昭和20年度 決戦下、文部省では、受験のための学徒の移動をでき得る限り制限すると共に、勤労の長短によつて成績が左右されたり、準備行為を誘発するやうな選抜方式を避け、且つ学校側、志願者側の選抜に要する手数をもなるべく省略するといふ方針の下に選抜実施要項を決定し、実施することになつた。その要点は次ぎの通りである。
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出願期間 | 第一次銓衡 結果発表 |
第二次銓衡施行 | 合格者発表 | |
第一期 | 自12月15日 至12月24日 |
1月11日 | 自 1月23日 至 1月26日 |
1月31日 |
第二期 | 自 1月10日 至 1月20日 |
2月 9日 | 自 2月21日 至 2月24日 |
3月 1日 |
第三期 | 自 2月 8日 至 2月20日 |
3月11日 | 自 3月23日 至 3月26日 |
3月31日 |
各期施行学校種別
決 定 セ ル モ ノ | 各学校毎ニ期 ヲ定ムルモノ |
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第一期 | 官公私立高等学校、高等師範学校、女子高等師範学校 | 官公私立大学予科 公私立専門学校 |
第二期 | 官立専門学校、附設実業教員養成所、師範学校、青年師範学校 | 官公私立大学予科 公私立専門学校 |
第三期 | 臨時教員養成所 | 公私立専門学校 |