第三八四号(昭一九・三・一)
切替へは今だ 附・決戦非常措置要綱
撃て、内南洋突破の野望 大本営海軍報道部
一灯献納一機増産 軍 需 省
戦ふ木材 農 商 省
母親学級の誕生 文 部 省
撃て、内南洋発破の野望
大本営海軍報道郡
琉悼、トラックを狙ふ
二月一日のマーシ十ル諸臨悸鵜によ
つて、一億閥代の血を逆流させた批の
反攻は、その筏も依然焔烈を椒め、十
七Hには不敵にも内南沖を中央突破し
て、トラック謂出の大熊韻となつて現は
れた。即ち十人口の大本常数衣は、「十
七日朝水、敵は有力なる槻動部隊を以
てトラック謂gに反筏察袈し氷り、同
方何の帝閑畔帖桝部隊は、之を拍撃激
職中」なる旨、侍へたのであつたが、そ
α後の詳報につき、二十ー日、大本螢は、
て トラック諸島に来儀せる敵粍動部隊
ほ、同万両帝閥棲海野部隊の智敬に依り
之を撃退せり。
二 大戦闘に於て敵巡洋艦二隻(内一代又は
戦艦なるやも知れず)撃沈、航垂母艦一
隻及び靖虹(艦種未詳)一生撃破、飛行機
い 五十四機以上を撃墜せり。
一、我方も亦、巡洋艦二笠、駆逐艦三笠、
輸速船十≡隻、飛行機召二十槻を失ひた
る他、地上施設に若干の損婆あり。
と敬表してその仝鋭を明らかにした。
敵のマーシャル使道によつて、紳堂
なる皇火の一角が汚されたとの粛一報
以氷、全図民は瞳目して戦局の推移ノ
吏拝祓しつ1あつたが、その径も故の
反故は少しも褒へず、クェゼリン、ル
オット朋泣のブラウン、‥、、、レ、クロア、
ウォッゼ仏事に封して、盛んに犠撃を反
覆すると同時に、艦砲射撃さへ行つた
ので、聞出はいょく戦局の重大性を
ひしくと感じたのであつたが、戦が
戦略宴線上の重要墟鮎トニフックの卒鶴
は、一盾囲民の憤激の念を高めた.
今回の来襲に常つても、敵は戦艦、
察樽を基幹とする大横動部隊を繰り出
し、艦載機数百横を以て、一撃に殺到
した。これに封して、海軍航轟部隊を
はじめ、陸海軍部隊はこれを遊撃、兇敢
なる激職を交へたが、如何に本戦闘が
激烈であつたかは、我が方の揖審が未だ
曾てなき莫大なものであつた一事が、
如賓にこれを驚詮してゐる.そしてま
た、敵の艦隊勢力が如何に大規柁なも
のであつたかは、「日本の牙城に、屯凌
攻撃を加へ得るはど米閲海軍が強力に
なつた」との外電によつても容易に想
像されやう.
この方弼の戦闘において、敵が如何
に劣時勢力を演要硯してゐるかは、昨
年十一月、串付を中心として太平洋艦
掟の鯛械林へと断行したとの廿H時の外
常北びに最泣における墨母の椅桝拭況
特にょつて、一日純然であるが、敵は今
回の位鮎に竹…つては、「碓氷デーゲンビ
ルやその他のソロモソ諸氏攻略耶の場
∧d察侍は発として舵喋及ひ上帖祥の
旅誰の防御パ的任鞍を帯びてゐたのに反
し、この度の作戦では、むしろ攻雛的
に、寄ら敵鵜地乃更艦隊に封する攻撃
に出てゐる」といはれてゐる.
敵の使窺企囲
さて、敵今後の侵議企闘については、
いつになく、米軍首脳部はまるで申合
せたかのやうに沈黙と守つてゐる。た
だ低かに竹叫の作戦指弾着である大中洋
縦隊司令耗官ニミッツが、
「揃い洲、銘郡、南洋等の箕浦地符を背後
に有す‥一日本に射し、■現在行はれてゐる
如き氾⊥からの柁椴ごりみによつて仏刹を
占めることは不村山幣∫のる。従つてH本
打倒のためには、支那人牌基地よりの大
喝照攻増をm始する必労がある。かくし
ての「咋H木の背後中津かし、最も布敦な
る祇ひをト〕し和るでJのらう」
と満つてゐるに過ぎない。従つてこ1
では、符約耶却許論競りっち代衣的な
論評を耶げてみたい。
一、もしk椴伽耶が一瞥フバウルに議近を
岡る一呵 ギルパート、マーシャル方城
に佗人することにより、北方よりラバ
ウルの側桝を徴▲拭するならば、ラ.ハウル
を無力化せしむるを紹ん。これは正埼エ
り攻増するよりもラバウルの妃命を刺す
る遠かに有利な方法だ。
一、准…叫は、マーシャル川畑良の巾心ヤルー
ト鳥に別してほ、鳩杷十を打つただけで
未だ上昨を試みてゐないが、これはソ
ロモノ仙域に打つたと川じL戦法、即ち山肌
術照悩な地割に正何からJつかつてゆく
ことを破け、その背後に泣叫し、この基
地への海上帥縮みエ抵卸するととも∴、止
締付軒によつてそdの爪仙糾…力を剋めて後、ノ
初めてこれに配付ノ\といふ作戦がとら九
てゐることを示して【や・つ。いづれにして
も、今後この方何の卦局は麺めて玄大と
なつて来たが、日本の強力な艦隊が頂存
してゐることは、米箪の目下の救略約健
勢に射して、背後からの絶えぎる大きな
脅威となることを忘れてほなられ。
一、マーシャル作戦に閏する米軍の賓尉
は、日ん小海軍の主力に桃敬、続発的栴戦
にあることと思はれる。
一、今日においても、串炎によつて日本本
土を脆弱化しておかね配り、艦怜の【みこ
ょつて上憺作戦を試みることほ、亀瞼嶺
まりないことだ.それは日本本土を戌
撃するに最も好都合な基地からのんな
し得る。しかも千槻の接襲を可能ならし
めるやうな北端基地を、都合よく、また
安全に設・定し得るが如キ、鳥喫はH本の近
くにほない.かくして粒子江以北の支那
治岸のみが、以上の條件に適つた基地と
なり得るのだ。しかし北文に大在巾艦隊
を壌枯するためにほ、水出、山嶽を飛行
場に攣せねばならず、享た輸壌開祖も怒
然悶馳となつて氷る。これだけの大茎滋
キ維持するために
ほ、到底ビルマ」公
招でほ不可駆であ
」リ、またペソガル
伽愕輝から南文・ン結
ぷべく計巾和されて
ゐる…呼出を出てし
ても駄目で、支邪
浩を斬倒し、軍需
晶、物資、勢力を
海岸地相へ緑潰す
ることによつての
み、この目的ほ達
成される.
とまれ、敵今回
の掟攻は、綿廉H周
到な事前準備と計
萩との下に、賓‥施
したものであると
同時に、敵今筏の
作戦金岡が我が本
十吼撃と、我が戦
力紛撫であ巾心南方
資瀕地層と本土との海上補給路む妨音
抽出断するにあることは一見して明・際で
あららノ¢
一位、鰹砂山りの秋
敵が卓山土マーシャル転位攻したこと
さへ、断じて許すことは山水ない。ま
′、ヽJ一
して倣岸不遽にも、内南洋を快状に
突破してトラックに肉海したことは、
絶対に黙硯し待ない.しかも、今もな
ほこの皇土の聖域内で、日米の決刷が
行はれてゐるこの事蜜を、我々は夢に
も忘れてはならないのであるG
だが、それとともに、緒戦であれ程
の渡波的打撃と受けながら、今なほ執
拗職烈に反故してくる不迂棲きる敵
の統戦寮志と戦力とを、我々はこのi
ハツキy正縄すべきだ。その反攻は一
昨年の八月以来一年八ケ月に及んでゐ
る.最近の情報によれば、
「一九四四年の航串増生蕨計室は、前年
(生琵賓横八五、九招六槻) に比し、約五
十%料加の見込みで、全軍常生産の年取
を占めるであらちノー本年度ほB99の如き
・大判槻生藍に主力を注ぐべく、ために生
琵機敏ほ一般に向上せざるも、詫丑にお
いて大いに向上するであらくノ.
■、一九四凹卜由五合計年比における船舶
の杜‥鵜‖h櫻は、ニ、三五九仙撃 二千万
トソを超出するであらう。現在の浩船
恍牢は、一日五里飴であるが、泣き粁来
には一日六堕、L即ち四時mに一隻の割合
を」ポすだらくノ〇
一、一九四凶年度の建艦計胡ほ、前年(建
艦幣鮎桝五大入笠)に比し、トン牧におい
て、五十%増加を日脚仰としてゐる。
なほ、一九四三年中に解り十五、特設基
和五十合計六十五隻を柁批し、現存米英
甲は、戦艦二十三隻を布し、うち十生は最
新鋭艦である。
一、一九凶四年の武据生稀給料ほ、前年度
¢二十五%、通信電気兵糠は三十五%そ
れぞれ桁加の預定
節、ますく戦力を増強して、飽くまで
も究他の輝利を確信してゐるのであ
る。‖本社地球上から抹柁する。これ
が代々の純なのである。
曳けることは、亡びることだ。北々
は紹対忙曝たねばならぬ。抑州不滅、
三千年氷不敗の我が闘は、断じて勝
つ。我々はこの際、この必膠の信念と、
如何なる閃鞘秋乏にも耐へる軒鞍な
▲−ん
意志とを幣持すべきだ¢伸びた敵の猿
び
腎を稚床的に叩き、そして一大進攻作
戦を拭欄する今が絶好の描確だ.「日
本に暗転爪すな」とするこの戦横転我
我は、粘大眼忙活用しなければならな
い。耽々の目前の一秒一分は、その
ま〜批難滅必勝の職力であることを深
く符記し、今こそ一倍髄舐りの秋であ
ることを知るべきであらう.
忠 魂 に 應 へ よ
この時に懲り、二月二十五日の大本
常浩衣は、
「クェゼリノ島北びにルオット鳥を守備
せし机出千九前召の和桝陸恥碍部隊は、
一月三十日以昨来襲せし敵大槻勅部隊の
照刈州なる柏喘轡下、之と徴戦を交へ、二
月一H出件的二ケ師朗の上陸を見るや、
■之を漑噛†し、内戦飛翔敵に多大の損繋Hhを
輿へたる夢、六日罷経の窄撃を敢行 奄
貝壮烈なる戦死を遂げたり。ルオット々巾
守節部隊指抑官ほ、海軍少将山田追行に
して、クエゼリソ鳥守怖.部隊指押官はぬ
弔少将秋山門出なり。術南島に於て軍嵐
約二千名も亦守備珊陽に協力準戦し、全
員其の連命を共にせり
と報じた.この後衣をみて刊か深く頭
を垂れ、速か東南方の巷を悦んで米英
撃滅の仙戦・音を振ひ立たせなかつたもの
があらうか1 柴崎中将以下四千五官
▲努士のクラワ、マキンの謙称は何か
三ケ月前だつた。それが今また、六千
五百功士の北烈なる恥死を聞く。特に
▲今回は音羽快何の御恥柁あり、さきの
伏見仙の御礼死と共に、竹の閑生御出
身の領.き御身を以て率北耗≠肘妹に淋ま
せらる1御蒲恥は、まことに感赦に堪
へないところである。
三千三宵放キロの彼方といつても、
舵宰櫻の弔達した涜代恥では正に〓米
閻境を‥接したのだ。今こそ我々は絶版
起して、忠印〃なる小火魂に鰍へるところ
がなければならない。