第一六八号(昭一五・一・三)
紀元二千六百年祝典について 内閣紀元二千六百年祝典事務局
今年の精動は如何にすべきか 内閣情報部
支那事変処理と陸軍 陸軍省情報部
紀元二千六百年と帝国海軍 海軍省海軍軍事普及部
東亜観光ルート 国際観光局
戦時統制物資講座(六)皮革 商 工 省
現地寄稿 経済的に見た南支 南支派遣軍報道部
最近公布の法令 内閣官房総務課
日本人の寿命調べ
紀元二千大宮年祝典に就いて
内閣紀元〓千六首年祝典事務局
ハ(へ紀元二千六百年を迎へて((へ
▲▼んd一人
俄が商は本年む以て世界史上族然たる光坪を放つ紀元二
千六有年を迎へたのである.
▲みlみ
御民われ生けるしるしあり天地の螢ゆる時粧あ
へらく息へば
てんぴ●− かんさJ ▲士Tのい▲
と天平の昔、憲の朝ガ触建忙感泣した苫葉歌人海犬
小ひのt小l● ,
葬岡鹿のこの感激.にも煙る感激が、昭和里代に生む享け1溌
▲■しけ
南民の血汐に脾持つのである.日本の国民以外世界人顆の
くわん●
推がかくの如き感激と飯事に満ちた記念すべき年む迎
へたであちぅ.
いIlん て●亡く 綻杵r●●【と と▲▲し杜−
悠簸なる薔に嘗り天軋大紳が尭葦杵♯にr普葦原
● い け▲● みづ付 ▲ }ふの,■ ●み く持
の千五官秋の璃穣の固は是れ吾が子孫の王たるべき地な
い∫しナめみ∫辞 しも t●く‡‘ l∫つひつr モか
り.宜しく南皇孫就きて治せ.行実.賓昨の瞳えまさ
▲抄つヽ ●川’ か●
むこと、常に天壊と窮・りなかるべし」と勅してこの南に件
’ん れん♯ん ■l
臨せしめ給うた時以水、皇統連綿として接ぎなく、萌せ一系
l▲ラ一い わ いく
の蟄天子宏大無遽の御仁愛を以て蒼生を和音し給ひ、下、苫
▲ 一く
民亦心む一忙して皇遊を扶翼し奉り、l君萬民、忠孝一本の
一いくわ くわん一つ くに山■
精華を黎挿し発つたのである.この世界忙懸絶した図柄忙
●た一ばたけ●小人‡
生れた日本周民は、今更の如く北畠親虜卿の「大日本は神
南なり.義に大の斯なし」との感銘を潔くするのセある.
一て,’■′ヽ
晋ふまでもなく、紀元二千六青年の拳銃は速く薔創仙菜
■ヽ・’灯 一ん′_●1・ ●ん▼●l
の洪韻を一曙仰し、度朝の盈徳を欽仰し奉ると共に、量感
dウ′1わ▲▼
入故に輝き亙り、周遊愈モ限りなき竣展の過程にある昭和
こと丹 ∫一‘−
里代を寿ぎ奉り、、天幾無窮の皇湛を扶其し奉るの覚悟と
■■ヽ
愈モ強南ならしむるにある.故に紀元二千六有年む拳銃す
けんし●く
るh厳・衝なる一意養が存するのである.
∫祝 典ハ((
t●
政府はとの窓我流き紀元二千六官年の祀典に閑し、轟忙
紀元二千六官年祀典評講委員曾の鶏決に基づき、恨真に・審
■_▲フさ▲「一−
儀攻究の結典、昨年十二月−日「紀元二千六青年舵典饗施
洩仰定嬰項」を敬表した.
くわ▲yミ 付いし●一1
しかしてこの膿盲の盛時む慶疏するため孝行される紀
元二千六有年祝典とは、一、祭典 二、式典 三、大叔兵
式、大観艦式 巧奉祀曾 の一聯した四大事項を線稗†
lい い
るのであり、これ等の祀典安雄の具健的計罫については鋭意
■ソつ▲ん
常務主務官鹿で立案中であるが、その大要を記せば次の洩
トソである..
−、祭 典
)
H 宮中エ於テハ紀元節祭関係ノ御余典ヲ特さ重カラ
シムル様執行ハセラル
きい し几い
鼻.索祭祀令に祭祀を大祭、小穀とせられ紀元節祭は大祭
しん1・い lと 1〓り
として良くも 天兵陛下柳瀬祭の下に執行はせられるので
あつて、これ以上重い奈典はないのであるが、本年の祭典
は例年と異り格別の音韻を有するを以て何等かの方津と以
ていも▲・, とク
て特に潮重な儀式を執行はせられる御壌定である.
M神官彗食闊幣祀以下紳彗於ケル紀元節祭ハ帝
王大祭トセラル
l・い し一いい
紳官祭祀令及び官圃幣杜以下紳杜祭祀令の規定に上れ
ば、共に紀元節祭は中祭であるが、本年はこれを特に大桑
シー▲y
として、郵真に執行はせられることになり、曹多十二月二
十三日勅令む以てこの山官公布された.
)
ハ 十一月十日式典昔日官囲帝政以下紳就エ於テー丼
(
ヱ臨時祭典ヲ執行フ見込ナず
一い r
十一月十日の式典昔日はこの葦大なる固▲家の盛儀む▲紳l
■‘▲’
に報合する意味に放て全国l斉に臨時祭典む執行ふ見込で
あ】る.
1「.式 典
今上陛下即位祓ノ佳辰クル十一月十日ヲトツ 天皇
鼻后両陛下ノ行事行啓ヲ仰ギ政府主催ヲ以テ官域外苑
ヱ於テ式典ヲ孝行ス
さ
▲て▲フこく
この式輿は碑掲例発以来生域敬足し釆つた昭和の現代忙
けいし ごん】じ●・’
放て、今上陛下に御慶詞む言上するための同家的供式
である.帥ち紳武天鼻御如位の日たる二月十一口の紀元節
ていも▲う と, 一与わう
祭が特に鄭求に執行はせられるに照解し、今上陛下御如
かしん 灯く
位祀の任尻たる十l月十日を卜して輿行せられるのであ
か しん
る.この式典が 今上陛†御如位祀の什昧に難行されるこ
小んが lこと
とは、紀元二千六有年拳銃の本准に鑑み杓に窓轟淡く拝
せ絹れる攻粛である.その規模、内窄方汰簡の具健的計
l、くくわ かほ
‡に関しては慎重に審詠中であるが、菊花の煮り高き秋、
tは,も●‡ みど, ぐわいlん
大内山の冷の繰もいやまして輝く挿せられる宮城外苑の
一いひり くわラこ
森厳辞認なる聖地に、舵新鶴りなき嫉古の式典が挙行せ
・た▲‘
られることを想ふ時、国民の微音官ふるものなきを感ず
る.
而して昔日は、地方、外地その他海外に放ても本式典と
かむづ忙して−斉に同様趣旨の下に率統式を挙行すること
になるであらう.
三、大戦兵式、大戦艦式
憩首ノ時期一l於テ行ハセラルル見込ナタ
●ム【lヽく
事の性質上敏速に典健的計賽の準衣むみることは困難で
あると思はれるが、通常なる時期、通常なる規模に放て歩
行される確定である.練海峯に威風堂々展開せられる皇宰
ゐ ′− uリくわ・,
の威武は、‖H戚八紘に即く紀元二千六百年の艶代に放ける
lヽ・7ノーつ
最も批絶なる情景として長く後世に伴へられることと思
ふ.
四、奉 祀 ▲曹
式兆終了後、東京市二於テ 天皇 皇后滴陛下ノ行
事行俸ヲ仰ギ紀元二千六官年奉祀曾ノ主催ヲ以テ国民
的奉祀行事クル奉祀合ヲ開催スル見込ナy
奉祀曾とは全図戌が 今上陛下に紀元二千六管年の御
し●く し }_ん川レ●,
枕詞む言上する意味の国民的奉祀行事であつて、十】月
十日の式輿終了後、天皇 皇后両陛下の行事行啓を仰いで
東京納内の滴常な場所に掛て、紀元二千六有年拳銃合主催
の下に閑僻されることになつてゐる.
以上祀兆賓確徴定要項に決定せられたるものの外紀元二
千六有年の槻仙ハに際し、各省に放て行ふを滴常と認むる事
▲■んみつ
項については、関係各省聞で緊密な連絡の下にその準備を
4
〓〓‖==””W■
進めることに決定してゐる.
なほ紀元二千六青年拳銃曾は、畏くも秩父官殴下を総裁
に仰ぎ全国民の協力によつて、紀元二千六青年の奉祀記念事
業として、紀元二千六青年枕典許試委員曾に放て審議決定
された
「樺原紳官境域政畝傍山東北陵参道の珠張薮備
ニ、宮崎紳官墳域の横堀毅僻
三、神武天皇空席の調奄保存抑彰
四、御陵・参禅道路の改良
五、国史館の建設
六、是招大覿の締誇版 /√
等の事糞の施行を塘任してゐるのである.己れに対しては
関係各省に於て拙来待る眠りの仲立を輿へるこLとなつて
ゐる.今やこれ‥等の奉祀記念碑柴はそれノぐ・1関係各省船舶等
1−し∫く
に委一喝し着々として跳抄をみ、物資その他の抑係によつて
▲9 ●〜ん ■ヽくし くわん
常エの退廷せる国史館(m椚)の地紋を除きいづれも本年
中には大健完了をみる確定である.
1丁・’▲l▲.
かくの如き囲・家的枢要東栄を抽川任する紀元二千六苛年率
一l−■し’I
統合が全図艮を代衷して、奉祀曾を開催することは渦忙
‥レ ∫■
事宜に適したことである.
(((結 びハ((
てん・● l、・7ぐl
今や世界を奉げて大なる縛礫に避増し、わが国また新東
菰建設の大共に適進し未曾有の訳大時局に直面してゐるの
である.新盤郷中央政府の成立後と雉も浄水益モ多難なるむ
僚悟せねばならぬ.
かくの如き京大時局に光輝ある紀元二千六官年を迎へ
たのである.斑しく図民は壷忠報図の誠を致し、以て固蛙
‘いくわ て与こく‡うイ∵か けん†与
の精米と鵬耶閲刺菜の大精紳とを焼く中外に姉h指し、愈.、固
しん1・く小・,一り†・}
民粍紳の舵作史張を尉り、牒史的時代を刺する国民の自
発と櫛信を艶め、虞に一億一鰻となつて八紘ニナの理粕机の
ぐ.汀ん
具現と輿拍の大業連破に邁進すべきである.
hノ・‘
祀輿の細山‥碓に倣Hつては図戊斉しく右の趣旨を認識する
▲†●▲・7 ぢ ′1わん ●
と共に、睨りなき衿持と欺車を以て、しかも抱くまで厳
しん し くわ与 こ けいし伊く いいて・ラ ム くわ
帝に尿牽に、嫉枯の盛典を段槻し、巧も咋桃浮輩なる蹴賀
だ
気分に堕するが如きことなきを期せねばならない.
くU
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