昭和15年度

168

光輝ある
紀元二千六百年
一路東亜新秩序の建設へ

169

興亜奉公

   国民すべて
   銃とる心で

170

お米を大切に

  -- 戦時食糧充実運動 --

171

戦時態勢の強化

172

支那新中央政府の成立発展

  帝国はあらゆる努力を
  傾注してこれを支援す

173

紀元二千六百年

 紀元節
   国民奉祝の時間
   二月十一日午前九時

174

戦時意識の徹底

   戦時経済道徳の遵守
   戦時国民生活の確立

175

優渥なる大詔を拝す

  一億一心、業務に精励し
  厳に荒怠を戒め、質実剛健
  百艱を排し、万苦に堪へ
  聖旨に副ひ奉らんことを期す

176

戦時経済
道徳の確立

177

三月十日

    陸軍記念日

178

誕生近し

支那新中央政府

179

更生新支那の誕生

今や将に支那に於ても帝国の真意に共鳴し、反共和
平を方針として、汪牙ハ氏を中心とする支那新中央
政府の樹立を見んとして居るのでありまして、帝国
政府は速に之を承認し、全幅の支持と協力とを為さ
んとするものであります、政府と致しましては、此
の際国民が事変処理に関する徹底せる理解の下に、
戦時意識に徹し、堅忍持久、固き信念と不退転の決
意とを新にせんことを希望すると共に、挙国一致、
確乎不抜の国論を基調とし、既定不動の方針に基き
如何なる困難をも突破して、事変の解決に邁進する
覚悟であります。
               (衆議院に於ける米内首相の演説より)

180

支那新中央政府成立

 東亜新秩序建設の基
 本原則、善隣友好、共
 同防共、経済提携、こ
 こに具体化せんとす
        (写真は南京市街の雑沓)

181

興亜へ総力戦

 支那新中央政府の成立は、支那事変処理の一
 段階でありますが、決して事変の解決ではあ
 りません。我々は東亜新秩序建設の窮極目標
 に向つて、国内態勢をいよいよ強化して行か
 ねばなりません。「すべてを戦時的に」我々
 に今後必要なのはこの心構へです。

182

護れ

 興亜の兵の家

183

納税に示す

興亜の奉公心

184

仰げ忠魂

  全国民黙祷の時間
  四月廿五日午前十時十五分

185

銃後の健康増進

186

一億で 護れ

  誉れの家と人

        (写真は軍人遺族記章)

187

新東亜

百二十億の貯蓄から

188

護れ海の生命線

   五月廿七日 海軍記念日

189

戦時食糧報国運動

  各家庭必ず一割以上の
  節米を実行しませう!

190

個人の利益より
先づ国家の利害

 この心構へで
戦時経済道徳を
 守りませう!

191

興亜建設

 日支新関係の樹立

    (写真は国民政府還都記念塔)

192

貯蓄
百二十億
興亜の力

六月二十一日 -- 二十七日 貯蓄強調週間

193

謹んで
 満州国皇帝陛下を
         迎へ奉る

194

支那事變三週年

 十萬英靈の血と
 百萬將兵の勞苦に酬いよ

195

戦時下だ!!
堅實な生活を

196

戰地を想へ!
贅澤な生活は廃めよう

197

世界新情勢に備へ強化せよ挙国体制

198

国内体制を一新
世界新秩序の建設

世界の此の重大なる変局に際し
我国に於ては
必ず国内体制の一新を図らなければならない

199

護る一言

スパイを防げ

手近な国防

200

大東亜共栄圏の確立へ!

201

戰は續いてゐる

銃後の我々は、戦時態勢を
     強化しなくてはならない

202

国民生活の新体制へ
国策の遂行に伴ふ国民犠牲の不均衡の是正を断行し
厚生的諸施策の徹底を期すると共に国民生活を刷新し
真に忍苦十年時艱克服に適応する質実剛健なる国民生活の水準を確保す。
(基本国策要綱の一部)

203

新秩序の推進力
新体制発足す

204

使つて育てよ代用品

205

秘密ヲ語ツタ秘密ハ漏レル
防諜!

206

航空日
   九月二十八日
空だ男のゆくところ

207

一路邁進せよ
世界
 新秩序建設へ

208

新体制
は他人ごとではない
我々一人々々
が築き上げるのだ

209

護れ興亜の兵の家

この陽、この空、この光、
アジヤは明ける 厳かに。
燃える希望の 一億が
傷痍の勇士 背に負うて、
いま 踏みしめる 第一歩、
使命にこぞる 進軍だ。
  --「国民進軍歌」より

210

盛り上る一億の力で
大政翼贊運動

211

大政翼賛の臣道実践

 ・・・若しこの場合に於て宣言綱領を私
 に表明すべしと云はれるならば、それ
 は「大政翼賛の臣道実践」といふこと
 である。「上御一人に対し奉り日夜それ
 それの立場に於て奉公の誠をいたす」
 といふことに尽きると存ずるのであり
 ます。

      大政翼賛会発会式に於け
      る近衛総裁の挨拶より

212

一路邁進せよ!
 挙国新体制へ

213

奉祝

紀元二千六百年

214

大東亜共栄圏の確立

先づ日満支三国の経済提携

215

これからだ
  出せ
 一億の
  底力

216

国策に協力しませう

   燃料節約

217

百二十億

貯蓄達成運動

218

日支新関係の確立

  然りと雖も締盟の成立は事の初動に属す・・・
  東亜新秩序建設の前途尚ほ事滋きを覚悟せざ
  るべからず。之に処する各般の対策、準備は
  一に我国民の聡明と努力とに存す

       昭和一五・一一・三〇 帝国政府声明より

219

歳末!! 事変第四年を
       頑張り抜かう

百二十億貯蓄の達成
贈答、廻礼、年賀状の廃止
門松は質素に、美俗は尊重
健全娯楽と心身鍛練
戦地へ慰問文と慰問袋を
誉れの家を援護せよ

220

一、 臣道の実践に挺身す
二、 大東亜共栄圏の建設に協力す
三、 翼賛政治体制の建設に協力す
四、 翼賛経済体制の建設に協力す
五、 文化新体制の建設に協力す
六、 生活新体制の建設に協力す

       (大政翼賛会実践要項抜粋)