第一四八号(昭一四・八・一六)
  日米通商条約廃棄問題
  内閣告諭号外
  重要農林水産物の増産計画      農 林 省
  新民会とは何か         北支派遣杉山部隊報道課
  少年宣撫隊と婦女宣撫隊
 世界捕鯨戦の話           農林省水産局
  海軍への献金はどう使はれてゐるか  海軍省海軍軍事普及部
  日米通商条約廃棄問題        外務省情報部
  精動の頁    興亜奉公日設定さる
  資料 戦時下の労務動態
  最近公布の法令           内閣官房総務課

 

月米温商條約駿東阿憩
                 一外∵瀞d省情破却

       ■
 去る七旦芋六日、米南国務省は我が駐米大使館む通じ
            ていけづ
 て、、明治四十四年に縮結されて今日まで行はれて発たとこ
 るの日米洩商舵潅條約を、六ケ月の竣骨を以て廃案する旨
 を砲台して氷たのであつた.
  その通告の公文忙よれば、「米同政府は、米国と諸外国
        †,▼‘ヽ
 との油商舵擬儀約につ小て、これ等の條約せその本木の目
 的に副はtむるために、如何なる変更を加へることが必要
       けん舟叩,                     てい
 であるかむ検討しっ1あつたが、一九二年に臥米周忙緒
 辞された通商航海條約が、々のうちに新らしい軋那を必要
とする條項む含んで居る≠町でぁるとの結論に達した.r
           ′
 つてそのやうな新れな礼考慮の逸む開くがために、且つ米
 国の利益を保護増進すe月的む臥て、こ1に米国政府は、
 同條約第十七條の手練によつて軋の廃棄の希望む漁合し、
 これ忙よつて本條約が附属譲受書と共に今日から起算七て
 六ケ周の後に終了することむ瀬期する」といふのであつ潅.
  との米国政府の通普は、我が方法してユ勿論態期しない
 ところであつた.
 満とよ町通商舵潅條約なるものは、常に華北堪りない洩
 商開儒者項を規定するものであるから、】鹿緑ばれた鷹

             ●Iくイ仙′1
 が無限灯讐々の囲を末席することは不合理である.徒つて
 いづれも條約の中に磨棄に鮎川する條項が設けられて居るの
 である..相米泡商舵海條約に於て漑第十七條にそれが規定
 されてゐる.
 1故に、・米図政府が今岡虐棄の洩骨を行つたことは、この
 倹約の第十七條収よつたもので、.手頼の上に於ては條紺に
 ■しん●▲          一t も−
 枚凍を有†る合法的の稽壇であるが、熱し、米闘政府の砲台
                                     ▼.
 忙あるやづな理由によつてこの條働々虜薬するかならば、・
 この傭約の、中のいづれの條項が米国の利組む保護仲良す
 るのに妨げとなるのであるか、或ひは如何怒る鮎が修正む
                                      し
 必要とするのであるか等の鮎について、明らかにこれむ指
 て●
 瑞してこれ等の鮎を通常に修正するために、現在行はれて
 ゐる傭約の改訂む要求するといふことむ描鵠すすか∵或ひ
は、現金の條約は三度棄する貯、これに代甘べき新らし
 い鬱急いで結ぶために交渉む始めたいといふことを磨
 菓と同時忙中入れるのが†−般収鹿商條約を取扱ふ外賓上
  くわん丸い
 の珠‥例である.
 然るに、今岡の米国政府の廉売泡普は、さうした外交上
 の慣例を全然光線した、友好国の普通の外賓閃係に放ては
            一●、 ち
 見られない持場である.と1に、この通商條約磨賓の勅堆
 に封して、単に油骨の公文に記づれて居るやヶ鬼瀬商経済
                   ・ひt‥′
 上の理由からで偲なく、・多浄化政治的瀬理油が潜んで屠る
             一丁▲●▼く
 のであらうといふ推測が行はれるのである.

       〓

       ■−ぐ一            ▲ん
  由来、米固の岡見とするとこネは、米国は他の大陸の掛
 率に捲々込まれず忙中立を保持するこ上で為ろ卜
   ‡ク

 一九三五年、エチオピア戦争に閲レて軋立法が設けられ
         こく一
 たのも、この岡見に基づくものであつたが、町立法はスペ
 イy戦争む総て今度の支判事攣にあつセわけである.・然る
                      L▼ て●
 に東郷事奨以水、中立法の不備が指摘されてその改正が開
 額と瀬って居息のである.
             へ▲▼と−
  本年の満開講曾の甥頭に於て、ルーズヴェルト大耗領は
 その教書の坤忙取立韓の軋軋廿勧合したのであつたが、そ
 の後、譲合に放では町立法改正に押する種々な農業が捷出
 され、紆牛年に五つて非常な論簸が行はれたのであつた・

 

かくて去る七月十一日、上院の外交委員曾に放て中立法の
しん ′、
乗法む明年−月の譲合まで延期するといふ決識が通過した
                           ‥しづ.汀ん
ので、米均政敵が希望して居た申立法α改正は途に‡現し
なかつたのである.
 そもく中立法の改正が主張された理由は、欧洲に大我
 打つばつ               い}1い            にr
が動態した場合に、海軍力の便勢な英仰が制海権む擾つて
                           ぐん‥レ■
欺米帝大睦の交泡線を確保し、米南の供給する軍需品の鞄
染む行ふことが出水るといふ鮎にあつたのであるが、然し
これは一方に放て支郷事奨に封tては、日本に都合が好く
支郷に不抑な蕎となるのであるから、中立法の改正と
くむん】■ん
閑聯して、計本に対して特別な措澄む詩ずるやうな方法
を執るであらうと想像されてゐたのであつた.
  はた                                一つばI
∵果せる敬、中立法の改正が愈」今期の譲合に於て絶望と
なり、一方、いはゆる現金沸自固胎條項が五月一日む以て敦
力む失ふこととなつたが、日本に取つては少ペとも衆議倉
                 ぐん‥レ●
までは中立添が敬動されず、軍需品の愉入については現状
維持といふことになつたと同時渇七月十五毘は甘ットマ
▼ヅ董の九囲條釣鐘反囲に封する革帯資材の放出奔

 止案が捜臥され、さらに、十入日には、明年の大統領選挙に放
 ける共和耗の候補者と日されて居るヴTyヂyパーク氏か
              はい ▲▼
 ト、日米通商坑海條約の廃棄案が繰出されたのであつた.

       三

  ビアトマy外交委員長の捷実は、九靖條約忙違反して米
        ▲●・’
 村民の生命む危からしめ、また米固の稚益を侯香した同に
 倒しては武辞弾薬は勿論、石油や錬層をも斉ることを禁止
 せょといふ主旨である.
                              しんr
 然るやこのど,トマy案が上院の外交委員曾の審議に移
 されると、葬具曾に放てこのど,下々y実は日米通商航海催
   ・ていし一く
 約に低崩するといふことが間篤となつたのであつた.
  そもく、日米洩商舵潅破約の第五條には、締約甲の−
 方は→律に他の諸尚に対して或る品物の捻出を焚止するの
                       てい●く
 で無い眠り、或る品物を差別的に相手方の締約甲へ.の漁出
 を禁止するととが出水ない約束になつてゐるのであるか
                  .†,小−
 む、ビッ†マソ実は、明ちか粧この傭項に蓬反すること忙
 なるわけである.
 七▲に冷て外交委員合は「鹿国務省の意見を聴くことと
 な♭転移省にこの旨を照合したのであつたが†ハ・ル園済長
官は七月二十ヰ日に、譲合は紀」体曾沸ることになつて居
 るからこの放出楽止実収tれを砺熊曾まで程期した方が適
                            ていし■●‘ヽ
h音であると考へるといふ囲答む幾つて、日米洩商條約低鴇ハ
同額に対する意見は胡ちか.忙しなか′つたのである.
・ノまた、・ヴTyヂy」や↑〆ハ氏の.捷実は、斬らしき情勢に鹿
      けんl●一’ 【ヽ 一て?てい
∬て米珂の碓益窪の徹底を期しハ→且つ日本と新條約締結
                        はい▲■
の交渉をするために、現行の日米漁商叔梅條約の稟池普と
         ●−I一い
行ふことセ政府に濱辞するといふ決簿である.
 とのヴ▼yヂシバーグの決鷲は、′・どづサマy案が国務省
   . ▲●一▲7        や▲フ●や一■■はん
の意見を徹するせでも瀬ぺ健約速度でるるとの.結論が壌思
されたので、この鮎に対する非難を除いて日本粧射する貿
易制限嘗現しJうといふ目的で繰出されたもの・であると
見られて満たのであるが、この案もビットマy案と同じく、
各方面に放て相h嘗反封があり、結局、熊曾の泡過は輯難で
あらうと倖へちれてゐたのである.
                       はい ●
 然るに、」−十六日、即ち、占H米洩凛桁靡薬通骨の畿せ
                                                              ー ▲ 一
 ちれた日の午前忙至つて、突如プアソヂy.ハー〆案の審辞
 が延期され、その午後虐秦の洩膚が廃却士心七日本忙向つ
 て凌せられたのであつ‥た.

        可

  変邪事菱に対する日米の潮係はへ事繋の首初檻鹿ヌ偲未
 申は公正なる態度を示して頼り、我が方上して.も潜忙米巧
   けんl▲▼
 の稚益の尊ま粧ついて意を用ひて衆たのであつた.∴徒つて.
        ∫ ■ ひ
 こ旬間二三石不可避の事件が卑生したのであつたが、いづれ
                      一ヽ小く
 絹潮滴なる解決を見て、何等、払米聞に疎楠を来すが如き
 章が存姦しなかつたのセあつ潅.
                             ’●▲’
  故に我が方としては、支部事慶旺歯する帝国の鹿意を諒
  一l■                       lIL▼
 解し、進んで東亜新秩序の建設への協力む音まぎらんこと
 を期待したのであつたが、欧洲に放けるいはゆる仝鵡義
                               ▲▼ひ●●
 国家と民主主義軒家との封立が激化しっ1ある情勢と相侯
                            ●● lワん
 つて、米国杓檻敷ける仝領主義国家排#の輿論が高潮した
 蕎革もあり、長浜に放ては日本に封する感情も相官憲化し
 づ1あつた際であつたから、米固政管しても、途忙今岡の

     ▲▼ ●          ナ▲tく
  如き捕牡に川たものでせらうと推測される.
              dい ●    ▲だ小
   なほ、日米池商條約の廃棄地合が、恰も日英東京曾談に
             はい付い
  於て、天雑朋題の背景をなす上ころの一般原則に関する意
  〕見の一致が峻立した直後に澄せられたことについて、米国
  新聞等に、日共倉談に放て英国が執つた態度の如何に閑は
  らず、米閥は褐自の方針を以て進むべく日*の封支行動
  hを承認するものでないことを衣明するために行はれたもの
              ろんぴ●・’
  で旬るといふやうな論評を下してゐるものもあるのである.
   然しながらかくの如きは極めて常む失した見解であつて、
                     l−小い    ナ▲小−
  現水米閲に見受けられる日*に臥する誤解は、故率遽行の
  注中である非常事態から直ちに浄水を推測して誤つた結論
 甘到建して潜ることに基づくものであつて、この種の誤解
  ば事欒の経る七井に掛失すべきものであらう.
                              ▲し一は,
 ‥なほ、鵡商條約の駄尭に封する各新開の朗報等む綜合す
                     ●い‘い
…を、中毒慧宗成薯の他の内彗の意味も多分にも
 い号ゐることが想像されるのであるが、かうした蕎のた
              ′▼.一い
  め忙計米油商條約が横牲となつたものとしたならば、我が
    こ ●
  方としては甚だ迷惑千帯の次第である一
 要する忙、今度の日米洩商舵潅倹約の廃棄は、甚だ複雑し.
・.た事情の下に行はれたものであるが故に、我が方としては、‥
 しんも一・7               川レ■▲yつ
埠王に事情を考慮して邁常恕匂封朱を樹立すべきである.
闘−…斡…か
・☆ 折半と守る北洋の斗益
    北粗の怒済と声ひ、y8の不善な爺りつゝ、五‡人のわ
   が漁夫は敢然と鼓柑繊毛なрツて、錘れども生tむ独尊毎払【
    群に清埼してゐろ.
  × ソ塀の示成とわが監現.
            ハ ・£ば
  × 姓の沖攻及び陸場漁業の牡叔
  ヌ 姓秒加工.
  ×.『鴇薯を衝いて』 北洋油井亀みろ ハ侶‡)
 ☆ 九段の父に●ふ
    入月六日、.仝肖斗▲浦上かち上京した切寂者北見の代女千三
    宮〓十日名は甘Hの戟筑に蓬亡宅父の文と柏見え、一ひ丸
    かり九父と心ゆくlで封面の藍に茨つ九●
 ☆ 港外潰】信
               内熊竹♯琳一♯
               定 ∬肌 十 一