第一五七号(昭一四・一〇・一八)
  欧州戦争と宣伝戦        内閣情報部
  戦地に「週報」の贈物
  中等学校入学者選抜方法の改正   文 部 省
  軍人援護会の二大事業       軍事保護院
  洞庭湖上海軍部隊の奮戦     海軍省海軍軍事普及部
  特別寄稿 大戦から大戦への欧州(下)文学博士 村川堅固
  最近公布の法令         内閣官房総務課
  文部省推薦図書紹介


  戦地に「週報」の贈物

 前線の将兵は読物を求めてゐます。一枚の新聞、一筋
の雑誌にもむさぽりついて、世界のニュースを求め、国
内の便りを気にしてゐます.
 「週報が績みたい」と、不自由な戦地からわぎ〈馬替
を組んで申込んで来る兵隊さんもあります.
 活字の欲望、これほ銃後の.私たちが引き受けて解決し
ょぅではありませんか.「週報」や「耳鼻週報」が頚行され
る毎に、戯地にある私たちの兄、弟、或ひは友に遼つて
あげることにしようでほありませんか.「軍事郵便」00
部験の誰々行、と親しく兎めて母嘩「週報Jの便りをづ
づけることによつてどんなに故地と銃後とが固く結ばれ
ろことでせう.(迭料は一部五度、封筒は丈夫なものを
使つて下さい)