建国忠霊廟について

 建国忠霊廟は、満洲帝国建国の聖
業に殉じた人々の英霊を千載に慰め
その功を万代に讃へるため、建国神
廟の摂廟として康徳七年(昭和十五
年)に創建されたもので、いはば満
洲国の靖国神社です。
 神域の新京南郊南嶺一帯は満洲事
変勃発の第一日に激戦のあつたとこ
ろで、建国の英霊を奉祀するに相応
しい聖地です。
 祭神は満洲事変勃発以降の殉国者
二万四千四十一柱(うち日本側は
武藤元帥以下一万九千八百七十七
柱)でしたが、来る九月十六、十七
両日、一昨年九月十八日から昨年九
月十五日まで国に殉ぜられた英霊四
千七百二十七柱(うち日本側二千五
十六柱)の第一回合祀祭が行はれま
す。次いで翌十九日には秋期例祭が
盛大に執り行はれます。