末弘博士の土地無償没収共産主義宣伝に就いて政府及び大学当局者の正当処置を期待する

 

  未弘博士の土地無償没収共産主義宣停に就いて
  政府及び大挙常局者の正常虞置な期待す一
                 .E 井′ 甲 之
          −.

 歪十三年言四日竣行東京朝。膚竺三四九九既掲載帝大数揮法革博士康弘腐太郎氏の示作人
                                          ● ● ● ● ●
 とを誓穂=小作人碧への讐』′*卜いふ論文は、末弘氏が雲欝法蒜士等の望的地位府
 書を有して富粘からもその思想巾客の軍偉力及び説脱力を強むへきでぁゃ、殊に与れが膚都め有力
 新開に蟄表せられたのでぁろからして、自分はこゝに思想許箸稿者としてと同時に、がが野がが絆粁
 として、末弘氏の論文の論理及び賛現金雀意志と現日本幽家秩序及び地膚農村の箸際周頗との関係を
 論じて∴−いl野獣粁肘l欝肘針l獣l掛か針針いl粁l掛かい針かい.ne
 のであろ0ハ券)大正†四年刊宗忠閑散旨併収・海老証
                                                ●
 論旨墓碑ならしむろために自分で勝手に末弘氏の論旨を概潜することなしに・主として直接に末
                                             】

                                                 ニ
 弘瀧也まを例月しょぅ。末弘氏はいふ、
 不作人e作地の筈漂思した小と希誉葛は極めて自然である0又若し彼等をして誓槍
 ■々取得せdむることが出来れば地主封小作人の閑係は白から滑城するが故に、.所謂小作同額仏教生の
 験地なきに濱ることも亦常儀といはねばなぺ心。従つて若しも小作人か何等かの手段により全く無償
で小作地の誓樵最得椚末長らば、彼等をして之濱紺セし葛とす量芸畑は正しいと云ふ
 」−Jが出来よう。併しながら今日平和の手段に依つてかくの働きことが軍行されようと瀕夢にも想像
 されない。』
  ■ ●
 未弘氏は小作人ぜ小作地の併有樵を取得すれば地主小作人関係が瀾城するから小作問題は蟹生せぬ
 といふnかしながら小作人がその誓構宗得した小作地を署すれば碑誓ゝに地主小作人窄
蟹告響か生イるのであるからして、地責作人閑掛の警を阻止するには小針か伽卦掛か掛甘
 ねばならぬのである。しかしその結兵はこ▲に自作農的小規模作発とし†の職業及膚級の固定といふ
 時代の進運に遡行する制度となるのであろ。さうすれば自作農の子孫は永久地方自作兵たるべしとい
 ふやうのことにな・る0
                                        ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 それ故に末弘氏か∨首亦常如といはねばならぬ。凝ってしJ藷理潅閑廃すをのは机上の租確論で‡
 掛いか嶽掛か心かいかかか掛か掛kかか∵叉宴に此の琴内にならぬ魂由か.違んで『若しも小作人か


                              』血l



            ヽ ヽ ヽ ヽ
 何等励め手段により全く叙情で小作地の漸有樺を取得出来るならぼ、待等をして之を取得せしめんと
    ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 すろ主張運動は正んいといふことが刑死よう』とは思ひ切つた過激思想である。無償で土地所有樺な
                        ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 取得するといふ原則は、殊に学識しつ1ある地主小作人間に安寧秩序を寮乱することなしに晋現せら
 ろべ.くもないので、殊に未弘氏の論文も地主小作人を小作季耗に於いて封立すろ地主小作人として取
 扱つでをるのである.それは粕緒とか贈輿とかいふ磯合と収全く異るのである。故に末弘氏のいふ
                   ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 扉有様の無償取得』といふのは『土地無償投牧』であり、コンフイスケエションである。それは戦後被
                              ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 征瀬者の土地併有棟に射して行はる1ことであつても、現日本の同胞閑に行はるべき革でないのは諭
 ずるまでもない。末弘氏は由頂溝芸誓。粥なしの冒汁ゐ有毒粥を正しいといふのである。それの洪瑚
 的及び増穂的基礎はどこにあるか。ll中か掛率卦掛kハ竹か掛掛の凝繹には無賠償土地観有及
 びその餅作者への、分輿々規辞して宅.旨utP。〓けOm召口費小暑ぎt訂富増…′−毒づといってをるが、
     ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 それは大正十三年の日本に給いて『正しいといふことか出水よう』とはいひ得べからざるものである0
                                      、、、   、、、ヽ ヽ                 ヽ
 土地無償没収及びナ般農政の急激改革といふことは論理的にも葦地距儀句にも正しい理由はなく、汲
  ヽ ヽ
 理止の根撮もなく掛掛♪の破線も無い0鼻糞に紛いての労作又は耕作といふ要素に成御的擾勢を輿へ
 ても」それは牟囲民生活の複雑なる條件に規定せらる1のみならず、排作それ自身も複雑性を有する
 もめであや・掛卦小肘掛掛い掛か掛か執心掛かかかか瀞紛糾¶掛かい仇≠心かいごしれは決して冠
                                                三

                                                     均
  有構中を香定すべきも打ではなく、一之に制限を加ふべ▲き要秦に外なちぬ。若し小作樺に亀掛性を輿ふ
                                               ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  れば、それは私有械に絶封性を輿ふろことゝ凋じ不合理と不都合とを生ずるのである。それ故に小作
 掛か掛かか卦掛い掛掛か掛掛掛かひ卦掛称軌跡か掛掛いか・ハトすかい仇ヤ朴l掛掛かいい小針朴
   ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  構を認むべきである。何となればそれは融合図家生活に放いて一つの横娼の排外掲占専樺を沸すべき
  であるからであろ0
       ● ●
   又更に末弘氏がその『正しい』と認むる主張を軍行すろには「平和の手段』によつては達成せられぬ、
 とその肘掛中掛か掛かすか如きは不窪憎も甚しいものである0今日の小作季講が殆んど無意識的に指
 導者に誤らろゝことによつてや掛かい釘かか掛掛か中尉いか芸末弘氏の『正しい』と主張するところ
    ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  の私有構無政論の葦行をなしつ1、土地無償没収の嘗現に向つて進行せむとする反跳横勢を示しつ1
                                                      ● ●
  あるといふ細目の指摘を自分は迂隣村に給いての事賓に就いてなし得ろのである.しかもそれは末弘
              ● ● ● ●
  氏の→派と見倣すべき鈴木文治氏等の思想宣停策戦侍授と時間的仁凶典関係を明示しつ1進展してを
  ろ事軍であろ。

          ニ

    ● ●
   末弘氏はいふ0




                                        ■■_l




  「小作法の改正によつて小作構か強固なろものとなるとき、之に掛應して併有横は自ら射きものとな
  りて其債値を城ずる●』
   小作構が強固となつて併有横が共虐使を滅ずるといふことは小作法の制定又は改正によつても質魂
  せらる1が、それは立法をまたずとも軍現せられをるべきものであり、また嘗現せられてなろ場合も
 ある勺しかしながら未弘氏のいふ扉有構の崩きものと灯りて其償値を減ずる旨針掛酎叶いい下か掛
    ヽ
  度は末弘氏が『何を瀞んで軍なろ形式に過ぎない併有構を貰ふ必要あろか』といふ言葉によつてそれが
  ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ               ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  所有権否定であることを知り得る。所有権を無内容の形式たらしめようとするのである。無内容であ
  ればそれは畢なる形式であり」嘗際には「無』である。
   末弘氏は更にかういふ0
   『彼等は椎囲結→べきであろ。園結のカによつて小作法を改正せしめよ。又地主に封流せよ。かく
  して彼等は自ら無償を以て併有樵に均しきものを得ろことが出来るではないか。』
   こゝで末弘氏は『平和の手段に依つて箕行されやうとは夢にも想像されない』ところのものに「均し
                                            ヽ ヽ ヽ ヽ  ヽ
  きもの』を『周綜の力虹によつて取得せよ、と指導宣痩すろのである。その場合に此の胃鞠結の力』か「苧
  ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ、ヽ   ヽ ヽ ヽ ヽ                          ● ● ●
  和ならざろ手段』即ち「非常手段』によつて頚挿せらるLはいふまでもないことである。軍際に末弘磁
   ● ● 一 ● ● ●
  太郎氏鈴木文治氏等の演説をして租り歩いたあとでは」小作組合の凰筋力はその反跳撥勢により適法
                                                 五

                      大
  の革園姦えて攣挿せられてをるのである0畏は志針朴獣針l卸を小肘掛科料小肘掛志卦
    ヽ ヽ ヽ
  の驚行七よつて具憤化してをるのである0その篤めに地裏付に給いて主として称作地を基礎とする
  牧約現に支障を生じ、自治憤の諸撥閲が版行しようとしてをる0
  末弘氏表か驚労働思想運動及び聾世界形勢と準制鴇規とに就いての知識と訓練とに乏しい地
 方農村民の組織したろ小作組合の講演曾に放いてする噂説は1此の如き新聞紙上の準表よりは過激煽
 動的になるべきは自然のことである0しかして新開彗の顔表に紛いてすらも大勝無私の土地慧論
・寄るのであ・るから、軍際の埼詭の内容は想像するに飴りあるものであり、殊に冨大畢教授蓑博
       、、、、1 1 1 1 ヽ 1 ヽ ヽ ヽ ヽ
 士等の葺は、民衆の信用煮べき慧的保警なり・叉帝大スキー部長として高貴の方々にも接延
              ● ● ● ● ●
 すると報ぜられてをる末弘厳太郎氏が、地方農民を相手に演詑するところのものが地方農村責の上
          ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 に、責延いては慧の秩序・の1に如何なる影響を及箸べきか塞攣る時は、雲富大震蜃
 妾部壁掛僚教笹等はその職準上よた同僚の連帯責任↓如何なる態箸示すべきでみらうか0若しそ
 れらの人宗此の末弘氏完文の論富是認し之を答むる必畢なしとして持分完の批評姦琴する
 なちば、申分は更に論究の鶴野と対象とに襲改孝加へで他の論文盈績閑展せしめようと恩ふのであ
  るb
 ・ぜJ∴メ1乍.言霊∴∵漣や竹∵渚珊淵橋川      瀞瀾瀞鳳瓢測瓢瀾矧矧楓瓢渕瀾瓢瓢瀾珊珊珊憬瞭 憮絹頒溜憾1∴


                                血lll




             三

       ● ●                                             ヽ ヽ 1−ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 1
   末弘氏が共産主義的土地無償浸牧の軍喝手段としてヨ農民諸刃に替台』しまた偉投するところの戦略
    ヽ ヽ    ヽ.
   戦術は以下の如くであろ。末弘氏はいふ、
  ・「小作鋼倖を今のま1にして継続すれば、小作人の地位が向上.けるに伴つて所有揺〔原革小作様子れ
   るほ訣植瀬るべさほ文舵にエり明かであるじの虐使は漸次喪失する。而もそれは何等の対膚を支彿はるゝ
   ト言なしに賓失すろ0』
    これは正に賠償なしの土地没収を指すものである。土地併有樟の喪失といふことは小作革譲を今の
  まゝにして滞樺し小作組合がその簡綜の力の強制によつて土地併有樺の虐使をr酔粁研いかが』こ上で
                                        ヽ ヽ ヽ ヽ ● ヽ ヽ ヽ
   ある。それを傍観的に自然料率的見地から『所有権が喪失したらといふのであるが、耳際の事葦として
    ヽ
  は土地併有棟を毒矢せしむろ旨であり・しかも軌跡か卦驚払のであるから1それは驚際上土地没
   収であり、コンフイスオエションであろ。それは組合国結力によつてその形勢を作り立法によつて之
  を驚現せよと教ふろのであe・
       ● ●
   殊に末弘氏表の掛か小肘掛掛掛掛掛掛いかかか卸掛か掛糾せしめたる左の〓蒜殊に厳守に注意
   すペ・きでゐる.末弘氏はいふ●
                                                    七

                                                   凡
                                      みヽど
  「彼等(土地歯有鶏動者)は土地幽有なろ乗名の下に穎竺般の責務に澱いて皇の土地を金に代へよラ
   といふのである0』
  J末弘氏は今日の私有樺の封象としての土地はヲみかどの土地Lであるといふ.それ故にそれは「金に
  代ふべきもの壱はなく、私有すべきものではなく、それ故に小作組合の圏結力によつて之を封各々真
  沸はずして、併有樵を畢なる形式たらしめ、その償値を賓失せしめよと宣倖すろのである。末弘氏挿
  無償土地均有化批曾化の共産主義原理の宣侍をなすに外ならぬ0従舛資質せられ、またそれ故金餞に
  ょって購求せられたる土地を「金に代へよう』トすることを非難するといふことは人生の持緯性原理に
  背反する。末弘氏は史に無頼没収詫を力説して「して見れば有償貿上を銀紙に短く農地幽有論は歯民
  表の舟槍に給いて濁り地‡の私腹を肥さんとすろものに外ならない』といふ0従埜貿質せられたも
                   、、−、、、、、、、、1 ヽ 1 ヽ ヽ 1 1 ヽ ヽ ヽ 1.ヽ
  のを有償買上するは不合理であるといふ理論は、臨家制度の大単革を橡想せねば成立せぬのであるか
    、、、、、、、、、、、、1 1、、1、1 1 1 1、1 1 1 1・1 1 1 1 1 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 1 1 1 ヽ ヽ ヽ
  ら現日本の法律制度の下に給いて此の如き論を敢表することは馳家の秩序を寮乱すべきは論理的必然
      ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ .
   性を有すろ論断である¢


            也

   更に進んで土地固有論、自作農創成論其他の小作寧講調停農村振興又は農制改革に就ての議論攻究







  に封すろ研究批評をも黎表し、aた併謂小作季譲教生の思卦的度数的政漁的経済的諸侯件の凍究をも
         一【
  なすべきであるが、今は単に末弘氏の此の論文に示されたる論理的誤琴と事晋的錯認とに就いて二三
   の指摘をすろにとゞめよ、つ●
    ● ●                   ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ        ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
   末弘氏が小作季講地主小作人翔係を冷ずるに常つて小作長の割柴に就て考察し叉所謂地主の種別の
  軍際に就いて考察し、よたその肘掛かか掛掛かカ小いいかか掛をなすことなく、畢純に地主小作人と
                                        0 0 0 0 0 0 0 0 0
 げl蒜針がcの思想を進誉といふことが研究彗の慧的誤撃ある0又是の水伯べ於い
  ては掛心かか肘掛掛は常に公有水利樺によ・つて補足せられつゝあるといふ重大事質をも看過してを
                                 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ



                   ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  り、更に歯家及ひ地方自治鴇の租制及び経済組扱よた針掛か付か掛掛か卦掛針いい下か小針掛掛との
  圃備に放いて地主小作人関係を考察する望息もなく、畢に暴漢なる掛卦掛かか掛掛いい小か小作人地
                          0 ● 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  主の封立概念から論理を開展せしむかといそ】とが危険過激思想の特質である。
   更に一九【七年一九一入年のアシヤ革命及びその共産主義憲法の事嘗及び條項を−九二四年の日本
 に於いて卜貰の有力新聞竿に公苧るといふことは∵】とにそれが慧蒜遇の下に雲高大
                   ●

  革教授によつて寒行せらる1といふことは一大不群事であると確信すろ。
   сVヤに掛いても今日は新経済政策の下にあろのみならず、−九一七・入年のワシヤの革命がポー
  チシ下、ウクライナ、ルマニア、ウンガ.ルン、チエエスロ・バキナ其他妃接地の農制改革に影響したの
                                                    九

                                          凡
                                    もヽど
  「彼等(土地駒有鶏動者)は土地幽有なる菜名の下に歯民−般の負据に於いて皇の土地を金に代へよ・)
  といふのである。』・
  .末弘氏は今日の私有樺の封象としての土地は胃みかどの土地Lであるといふ●それ故にそれは「金に
  代ふべきもの』ではなく、私有すべきものではなく、それ故に小作組合の固結力によつて之を封各々真
  珠はずして、併有棟を畢なる形式たらしめ、その償値を瀬失せしめよと宣俸すろのであろ。末弘氏挿
  無償土地幽有化批曾化の共産主義原理の宜停をなすに外ならぬ。従舛章冒せられ、またそれ故金餞に
  ょって購求せられたる土地を「金に代へよう』トすることを非難するといふことは人生の持緒性原理に
  背反すろ。末弘氏は虞に無僻没収誼を力説して「して見れば有償賃上を根砥に置く農地図有論は国民
  】般の負槍に於いて濁り地‡の私腹を肥さんとすろものに外ならない』といふ。従来貸賃せられたも
                      ヽ ヽ− ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 、 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ
  秒を有償買上するは不合理であるといふ理論は、図家制度の大宴革を琢想せねば成立せぬのであろか
     ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 、 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ 、 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  ら現日本の法律制度の下に紛いて此の如き論を教義することは馳家の秩序を寮乱すべきは論理的必幻
   〜ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ .
  性を有すろ論断であるO J

           也

  更に進んで土地朗有論、自作農創成論其他の小作寧講調停農村振興又は農制改革t就ての議論政策



                                                ll



 に封すろ研究批評をも頚表し、また所謂小作季諸費生の思想的歴史的政漁的経済的諸侯件の櫻現をも
    や
 なすべきであろが、今は阜に末弘氏の此の論文に示さ心たる論理的誤謬と事茸的錯認とに就いて二三
  の指摘をすろにとゞめよう.
                                             ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ・
  末弘氏が小作牢譲地主小作人帥係嘉ずろに常つて小肘掛l卦に就て考察し又所謂望の種別の
         ● ●

                                   0 0 0 0 0 0 0 0 0
 ‡際に就いて考察し、よたその肘掛L蒜掛掛か裂いいl掛ななすaなく、単純に地主小作人と
  0 0 〇.〇 〇 〇 ● 0・
 いふ封立概念からその思想を進むろといふことが研究法↓の根本的誤謬である0叉日本の水招に拾い
 ては個人立地所有権は常に公有水利樺によつて補足せられつ1あるとい壷大事賓をも看過してを
    ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ   ヽ、ヽ ヽ ヽ
 り、更に団家及温方自治慣の税制及び経済組誉た針掛定か掛掛l掛掛いい下l掛掛掛との
                ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 脚備に紛いて地責作人関係毒警る用意もなく、畢旨漠なる掛卦掛かl紛いい£小作人地
 主の封蒜念から論慧閑展せしむaトムことがが如卦濫仙欝紺野lが、0
  更に.完−七竺九一入年のアシヤ革命及びその共産主観悪態の事嘗及び條項を完二刑年の是
                                                                                ●
  に於いて、埜月の有力新聞紙上に公表すろといふことはJ−とにそれが財象の優遇の下にあろ帝国大
                   ●

  革数穀によつて軍行せらろ1といふことは−大不評事であると確信する。
  Pシヤに於いても今日は新経済政策の下にあろのみならず、一九一七・入年のワシヤの革命がポー
  チツド、ウクライナ、ルマ三ノ、・ウンガ▲ルン・チエースロ・バキア其他紀接地の農制改革に影響したの
                                                        九

                                           一〇
  であろが、しかしながら土地無償浸収とい.ふことは無かつたのである。たとひ賠岱償格が貨幣償値款
                                            ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  琴時代に於いて殆んど無償に近い.ものであつた場合琉あつたにしても、ともかくも主義としては賠償
    ヽ ヽ ヽ
 要求械か認められてある。しかるに完二凹年大革十三年の日本に放心て東革帝大教授の丈は土地
                                 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ ヽ
  無償没収論を東京の点力新聞紙上に宣博し、その一派の地方遽詮は此の土地没収論を小作寧議の悪化
   ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
 として驚現しっ1あるのであろ勺小作組合は園結して地主に小掛掛か掛ん軌≠又その小作樺を王張し
    ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  て耕地を返還もせず、又小作料引方に就いても園憶的勢力七はつて親潮的感度を取り、二万朗家及び
 地方自治博は地主に射し†肘掛掛掛l町掛を迫り、地方農村に於けろ不慶感情は深刻を極めてをるの
 である.即欝卿断紆l▲宗聯鮮軒b財l郁鮮ぷ欝鮮郎中ぷぷ新郎敷か宗掛か廓餅が
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 とするに至つてをるのである。々の驚際事情の調査統計は侮辱中の訴訟庸件の内容と1もに以上の概
  耗的論述を補足すべき詳論のために考表を用意しっ▲ある。
  小笠丁誘準生に就いては掛かふ瀞掛瀞肘掛紆よ叩かかいかいわかかかかかl掛針帥掛l酎、→
 般地主の融合思想問題に対する・瀬研究、大挙新聞棚芸巽他輿論指導横軸の無駄判的新奇濁行浪倦舶態
 度、藤代内閣の朗家紆給原埋としての思想的紋隋等か壬嬰原甲甘なしてをるのであつて、小作人組合
 の指壊者が束帯よ灯¢末弘路二流の雰働挙動融合渾動指導者の知識を測量し洞察力軒批判すを如き灯
 無理の要求であろ0それ故に大局から達観すれば、地方、殊に山梨喘に勢いて収拾すべからざろ混鞄・


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  に陥けつ1ある小作寧譲の如きは、此の地方に東弘氏等と少くも思想的連絡を有する鈴木文治氏叫餅
  挿木農民聯盟・の大鹿十二年度に掛ける官毎によつて此の形勢か激成せられつ1あるのであろか、レか
  しながらそれは全歯氏ことに全郷土各階級各職業各地位Y全部の人々の痔帝責任」して各其分に應じ
  て解決に努力すべ1き東大・問題である。自分がこ1に批の論文を起筆して之を帝観大挙及び官悪の貿催
  者に示さうとすろのも、此の共同責務の分据逮行のために外ならぬのである。   r町長.苧一1一づJ∵

         五
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 ・.『併有樵に封すろ不安」が殊に−.代又は数代の勤労によつて土地所有権を得たる中小地主の問に如何
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 ・肘掛糾いかか掛か針掛掛掛か針紛いサいか・かかといふ事軍孝知Lつた々らば、末弘氏の如き過激危険の
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  概念論を紺意に閑展し縛らるべきものではないのである。此の如き奇彗嘉及び演詮が閲民生清に輿
    ヽ ヽ ヽ ■ ヽ ヽ ヽ
  ふる暴虐的効頻は戦慄すべきむ・のであを。われちは健康大戦の犠牲に射してよりもヴ巧ルサイユ▲條約
  にL巾つて具現せられつ⊥あるドイツの牡曾主義思想の誤謬に基く犠牲、ドイツ閲民縛済生活の永績悲
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  劇的段渚の惨状に目を掩はむとするもので前身。末弘氏由思想の如き他愛も曳き均家地方融合生満車
  掛か掛かか掛か掛掛掛は無内容であ古から理解に容易であり、女過激であるから煽動的であり・備駒
  であるから利己心に投合して意外なる暴虐的影響を平和であつた地方負柑に輿ふるのであろ.
                                           一→
                                              一二
  小作争議に閲しては貧富間顔、資本集中努力樹結、よた特に地方農村問超等に就いての】椴及び特
  殊間顔の研究L閲聯せしめて政府政寛大資本家大地去大挙新聞其他の反省を促したいのであろ0叉日
  本人として日本精紳を継承し支持すろ負民階級叉貯に小作者階級は一時未弘氏一流の如き思想によつ
  て指導せられ迷惑することがあるとしても1一定の紆過の後には必ず此の如き机上峯論家を反撥すべ
  きであろ。こわは全く 明治天皇崩御以来の全歯民的思想生活弛頼が地方農柑の抵抗持崩なる個所に
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  悪化小作寧議の形式なとつて挙現したものに外ならぬのである。しかしながら此の如き誤謬暴論から
   、、、、、、ヽ ヽ 1、1 1 1 1 1 1 1 ヽ 1 1 1 1 1 ヽ ヽ ヽ 1 ヽ 1 ヽ I l ヽ ヽ 1 ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  歯家均整大危険が攣生しよたその薦めに地方農村か荒廃し地方住民がその安堵感情を失ふといふ深刻
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  なる悲劇は侮潮思想軒薄流行思想家の名利心の犠牲としては飴りに重大である。また蒋図太挙が末弘
                    \ ノ
 氏の如き思想を有する軟投を有し・かか掛付か下い掛割かいわかか掛掛かかか如かいいγか掛かを思
  へば嘗に寒心に堪へざるものがある。久末弘氏の論文は併謂大挙教授の『研究の自由』の範囲を況して
・をるものであることはいふきもなく、研究自望蒜自内の樵利こ」に研究自由の特碓的主張に砕い
  て此の批評への答桁又は封應を租避せむとすろものがあれば、常に帝朗大挙の問題として特殊の論駄
  々次兄しょうとしてをるのである。自分はこ1で締切日を小作問題解決に費しその翌日勿卒の際この
  論文を書いたのである。しかしながら自分は誤謬過激牡曾主義共産主義思想の地方農村に於ける決別
                                     ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
  なる暴虐的感化としての不安を鴇験しまた共感しつ1あるからして、地方農村生病者の告白として又




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 朴掛卜いで和む慧肘掛l掛l掛か卦筑軌跡獣掛l掛かか宗か掛紛い特に此の論議
 載の雑誌をそれぞれ迭附すべきこと普−1に附記するのであ告
                       (雑誌冨H本及日本人L大正†三・竺〕月一日所戦)