第二一六号(昭一五・一一・二七)
海上勤労新体制の発足 逓 信 省
米国の屑鉄禁輸と日本製鉄業 商 工 省
農業増産報国推進隊の訓練開始
宅地建物の価格統制 商 工 省
ドイツの外交攻勢 外務省情報部
従業員移動防止令の解説(下) 厚 生 省
特集 新支那読本(完)通貨
通 貨
けいfいけん t つ}くわ
東亜経済掛確立の線に滑ふ新生支那の逸貸工作は、ま
一,lん ・п@ヽ ひメた
だ硝煙の滑えやらぬうちから雄々しくもその火豊臣切
けん.一ん l・’‘い lく、・フ 」■ ▲た●
り、南米砕賓な健全通貨の創生に前進目榛を庶き、境ま
一いくわ
ぬ努力を以て前進、早くもその飛邦的な成糸を拳ぜてゐ
ナ▲Iは 11フ▲▼●▲フ
る.跡ち、眈に斉窪地慣は蒙慮銀行券忙よつてl色化
はム、い
され、北東地笹は昨年三月十日の注解流泡禁止忙より、
▲’▲Xん ▲V・托
東大な治安地帯の全面に亙り中国聯合準備銀行券が流洩
してゐる.その上吏忙、中支地硬から南東地膚にかけて、
ぐんベタ
新支那例の通貨ではないがわが軍票が磨く併はれてゐる
くわこ▲′
ほか、中立地直には、新支那側の洩貸として華興商為銀
行券が行はれてゐる.かくて戦火の除からスクく伸び
▲んけいっ,くわ て●一い
てきた新東郷例の逸貸、わが軍串等の脚系洩貸払」敵性
菰貸としての添幣を、常盤・北東の爾地南において殆んど
だた, ▲つげく
完全に打倒し、その他の地直においては全面的に鹿追す
るに五つた.
「蒙銀簸●聯銀券
[鳳凰斉欝替る審工作の頓翌つ急驚
一漁捗は蒙亀経済菱の漁
てん し、−
展穀ニボす】の指標である.
ナなはち蒙鎧地囁は、眈に
ひ、い
早く戦後疲弊の復興工作の
▲●: 一▲▼●▲くて●
域を胎し、日本の積極的経
▲んじ1▲ し
済戊助の下に豊富な地下安
けん
漁と農高産物の閑教エ山作に
●ん■l▲▼●て’ナ, ●くわん
朗進し、金融中枢横山開と
▲モI一り
して蒙盈銀行を創設、」斉飯
券を敢行して同地直の特殊
一・’■, てんかい
性に照應する璃自的な展開
を示してゐる.ハ文人は塀釣歩)
この蒙組銀行は、事奨後
tっ▲Iん 一丁ゐ▲ん
設立され花察南銀行を改組し、これに眈布の繚遽乎市官銭
●ふし・’
局と覚菜銀筍を吸牧して、】昨年十二月}甘督糞を開始
したものであるが、本年上年期宋現金の貸付金は一億六
青飯高凰、預金は五千四首飴常周で、咋年末に此し貸付
金三千飴滞凰、預金】千六官飯南凰を増加してゐる.貸
付金の増加は、掛卦特別合計忙よる誓塀合自治政府の
●・’l、い
特別合杜への」彿込を立とし、その他農村救済資金、中小
し●ん小▲’ て1′一り
商工仙薬復興客ハ金、容桝資金等民生の調節及び生産の補助
によるものである.
1モl一つ.
預金の増加は一般刊金の増加忙よる.同行の創設常時
に引繊いだ預金は、僅か五官飴常脾忙過ぎなかつたか
ら、この一ケ年牛の問に資に十倍といふ・用地凍りであ
−る●
また同期間における諜銀券の敏行高は、常初の引穐高
丸首飯南固から五千七育苗拭に増加したが、これは熱線
一−か▲I
耗済の飛躍的発展を賄ふ必然的な増加であり、.昨年末
などは更に三富飯南脚も多かつた.
屡するに、蒙碇地萌における洩貸の現状は、蒙組鮭済
.一−ひ.
の儀展を語るものである.舘宴の海如した資金と滑費の
j▲’て●・
増大した物資との合理的調警泡じて、よく諜銀券の償
さ ‘− ′、▲’一●く
億を日本囲等債に維持安定し、蒙鐘経済適役の動脈たる
使命を典してゐるのである.
風雲蒜椚朝の董牢椿つて、耶剛とみ
匪の接行する虞只中に楓爽と萱身した臨時政府は、常時
h一
は′∨.ほ・’▲けん
三十飴柾の各銀行弊や各地雑券が雑然と流浪する牛封建
て● いつ‡チ
的な通貨制度の弊社−揃し、礪立的な健全通貨の再生む
は小
岡り、金融の安定を保つべく中開聯合準備銀行盈訊立し
た.
との中開聯扱が一昨年三月十日開発以来、聯銀券の敬
一いこ・’
行によつて北支払貸の統一に成功し、また北東地筒の金
● ▲一
触中梶横閑として新北東経済建設に香典した功頼は偉大
▲け・′‘●
である.これは同行の共演忙明示されるところであつ
て、昨年末現在の貸附金一億六千飴高潮、涙金丁借入千
飯高慨と、一昨年釆現衣と比較すると、この一年問に貸
附金は三千傲常固から】倍三千萬凰近くを増し、牽た現
金も八千高潮から約一億凰の増加となつてゐる.
●▲け● 小く
かくも急激な増加を一不した貸附金は、北文鳥産物の確
一声.
保のため願公著を洩じて農民忙貸附けられる容排資金を
めんくわ ●,し
始め、碑花資金及び製艶資金の融資、為替銀行忙封する
サし■つ しふけい
輸出前貸等の集計であつて、いづれも北真の塵集閑教
ばIl● 打つl‡
や貿易梶輿の血液となつたものである.預金は北支経済
し・一l、ん
建設の進展の所産である.これらはいづれも、中開聯人‖坤
こ1フ′一・_
備鈍行の新北支離済建設への寄輿と、功続を語るもので
あこる.
更に同期問における聯銀券の敢行高は一億六千飴萌凰
より四億五千飯南凰へ、すなはち二億九千飴萌凰の著増
▲ 丸い
であつた.かく聯銀券が著増したのは、一方政府の成合
はん ▲一
が奥地に及ぶやうになつて、その流洩軋馳が箸るしく
くわくだい
扶大し、また経済閑黎の進展に件ふ資本の投下、日本商
r,小 で 小‘rに▲
杜の進出、鹿骨邦人の増加による滑安堵、満洲川接人
の迭金柑等によるのであるが、しかし根本的には北丈に
一I▲′■l
おける経済建設の飛翔的額艮と照應するものである.そ
、い一い め ど
してまた、この聯銀券の発展は、幣制確立む目指して敵
く一’く ・■■▲フlヽ▲′
性通貨法幣騒逐の猛烈な迅貸閑率をなし、北女における
’いしん くわ川レつ
正銘池貨としてモの普及工作に邁進し米つた典賓でもあ
‥る●
くわ一てい
中国聯合坤傍線行創設以来の聯銀券の生長過稗は決
たん てん小い
して坦々たるものではなく、法幣との聞に騒閑される租
▲けい・さ一′ヽ
貸戦転戦ひ扱いた荊林の道であつた.すなはち聯銀券
一は、咋年三月十日を期して行はれた法幣の流独禁止忙よ
l− 川叩
つて南内泡貸とtての地歩瓜つき、また昨年三月十一日
じっし かは一.
から菟された北東主宰輸出品十二品目に封する為替集
中制、接いて七月十七日を期して行はれた捻出全商品に
くわくじ■, てんくわん一い ▲ ▲
封するその全面的演充によつて外貨体操性を賦輿さ
てんしん ●みtl Jは
れたが、しかしその封外債値は、天津英俳租界の閤相場に
l■んェ■‘ヽ
いおい七惨落の汝幣よりもなほ俵位にあつた.またその封
■▲ワしl’
月頒値も漸次低落して、本年−月の北東却安物仮指赦
.灯●・‘,
は昨年三月のそれ上りふ約七割七分の激騰を示すといふ
裏であつた.
t¢小い
しかし本年六月の天津其彿租界間鹿解決以後、堺飯券
いt†▲,ちい▲く
の便億忙一揚水復の好樽む示す時がきた.すなはち、天
り●
津英俳租界閏魔の賂決によつて北支壌存法幣の足場が突
くづ ■ いに▲
崩され、次いで無慮替橡移入許可制の資確によつて、眈
一打つも−く
に足場を失つて急速な汲落過程にあつた残存洪幣に最後
‥しムrい
の】挙が加へられ、南米聯銀券の債億は法幣のそれに上
けん一▼
.諷は少、その優位を堅持⊥てゐるのである.婁するに、
く心ん一‘ん
北東地直における盛貸の現状は聯銀券が今や安全に敵
一い一■′ヽ ●ん′ヽ▲セん
性泡貸法幣の命脈を断ち、通貨統一の雑姐叩を突破して
くわくとく
北東唯一の図解としての地位を拉禅してゐる.
二、畢輿券・.軍票
蘭凰ほ頂力伽弼と欄安の同夜に伸ふ中
東経済の復興に封度して、純新政府によつて輩輿商糞銀
L▼●1・一いけんがは
行が設立された.同行は、藩政樺例の預金引出制限、
ひ∫一ん●ト●ち ▲■●
被占操地域への法幣持出禁止、被占錬地域からの韓引
か・iく
揚げ等による中立の金融梗塞を打開するため、中東の貿
.▲−
易池商に開する金融に韮鮎を想いて、鳥出手形の買上、捻
出前貸を立たる兼務とする商糞銀行として、昨年五月十
六旦閑仙薬したものである.
▲くくわつ
・南米中東経済の復活に伴つて漸次成長し、昨年末現
金の薬故に見るも、利益金ゼ巳一十飯高則等を計上、前勅
く▲.’
の利益金慣十飴滞風と比べれば殆んど三倍する好成放と
奉げ、また草輿券の教行高も五官飴萬賦を算してゐる.
草輿券はその流洩性を確保するために、賦とyソクせ
と,か だくわん
ずに添幣の市場債値と等偵にし、官.ハーセット外欠食換
ヽい_ん●一▲,小l
.む武静に、箆幣と併存共行
の形で資力政争に打つて山H
た.かくて草輿券は捷設エ
†∨ん一ヽ・●く
作の進捗につれ健全泡貸
し・一くの−
としての職能を教坪、昨年
七月二十日には法幣の相つ
▲ば▲’らく
ぐ罫落に遜に‥草幣とのyy
ヽシ▲
クを断つて封英六片に▲薪
▲■▲’
瀧な基準む求め、洪特の狼
ばい ▼ヽんちん
狙滋他所に、混乱した金融
▲▼●
界≠竪賓な歩みを続け、そ
た′−
の敢行高も儀月増加を埠つ
た.ハ穴水は革井野)
一てん−●く
その軋も法幣は底なし河への博落シ良けた.こ卜に推
ヽ一,し・’
新鹿府では、昨年九月一日から閑我徽牧を華輿券鷹に
一,l−い
改めたため、一段上拳輿券流池の激増を招来、−奇兵地治
▲▼● ′▼■‡んひん
安の碓立と相まつて胡、薪な・どの土産晶買付にも多瀕の
位相を見る忙亙った.
要するに中東地笹における泡貸の現状は、.新支那例の
打つl●
洩貸として中東経済建設の血液たる使命に我見した華典
一い●′ヽ
券が、▼流漁…関係における制約にもか1はらず「 ぎ.ハーセ
ひlさ
yト外貨食換といふ此斯ない武器の威力た尊卑して夢J
いレウ一●
血貫練を奉げてゐる.
宮中薯は、招の掛瞥是誉叡な
る経済情勢等によつて、蒙経や北東におけるやうな形
態の新銀行は設立を見るに至らす、わが方の使用亀貸
ぐんベl
は、一部軍需を使用する以外は、専ら日本銀行券轟く
甘い▼く
使用すると仏ふ形が相常期間租鎌Lたのであるが、昭和
シ†ンハ一▼ ▲▼ ▲●
十三年十−月から、日系池袋は上海地域と晩くほか、
Mレ●’り
軍票とする方針を樹立し、それに.よづて増銀券の陶牧と・
は小
軍票の使用横充を周ることになつた.しかtてとのエ作
の進展と相凌つて、・更に昭和十四年十二月からは土海地
官でヽ軍票のみを使用することとな少、こ1忙中東地域
は完全に軍票】色化されネこととな・つた.ナ女性も、従
. 4I川レん
来日銀券でなされ.てゐ未決済はすべて軍需にな歩1邦人
銀行は日銀券の沸出をなさず、甘銀券を節有してゐる者
▼ ていし
【 賓質的に停止するに至つたので、中支地置から′日銀券は
尊く婆を滑し、軍票一色化の工作は完成したのである.
一いlい
甫支地区では、】昨年十月二十一日皇軍の精銃によつ
こ,,●く ふ■ゝく
て虜東和が攻略され、軍費流浪に槻する布普が脅せられ
た.横いて一ケ月後町十一旦一十一日に邦人の使和親貸
は軍票にのみよることと布合されるに至り、同月二十七
●ンーr■′
月の廣東治安掛持委R曾の成立や、同月十人日の粛l岡
′か し†I●一l
入農武員丸による日本有力商社の沌出、物資の輸入等に
ょって軍票の流池が増加し、順次軍票は支那大衆の手に
一′ヽ ‘
使用されるに更つた.その後本年三月三十−日には宜換
ヽ一▲】■
用物資の資質は「軍票のみによる」と布合、軍票以外の迅
●†1Jくわ1・く
貸取引を禁止する軍雫維持強化節が講ぜられ、こ1に席
末を中心とする縄文地何における渾票が更に大きな前進
を示した.
1 ●、▲_
軍票の前進は、この地粥における既存泡貸の全面的な
■、うたい 小うくわ rン→イ
後逸を意味する.この眈稚通貨には硬貨に銅貨(仙)、制
顔(度)等があ旦」また軋凰忙藩政樺四銀行の蛋省及
び市銀行の劉軒へ舶彰泣びに香陛下ル紙幣があ亀これ
▲ン】ン
等硬軟泡貸のうち、香籍ド・ル飯館は支部人.の自国洩貸忙
いI▲つ
対する不安から、南東経済の血液として常に便堵の地位
●一r
を占めてゐた.しかるに今は写実の健也「真に粛二次験
し, 打つばつ わ,じ
洲大戦の勃帝専によつて往時廣東を中心として南真一帝
は と● ●●
に帝を唱へた香港ドル紙倦も−朝の夢と化した.要すを
に、中立及び南真の雨地囁における泡貸ぬ現驚、】切
一▲▼いレつ 一‘’上−一ヽ
の眈存通貨は昔日の威力を滑失しっもあ歩、軍票がとれ
に.とつて代つてゐる.
三、敵性通貨法簡
モ▲フしつ だ
同士の大牛を襲失して一地方政権に堕し女帝政稚例の
【川▲7,_く
泡貸たる敵性通貨法幣は、崩落∬崩落を重ねながらも、
l▲フ」■●▲フ
常温及び北真の雨地直を除けば、まだ支那の叔済に流
● ‡くlん−■‘1
れる血液として気息噂々の.うちに飴命を保つてゐる.そ
■ヽ′ル▲▼−一
の■棋撮としては
▲−▲モ・
ハ〓一九三五年の幣制改革が意外の成功を収めて性情
」「一一一▼
が支那紋所の骨の位まで浸透してゐること
lんし†▲′こく
ハニ) 援蒲団の支故によつて常忙外曾ハで裏づけされて
ゐ】ること
▲ワ●▲ア ど
ハ三) 支那の領土が琴六で、皇軍の占竣地域以外に女だ
まだ大きな流泡範禽が残されてゐること
ハ四)漠然とではあるが民族掛削に支持されてゐきと
けく.‘ん
tl l
ハ五) 藩政碓や援藩閥銀行の法幣支持挽作を自由とし且
げ▲▼へ●
つ上れが防壁となる租界といふ−つの別天地のあるこ
と
▲▼●l一て▲▼
働が津幣存続の根本の理由として強調をれる.
′Iん_ん ▲▼りし■く
とに角法解は皇軍占操地域の虔只中に魂存し、塑縮さ
れた取囲ではあaが、図内漁貸姓び忙貿易泡貸としての
●のl ■づ一
概能をもち、依然として根強小存鹿を轢けてゐることだ
けは香定できない事甘である.しかしこの事は決して
け L▼ヽ一1▼
洩術永遠の生命を保琵するものではない.いな各然反
は−くわい
封に日に捜落崩壊の過程におかれてゐる.法幣の上海
における市場相場について晋へば、−九三五年十一月の
小い小く ’†シ′ →ンl
惜別改革から−昨年の二月まで封英−志二片八分の
三む紡祷してゐたが、この年の三月には入片四分の・】に
ナベ
ヒ少「六月には六片四分の】に落ち、七月には四片二分
tん■く つ‡ → 」■t
の】に惨落、更に本年五月に三片四分の1−と釣瓶落しと
ボL てい●いはlくわさ
演じ、昨今三片十六分の十】頼みに低速彷線してゐ名
】耳状である.
▲■くJ■く
か1る洪幣の落莫は、弊政碓が官方手を重くした挙句
● しく●い一い
の兵のことであるから、もはや凄くその忠男回生は範
てんく●ん
笠であるノ藩政樺は事奨首初、外貨にr挿換し敷叶小破
′、lはつ
耗幣の檜蟄をはか少、或ひは小額面の由じ国公債を政府の
】ぐん.ぴ
軍費その他の支沸忙あてた少、また一九三五年の簡制故
一▼l▼ ひl _
革の時無数を宜合されて政府系銀行の庫の中で査痩セし
てゐた民間銀行の嘗紙幣む引き出して使用したりした.
とれがためあわてて簡制改革昔時の法令と】部彗果する
こつけい 一く一い
などの滑稽さへ演じて、ひたすら法件数行高の抑制に穿
きlL▼●く
めたのである.これと同時に、他ユ万流砲高の牧縮手段
をとり、事華勃膏後間もない昭和十二年入月算−東金
→んば∫
融安定桝法を琴現金引出制限む行ひ、昨年六月℃は
一l一・▲7▲て●くL−ん
粛二次金融安定桝法を出すなど、焦躁的苦悶を帯る法聴
流鞄高の収縮を陶つたのである.
一い ●
更に法幣の洗泡を抑制することから生起する金融の硬
くbんb れんけい
尭を綬和じ、支那経済と法鴇との宴と保つため、粛
もいくもく
−女金融桝放と同時に最初の渡割判度ハポ山苧を蓋しヽ
っいで第二次金融桝染直後には新聴朝刊度を施行し
た.
トん‘・●’
智泄剥制度においては、】程の振替顎金勘先で取引
を決済させ、新涯劃制度では商品及び不動産と齢鰍とす
る−種の流通詮券を敢行せしめ、銀行及び餞荘の預金や
一■ll●
琵券顆の現金化を極力防いだものである.樽じて貿易の
■■l●
側面においては一昨年三月第】女法解暴落に件ひ革入
食客管理を断行、さらに昨年七月法幣が四片轟に崩れ行
●▲▼・か
く危急の時に殆んど全面的輸入染止に等しい愉入制隈と
なし、他方昨年初め以郊輸出税免除桝箆ともつて輸出晦
丸い 一lr
勘を行ひ、物資の輸瀾入を統制して添幣の擁睦、外貨取
L▼はわ,’は
符に大京となつたが時すでにおそく、とり行く洪幣の便
値を支へ得べくもなかつた.
零するに、中支及び硝支、更に西浦の緒他店における
菰貸の現状は、藩政梯例の通貨すなはち敵性逮貸法幣
ナさ‥レ†く 、
が、新支那例洩貸の蟄達によつて極度の衷崩」笠ボし、
tい ●
もはや再起絶望の状態に凝ってゐる.
一て●一●く
以上支那における通貨の現状を摘録した.以上の緒事
し一−
官から生れる幾つかの問題は、新中央政府通貨エ件の進
、さ
持と潔い関係があるであらう.すなはち、青砥及び北東の
帯地官はそれJrlこ色化エ件の完成を骨げてゐるが、し
かし中立地官では、軍零、宰輿券、箆幣相互間の複雑な拗
係が、同時に新中央政府の成せに伴ふ通貨工作の新たな
くわんlん てい●
る学兄との押聯について多くの閑寂を凝起する.しかし
て今直ちに法幣む座することは、中支経済の現状に急激
lたゝ lい●●●
な襲化と斎すとととなつて影響X甚大であるから、さ
▲−●にん
しせり法簡の流浪と容隠しつ1も、新中央政府側の慈父
▲ ‘
封朱に関する意見としては「洪簡は結局雑拝すべからざ
一寸い
るもの、従つて移卒支那の困際関係が是正される過程に
t,た「ウ
おいて、法幣制度む同牧し、銃l的通貨制度に到達する
ひつ し
ととは必至である」とするものの如く、またそとに新中
lく、−
央政府通貨エ作の前進日壊があるのである.