の確立が、如何によく墳現伯楽るか丙かといふことの、分れ8で
あると申して左究へないのであります。さうして、この奉行せられま
した閥位を椚化し、並びに生産力を順充する餌めの資金ほ、全く園民
の貯#に伐る資金の蓄積仁侠たねばならねのであります.従つて詞民
貯蓄は番鍵下に放きまする、材政経済の戚滑な遊行を保障するもので
あり、その地焔を流すものであるといほねはならないのであります.
 また一頂から見まするに、闊家の渓算が増加することになると、曹
然朗筑の物資絹嬰が増加し、−投球諾物資の供給猛は減少することに
なるのであります.ところが山方泡貨の而に於きましては、竣算の施
行に印ふ政府撒布資金の増大に代り、通貨はだんだんに払脹する傾向
が生じます.徒つて物と金との調和を得ることが極めて困批となり、
椚1ともすれば、いほゆるインフレーショソの弊零が教生する戊れが
あるのであります.
 この弊香を防ぐ痛めにほ、物資の側からはその増産に努め、これが
配給、消費を錮延ならしむるとともに、流貨の州からはその増加した
池袋が規先の朋馬力とならぬやう、なるペく適にこれを吸収†ること
が、是非とも必嬰なのであります。この通甥吸収の役目を果すものほ、
如ち今日の貯蓄でありまして、孝雄下に於いて増加する鵬買力を、事
鍵後に狩り延べる作府を揺すものでありまn。この意味に於いての貯
蓄の意封も、また極めて罷宰なるものがあるといはねばならねのであ
ります.
 さてこの霊感なる寮弟を有する貯蓄は、本年度に於いて、果して何
程を増加し得まするか、まだ粂漁を知ることを得ないのであります
が、昨年末まで九箇月間の資構は約百四億園に上り、本年皮は梓叡百
二十箇に封し、入刺七分といふ比吸的良好な成績を約め和ましたこ
とは、閉家の馬め誠に凝封に堪へないところであ勺ます.今後この調
子で進入ますならば、本年度の貯蓄檜加崩は、その日標糊を浣かに超
過nるものと考へられるのであ巾ます.
 しかしながら、明十六年度に於きましてほ▲前に述へましたとはり、
閥債消化資金と生藷力摘発資金とを併せて.少くとも百三十五倍凰を
妥するのでありまして、政府はh過去に放ける貯蓄女流の功労と、この
孜金諾嬰額とを睨み合せ、明年庇の貯嘗目標紹を百三十五億皿と決定
致した次第でありま†。この日標媚ほ我が現下の盤済カに比し、決し
て憮少なるものではありません.しかし過去三岱年に於いての周民の
愛可心に基づく、確しい貯蓄の架娼と、一億醜民の雀艶下に於ける強
固な精紳カとを考へま†時、明年度百三ニ丁五億園の目標叡も必ず達成
せられるものと確信して廉はないところであります.
 何卒闘民各位はその憮力に應じて、ヰ鍵下の財政に頁戯ナる揺め、
進んでは大いに働いて所得を増加せしむるとともに、他所生活を合理
化し、計頚化し、一層揖穣的な消費節約に依る貯著資金の盤出に努め
られ、この未曾有の難局を突破するため、→健一心貯蓄報閑の決意を
斬らたにせられんことを跡望して已まない次第であります.
                       ′三月拐8放逸〕