昭和14年度

116

大陸の春
   新東亜の建設

117

銃後
強化

118

思へ前線
  現はせ感謝

119

堅忍持久
 時艱克服

120

日本精神発揚

121

紀元節
  国民奉祝の時間

 二月十一日午前九時

122

進め!

 新東亜の建設へ

123

一 男海ゆく、荒海を、
   よせて砕けて散る浪に、
   時代の渦を乗り越えて、
   向けろへさきを、南へ北へ、
   そろふ船歌、逆(さか)しぶき。

二 めざす大陸、浜つゞき、
   旗は血しほの朝づく日
   いのちの瀬戸のたゝかひに、
   競へ建設、あらしのかなた、
   いまが世界のしほ境。

         文部省撰定 [日本国民歌]
           「男海ゆく」より

124

あをぐもとほく、よりあひて、
  うつくしきかな、やまかはは。
神の生ませる、大やしま。
  常若にして、ゆたかなる、
われらが生(せい)の、みなもとを、
  いま新しく、感激す。

文部省撰定日本国民歌「国土」より

125

謹みて
内親王殿下の
 御誕生を寿ぎ奉る

  宮内省告示  【第五号】
皇后陛下本日午後四時三十五分宮城ニ於テ
御分娩内親王御誕生アサセラル
  昭和十四年三月二日  宮内大臣 松平恒雄

126

東亜新秩序の建設

127

わがよき土は豊葦原
  瑞穂の国とたゝへられ、
みのりゆたかに代々を経ぬ。
  栄ゆく国のたからもの。

文部省撰定日本国民歌「農民の歌」より

128

興亜の春

国家の総力を発揮せよ

129

はれるな銃後緊張 

130

国民精神総動員

131

英靈へよ

132

感謝で守れ
  勇士の遺族

133

一億一心

    国民精神総動員

134

百億

   貯蓄報告

135

肇國の大理想を顕揚し
東亜新秩序の建設を期す

       国民精神総動員綱領(一)

136

伸ばせ
 皇國の生命線

     五月二十七日 海軍記念日

137

大いに国民精神を高揚し
国家総力の充実発揮を期す

    国民精神総動員綱領(二)

138

一億一心

   各々その業務に精励し
     奉公の誠を
       效さむことを期す

         国民精神総動員綱領(三)

139

一億一心
 百億貯金

140

物資愛用

141

道はただ一つ

 

142

(一)肇國の大理想を顕揚し
     東亜新秩序の建設を期す

(二)大いに国民精神を昂揚し
     国家総力の充実発揮を期す

(三)一億一心各々その業務に精励し
     奉公の誠を效さむことを期す

国民精神総動員綱領

143

国民生活綱要

一、早起励行
二、報恩感謝
三、大和協力
四、勤労奉公
五、時間厳守
六、節約貯蓄
七、心身鍛練

144  7.19

聖戦へ
  民一億の体当り

145   7.26

勤労の
   倍化

146

鍛へよ夏に

147

建設へ大和心の勢揃ひ

148

捧げよ感謝守れよ銃後

149      8.23

持場へ全力

   興亜へ総力

150

151

戦線想つて

  生活の刷新

152

自主独往

  東亜新秩序の建設

153        9.13

強力日本の建設

 政策の中核を支那事変の処理に置き、外は自主的
 立場を堅持して複雑微妙なる国際状勢に対処し、
 内は軍備の充実と基本国力の培養とに精進し、内
 外諸般の施策を此の目的に統合集中し、以て日満
 一体の実を挙げ、日支新関係の実現を期す

154

銃後の護りは全し

 固く結べ前線と

155

護れ興亜の兵の家

156

経済国策の遂行へ

157

英霊に応へよ

全国民黙祷の時間
  十月二十日午前十時十五分

158

防空は国民の務

159

興亜奉公日 

    十一月一日

160

経済統制

経済国策に協力することは国民の大なる義務であると同時に之に反することは非国民的行為であります。

161

結核のない国
強  い  国

162

戦時!

食糧を充実させませう!

163

十二月一日 - 三十一日

経済戦強調運動

164

経済戦に勝つために

低物価政策への協力
生活の戦時態勢化
物資の節約と活用
米の消費節約励行
百億貯蓄・金の集中

経済国策に協力しませう

165

固めよ
前線と銃後の結び

166

 歳末経済戦へ

  もう一ふんばり

167

事変第四年
  へ驀進