級               等…索霊∴
  昭和何年五月頚行せられた『しきしまのみち叢書第一編』三井甲之著琴一「我等は如何にこの凶費
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 思想を廃立すべきか?・』の序に於いて「著者宜音巳として、『「帝国大挙」が「日本駒儲を襲革」しょ
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 ぅとする畢術思想及び斉行意志の瀬泉であるといふ事貰を確貫に認識したならば、常局官憲は厳儲の
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 態度を以て急速にその虎置方法を詩すべきで、それは日本閲民、帝囲臣民、また政府官更としての忠・
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 養感情の命するところであらねばならぬ。故に此の論文集の著者等は常局責任者の虞置を期待し、琴
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 成することが日本帝囲臣民の茸捗を婁すことであると侶知する。若し此の論文集が何等の反臆を見舛‥
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 すことが出来なかつたでもあらうならば、著者等は次には如何なる手段を選樫すべきであらうか。著一
 者等は経り得べき如何なる場合にも、それに射して教令と助言とを切望希求する』云々と述べられたP
  然しながら著者等のこ・の切願期待に封し七は何等有意義の積極的反應あるなく、該著敏行の直前に・.
 は昭和三年の三月十五日のそれに次ぎ同四年四月十六日の日本共産貰事件勃覆し爾後凶埴共産賞事件」
 は全く慢性的重症として日常茶依事化し勺思想困難』の叫も無情意の套語と化するに至り、不忠『艮、
 政』主義既成攻賞の累積鍋薯と相保ち開成囲横顔防政治外交国民生活の全面的失墜破壊の結果『鈎辱JJ
 倫敦條約締結の猛烈なる反作用として途に外に滴洲事襲を傲脅し、また内に五・一克事件を中心としエ
                                             ー六五

                                       l 」ノ」ノ
言H本膳史上類例なき重大不群事件の連緯凋蚤の蒲異に日本池赤化は司法官小串教師より小串生に迄
女びフアブシe国家敵禽義の形態をとり怨稟化して日本‡義陣営内にも現れ、日本共覆貫は首魁
者らの蒜向』に次ぐ『捧向】を以てしそれ晶ギャング化リンチ化の表白滅過誓辿りつ1猶且
つ経樋の期なく、その直凄間凄の惨簡犠牲の報道はわれら々して痛心、耳を塞し自を蔽はしむる。
 著者の丈たる筆者が今回鹿に末弘靂部長を台数するの非常手段に出でざるを得ざりしは、(太壷
 〓ニニ妄照)著者等が末弘氏等帝大赤化語数授の拳訣思想に倒し反響た反撃十教纂r凶攣思想♭
息印して畢術的批判孟へたるにも拘らザ、帝国臣民また殊に富大革教授として表も畢術駒形
式を以て應答したることなく叉臆答すればその革術的誤誓自認し、煽警詮を増頼すべからざるべ
きが故に農にてゴマカさんとして能はす、逸に討論を回彗つ÷数年焉図表輩部数慧る
 商家的殊遇地位に撮り−そご畢生及び世間に対する結社的組絶と牡魯的信用とを利用して餞纏攣革私
有財産制度香笹の赤化共産義思想を宣俸し軍行運動を煽動し、煽動的なる故に流行するせてろの共
済稀執筆者曹出版の利得を牧受しっ1璧思開法国家家庭郷土・嘩民生普物心両面に育て直接聞壊
 に若輩革零したる、不可見不可計量の飴りにも飴サにも重大なる沼天の罪憩は本嬰丁中に指摘棟逃し
 寧きたるも到底筆誓故に轟し得べきものに非す、是共垂萬に射し華Tの金嘩財物々供したるに過
 ぎぎるものらにして何且つ刑事訴追を受けたるもの枚挙に逸なきに、末弘氏らの深重罪意は断じてそ



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 れらの比に非ざる斯なるを痛快酷感せしめらる▲が故である0
 京大瀧川事件に際しては筆者は内務、文部、司法常局忙中言してその虚誓壷請するに止つたが・
 政府全音局また殊に文部省最鑑の無能無責任更に醜態百出の状を見・また司準検察常局の共産賞事件
 五・妄事件公判其他に示したる嘗績をも考慮して今回は筆者自ら原普として法廷に現れ司法断罪を
 宰領する思想胡水根を開陳し卑怯傲慢にも層術的馨を回擬したる末弘氏ら帝大赤化軟投を法廷に現
kめその無芸良心悸慧澄徹底約に辟破土撃号冥思想最高棲準とする現蓋想警
 界ジャナaズムの盲目輿論をも併せて改俊せしめんとするものにて、これ筆者らの捺梼所期し奉りし
 r宗教改革の二十世紀的形態』としての『教育畢衝改彗の遊行に即して明治維新の蒜治改革』の
 楕紳目的を補足成就せんとする『無流血』昭和維新断行の序幕であり、琴つく対外危局に封する思想
 戦備の完成である。二段三段の閑展は不可測の紳青天横に属する〇
 五・妄事件とこれに示されたる国民輿論とに対しても筆者らは批判的建設的顆変をとつたのであ
 る。見よ!規日本の斉肪は最近の帝人問題大赦省済梯事件の表徴示現しつ1ある如き有様であつて・
 政纂財閥朗謂特棟階級また官僚の無反省漏験隈落は五・ニ皿事件以前と何の相達ありや?『我等の筑
 を反覆する勿れ!我等の志を成就せよ!』と▼の青年将校血盟開被普の鮨構の叫び・凄たこれに呼厳し
 たる同属の鹿瀬やま何虜ぞマ頚晋らが遽に塀起たぎるを得ぎりしはこの故である〇
                                                              一んへヒ

  れれらはたゞひたすらに厳かなる組宗の、また戦役同胞同志の組固守箆紳真に所誓しまつるととも
  忙、全国民同胞の明く清く置き忠誠心に訴へてその協力助勢を希ひこの大願を成就すべく浮身の努力
   を働轟せんことを桐する。
    明治天皇御製
         水
   器にはしたがひながらいはがねもと隠すは水のちからなりけり ハ三六)
         をりにふれて
    くろがねの的いし人もあるものむつらぬきとほせ大和だましひ (四二)
          水
   岩がねをきりとうしても川水は思ふところに流れゆくらむ (四四)
  昭和九年六月十六日朝             真 田 胸.‡