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東部軍情報 放送用語解説  

 ラジオが刻々に報ずる「東部軍情報」は、皇土防衛戦の防空活動を指揮する軍の作戦放送で、いはゞ軍作戦の一部ともいふべきものです。
 これによつて敵の機数や、空襲企図、攻撃法、攻撃時期、地域等を一刻も早く軍官民の防空陣に知らせ、完璧な防空態勢をとつて貰ふために放送されるものです。
 この種の放送は中部軍でも西部軍でも実施されてゐますが、この軍放送に関連して新らしい用語や、耳慣れない軍用語が使はれてゐますので、次ぎにいままで放送された「東部軍情報」の中から、主なものを拾つて簡単に常識的な解説をしませう。

編隊(へんたい)
 二機以上がはつきり一つの組をつくつて飛んでゐるものをいふ。

梯団
(ていだん)
 編隊が更にたくさん集つた集団。

少数機
 一乃至三機ぐらゐの場合で、一機か二機かまだ判明しない場合にいふ。

目標

 電波を利用した警戒機や聴音機等の警戒網がとらへたものであつて、警戒、監視または捜索などを必要とする対象物をいふ。従つて敵か味方かまだ判明してゐるわけではなく また必ずしも飛行機とは限らぬのである。そこで不明目標といふ場合は、敵か味方か分らないときで、これはあくまで情報の正確を期するためにいはれるのである。

混投
 
焼夷弾と爆弾を混ぜて投下すること。

脱去

 視界、聴界或ひは一定の地域を脱し去ることで、敵味方を問はない。

遁走

 本来、攻撃を受けて逃げ去ることであるが、たとへ攻撃を受けなくとも、身に危険を感じて逃げた場合もいへる。

新報を得ず

 敵情について新らしい情報が入つてゐないこと。