第一六三号(昭一四・一一・二九)
経済戦強調運動について 内閣情報部
労務動員と労務動態調査 厚 生 省
臨時日本標準規格の話 商 工 省
舞鶴鎮守府開庁 海軍省海軍軍事普及部
南支北海方面の作戦 陸軍省情報部
国共摩擦の現状 外務省情報部
戦時統制物資講座(三)石炭 商 工 省
最近公布の法令 内閣官房総務課
経済戦強調運動について
内 ⊥閣・情 報.部
「−■l●●−一■■IIl■llll1−1.
…一、はし如き仰
rl一I.I一1.11111111・l−I●・・I▲IL
煎る十二月盲の興亜奉公日を後足として、師走の一ケ月む選んで簡に経済戦の働瀾運動が行はれるこnにな
しはナ
ll−一い
つた・戦時下に放ける軒家の財政経済政策忙し仝周艮が自ら進んで協力すべ・きことの嬰請は、物心南画登る周
艮精紳線動員運動の物の方面の運動として終始強調さ群て釆たところであるが、時局はます′・・1」虜大性々加へ、
●んはく ウI一り
国力充‡の必要いよ〈緊迫の度を増すとき、経済取組調の必嬰最も痛切に感ぜられるのみなちず、恰も歳末の
はんばl ●}きl とち こ
;月∬、経済界の動きが最も繁忙清澄な様相む呈する時機なので、この横合む捉へて銃後経済戦士の士気を鼓
メ
舞することが食も時宜に適してゐると思はれるので、特にこの−ケ月間集中的に強力な蔽済戦強調鶏動がh馬さ
れ」ることとなつた.
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ニ「経済職の重変性…
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紀代戟は、もはや単なる武力戦ではなく、全開カを賭する組力戦であることは眈忙現代人の常識рる」世界
一†lフナ▲
大戦の時、ドイツ図軍の級帥だつたルーヂyドルフ井草は、その著「大戦同願鋒」の中で、「何虚から陸海軍の力が.
■けん小い
始まり、.何虚で国民の力が終るかといふ事は、現今の馳挙ではもはや限界がつけられ働くなつた.軍と国民とは
じ■つくもい 一
】健となつた.」と述懐してゐる.‡忙紀代戦に放ける交戦正面は、濁り砲弾の飛び交ふ武力戦線のみではなく、
更に疎大せられて銃後同属の一人々々にまで及んでゐるのである.いはば国民のすべてが一人覆らず線力戦の戦
■たいし∫
士であり、同属の日常生活そのものが総力戦の戦場となつた.同席精神総動員運動はこの総力戦に封威する銃後
′_・9たい くわ一ん
戦士の拷紳的園結の紐帯であり、銃後火戦に放ける進撃命令甘ある.
しかも此の国家線力戦中\戦が長期に亙るにつれて重輩な地位を占めて凍るものは、・思想我と経済戟である・
モ,▲l 一んと’
拘民精紳線動員運動が物心両面に斐焚を横げて進みつ1ある析以も此虚に在る.しかもこの爾面の戦闘が武力戟.
いんし lいほ,
と鶉に線力戦の膠敗の教を決する虜姿な因子であるばかりでなく、寧ろその死命を制する銃鋒である場合が多い.
●小んづく いさ
就中経済故に放て優位を占めることが賓に思想故に敬ひ膠つ為めの−つの重畢な基礎的斐件であることは香み
得ない卜こ1に学思想警慧で経済戦の委性姦調せざるむ得ないのであ溝われ等が今圃雀晴し
ゝヽ
く ●,l・, 一●
て戟ひつ1ある東郷事攣む身を以て健験し、叉飲洲に繰り瑞げられつ1ある今岡の欧洲戦争の様相を日のあた少
に見て一席その感を深くするのである.
〔 「可熱乳割引封封・仰
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▲▼ ▲▼ん くわい●つ
.支那事欒が勃教してから既にこ年有年、占領地城の治安工作と相汲んで藩政権壊滅に必要な部分的作戦は今
日なほ引絞き行はれてゐるが、仝兵力を奉げての華々し小作執行動は一藤一段落を骨げた.−方昨年一月十六日
小}一い ●一P
の帝国政府の隼明に放て期待した更生新東郷の中央政権は、今や着々成立に向つて新らし小路史的亘歩を進めて
し?l与・
ゐる.叉去る五月以来浦蒙国境に放て執拗に繰返されたノモyハy事件も、日ソ間の停戦協定成立によつて終結
は▲■ は●1一く
む見た・更に眼を西に樽ぜんか、幾度か危横む卒みながら常に破局の一歩手前で危ふく喰止められてきた欧洲
ほl▲▼●く
取堺は遽に来るべき運命に逢着した.これ専一塀の出来事は、ニ年有年緊張し切つてきた国民の一部には少か
らくくわん ●I
らね紫観材料として映じたものもあるやうである.もし之が国民精紳に些かの弛みでも輿へる結果となつたと
したら由々しき大事であらう.支那事奨は武力戦の格結を以て終るのではない.今次事奨の度目的は、東亜の新
一1J Mレ
秩序を鎚設して東武永遠の安定を確保するに蛮ることは、畏くも第七十四岡帝閣議曾の開院式の勅語に昭示し給
小い一てい
うたところであつて、武九敬は唯この事奨目的達成の粛一階梯に過ぎないのである.新東亜の建設てふ世界史的
札l▲ん ●ん●Jぺ
犬発売成の前途はなほ遼遠であり、虜の難局は寧ろ今後に横はることを覚悟しなければならない.
けんた− 一ん●一
こ1で問題を更に掘下げて検討を加へる必要があらう.先づ第−に新中央政権の問題である.現雀皇軍の占壊
し■ん′I▲,
する地域はわが帝国領土の二倍に上つ七ゐるが、その地域内に於ては今なほ多数の敗穣兵が表動を続けてゐn
▲▼
状態であつて、.完全な治安の同夜を見るまでにはなは相首長年月を要することは青む保たない..今日依然として
けん小ん Jと ねいじつ し一ん
⊥異なる皇軍脾兵性、迫り来る厳喪と戟ひながら、命を的に討伐に寧日ない有様である.藩政種は四川の奥地に
▼ とんk▲ ▲一ん ∫i て
蒲入して僅かに飴噂を保つてゐるに過ぎないけれども、今なほ首数十萬の兵力を・推し、多年抗日教育忙依つて手
▲Iづ ち中・’けんモ▲フ はいけい
懐竹てきた東郷中堅盾を背皐として根強い抗戦む疎けてゐるのみならず、験洲取替勃頚忙よつて東洋を麒みる
いと‡ lんし†う ぴたい りくる
温のなくなつた英件の代りに、米国を引込んで凍蒋ルートの強化む圏らうとし、あらゆる拍態をL持づで官方
くわく‡く 一いたん
慈発心てゐる現状である.この状勢の荘唯中に生誕する新中央政権である.その樹立後に撞へる内外の困難な
重要間確の山積を息ふ時、事変虚理の瀬途断じて柴軌を許さずとの感を深うするのである.
更檻帝閲の国際帥係に睨む樽 王●い
じよう.昨年十−月ユ首政府
は、東亜新秩序の建設は日浦支
三園相弼へ瀞ね、経済、文化 る・之が魂劉の食め.≠は取掛
等各般忙亙る互助射魂の閑係 不屈の精紳力と、郭ガな物資女
川レサ▲yウ
を樹立し、東亜に放ける閣僚正 必屡とするこ上は育と倹た太
鼓の確立、共同防炎の津戚、新 い・しかも複雑多岐な新下の同
文此の創埠経済結合の資現む 際状勢下に衣つては掛射として
どくわ, くわんナ▲ げくしん
自主狗往、三千年の辟史に根ぎす侍舵的同属精和む組貿してこの大黄先途檻向つて養進する以外に逸はない
ていけい い●し い と
のである.帝固はこの不動の図策に協力するものとは提携するが、筍くもこの意蹄を丁妨亨するもの忙対しては
断乎とれを梯弊する態度む以て臨むことは云ふ女でもない.
●.ば与・ と ■ソ
世界赤化の野望をH肛裡に抱くソ聯が、ノモyハyの停戦協定に於て−片の協調的態度と示したl‡と以て、日
小lてん ■く1く どくだん
ゾ関係が全面的忙好挿するものと臆測することは最も危険な礪断である.更に日米開係の悪化粧息ひ及ぶ噂・革
とl▲ん だ,U●く はく
早】刻の愉安をも許されないのである.帝固は支部との武力取に放て世界の耳目む瞳若たらしめる大膠を博し
ばくだい 一,士, ひ、い
た・然しそれと同時に岡力も亦莫大な滑耗を飴供なくされた.帝国の周南忙は、わが国力の疲弊を待つてl宰宅
と ど一り こ したんたん
加へ、同道女婿しての此の興鵡の大発売遽の意席数こ瞬忙して挫折せしめんとして虎税眈々たる列強の在るてと
▲I ′ヽqい ミ,●
を忘れてはならない.我等はこ1で日清戦役の時忙嘗めた三団干渉の苦杯を想起しなければなら瀬い.われ等瀧
、●l● 一んてつ ぐ モ小
蒜の苦難に僻易して前轍を繰返t、皇国千年の大計を誤るの鼠を犯してはならない・これが名溜はわれ此罫
けlも†く くわんてり
今後如何なる難帥に速藩し、如何に多大の犠牲を忍ばうとも、公明なる帝国の主張を世界列強に向つて耳徹
し付るに足る強力口車の銀設忙邁進し穎ければならない.国防の充資、生産力の琉充、輸出の振興、てれ等はい
づれも独力日本建設の租封不可映の手段であつて、帝国の財政経済政策為亦此虚から出教してゐることは音ふま
でもない.
/「 小いに−
救筏に今次欧洲戟率のわが団に及ぽす影響であ驚欧洲戦争動態するや、九月四日政府は「帝国は之忙介入せ
‘ん●い けんらん ナ▲い じlく
ず耳らえ郷事襲の解決忙邁進する」青む中外に耶明した.われ等は徒ら忙絢爛たる欧洲戟率の推移忙耳目を奪は
しんべん くわいモク とさ● けんわく
れて身逮の大事を忘れてはならない.況んや粛l次大戦常時の好景気を同想して投機的心理に眩惑されるやう
なことは最も警戒を要する.われ等は大戦勃故により交戦各国心らの資材の輸入が困難となサ生産力横充計圭
一l一■い
に少からぬ支障を招来したことは、わが同忙とつて一つの揖失であつたこと々認識すると同時に、わが固の底面
こと はんだん
してゐち現下の状勢が前大戦常時と全くその趣を異にすることを冷静に判断しなければならない.むち、わが的
は現忙新東亜建設てふ大乗の遽行中であつて放出晶の生産飴カが少いばかりでなぺ漑働の不足、床材料の入手拘難
■■ 一
等の緒原均に均つて、前大戦常時のやうに輸出の増進による好景束の到来は到底望み得ない事情忙衣ることをは
つきり認識する必要があるのである.
けん・ll
以上数多の籍状勢を検討して来ると、虜の意味の鵜力戦は寧ろこれからであ少、政争は新らしく経済俄の形で
しん1ん けん■ん‘●l
空渉ど銃後固民の身速に迫つて木てゐると見られ得るであらう・この迫り来る経済戦を全国民が・堅忍持久の糖
小山■ ●一くけん
紳を以て戦ひ軟くことが出来るかどうかが、今次聖戦の目的む建成し・得るか香かの鍵であると極官七持上
六ノ●
可融酎劉削劉創肘掛針掛製
rlIllIIIJI−−II−I−II−II−−III−−−−−III−Ill−−−−IIl−I−一一lL
ビIだい 一}●l一−
.事挙動教以来、尤大な物資の滑耗を伴ふ紀代科事故と、鹿西新秩序建役の経済的基礎を接点する食めの生産力
劫売上に必要な京大な物資の帝欝鹿ずを食め咤国民の経済生活の上に針漸次必要な統制が加へられて衆た・耗沐
●●,くり
耗制に必要な汚染令は壌次教動と阜て靖艮溜H常生活は次粛に粛屈になつてきた・絹用品は漸次代用品に代少、
←,t− 一く一い
衣食住物資は最鑑漸」品不足が日立つてきた.欧洲戦争の勃食に憮ふ働頓昂騰の傾向む抑制する食めに、政府は
†ん小 4’手
並に侍家の費刀息玖いて持物館等にこ般的拝止む命じた.この罫に押する緒法令は漸次公布されて、持物概等
ぐrづ
は九月十入日の便格を以て−席釘付けにされ、公定舛格の制定は仝物資に及ぶこととなつた・かくて今や軒家鼓
●_●●
貰は全面的竣動む見る壷冊へとなつて木て、経済統制は真空投と強化されるに室つた・
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点し鹿済政簾の蛮行偲、断じて法令の竣布と替察取締の強化のみむ以てしては安全瀬教具を収め符ないJ仝珂
長の蓄心に上る申柴への棟幾駒協力に依つてのみ始めてその仝きと期し得るのである・と1に放てこれ富ま
し▼‡′ヽ
稚力による施策と相倹つて、国民摘紳楓動員運動の強化を嘲るととに依つ七固民の理解と協力とを求め・で発た女
ナゐ い 】 へんてん
筋である・本運動は今審いはゆる新展開を途げてから、時局の稚移佗臆じて轡縛する経済戦に封虚する璃めに、
▲ていけい
憫次左記諸方発と樹立決定し、歯艮挿紳総動員中央聯盟と相掟携して官紀二致強力な運動む展開して発たのであ
る●
一、費濱用故に滑悪耶的の芸 (週報〓二三眈三二京−コ三文参照)
ニ、公私生活を刷新し戦時態勢化するの基本方策 ハ週報一四三瀬四二貫参照)
三、電力及瓦斯の消費節約連動の方針 ハ週報一五三淑一〇京−一七貫参照)
四、職時食糧充兜在勤方策(過叔二六二蚊入京」11三文参照)
正、物偶停止に槻する宜侍方針 (週報一五九蚊二貢−三六冥及び一六一次l六貫−≡0貫参照)
▼.■l■.●−一一■l一I●llllll一一l・l一−−−−・−−−−▲−−−1■■
「五、経済職強調逓動の内容仰
−
「∫■ll●l■−11−−−−III−−II−1−IIl−−−−−−L
・ ▲た l▼
舵済職強調運動に於て操り上げらるべき事項は右の諸基本方策に奉げられてゐるやうに多岐に亙つてゐるので
あるが、各慶の在勤に放ては級花義を虚し歳末に放て特に強調すべき事項に限定して、集中士轟忙よつて運動
む川ふこをしれ遥にそ頂頸日の概若草しょう.
←轡済力強化に驚ずべき諸政策、驚物便の引上げ禁室長妃の物領空凧に封す島民の理警深めると共
に、その強烈なる番心忙よる全面的協力を強調する.
ニ発忙掲げた−公私生活を刷新し戦時態勢化するの基本方策」及び套用地に滑費簡約の拳蒼簸」の中か
)
′lヽ
l 々
ら特に賓に常つて強調すべき事項、例へば、鳩縛に亙る年末年始の筋答及び年賀状の虎止、或ひは忘年曾
けいしゆん つと かん モ・
新年合等の舷止、或ひ払お正月衣類その他の鹿容の諸事帯瑞は努めて簡軋縦すること等の諸項目を探り上
げてその賓践む強化する.
なほこれ等の事柄は地方特有の慣習等も伴ふから、仝図一率に詳細な資行掛準まで決めて了ふことは
●くわく
不滴常な場合が多い.それ敵兵健的な細かい資故事項の決定は、奉げて地方の企婁鹿妻ねること忙し
た.
) l■▲■
三 轟に現下の米穀事情に鑑み、米の滑費を節約し、米の舘絵師係を調節すると共に国民の主食物の充せ盈保
′lヽ
を期する食めに決定首見た盛時食櫓充普選動方朱」に基づき、節米狂動を起す.この昇塘的方朱は種々ある
一つ●●い
のであるが、就中首数十高石の節米を目指す七分線米(胚芽壌存のものを含む)の常用がその中核をなし、代
、
用食及び混食の奨勘も加はつてゐる.七分鴇米常用の間髄については図表総動員法の黎勅忙依り法の力によ
る強制も加はり、その‡行は】段と強化されるわけである.むまれ本間額は団艮の日常生活に最も閑係深小
一い ひ
事柄であるからして、その成香は直ちに人心に深刻な影響を及ぽす.従つて政府も之が封宋町は、最も揖重
な考慮を沸つてゐるが、l般国民の絶大な協力が特に切窒される次粛である・
ヽノ しは▲丁
四 師走は賞輿や諸手常等も支給される時憤であるので、この好横を払つて吏灯二段と首億貯蓄に拍革を加へ
′lヽ
ょぅとするのである.今年度前年期に放ける貯苛の増加額は、先般額表された独り、四十八億潮であつて、
も∫, l,一い
この‡頓に徹し、後年期に於ては】段の努力が要請されるわけである.
今期窪動に澱て特に集中的に強調される事項は以上の四項目であるが、との在勤が恰も十二月−日の興亜率
公巧む期して開始されるのであるから、今度の興亜奉公日はこの方南に於て特に意義あらしめて.欲し・いのであ
る●
更に本運動‡施に普つでは、従来の賓繊に省みて、特に左の鮎に主力を注いで湛動を行ふ.先づ秀一に本運動は
の1フ‡ん▲r・一◆.ん
特に都市に力む注ぐことである.従来農山漁村方面に於ては、国民椅紳総動員が相常徹底してゐるが、自由主義
一ん丸い
思想の洗絶を多分に受けた都市に放ては非戦時色を帯びた不健全現象が今なほ魂存し、精動の徹底未だしの感深
いものがあnのに鎧み、本速動は特に都市に笠鮎を浸くことにした.
いんしん lた
次には段賑産叢係者放びに牡曾の上犀部の賓践を特に促すことである.事菱に伴ふ生産力横充計董の斬らし
は小手 も一手じ」 一んは− いんしん ‘,てん
た肢行景気の鵜兄としてl般国民の菜望の的である段賑産糞閑係者及び兎角非難の焦軒となり易い敢曾の指導
∫●l ●●●小−
的地位に在る人又は富裕の人々には、特に率先舵行む求むべきであつて、之が国民精紳線動員運動の成果を期
する先決要件であると息ふ.更に、欧洲彗Tの勃教に伴つて我が経済界の一部に相音楽観的な見解を拝して馳挙
■}小 び−けん
東栄を謳歌するが如き態度が見受けられる節もあるので、これは最も娘響を要する窪見であることを強調する必宰
一●だ
がある.最後に、各般の経済統制に鍾反する行名は、聖戦下図民の精紳的国籍を素す憎むべき非同氏的行為であ
だ▲’一_しん 小・’●}
る析以を強調し、戦時下国民の道義心を昂揚すると共に官民相率ゐて進んで南東に協力するやうな風を振作して
行き庇いと息ふ.
「−111−1I−一−II−I一■ll■1I」▲lI−I一ll■●一●l●I一l●1I一」
潜.儒瀾瀾傾脇ほ鳩エ
ー
以上概詮した婁綱忙徒つて今次の経済戦強調選別肘行はれるのであるが、然らば我々は如何なる心棒へを放て
l
本壌動に封鹿すべきか、これが最後の主宰問題である・
●1 ‘,亨’
世間には動もすると囲艮精納撫動員が急速に賓轍を輿げ得ない状況に焦躁を感じ、商家権力の頚動忙依つて精
小手し†− には モんい
動の強化を囲るべきことむ高唱する人もあるが、我々は速かに井の見解に賛意を表することは出来ない・団艮
●一て,
精紳総動員運動は、あくまでも囲民の国家的自発に基づく愛団運動たる鮎に基調を想き庇い・日本国艮は世界に
ぴくわ
ば歯席精紳紙動員の糞が尭金
けついレつ
に結昔ナるのである.我々は称
ぅ ひ ‘んぴ
丸岡礪の申せ々の各夷な姿を現
飾つて発たし、現鹿又我人の兄 はナわが飼周の忠烈銀此な愛軋
弟が郁鮎の↑で、この愛国心と の新野、鉄後簸け島民椅
弼aペき熟葛以て発 麓貿の戦線に彗凝とb
しっ1ある.この粛丁線に赴け ・てその泰む滑す不可息熊を僧じ
る愛国心をそのま1銃後に移せ たくはない・今や寂済統制の
こん く
金的強化によつて囲民の日常生活忙放ける囲昔は日首と加はつてきた・このときに普り若し国民の中の一人で
lく‘ん 与だ
も日南の−身丁家の利専の湾めに此の統制皇苛、南東の大事む誤る考があるならば、それ惟仝甲良の放であを
か}▼} ●つ●ん
といへょう.戦時下に放ける拷艮道徳の昂揚こそ、正に喫緊の姦である・
くわ,,んふ一く ‡●
官ふまゼもなくわれ轟艮は行動の基本を常に皇遊扶兼の奉公椅紳忙浸くべきことは、轟に同席椅動委員合に
‘んめい
放て決定と見た「時局照空冷的敢曾的態勢促進に抑する基本方節」の中灯開明されで計る漁りセあつて、之が†
L▼ん一丁一
也生残む基調とするわが南建に基づく臣民造の慮騎である.徒つて経済故に封虚すべき固民の心樽へも庸、この
臣民道に淵源するものなるべきことは首ふまでもない・されば経済行為は個人の自由であるといふ軌念払わが囲
一lん一汀ん
はf 小−し ▲一く のつと
には常滞らねのであつで、財産権の行使は常に皇遅扶累の大道に則つて爵されなくてはならね.また‡菜の経
常も単に個人の利益の食めのみに存するのではなく、国家黎展の食めに存するのであり、他方勤労を以て産共に
こ,けん
徒事する者も勤労は現に自分の生活の馬め忙のみ為すのではなく、国家の興隆に貢験する馬めに為すのである事
くん■ん しんさ くんこく
を日兜し、各自の職糞を通じて君恩に報ずる精紳む振起しなければならない.戦線に放て身命を捧げて君国に壷
l●’‘い
してゐると同じやうに、銃後に破る経済戦士も亦潮益の−切を捧げて国家の紋所政策に協力すべきことが要請
▲はい みだ
される..故に萄くも此の図先に撞背する行為ありとすれば、銃後を寮す非国民的行馬と断ぜらるゝも已むむ符ま
い.
r一い
同家組動員汝の相踵ぐ黎動に因つて現轟既に相常の困苦と横磯とむ国民の‡生活の上に弼ひてゐるが、浄水−
一丁与一い ‡一山
段とこの趣勢が累加されて行くであらう.さりながら既にこ年有年に亙る大戦率を逸行し来つたわが国に放ける
一んたん たいひ
現下の鮭済統制の賓情む、昨今漸く戦端を開いたばかりの欧洲交戦各図の日下掛用しっ1ある統制に封比すると、
●,t・’
わが図の有響妄今更ながらしみじみ感じさせられ宅今試みに交戦国たる凋英俳に放ける経済勒の様相を検討
して見よう.
こ17.ばい
ドイツでは開戦歯の八月二十入日、眈に各種乱用必帝晶の切符購買制駐を章雄し、肉類及び同製品、砂糖、コr
l し
ヒl又は同代用卑バター製品油脂、茶等の一週間分一人常り数量を限定する虚故に出た.昇に九月二十五日から
こく∫ん 小んモ・フ
最助封亀の角めに食料統制は†段と強化され、.ハy、穀粉顆、乾焼野英数、難卵及び陶製品、砂糖製品等にも切符.
1
し hrウ川レ●ひ・ル
制度が布かれた.なほ九月四旦開催のドイツ国防参請合に放て戦時経済令が制定され、「」国民必▲帝晶の原料及び
いん■ヽく ′、 い l 山い
興産品を破壊若しくは隠匿して故意にその本木の舘輩を阻官する者は之を罰すハその重きは死刑とす)、正常の理
,●▲フく.セ し,しふいんと‘1
由なく良貨のみ計蒐集隙置する者亦同じ、といふことと恕少、ニ、戦時附加溌が新設せられ、析得税の五剖が新
rl●▲’ 一いクウ
たに戦時附加我として堵欲されることとなつた.叉ビール、痙革、英子科及びツ†yペyに封する税率は賓僻の
こ割に引上げられた.−方クク ま事物資統制令を覆した.その
サーもハガゾyyの配給む九月 目的は重事物箕の慣格及び配治
−甘から】日十五y,トルに潮 の公正を期すると共に、政府の
がい・‘l いl一んけん
隈されて術頭から殆んどその姿 帝宰の食めに使先稚を輿へるに
を滑⊥た. ・轟る.又各新帥は紙面を盆丁分に
更にイギyスに放ては、九月 縮小され、タクツ−は稗頭から
ぐん
二日封礪宜戦布骨に先立ち軍 萎む滑した.食壕忙・ついても
郭崩から国防仝樺添に基づき 崩覿が裏し、′地方別忙食
▲●レん
額統制委員倉を設け、食櫨統制の準備忙腐心tてゐる状態である.
フラyスでは、早くも八月二十入日附大統領令を以て官入十晶息の固防陶係晶の放出監禁止した.次いで九
月十入日の官報と以て、爾後毎週月喝日は牛肉及び羊肉、火曜日には牛肉の収賓ハ料理店む含む)を禁止ナる大統
領令む公布心た.・
にが
以上の如く欺洲Z轟各均は、前回の大戦忙放ける苦い経験忙欲し開戦の決意と同時に強力な救済統制と斬牢
・花いけん くさん けいぴ
してゐる.この状況忙校べるなら、今日わが固民ザ健験して砲る経済上の青井の如きはま潔く軽微なものであ
るJ世界に誇るべき弧烈な変図心を持つわが図民が、これ位の新制に、へこたれるやうなことが断七て息つては
ならない.
r一−■■■■■一−一−−I一一−一一▼IJ■一一■▲l
言、.む す.び岬
′●▲一■l●I一l■l一一一一l■■一■一l一一l●■一L
たい 小†
−無銘味に相封時する欧洲の戦局は、そ、の長期化に伴うて事態はますく複雑となり、好むと好まざると町拘は
●う‡, しんこく 々いし⊥
らず舵沖凱の様相は、いょくその深刻の度々加へてきた.われ等は、丸帯忙深刻化して行く経済戦忙封虚ナる
●●1フ一ん しんべん 小ん一ん
欺洲交戦各国民の態庇む他山の石とし〔更に−段徒然と身逮に製ひか1る経済数に戦ひ勝つ薦めに、敢然として
ほ」r と,てん 一いい砂い は一■
決心の桝を固めなければならないJ太陽は既に東天に昇りかけてゐる.新東亜の黎明は洋入たる希望確率んで脾
モ ●いしl くわんナ▲ 赴
に朋け初めんとしてゐる.東亜の盟主として有史以来の大糞を先途せんとして起ち上つた席歯の前途には、希豊
ひがん ひつぱく
の焚光が満ちくてゐるJわれ等はこの衆光忙輝く希窒の彼岸に到達するまでは、如何なる経済的邁迫が製ひ木
至も、一嘗温かぎ豊剛心患で窪しな綻ばな患い・これが是景竿見実輿の妄である卜
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する次第である.
I*文中のポスターは「♯月ポスターl」裏作晶1
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