第六三号(昭一二・一二・二九)
 歳旦祭・元始祭の意義       内 務 省
 時局下の新年奉祝         文 部 省
 電力国策の全貌          逓 信 省
 南京攻略後の粛清         陸軍省新聞班
 燦たる南京入城         海軍省海軍軍事普及部
 人口一億に達す          内閣統計局
 イタリー脱退と連盟        外務省情報部
 最近公布の法令         内閣官房総務課

電力国策の全貌          逓 信 省
→序訣
電カの弼家管理姦行して内は生鹿カの撰充に傭へ産菜の撮興と開民生活の安定に資し、外は鯛防
▲てつさ人
の完傭を糊る乙とは我閑現下の傭勢に照し正に喫緊の要務とアる朗で為る0・此の意味に於て電力間題
は盤宰なる経済間堪であると兆に固家の存立凝展に直接の閑係を拝っ閑家的間堰と云ふ乙とが出凍
るO
T与−でく
今や電カは過去の石炭動力時代に代りこ十世紀文明の梶軸をなして居り、凡ゆる産菓の基礎とな
り、凡ゆる生活の内容をなして居る。形容詞的に言ふならば、或る種の恵業に於ては電気は宰ろ原料
的地位さへも占めて居り、我飼輸出入の上から考へても電気が輸出ぜられて居ると云ふ性質の物品が
額官に掛へ嘉り、逆に叉従蒜入ゼら竿居つ蒜品が電カの完音る運沓によつ議誉れ鳥
はlノ▲のり
ヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽ
.ると云ふ閲係も多くなつて居る。沈時喧しく論じられて居る農材の撮輿間題、家塵電北の間題も電カ
を盤村地ガに安く曹に供給する乙とによつて間頓の大牛を解決し禅る0郎ち電九を以て雰カに代へ
モ一ほ′ヽ
節絢せられたる沓カを更に経済他する鳥めに電カを活用すると云ふ横な乙とは、自怨的な索朴な農菜
組繊に新生南を輿へるもので参らう。升液耽排水の改書を間る乙とにより良田を檜加し牧種を殖やす
遭にも電気を使ふ。之等は皆農村地方に低廉豊宮なる電気の行き瓦る乙とを前提としなければなら
瓜0
次に我圃特有の地勢に意空れた貴重賓源たる水カの完仝利用を簡る乙とは、積極的には無上の天就
ヽヽヽヽヽヽヽヽ
を我物とする乙とで為り、滑橘的には水カによつて代はられる他の動力源郎ち石泉、石油等の節約
を意味する。此の乙とは後者の賓源が近代の固家存立上如何ほ食重なるもので参るか、而して又我固
が此等賓源ほ意まるゝ乙と如何に薄きかを思ふとき、一層切貨に圃民の閲心を呼ぶものが参る0
吏に固防の見地から電力間項を眺めて見よう。小規模凝電の群立する大戦普時の英音利に於て膨
・†ふルレゆ
張する軍需工場よりの急常に應じ動カの配給を邁憾なく藤行する虜如何に昔憺を経験ゼざるを禅なか
ったかを息ふとき、動カの動貝には卒紫より十分の用意を整へて迭電連絡の仝きを期して置く乙とが
程封的に必要事で参る乙とは、今更溌くまでもないで頂らう。次に平時に於て他畢工菜の蜃展舞
ヽヽヽヽヽヽ
非常時に於て軍需エ業への特換を容易ならしむるが如きは、電カを通じて固防の経済化を腕る一方塗
で参らとュ。
農山漁村、家廃の電他により軍常エ菓の地方分散を固り固防と農村振輿の南日的に備へるが如き

07

も、岬家的に音義溌い事柄でなければなら瓜。
電カが駒衆管理の下に漑かるべき乙とには綻涛的に同家的ほ破ほ甥き理由が為る。其の上ほ電気事
ば▲′
粛ほ閥しては其の設備の尤大なる乙と、自怨的狗占の性質を有する乙と、大親摸統表沓により鐘設
拍に鮭沓上の常利森を糊待し得る乙と、而して最後に共の使命の固家的、公共的なる乙と等を考へて
見音之を統一磯構の下に渾沓し之に団家窓思の支配を加へる乙とが、鼓術↓政兼上必然に尋き溺さ
れる結論である乙とは極めて明白で為る。
電力粥家管理の周噂が近衛由閣の下ほ於て帯び同繋として珠り上げられた朗以も亦此鹿にあるので
為る0
ニ電力統制方兼
ヽヽヽヽヽヽ
電力続制の理想は、電力役傭を統合して技稀経済上ほ於ける最高能率鼻揮せしめ、由も其の運沓
rん1ヽ
は粥家意間に如ゼしめて以て狗占の尊慈を抑へ、凝電原債の低下を計り、電力配給の合理北を期ア
る乙とに在る。
滋に於て音くより細者、箕際家に依つて電カの靖沓が濃唱され、叉虜く一般の是馳する朗でも参る。
伴し固有圃替は現賓の固豪財政に盤みるときは、其の資現の責難なるは改めて立澄する造もなく1
殊に電源の新親周凝の為、毎年互額の公債を凝紆アる乙とは、僧令特別曾計に依る交付公債で参り生
産公債で参るとレても、公僚政策仝般の同堰として其の影響する朗甚大で参り、斯くの如きは団防の充
資滋に乙れに抑する藷施設の整備撰充の名、射政の膨張は必室で参る。現下の時局に廟みるときは、
殆ど不可能といふの外はないので参る。何又償に男牧を馬し得たとしても、賭凍財政方針の典動、漁
算の不成立等に依り、設備の撰張、改良計壷の慈行が困難とな少、合計法親其の他の制約に依うて是
等の建設、維持が不経靖となるを免れないノのセ参る。五大電力曾敢の合併も電力統制の一方発として
考へられる朗で参る。郎ち本柵中央に於て十五億の回定賓産姦し、魯団の大牛を占むる凝電カを有
して居る璽席電燈、東邦電カ、大同電カ、日本電カ、宇治川電束の朗謂五大電力合盈を合併して、蜃
彦軍聯系仇儀立、鮎掛の向上、穐備設備の節減等に依り、略去邦電気事菓統制の目的を窪しようとす
るものである。而して設備に由衆する電力経済の黙では、先づ額官な統制の資を畢げ得るのではない
かと息ふが、固民経済上には郵つて狗占賓本の強北を水し、裔用家脅威の皮を加へ、固豪監督カの徹・
底を一屠困難なるものとする庚れが多分に在るので参るむ其の他五大電力合最の合意による共同計算
鮭沓に依つて我怠電の椋合的一元化を園らんとする集も参嬰、統制上多少の敦果は期待され瓜でもな
いが、奴に共同計算とする以上歩加各最は形傲的存在と牝し、何の鳥に之を保存アるか了解し難きの
みならヂ、郵つて其の名蜃費電の嬢合的一元牝を咽るが食の清叔の軒立は型曹の瀕蓮アる各敢失々の

08

hい▲すよく
特有事情に依つて歪曲され、電源開磯、電力供給等に浦し固策的見地からの経沓は到底期待出衆瓜
ので参る。又狗占的情弊ほ付ても五大電力塞合併集と同薇の故黙が甚を乙とは杏み難いであら
よ」ノ0
電カの統制が急施を要するものなる乙とは論なく唯其の貸行方策に付ては既存事業打及ぽす影響
乃車統制塞後に於ける事兼能率等種々の黙に付て憬重なる配慮を要するものがあるのである。滋に
しやはん
於て政府は其の具健筋を官民の識者、貸際家、滑費者代表に尋瓜るを費明とし、逼般臨時電力萌査曾を
‘か
設け、之が急速資施に閥する具礎的方策を洛ったので参る。而して右調査曾は政府と艮開との協カに
依り速に電カの固家管理を憲すべき要参るものと認め、唯固豪の管理意息の透徹を期する名に、事
菜運沓の中梶的事項は政府に於て之を決定し、沓業方南の日常業務は・曾耽の活敢なる活動に委ね、官
民合饅して各モ其の長朗を生かすが如き機構の下に電カの固家管理を名すべき趣旨の鼻健的方兼を瀬
僧大定に答申したので革る0爾衆政府は其の答申内容に働て悌重研鮮を童あたる穎果、之が趣旨に於
て又其の手段に於て室樋兵普且っ適切なるものと憩めらるゝを以て、之を骨子として次に逃ぶるが如
き大綱を固策として決定するに至つたので参る。
≡電力固兼大綱
政府が今周賓蹟に移さんと企固する電力靖策の大綱は凡そ次の如き内容を有するもので甚る。
l‖管理の範鹿
ハイ)靖家的統制に必要なる左の設備に俵る教電及び途電は政府之を甘理す
ハ〓主要新規水力頚電設備
蟄電水力資瀕の合理的利用上避くべからぎる眈設水力頚電設備を合む
(ニ)主要火力蟄電許備
ハ三)主要途電設傭
(〓我固は地形狭長にして、中央に脊染山脈樅走し、地勢は一般に有萱的で参る。又桝南潅を
わ■−
頼らし、海洋の影芸る乙とに依り、降耐丑も煩る多・い。従って仝園障所に、水丑量にして客貴に
宮む河川を形成し、賓源に乏しい我固としては天意ともいふべき隻宮食重な水力責源を裁して居る。
如ち大正七年に行はれた水力調査の篇果に依れば、我固の包裁水カは平水丑壕準で約千官苫理論キ中
ヮ,トで甚る。併し現在では開凝靖の水カが約五官萬理論キアワ,トに建し、・確存水カが六官常理論
キーワ,トで参るといふ乙とは注意ぜねばなら瓜乙とで参る。何となれば裔要の埼加に鹿じて年々薪
たに四、五十苫キXワ,トを開凝するものとすれば、其の寿命は僅かに十赦年を以て轟きるからで参

09

る。電カの岡家的敢曾的重要使命に照し、其の主なる電源で参る所の水カが、邸くの如く菱慮すべき
状況に在るといふ乙とは、邦家のため拘に寒心に堪へ瓜朗で参る。徒つて魂存水カの由凝に際して
●−′_
は、人智を轟し、意匠を凝して、賓源の活用を計らねばなら瓜。叉斯くすれば牢水量壕準に依る前述
の確存水カは今日の披術では容易に倍加し得るめで参る0殊に大正七年の水力調査に於て、私経済的
に不利なるの故を以て調査を行はヂ、叉は普時の捜術粥係から殆と顧みられずに終つた上流高落差地
黙乃至下流低落差地黙に付て新に調査を蕗げ、其の理想的開載を行ふならば、我固の包裁水カは箕に
こ千常埋論キーワ,ト以上にも凍大し得る見込は充介に参るので参る。怨るに電気事業の現購は利書
を異にする多敷の民沓曾敢が封立して居乳徒つて水カの閑凝も其の狭い経済カと低い滑位力瀬基い
て計壷されるので参るから、到底固家として満足出密る壕な資源の有数開凝は期待されないので参
る0故に少くと是網凝の水力叢は十之を同家の直接の管理雷に移し、地形驚葦に鷹じ、費
ヵと人智の限りを轟し、積極的合理的に開凝する乙とが肝要で参る0更に新親水ガの褐蜃に件ひ大親
●り▲▲Y●⊃
横な植林叉は雨水の貯溜等を行つて治水を粂ぬ、漁菜、流木、蕗蹴等他種利水開係との間にも郵満な
る協網と嗣和を保つ乙とは、現存水カの開凝に絡んで惹起された幾多の忌しき紛季のため建設費を埠
嵩ゼしめ、娃いて凝電慮便を割高ならしめた壌資に盤み最も必要とずる朗で参るが、斯くの如きは固
家が管理して始めて望み得る乙とで参る。
`
偽昨年の兵と兵り眈存水カを原則として固家管理の底壊の封象とせぎりしは、眈存のものは其の設
備親模に杜って略→利用し得る水丑が定まつて居乳殊に迭電設備を固家が管理ずれば、之を通じて
其の利用を轟さしむる乙とは容易で参るのと、特殊曾敢の資本を出衆得る限り締少して経済界ほ及ぽ
す影響を軽減し、出資設備の評債等に要する手穣期間を穎締して急速に電力閲策姦し現下の時局
に應ヂる乙と等を考慮した結果で参る。尤も補給用叉は尖頚角荷用等其の使用方法が火力発電と等し
きもの、又は資源の活用上是非とも設備の大改造を行はあばなら瓜眈設水力凝電設備は例外として粥
家の管理範園に属ゼしめる必要が参らう。
(ニ)・正年に於ける水力蜃電扱鋸の向上は、火力蜃電の僧鹿を餅る高からしめた0如ち潮ルの利用
水丑が三箇月程度を凄準として開凝される現在に於て、水丑の不足を補ひ、債値の高い常時電カを得
ん為には、火力儀電の併用が必須で参るからで参る。殊に電カの固家管理が賓雄されて、大親模に水
力資濾が掲凝され、鼻固的な怠電藻絡が完成して、異る水系が鹿び合はされる乙とになれば、現存の
火力凝電設備に付ては、或は改聾鹿し、或は其の使用方法に襲更々加へて、藷卒のものを倭先的
に活用し、漁備火カを節約すると共に、小演横低態卒の絹のは之を傭止し、戦時事襲の嘩大々的に動
力勤兵a必要とする場合ほ之を運持し得る溌保存して置かねばなら瓜0鵜水逮設するものに付ても
にち
其の親横は水力蜃電と睨み合ぜて最も有効に水力憲を活用し碑る如く能率的に計室されねばなら

10

瓜。叉斯くして石数其の他燃粁糞源の節約が可能となり、凝電原債を低廉ならしむる乙とが出本るの
寺’■−′ヽ
で参る。蝕るに現在火力凝電設備は多赦の事業藩に介属して居り、而も兎角利審相剋して其の開に
糊満な協粥を期待する乙とが掴雑で参り、施設者特有の事傭に如して個々的に運稗して居る鳥に、或
よ’
る番発者は大規検高能率の火力凝電設備を擁して徒瀧共の遊体設備部介の大なるに憎み、混接する他
の耕薬者は小親棋低能率のものを一杯に運特して蜃篭原償を蕗からしめ、延いて常用豪に過重の負槍
を課し、燃碑資泌の変護にも惇る等、圃家的敢曾的に競多の弊審が認められるので巻る。
是れ政腑が火力凝電を重観し、其の設備を開家の直接の管埋範し開ほ置かんとアる理由である。
ハ三)河川は共の布在ずる場朗に依つて甚しく洗丑に羞異が参り、又電カの裔要は其の用漁に依つ
て盈的にも時間的ほも著しい相速があるもので参る。従って金固的に費電線の連賂を計り、異る水糸
を結び合ゼ、綜合された不足水盈に封しては火力凝電を能率的に運特して之を補ひ、一方負荷の兵る音
要を邁常に接配して電カの配給を虜すならば、設備の飴裕を大にし、其の利用卒を高める乙とが出凍
て、農宮瀾廉な電カの供給が可能とをり、滋に理想的な電力経済が貸現ずる乙ととなる。鹿るに現就
の如く迭電線が多数の事発者に分虜し<、而も各自が失々の特殊事情の下打、障意に利用して居る胱
況では、或る河川の飴刺水カを、水量の足ら瓜ため火力凝電に依男補つて居る如き地方に融温し、ニ
笠筐備の如きを排し<怠電設備の節約と之が利用卒の向上を計り、固家非常の場合には各方南の蜃電
カを集約して開防上必要なる方南に集中的に電カを供給ぜしむるといふが如き乙とは到底期待出水瓜
ので甚る。斯くて主要迭電設備の固家管理は今次電力図策の中梶を烏すもので為る。
(ロ)前項の範観に農する設傭は新に紋立する特殊曾杜に於て之を施設し、眈存の設傭は之を特殊曾杜に出
資せしむるものとす

前項の遽電詑備に連終する眈設水力額電設備に依る蚤生電力は之を男入る1ものとす.但し場合に依り井の
詑遽を認むることあるべきヽのとす
出脊詑僻の許慣址に男入電力料金に付ては其の算定基準を党め、委貝曾の議を経て之を決定するものとす.
但し政府は出薫汎傭を据保とする倍稚に付倍稚者の樺利を審せぎる公正愛常にして且必要なる稽笹を名すも
のとす
圃家の管理の範幽に濁する電力設備にして眈存のものは新たに設立される特殊合最に出賓せしめる。
一般に公姦事菓では、電気事菜は固より地方教道、軌道、水道等、軌れも固又は公共囲憤が強制的に
其の事菓そ固叉は公共師憤の手に同牧し得る乙とを幾定して居り、之は特許か慰たる事莱の公益性に
基いて居るので甚る。而して苛代に於ける電束事菓の飛鹿的に重大となつた団家的敢合的使命官徹の
しy
鳥、電力設備の出資を強制ゼらるゝは時代の妻求する朗として渦に已むを得ざる仕儀で参り、所有者

11

に於ても時局に蒋へ大義に殉ずるの大轟的棉紳を以て固策の壌行に協カうれん乙とを望む次第で孝
る。珂より固家窓恩に基く財産の甥制的移特で参る出資に付ては、特に其の許債は公明正大に行はれ
る必要が甚り、出資者も圃民も些の不平不満もない方法が珠られねばなら瓜0徹って其の許便に際し
ては先づ骨事者の意轡息董し許桙ネる協網に期待する乙ととしたが、協耗が成立した場合には政府
が之を艶可し、不成立の場合には政府が之を裁定し、其の馳可叉は裁定は公正妥曹なる→定の親準に
●■●’′り
鵜き朝野の各方而から遽ばれた韓者資際家を網鹿する許便審査葬貝曾の鶉を経て決定するものとし、
池んで共の決定に不服参る者は沌常裁列所にも川訴し禅る逸を開くべく考慮して居る0何出費ゼられ
托迭電設備に邁絡する眈設水力凝電設備の凝生電カは周家管理による迭電設備を洩じ<仝部之を買入
れ、其の買入料金も出資財鹿の許便方法之伺成の憬重なる手頼に俵つて眈設水力凝電設備朗有者の企
発的立場を充分に食重せんとするもので孝る。従つて凝電丈行つてゐる禽敢では、今迄の如く教生電
カの仝部の買上を受け禅るや杏やの心配は骨無となり、畢ろ業態は安定するで参らう。叉迭電を乗あ
か,ぢ▲
てゐる者も凝電朗で迭電費を接除した償格で買上を受ければ、不利益はない筈で参る。蜃迭電から配
電迄一貫して経沓してゐる合敢は、今後は自分で凝迭電の費金や工事を行ふ煩雰なしに、随朗で必要
の電源を入手し移て配電業務秒改拳に寄念し得られる猛理で参る。次に電カの固家管理に依つて、鶏
に敢償等の撥保に供されて参る電力殴備が特殊曾敢に轟ゼらるゝ乙ととなり、自蝕敢僚等殊に外鋸
等の産理を如何にするやの間喝が淡生アるので参るが、其の措澄に閥しては、債樺者の樺益を書せざ
る乙とに充分留意し、物的据保の粘に付ては出費後と碓も何其のエ場財園に虜するものとして槍保財
神の内容には何等の奉更も加へヂ、其の上政府は特殊曾敢をして出資者に代り敢債の元利金支沸を名
nしめ得る普開き、更に特殊合最及び麓に於嘉の保菅ゼんとし嘉る0要するに敢僚の萱
に捕しては政府は僚樺者の樺利を審ぜざる礎公正妥普にして且っ必要なる常各の措置を馬さんとする
もので為つ孟一の不安も債横者に輿ふるものでない乙とを確信して居り、就中外債閑係に於て固際侶
義に惇るが如き乙とは穎封に参り禅ない乙とを言明する0
〓曹理の方法
(イ∨故帝は電朱鹿を設け、電カの帝埠教電及び途電設備の建設計書、電力料金等重要なる事項の決史及
び電力の配給に捕する指令を名さしむるものとす
∧ヱ設傭の建設政忙糞務の運普は特殊曾杜をして前項電泉鹿の決走に徒ひ之を鳥さしむるものとす
(℃政府は電力管理の邁正を期する巧曾艮の衆智を集めたる篭カふ蟄を設け王要事項と之に帯同すろ
ものとす
官カの靖豪管理は政府と艮開との雷な協カに依乳水力費源の枚底的合理的掲凝利用、水火カの

12

完金併用、設備利用率の同防上、固民絃済上に於ける金南的向上を達成するに在る。而して畢一なる
管理意息の透徹を期する希ほ事巽避沓の中梶的事項は官民の衆智を集めたる電力審議曾に諮間して政
府が其の茸任に於て之を決定するが、一南民間の創意は充分に之を凝揮ゼしめる乙とが官民協カの趣
旨にも邁ひ経済的運沓上に於ても得策とする朗であるから、沓策方南の日常栄務は曾敢の活教なる活
動に倹つ乙ととした。斯くして一ガ曾敢の企菜参加に依り純粋官沓に伴ふ弊書を去り、他方固策に沌
せんL
する重要串項の決定を閑衆の手中ほ収むる乙とに依り、大費本を擁する特殊曾敢の隋り易き寄悉を完
灸に制御ゼんとするのである。
lニ特殊甘牡
ハイ)資金調達に閲し利便を汲驍ニ共に利益配昔に封する政府の保澄、租溌の洩免井の他糞務途行上必要な
る特稚を附輿するものとす
(ヱ曾杜の役貞は政府之を任命し、定款の設定襲牢敢使の募集、利益金の虚分其の他重要事項は政府の
認可を受けしめ、曾杜の発務に閲しては監督上必宰なる命令を鳥すものとす
特殊各最は電力固策鎗行の一牛を槍晋する謂はば圃家の代行横閲にも相普するもので参るから、費
金の調達其の他業務の許桙ネる港行上必要なる租々の特樺を輿へて其の利便を固ると典に、線裁、副
絶我の如き曾敢の申梶となる幹部は勅裁を経て政僻が之を任命し、理事は株主絶曾に於て倍故を遽出
し其の内より之を任命するが、其の届用に付ては出衆得る限り資地の経戯に宵む有能者をして骨らし
め、個人の創意せ活用するほ鵡械なからしめて惰弊の一帝を期し、或は定款の設定垂更1敢錬の基集、
利糸金の虞分等は政府の艶可を必要として監督の周到浪憾なきを期し、官民軌れもの狗蓉に椙らざる
乙とを期して居る。
四配宅事巣
(イ)考法電の圃家管理忙照應し、配電事紫戟制の碗充強化を園る巧濱域の典理統合を名し、供給糞態の
改曹、電気利用の普及を促進するものとす
(。)靖家管理に俵る料金故簾と相倹ちて料金の低廉且つ均衡を得る裁共の監督を瑞充するものとナ
配電事菓は圃民大衆の日骨生活に直接接触して共の薬務が複雑多岐に亙れると、取引にサ!ビス
に多分に商的要索を含み、而も事拳の局地的地方的性質よりして之を仝囲的に統一蓬沓するも因つて
得らる、鼓衝的寮靖的利姦は此枚的砂く、叉閑策の藩行に倖つて民業に輿ふる影並首最小限度に止め
んとする意園の下ほ粥豪管理の蓄より除外したので参るが、電カの生塵、配給を合理的且耗涛的を
らしめんと丁る電力粥兼と県應し、配電事栄の統制を一甘強他球充するに非ざれば、申兼の大日的は

13

発ほ骨尾一耳して壌成し樽ない乙とも明らかで孝る。帥ち配電囁域の隼理統合を汲閨A経曹珠算の不
埼衝を是正し、菜態の改善、料金の均衡北を促し、圃豪管理ほ依る料金政策と相倹って一屠強力適正
をる料金監督を勘行し、農柑に於ける電窺利用の普及改拳等に付ても更に積樋的な方発、施設の箕現
を糊し樽る横配電帝発に封する監督カを高度他ぜぬばなら瓜と考へる。
五電力動員
(イ)苧時に於て柏常の飴裕電カを用憩せしむると共に、濠備設備を薮備し、自家用教電に付ても相常線庇
の建格溌制を一馬すものとす
(ヱ電力供給を確保し、電カの急裔を充す鳥必委に庫じ滑費管制を食すものとす
耕凍、大規模な固家線動員時に於七、速かに所要の場朗に電カの大盈集中を為し得る成迭電連絡の
克備を筒り、或は低能率の虜常時使用ぜざる火力蜃電設備をも其の保守に注意して非常凝電に待機ゼ
しめ、又自家用額電設僻も開家の管理する主要法電線に漁め速絡し蜜き、伶滑費管制をも鳥し禅る乙
ととして、有革に於ける電カの開家約使命の儀成に遽源なからしめる串は是れ亦電力固発の日逸する
所で止孝る。
四電力囲策の窯現
大要上記の如き内容を有アる電力閑繁は日下昏局に於て其の法律轟起草に仝カを轟して居牡水革
合の努溺其の提出を見る筈で参る。
未曾有の非常時局に際禽ゼる今日、岡カを寄ら骨南の串態牧給に傾けざるを得ないのも一鷹骨蝕で

は甚るが、一方囲家官年の大計に立脚する閑発を斯行して困カの充箸計る乙とは東亜の盟主として・
岡際正義の耳現を銀岡の理想とする我団の言Hも忽渚に附ずべかちざる要務で参る0之が鳥には固艮
鼻憎打つ三丸となり利沓を超也して協心酎ポ湘蹴の誠を効す乙とが肝要で卒る0電力囲発に付て
いん卜
l駒民大衆切正骨なる理解と其の賓現に封する熱心な協カを希曳して巳ま瓜次第で参る。