第二七一号(昭一六・一二・一七)
   大東亜戦争完遂へ
   大東亜戦争と国民の覚悟      東条内閣総理大臣
   宣戦の布告に当り国民に愬ふ    奥村情報局次長
   対米英戦における陸軍戦況     大本営陸軍報道部
   開戦劈頭における海軍戦果     大本営海軍報道部
   太平洋図
   今次開戦後の世界の動き
   決戦下国民の心構へ
   金融非常対策について       大 蔵 省
   決戦下の食糧問題
   大東亜戦争日誌         大本営海軍部発表に依る

 

 決戦下国民の心構へ

 宣戦の詔勅は渙発せられ、いよ/\米英両国を相手に
開戦した。われ/\は緒戦の戦勝に酔ふことなく、戦ひ
は長期戦となり、前途に幾多の困難のあることを覚悟し
ておかねばならない。
 敵機がわが国士を空襲し来ることもあらう。或ひは日
本敗戦のデマを放つことがあるかも知れない。或ひはま
た国内の重要施設を破壊して、聖戦の遂行を妨害しよう
とする謀略活動が起るかも知れない。一億国民の一人一
人が、今こそ国土防衛の戦士となつて、敵のこれらの攻
撃に対して敢然蹶つて戦はねばならないのである。
 今こゝに、決戦下におけるわれ/\の国民の心得を掻
い摘んで並べることにしよう。
防空 忠勇なる帝国陸海軍将兵の活躍によ
つて、敵空軍、艦船等は次ぎ/\に
壊滅されてゐるので、現在の状況では、わが国の中心部
が今直ちに優勢な敵空軍大部隊の峯黎と受ける危険は少
 く、またわが嬰地には既に宋壁の防杢陣が敷かれてゐる
 が、これまでも塵モ述べた独歩、蔽裏作戦の本質上、そ
 の間際と経つて敵壊の飛来するととがあるととは覚悟し

ておかねばならない.
油漸大敵−敵憤は必ず氷る」と匂惜し、準備と調練
を碩人でおくことが防峯必時の婆訣である.島軍はハワイ
壷忙、フィりピソ、マレーの事態忙、緒戦において地史
未簡布の大取鵜たあげた・この一大快聯の原因は、わが
将兵の沌夜を分たぬや素の緒訓練の賜でぁる.これに圧
して米英の敗戦埠我を小敵と侮つて十分の訓練と準備
とを怠り、加ふるにハワイ海戦では毅日米の意天候忙「一
もや今日は」==と油断してゐたためといはれる.私の
膠牧の峻る1ところ埠平素の発情と準備と、−−時の油
断の有伽…忙か1つてゐるのである.
 緒戦では快膠したが、取は長期戦であり、敵は物資のl
                tヽ       ゆん
宵を縛る米英である.敗戦の汚濁を雪ぐべく、必ずや持
上盈準必死の反撃む試みることを覚悟しておかねばな
 ′I

らない・rまさ毒舜ないだらう」r攣三日は大丈
夫だらうJといふ油断妄最も恐るべをである.敵も必
死忙掛取か慮らしてゐる以上、わが方忙油断の怖があれ
           ■し

ば、必ずやこれをねらふに租速ない.虎を衝くことは作
  l▲′▲てい
鞄の要諦である・発情と準備の出奔てゐるところを峯雄
されるのは少しも怒る1に足らねが、発情と池癖のない
時忙残響eれると混乱に陥り、被済む増大する.
 長期戦ではあるが、防峯の上忙は、二H一瞬の油断が
あつてもならないのである・われくは睾大略の嘗び
の中忙、その略牧の噂る1祈忙思ひを致し、「敵横は塞
ぐに氷る」といふ緊張感と健悟とを以て、この際鹿剣な
準備と訓練とを行ふことが野蛮である.・
 隣組も、野防囲も、拳校報圃隊も、皇軍忙負けな_だ
けの猛訓練を待つて、腕忙自信をつけておかねばならな
・い・これまでの防峯訓練では道路忙落ちた焼爽弾を渦し
たが、苦戦では供えつく壊れさへなければこんなものは
渦さなくともよい・家虚忙落ちた焼夷弾を滑すのであ
る・どこ忙焼夷弾が落ちても渦し狩るやうな、賓戦忙卸
した虞創な訓練と準備を各底ぐ忙開始しょう.敵機が水
てからでは間忙合はないのである.そして、島軍脾兵の
清和忙よる輝かし小繋を鮮忙しないやう忙、絨蟹の防
轟陣を同めねばならない・繰返していふが、「もう大丈
一男

未だらう」といふ油断が最も恐るべき大敵である.
 防火風見の整備 防火辞典、防火用具なども直ぐ使
へるやう忙畔傭しておかねばならぬが、常に「今焼夷弾
が落ちたら」といふことを念頭に、驚際的な坤僻を進め
ていたゞきたい.「物がないから手忙入つてから」などと
いはす、有合せのものを利和し、前川し、」即座の役に立
つやう忙していたどきたいのである.水の準備と砂(土)
と砥(カマス、ゴザ)があり、訓練さへ…川本てをれば墟爽
牌は滑せることは、今秋の防峯訓練の結輿大槻由伺を得
七とられることと息ふ.
 防火和泉の坤傭や、婁製があつた場合忙どうすればよ
いかについては」眈に週執「森鷹防空の手引」「防婁坤傭
の弛め奇」で述べたところであ打、また防杢上の京弊都
市の各家艇忙は「時局防窮必携」が配布された筈であるか
らこれを毅匙の仝Hで鞘三熱演して、その洩り館行でき
るやう訓‥球を拙mんでいたゞきたい.
 燈火管制 取は長期戦でむり、松火管制も−週間や
十日の札婁訓練とは輿ひ朽lポ斯桝に五つて行はれるこ
とも山発情しなくてはならないから、銃後の生産力を少し
でも低下させぬやう、また日常の生活にも不憫暴さぬ
やう、用具専忙ついてもエ犬し故事していたゞきたい.
「滑して寝てしまへ」では長期戦は恥ひ抜けないのである●
 凄難退去は行はず 今吏繰返すまでもないことで
あるが、わが閥では敵の焼爽弾攻撃に封して都市女帝・る
ことは、われく開民一人々々の賓持で計る.徒つて外
同でやつてゐるやうな、都市から地方への迎稚や温去は
耽が開では絶封にやらない.都仰の者は摘み止つて飽く
までその都市を守り抜かねばなちないのである.「その
都袖を守り抜く」こLは勿論のこと、田舎から都合に出
て拗いてゐる努汚者、穏帽人も−人として自分の橋場、
持場を離れてM令の自分の家に抑るやうなことがあつて
は紹封にいけない.緒戦において過去だの胡難だのとい
つて眼孔を若き超すやうなことが頂一にもあれは、それ
はもう敗戦の第一歩である.
      叫M,■
 】憶が伽藍決め、防裟柑沖の描湛してゐる今日では生
血襲の欝軒はさして怒る1に足らぬのであり、老幼・柄者と
■さ

錐も温去の必要もないし、また常局として温去させる考
へは絶封にないことをこ1に叩許しておく.
流言飛語
取時忙なると非常忙緊張し
てゐる反何に冷称を失ひ膠ち
なものである.そのために少し落ちついて考へれば拐庇
馬鹿しいやうなことでも、まことしやか忙大数裟忙いひ
ふらされ、またそれが侍ぜられることがあるものである.
敵南がこの流音を利用して、岡円の不安動椅む屯させる
の忙筋めることは、支那事安中にもたぴく経験したこ
とである.「日本軍が牧けた」とか、「どこくが事典さ
れて大損啓を斉つたしとか「どこくが爆破された」とか
の流官が必ず飛ばされることと息ふ、政府はこの鮎に鑑
みて、戦況の教表その他、新開忙、ラジオに、事態の農
相を明らかにするやう、特∬努力してゐるから大同民ら
                  ■
しくよく落ちついて、根も葵もない流官飛語に惑はされ
ないやうにしていたゞきたい.
 流官飛語は敵の謀略忙よつて飛ばされるだけでなく、
開成がビクくしてゐると自国の中でも生するものであ
る.米国が「日本察軍の峯壊」などと晋つて騒いでゐるの
はその耳例であるが、こんなことで銃後がかき乱されろ
やうなことがあつては組封にならない.敵の察現より以
上灯恐ろしいのは流音である.
              一▲’′’い
 流言は恐るべき結鵜を招来して圃を滅ぼすこと忙さへ
なるのである.しつかりとした必勝の自信を持ち、いや
                             一
しくも流音には−切耳を稀さず、またその軽となるやう
なことは絶封忙ロにせねやう忙することが、同士防衛0
戦士である我入の衰捗である.
4
●●
憬重柁……g粥
忙よつて聖戦の彦行を妨寄せんと試みるかも知れない.
これ忙封してもわれく同民の−人々々が固土防衛の戦
士であることを強く自覚して、各モの持場職場を断乎と
して守り軟く覚悟が必宴である.
、外人の取扱
 は・’て▲
 防諜といふ鮎から外人
の取締りが厳重忙なるこ
預金支沸
 政府はいかなる事態が起ら
うとも絶対に預金の」引出しは
とは止むを得ないが、曹良な他人に対しては大国月の
▲▼ん′−
襟宰纂して、つまらぬ感情上の問題など超さぬやうに
しなくては怒らない.敵が「日本は立派な囲だ、どうし
てこんな立派な固と戦争むするのか」といふことに束が
っけば、禁首有利にするこ上にもなり、外図の慈宜倖
に利和されることもなくなるわけである・
制限しない.また婁弊があつた場合はどこの鹿行でも預
金を引出せるやうな方宋か藷じた.その他金融上のこと
忙ついては既に萬仝の非常封発か簸じた.このことにつ
いては別項の記事を参照されたい.
戦時下の犯罪
 戦時下、稔火管制
ゃ替傭の不十分に乗
              ろ▲フ九つ
じて行はれる窃盗強盗及び柄劣な犯罪に封しては、特に
厳重に鹿罰される.これについては臨時試合に刑法の刑
罰規定の加重が提出されたが、なほこのほか銃後の足並
            ▲−し
みを乱す、買溜・弊倍み、間収引等の経済統制泣反に封
          て●はつ
しても断々乎として摘草するととになつた・この決戦下
になほかくの如き行璃を続ける者があるとすれば、
非固民と断ぜざるを待ないのである.
正に
「慢金附加…椚悶g…
くなつたのであるから、安心して貯蓄歯に邁進してい
たどきたい.大東頚戦争の勃蜃によつて聾はますく
増大するのであるから、我々は生活か最低限まで切り藷
   ▲一‥レJ▲フ
め、飴刺は轟く貯蓄にあてて箸への調達に努めねばな
らない.大東亜新秩序建設のための戦費を作ることは、
一億掲民の責拷であるb島軍の呼かしい戟典に感謝する
気持ちで、その教典を無忙しないやうに貯苔の強化に努
めねばならない.

 

 いよく米英との開戦となつたが、政府は粥鞘即日の入
日に非常金融封策を決定敢寂した.これによつて今後いか
なる事態が屯らうとも、現金の文雄を制限するやうなこと
は絶対になく、そればかりか却つて桃棚的忙日本銀行、朝鮮
銀行及び叢増銀行から金融槻抑忙支沸資金む供給させて、
いくらでも預金の支彿忙腺ずる時価ができたわけである.
また緊婆産業等に封する金融保種の封節も成り、戦時下の
非常金融封来は全く成つたわけである.この封節がどんな
ものであるかを簡騨忙詮明すること忙しよう.
   預金引出に封▲する封策
 政府はどんなこ上があつても預金の引出制限はも
ない。一億、今日の金融掛帥は岡債をはじめ純音な祈偵
詑券を多額忙持づてゐて、内容は極めて竪賓である上忙、
日本銀行は何時でも成規の手蹄に従つて資金を融洩する建
                        ▲汀 ■・〃
前になつてゐるから、預金の支沸には全く懸念がないので
ある.しかし更忙常仝の紫として、今度の非常対訳によつ
て、預金支桝資金の軌池は、日*銀行、朋幹線行及び蕎滞払
行から何時でも無制隈にこれに席ずることにし、また必黎
があればその預金と保浸する逢を開いた.また各銀行等で
も甫−の埠やの場A尋を理想して、預金元帳の複本転作つ
たり、いろく準備してゐるから、預金は抱封に安全であ
hる●
 以上の預金支沸資金恥洩についての対策を今少し糾しく故
 射すれば、租箕又は保柁を受け縛る金紬揖開は、銀行、伺託官
 能、索業組合中央金庫、】厨川組合聯曾骨、市街地付和組合(立
 得でほ信用組合)、商工払合由央金庫、金紬組合桝合魯、金払

 組合、無金管敢、椎券引受曹敢、ビルブローカー及び発汗柘朽株
 式禽杜であつて、これらの金融壇叩ほ預金その他これに準ずる
 笠の維新空限度として日本銀行、朝鮮銀行及び薮拇銀行から
 珂濁金嘉箕金の触洩又は偶輝の保柁を受れ得るのである.触通
 を受廿た簡金は預金その他これに準ずる横瀬の安梯に充てねば
 ならない.触賛又ほ倖陀をする欄間ほ命令鶉勅の時から一應一
 ケ年とし、必卒がある場合にけ埋長する.紬賛又ほ保祀の期限
 も一鷹命令靖動の時から一ケ年で、必要があれば檀長する.こ
 の融資にほ商業手形の再刺引による場合のほか澹倖を枇するも
 のとし、融資の利率は槍保の確頼に従つて骨諾銀行の灸受刑引
 歩合轟ナる.悍詑の場合には倖柁料は欲しない.

   預金の便宜代抑制度

 萬〓繋熊に依つて銀行が破壊され、又は預金者自身が煩
け出卓れて他へ避耕した埠合、謂金が引出せなくなるので
はないかと心配し、現金を手許に定く向書もあるやうだが、
モの必要はいさ1かもない.
 それは、こんな場合に備へて、金団の銀行が戦災を能都つ
た地院内の金融機関に代つて伴食代沸をする制度を設け
たからである.つまりこんな場合に普座に入用社費金は、
−ケ月三富周までは平素求引藍してゐない銀行でむ何時で
も珂金の支耕に應ずること忙なるのである.
 であるから萬−薄難しなくてはならなくなつた埠合でも
開会泡蝮と印鑑さへ持つて府けばよいわけで、現金を泡へ
て嘲るより一盾安全だといふことになるのである.
  この制度の内容を説明すると、察弊等によつて鞄災が起つた
 均合には、大様大臣が戦災地域を指定し、その他域内に在る銀
 行、信mm川組合及び恩給金庫の特別常栴預(貯)金背通貯金、又は思
.掛金庫の特別薗琳寄託金については、一口につき−甘首唱一
 ヶ月累計三管河を超えぬ島内で代沸せなナベき昏の債務引受
 命令を一般の銀行に向つて襲する.ナると預金者が通帳と代沸
 帯求啓針引受銀行に差出して代沸を請求すれば、これに應じて
 代挿をした上、代純銀行はその通帳に代梯をした日附と金額と
                ●
 銀行名を記入し、印蛍を壊して預金者に返すといふことになろ
 のである.一日冨喝一ケ月三富凪といふ制限は、代沸の場合
 に限る一時的の刑睨であつて、取引銀行の罰金轟については
 軽封にこんな制限をしないことは勿論である.
 引受をする期間ば命令鶉勤の時から一應一ケ年とし、必要あ
 ち壕合には更に社長するが、との倍数引受にほ引受料や拇指は
山7
一芯

 どらない●

  戦災手形に封する鹿置
窄鳩にょつて被藩を受けた老が、掘出してゐる手形が金融
碍帥の手持となり、金融棉鰍フ按川がそれだけ榊災するこ
とになつては金融増抑の信川を零すること忙なり、また−
肯これらの者が手形の決済止求められても掴るので、こんな
手形に封しては左の嬰領で金融の途をつけること忙した.
 即ち潤一事態等が超つた場合忙は、大絨大田が職艶の日
と地南を指先し、その地慣を東郷地とする手形その他一定
の手形は日本銀窄朝肝銀行及び耗増鈍行に割引させるや
ケ命令を敬すること忙したのである.
 この触祭を受け渇金融槻関の鶴間収、銀行伺託何故、商業
 組合巾火金棒、侵m叩租合嘲A爵、償m川絶句胡工組合中火金庫、
 金融組合聯A鼻、金融組合、鵬民金窄無智敢、祀券引受曾
 牝」ビルデー−カー、俸欝秋、釆洋杯殆株式官能及び轟柘柑
 株式帝批であつて、融資の封毅となる手形は大破大田の指毒す
 ろ軌災地賦を真跡地とする手形又ほ右職艶弛軌に戦災の常時位
研等を有した老の頒州した手形、著しくはこれを支梯人とすろ
 手形で遠大日の梢宅†る戦災の日以前に前記の金融鶉弼が
 割引し、且つ後に速べる和訳期間内に浦瑚となるもの、その他
 これ同様の性質を有する一切の貸付金を塘保とする手形であ
 る●
 融資の金何はこれら手形金額の務を択度とし、触安食の使
 鞄ほ融資を受けた金融解脱耶の常拳資金となつてゐる.融資をLT
 る期間ほ大歳大臣の指定する敬艶の巧からl應一ケ年とし、必・
 蓼がある場合には延長する.また称賛の期限は救艶の日から一
 席ニケ年とし、必宰があれば延獲Tる.この融資にほ商業手形
 の再湘引による場合のほか揖保を徹し、利率ほ増俸の種敷£従
 つて常鞍銀行の公定割引空ロを池川する.

  緊要産常等の金融的保護

峯現で曾牡や工場がやられた現今合札が渡れるのでは
なからうか、塵糞界はどうなるだらうかといふことは弛も
が心配してゐることであらう.これに封しても政府妓東金
の対策新品丁備して濁るが、金融の方面については、かうい

ふ喝今緊要な産業を営んでゐる事著杜等が頼朝しない
千金の回収を受けて動けなくなることのないやう、日本奥
義銀行または日本勃発銀行が今までの貸出金を月代りし、
戎ひは保許することとし、それらの事紫倉祀が料拙して貸
出を受け持る途を開いて、蒸発界の保建に高遼憾なきを期
してゐるのである.
  この融資又は保祀を受けろのは、零の勃襲等に因り蓮そ
                    ‥KH−
 の斉に辞すべからぎる理由に上つて速かに信用の低下を来し、
 †金の回収を受けるに至つた生轟力抽充計紫売手、軍罷薦半の如
 さ泰平帯革を営む革翠曾秋等であつて、−口の金額には最高最
 焦の限度を執乾けない.藤賛又は保祀をする欄間は命令挙動の時
 から一應三ケ月とし、必率あれば更に延長する.触新又は保澄
 の期限は預金の性腎卜應じ最長五中山内において鵡址に安め
 ろ.触驚の利率は年五分又は日歩一鋲三雄七責付し現利率に
 年〓庶五宅を加へた滝のがこれを超ゆる時はその利率による)と
 し、保持料ほ年二期五宅とする.恥幣の場合、その貨川命に砲
 焦があれは引接きこれを拇保として拝供させる.
)ハ
”ハ
 以上の諸封策については眈忙萌瑞の準備を亜へてゐるか
ら、今後の情勢に臆じて何時でもこれを音確して行けるわ
けである.そして命令を受けた銀行がこれ忙rつて蒙つた
揖音は全部閑寂が補償すること檻なつ・てゐる.従つて顎金
者も、寄集豪も、投賓儀も政府の槽壇を侶扱して、沈着、
冷静に行動されるやう】帝望して已まない.
                          し●んくわん
 金融は一同経済の血液であり、金融界はその循遼を司
る心臓ともいふべきである.この非常時局に昔つて、この
心持部にいn1かでも故障を屯すやうなことがあつては大
畢なので、政府は以上のやうな非常金融封柴を決定したの
である.掛金がいくらでも引出せるからといつて皆が無間
に引出したのでは、この封節の趣旨に反し、潮滑な戦時経
済の鎚行を附宰する.だから以上に述べた洩りの金融封東
が既に出準上つてゐることに安心して、との際一犀貯蓄報
=同に浦増進していたゞきたいのである.
 今接戦兜の増加、薙いて国債の増敬は避け難いところで
ある.徒つて現水に堆盾倍する努力を以て勤労に勘むと共
に、その消費生活を虜に戦時下に相度しいものとし、とれ
9
せ叫
戸−≦− −1 − −ヨート′−∃=   −   ∃1−−】 − − − 1−Il−−  −  111 −−−−⊇ト ■■〉1【

忙よつて生ずる−切の飴裕モ全部貯背忙掘り向け、戦費の  かねばならないのである.
安坪と生産の強化に支持を施さないやうに協力していたゞ
ハ大

省)
爪W
一1
決戦下め食糧問題
 わが食糧事情は前途洋々
                  レ・一く■ツ●▲一
 対米英開戦とともにわが戦時食掟の間堪はいよく
                                 l・々
末要性を帯びてきたが、一面、浄水忙非常な光明が府ら
された.
 もとく兎亜炎紫観は、兵香水産物か占日給自足できる
    けんぐbい
上、吏忙圏外忙輸出することもできるくらゐの土地と
水面をもつてゐる.
 いま、米忙ついてみると、泰・併印所領を合せて二千
               ●
こ官万石の輸出徐力があ旬、仮に貴・マレーが〓首万
石、支那が不作で一千万石、わが固が一千万石の輸入を
零するとしてもとんくで、どこ忙不作があつても東遊
鶉柴駒内の自給自足は十分忙できる状態である.
                _▼∫′ウ●●
 水産についてもわが北洋の漁場は世界の三大漁場の
                           41 こ
−つであり、支那東海、南沖もまた各種免軒の賀畑とな
              山.1ん
つてゐる.また、霊、家禽についてみると、戦前、牛
は四千入官方詞(全世界の一朝一介)、塞斯四億四千万
                                     ・′」ヽ
羽(全世界の王制五分)を持つてとり、今後わが娼の壊れ
た技術むもつて指導すれば食つても食ひ切れないほどα
肉を得ること忙なる.砂糖なども、徒氷、北米忙輸出し
てゐた七十他方−y忙上るフィ9ピyの産地寅紫轡円
         ‘−わ‥レ▲▲,
忙振り向ければ大過剰む生ずることになり、また、浦
洲・怖印・漸仰のトウモロコシは七、入十万tyゐ輸出飴
カをもつてゐるかち、これを入手するやうになればわが
南の鞄の餅料笛きも立ち研忙ふつとんでしまふこと
にならAノ●
 わが食租の前途はこのやうに洋々たるものセあろが、
では差償つての封藤はどうか?勿論、わが政府は早くか
             一 ‡
ら今日あるを激想し、主宰食糧については十分な用意を
                  ▲▼!.◆L−
してゐる.徒つて、たとひわが輸逸船が撃沈され、一粒
                   小んし−● 一∫
の外米が入らなくなつても、変や甘藷を混ぜて辛抱する
こ限り、今明年中はわが囲民が飢に苦しむ不安は絶封にな
い.その上、峯舞時の食橙封未については次官のやうに
     一l− ●
苫仝の楕捏が詩ぜられてゐる.
 空艶時の食糧対策は萬全
−分散定坪
                       小く 一
 事現時の倉楊封策は、単に国内に食糧が確保されてゐ
るといふだけでは意味をなさない.峯黎によつて交通が
し●だん
薄断されるやうな場合と考へて、竣じめ食菅−曹な朗に
   ▲●■●.rl
分散貯頼をするとと掛必要である.そこで政府では、防
隼罪夢都市と、その妃郊に;月以上を支へるに足る米
             一い●−い
を分散貯蔵し、一部分は樗米として少くとも五日分以上
を各配給朗に用意してゐる.また、乾.ルソ捕譜なども演
出されね人々には即刻配給できるやうに準備してゐる.
〓、配給要具と亜槻用具
 しかし、いくら食噂の分散貯頼ができてゐても、それ
 ほい●▲【
を配給する人がゐなかつたり、或ひはむりても持場を溢
れ、有時の際偶に合はなかつたら何んにもならない・・そ
こサ政府はお米屋さんを中心とし、軍隊式の紛糾をもつ
た倉橋圃防囲を結成させ、すでに東革大阪等の大都市
ではゲイは!々といふときには本部の指令一下、猛火
をくゞり、川を渡つて被事地に食櫨を配給すべき圏貝の
                  −ん▲ばん
猛訓練を重ね、−書これらの食糧を逆搬する船舶「秤、
                             い‡、
!フック、リヤカー等も着々と整備され}般均民に些
かの不安も輿へないやう常般の手配を了してゐる.
このやうに、末弟弗巣領内の食糧事情は前途洋々、さ

4
戸−戸1−戸 − 1Fヨー  ー ー戸一11!  −  】 −  −−1こ−− − −−1ト   ー   ■■】と■

                           l▲●
た婁壌時の倉持封那忙も馬車の駒へができてゐるが、】
                         小く lヽ
同、とんどの戦ひは相常長期にわたることを息九倍しなけ



                            叶レ●▲′“レウ
 ればならないから、この際明代は一盾倉瑞の確保禿せ忙
 つとめねばならねことはいふまでもない.
 鳳州年末年始封策
 大政梨契合では新容を迎へる忙常
 り、次ぎのやうな驚雄姿綱を決定
                     ●ん
 し、決戦下いよく銃後同氏の緊
 ▲†●’
 現を促すことになり会した.
   ▽辛稚内客△
 l、r虎拍や無駄Jの徹底的排除
  忘年魯、新や魯尊の曾ムq聾、年
 始等の蹄答、及び年賀状、年粥の担鐘
 等ほ一切羞へ、特に服耗等ほ努めて
  簡兼ならしめる.
 ニ、年乗年始粁品ほ最少限度に
              ●
  年宋年始用品ほ棲力物資の節約に努
 め、伸≠円幹、′挿をしつらへる埠合
  は棲めて簡‡を官とし(備考轟)、ま

 た毒品等は配給による附嘉泥を嵯
           小ひ】だ
 電に守り、いやしくもH勘仰め也沢背等の
喝封れいやラ心掛けろこと・
三、物を兇ふより先づ貯蓄
  「官七十億貯嘗Jの新臼機は是が非で
 も鶉成せねばならぬ.従つて常軌ハその

 他の収入は権力貯蓄ににふり向け締督
 を確度に切結めて、更に年末年始〓川品
                :▲′JT一
 のみにふ限らず新調、h秤現時入等は絶封
 に見合せ、貯蓄率公に凛増すること.
四、行繋旅行は絶対に駿止
  年末、年始の休暇の行紫的放行は勿
 漁、不急不卒の堆行ほ穂封に駿止し、
               .く!一−
 丈に小包その他の託遼荷物等も穣力島
         ′,bんわ
 盤へ、耗曇力鮫和に協力するこ

 と●
五、駒保協同、力強く和やかに
  決札昭態勢下の新卒にふさはしく力強
   ▲モ【し
 く和やかに、偶組や部落曾、町内魯を
 中心に明朗且つ健全なる潮鳩的壌繁行
       ”化・ヽ・サー
 車を行ひ、開墳を池じて泣所との址桝束
 を強め一朝有事の敬に備へること.
   附 記
 年末年始封策の官施に常つてほ特にそ
の他万骨構に應じて有滴劫切なる盃を
          じ小
辞じ、これが徹底を悶ること.
     】備 考
  門枚、′飾ほ我が餉豪の窮習なる
 も、時局に絶み資材か硫約を滴る嘩官
 に削り、門松は凡て小‥接種度のもの、
     い・ケ d
 〆飽の椙坤仙等ほ特に]用ひぎる如く留意
 し、この際銀行、倉故、ヂパート、料
 亭、旗館等の犬掛りなものほ全廃すろ
 を時宜に埼したるものと馳む.
   「L