第三号 目次   (昭和12年11月11日発行)
遂に陥落した廟行鎭大場鎭 10.26
京滬鉄道と滬杭甬鉄道 10.27
公使館を儲けた南阿聯邦 10.28
蒙古聯盟自治政府成立まで 10.29
飛行機からの投下爆弾 10.30
上海の租界 10.31
敵の眼を眩す煙幕 11.1
我国と関係の密接な福建省 11.2
海の天使病院船 11.3
九国会議の立役者 11.4
満洲国の治外法権撤廃 11.5

飛行機からの
投 下 爆 弾
 我が陣海軍航峯陳が北支
に上海に叉中浦まに於て正
碓無比猛烈掘る爆撃によつ
て、故に多大の損宰を輿ヘ
      ム土ね
つ1ある事は周く天下に知
られてゐる朗であるが、飛行横から成下される爆弾とはどうい
ふものか、之について践寸て見たいと児ふ・
 允づその構也は外形は重来の抵抗を少くするやうに作られ、
魚常型や砲弾形のやうな流線型や茄子型をしてゐるがその中で
も流線型が揖も庶く用ひられてゐる¢尾部には三枚又は糊故山
羽根がついてゐるが之は爆弾が落下する舵之に安兄を輿へる上
廓料
 ゐるやうである.投下爆弾は砲弾と遜づ増額射の際火紫ガスの
 鮎力を受けることが無いので縛肉(即ち弾丸の外皮)が薄く.叉
 小に入れる炸紫の分景は同じ大きさの砲弾に比べると速かに樺
山入つてゐる.衆に投下爆時の抑類としては破片爆弾.地欝蜂
 抑、破甲爆弾、瓦斯爆弾、焼爽抑等が有る.
 破片爆弾は爆頚の際破片によつて人馬を殺傷しようといふも
 ので、銅盤と錆銅製とあり比較的に小型であるが、破片は数千
 に蟻れるから、近舵郁では仲々敗北がある、地宵爆時は煉蟄の威
力によつて大きな建物、橋等を破壊するのを目的としたもので
従て小型なものは少く随分大きなヽのがある.飲洲大戦常時用
ひられた爆弾の大部分は此梯のもので濁逸はツエツベワン飛行
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舵に一也のものを積んでイギサスを製革した.最妃米国洩りで
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は千八百駄位の大型のものを持つてゐるさうだが此程度の嬢坤
だと郡村山大捷築物は一度に十数個もふつ飛んで了ひ叉之が砂
交りの粘土の上に落ちると探さ七光.小繹一」永近くの人′きた穴
が掘られるさうである.次に破甲爆弼は軍柁の甲板を射抜いた
り蓼渡り緊固な構築物を破壊するのに用ひられ百征以上の大き
なもので坪頒を厚くし鋼で作られてゐる.叉瓦斯爆弾は抑丸の
外皮を薄くして多量望堆瓦斯を液牌状忙したものを詰めて瓦斯
改革に用ひられるものである.此瓦斯攻撃爆弾は一入九九年即
ち明治三士奉のへ−グ依約、一九〇七年即ち明治川十年の弟
二周常南平和合琴Iヴエルサイユの平和條約によつて使用を簸
                        じ・ヽhソん
止されてゐるが.暴庚なる玄郷軍は、この鱗際公約を棟潤して
審ガス弾む使用し人道適度の不法行岱を軋てしつゝあるのであ
る.命焼夷爆弾については前故に群越してあるので省略するこ
と1 る.へ十月三十日放迭)