第六二号(昭一二・一二・二二)
 南京陥落に際して         近衛内閣総理大臣
 五十億円を超えたる預金部資金 預金部資金局
 首都南京陥落す (附)海軍用語解説  陸軍省新聞班 海軍省海軍軍事普及部
 アルミニウム工業の発展      商工省工務局
 新選挙法に依るソ連の総選挙   外務省情報部
 愛国行進曲成る          内閣情報部
 最近公布の法令          内閣官房総務課

首都南京陥落す  海軍省海軍軍事普及部


 天皇陛下 に於かせられては十二月十四日午前十一時三十分軍令部総長宮殿下を召させられ左の御言葉を賜つた。

中支那方面ノ陸海軍諸部隊カ上海附近ノ作戦ニ引続キ勇猛果敢ナル追撃ヲ行ヒ速ニ首都南京ヲ陥レタルコトハ深ク満足ニ思フ此旨将兵に申伝ヘヨ


 上海征戦以来四箇月、海陸空軍は一体となり善謀善
戦に依つて曩に上海附近の頑敵を掃蕩し幾許も無くし
て輝かしい南京攻略の壮図を達成した。此の赫々たる
戦捷の裡には連日風浪寒暑と闘ひながら支邪般舶舵行
し●ギん▲l●
遽斯に不眠不体の穿カを沸ひつ1ある封鎖部除「或は
川りい小い
洩子江水路啓開件菜を強行して水路南京に迫つた江上
’▲’∫し・ルく
鹿鹿の人知れね粒々辛曹の活碓を特筆せねばならぬ。
又真郊仝土に互つて兵捷兵敢なる攻半毒行し敢婁軍
モしてキ竜不能の款態に士で埠払ネつ1ある叔婁部隊
一ん†l,
の奪粥に至つては帝歯潅軍の虔便を務撼なく宜鴇した
‥レ一‘つ
ものとして今更菱の必事もない。之素より大元帥
▲。一つ
陛下の御稜戚の然らしむるもので感激稽く能はぎる斬
であるが吏に此渡長くも有難き御官葉を鳩り仝軍搬兵
は益そ報輿の念と塵くし出師の日的孝成に都軋して居
る次】弗である。
−鹿船部隊の富
一真那滑嘉行宴叩族の蒋丹

13

llヽl‘ヽ
支邪滑岸舵行遽断に活躇する腹胎部験は日夜歎々と
▲▼∫▲T−一■ん′■・た,
して狂瀾怒涛と開ひつ1厳重なる監組を棟行して盾
るが、今や千数官沌に亙る仝支滑海には支邪塘舶汲大
タ†ン′
型戒山兄さへも姿を挽し盟丁に小型漁般を敬見するのみで
か▲り
ある。この無首の戚盤の裡には第†線以上の人知れね
菅閑のあることを志れてはならないので患りて、。瀬近
挿衆した常局者の滑息に依れば次。の如く。である。1
ふ・’l▼
安那滑岸封鎖に所確する我が港軍縛士はいよ」′1
季節風のシーズソになつたので共の替背は音語。に穐
▲■
するものがある。糖鴇もこ十度位の角度を以て格れ
。‘・どた・’
食事が辣れない執合も度々で故に封する。よ玖も蜃済
と岡ふのが一背弊である。しかしながち粁士の意泉
汁んこ・フ
は愈モ軒昂たるものがある。何か大きな仕事はない
かと非常に張切つ七ゐる。姦璃人の中約二千也未
・llい。
だ度門に賽ぶれ土戌も今虜ながら支郵軍瀾¢構暴
ぶりに痛憎してゐる。
ニ凝江制覇噴苛
■舟●▲く
我港軍史止に吏に坪しい不朽の叶首性加へられた。
十三日午後五時我○勺鴫隊の主力は裸漁○。む中心
いレくろ▲▼いムく
に堂々00隻触塊相街んで杭日の義南京の表玄馳
し●−小ん●●と・’
下閥礪頭に進入した。この日未明南京を距る十五浬
,り抄,rんちうlん,
南京最後の守備線たる鳥寵山砲塞と封岸発騰呼砲董
を砲準しっゝ我椅銃は午後二時を期して戚風塵止こ路
t小−
南京へくと批烈な敵前潮江を閑始した。
’▼ん一、l一−
この日陸軍の怠追に鴇子江を鵜え北岸に遁糞を企て
‘んめつ
た敗穣兵に猛射を浴せて域滅する一方北岸の陣地によ
いんこ・フ‘い●く
る敵を制雅しっ1途に四時尚にして南京の咽喉を制舵
した。かくて江陰の要塞を突破してから不眠不休の十
日間横軍閉姦般防塞等各採の陣碍を排除しっ1凡ゆ
る囲難を克服、凝江制覇の京大任拷を竣成し、事攣以
氷償かに四紛月にして下膵沖に堆批なる軍舷狭を桝し
て先仝に敵の温路む墟断し掩く南京攻略に不滅の戦兵
。を牧旬たのである。
〓海軍航塵朝隊の漕薙
。我潅軍舵峯隙は引練き支郊仝止に亙り建日勇猛典敢
竜る峯製を行ひ、敵峯軍基地、軍寓晶エ埠寄事輪途横
一んめつ
閑等と操破して故峯軍の城滅、軍需品の製地及補給能
力破魂に多大の数泉を牧むると共に、中支方面の陸軍
件戟に婁協カし瀬件地及密集部除に莫大なる親事を

14

輿へ、以て井の池†と真溌し、宵京攻略に健大なる戟
兵を牧めたのである。。倫十二月一日より九日造に確‡
に♯破せる故横の救は五十一横にして(内弾や鼓二十
四撥、地上嬢破二十七仙粥Yこの間に於ける我港軍横の挽
審は九日南員婁♯に於て一機を失つたのみである。倫
支郷事華勃教以木の累計は左の通である。
●事欒教生以来我海羊の弊破せる真那飛行横赦
ほ媚棚倦。計
血−最ニ〓ハ一一二二七
堆上捧破二三八二一二五九
計四五四三二四∧六
事華食生劇釆の我海軍横の鵠書は六十一壊である。
ユTニ月七持
一中支方面
陸革部族に協カし帝末附近に亜りて最後の政杭
ぐ■セん▲て●
を拭みつ1ある頑敵に封し猛烈なる渉苧を敢行
し、徹底的打‡を蒙らしめた外概ね左私各地を爆
‡した。
‘▼■
燕湖敢陣地
▲−んけい一●ん●
賓慶(安敬省政府併亜地)飛行歩
●ヽん一い●ヽl
天生港附誓耶酎封ぎ砲患革事き
こ北真方面
ど▲▼小ん一ん一いヾい▲▼ん
漆ハ駅西省西安凍方)宰事故凄竣閥犠破
‥レ・●し−ヾいミItんし■くけん
徐州南方−帝の軍事橡簸搬掛及背一口鋸、冶藤
方南の敵兵攻弊
三▲甫支方面
軍事幹途‥空肌犠羊
ユ丁二月入持
】中支」万面
障軍部陳と呼鹿して薯附紀七婁魂し響部簾
lんr
の漣出を稚藤した外宏響棒血■し女。
一い小▲▼
柵江(江除封岸)附竣敵畔地捧や・
●●・〉什ん
驚席(河南省)兵エ腐爆平
二北支ユ万面
‥レ与
徐州停車壊、‡用列革爆破
三南・支ユ万面
軍事輪途菱蜂破
十二月九日
−中支方面
陸軍の南京攻略に協力し南京域内外及附紀の敵
陣地を壌畢すると弗に左記を峯典した。
拝こ,
浦口敗球兵攻盤T
lん●lい小▲7
三驚江附近敵陣稚粉砕
二南員峯製
敵峯軍根撮地を察製し、地上に待横中の敵新銃
横十敷糠を爆革大破せしめ吏に約三十教甥の敵横
と批烈なる峯中戦を交へ内十二横を革塵した。共
の際我一横行方不明となつた。
ユ丁二月十日・
】中支方面
陸軍部隙の南京攻略に協力、中山門、光華門、
故官飛行場及軍官畢校等を犠弊之を粉稗すると共
に左記を爆宰した。
tん小・フ●▲rん
鋪江聾塞中の喩租山砲基爆宰
。‡んlいか,
三替江附近蜂宰
くしl一つ小ん
術州(漸轍線滑線)飛行場蜂♯
ニ甫支方面
‘▲′小ん
帯開飛行壕爆破
一L′lrン
簾東郊外の飛行壌捷牛
十二月十−貝

15

一中女方面
▲●」▼ん′−▲’
陣軍の南京攻略に姐叩カし宮費山砲毒へ塊内)及光
く」VlんA
畢門城内を榛革、軍の進撃を掩薙した。叉一部は涌
耶方南の敵陣を粉砕した外左記を犠宰した。
●ん小▲′‘,タIんと一てんベlT
銀江附娃の礁山及都天廟砲義
●く●▲丁
洛陽(河南省の盲都)飛行場を噂寧し格柄庫共
の他の壌物を捧破し地上横一横を灸上せしめた。
十二月ユ丁二日
】中支・万面
博瀦攻略戦に協カし中山門及井の内側敵陣地を
犠革し、又l部江上より牧走する敵兵を故弊する
と共に概ね左記を婁製した。
▲ヽ▲;し}・‘一てん一すん・’’●て’一▼l
銀江附娃の都天鋸砲婁及鳥寵山砲萎
●▲んし一l
宵員飛行場を蜂畢し大型棲一磯小型機七蝮
くわlどんく▲п」フtく
及エ場を爆破した。愉蹄簸兼山(簾徳南軋首三
十粁附妃)上婁に於て敵「ノースP,プ」三枚と交
戦「頼をセで盤した。
〓北支方面
一い▲−ん
長瀬西安飛行場を峯典し格柄庫、建物及小型椴
ニ▲棟を爆破tた。
三南東方薗
一1,a
軍事愉途確設を噂破すると共に箭州飛待場を犠
革し格納庫及飛行廠を破墳した。
ユ丁二月十三日
−由Tま方面
●いヱ
南京攻略故に協カして粥故飛行場附沈の散陣地
l’抄Y▲ク■rん■y血W▲フし●ヽl
を埠弊すると共に、鳥寵・山砲叢劉字日砲叢弗の
他浦口方面の敵陣を攻撃し、怜」部は左記を攻盤丁
した。
●・も−▲ん
曹安飛行場を婁襲し地上にある大劫横三を爆
破した。
くしl
衝州飛行場爆撃
二南支方耐
軍事輸途確設爆破
≡英米准船爆撃事件
我海軍航峯隊飛行棟に依々米圃軍艦。ハネー及米同
けい▲
盈に英飼聴般煉宰事件の・経碑は次の洩である。・
十〓月九白頃以釆南京域を包鞠攻弊中の我睡軍部験
に協力中であつた我梅軍航杢隊は十二庁正んTに至り
一r†シ′
「大小汽塘十隻及戎克多教が敵敗魂兵を搭載して南京
上かlJ
上流十二漫乃室二十五洩附姓を溜江中」との情報に凍
し直に・叔峯兵カの→部を以て之を攻黎に向はしめた。
右の飛行枚中敷横は午後二時三十分頃南京上流約十五
dr†ン′
浬に於て戎克汲輩を横附した大型商糖二隻小型汽艇故
隻及砲艇らしきもの三隻を費見し右大型商糖に封し嬢
半し麓らしきもの三隻よ・り射弊を受けた。
糸るに同夜英囲潅軍側より我支那方面艦隙に封する
周合に依畑我海軍飛行横の攻畢した前記艦墳群中に英
固軍艦クyケツト、スカヲプ及英固商般→隻あつたこ
と判咽し、我支邪方面鹿験司令長曾は直に舷験参謀長
をして凄上潅、英囲先任指輝官たるフアルマス艦長を
山訝阿陳謝せしめた。
又別働した飛行竣教竣は南京上流二十六浬附近に汽
糖四隻を黎見午後l一時二十五分頃之に埠半を加へ→隻
一−ん。ばし
を‡沈他の三隻に火災を生ぜしめ球いて附近横榛に横
附せんとしたl隻を♯瀧した。飛行壊搭乗員は本攻宰
前後を洩し汽糖には園凍を認めず又真部兵らしきもの
多教乗塘せるを認め曇の際椅塘自色塗の一隻上り
射撃を受けた官報骨してゐる。
然るに登十三日朝に至り米固東洋艦隙側より、十二
甘午後二時三十五分以釆砲艦。ハネーとの無線電信建準
鵜へたる旨照曾に凍し我尭郷方面鹿隊司令長官は直此
調査を行ひ故に初めて十二日我の撃沈した冶は前後の
横櫻より察し米固軍臆パネー及米固商糖なること判明
した。
●ヽヽ
麦に於て我支郷方南腹隙司令長曾は直に我砲艦及水
官艇各一隻を急溌し叉飛行撥を以て軍音官及昔瀬券と
遽る等漣難糖舶乗貞の救助に努むると共に自ら米固亜
紬亜鹿隊司令長官姦間し昧謝した。
右米南及英崩の軍躾及商塘に封する我海軍叔婁験飛
こい
行横の爆宰は勿論我方の故意に出でたるものには非ず
くわがヽ
仝く過誤に基く不奉なる事件にして之に押すn重
置に粥しては各方面に於て高蓬仰なきと湘しウーカ
る●

16

海軍用語解紀
海軍省海‡‡‡甘及都
〔兵砺〕軌と相見えて我兵力を渾用する方術を云ふ。
〔唇時〕共の目的を費成せんが環に何時(時問)何虚で
(場所)粍何の兵カを以て野闘其の他の軍車的行勅をなす
べきかを定むる兵術を云ふ。
〔や術〕已に敵と相見えて之を叢すろ馬に我兵カを渾
用する兵術を云ふ。
〔♯制〕多くの艦糖や人員を集興筒分して統一ある部陵
となせろ軍陣の組械を云ふ。
〔作顆〕兵術を渾用する行馬を云ふ。
同軍主力の作職を主作戦と云ひ、一部の作苧麦作放と云
ふ。
〔作顎計l〕作敬目的を達成する馬賓策する計寮を云ふ。
…約fc蓮、禁艦、蓋文は掃宗二貴上救
…抑約……頂ら綿撃る部除を云ふ。
〔戦好〕職舵又ほ巡洋艦等を以て絹成せる部隙を云ふ。
其の隻救は一指揮官が蛮指拝し得る最大救なるを席則と
し、ニ隻以上申隻を普通とする。
〔水ь鞫焉l軍艦一隻及賄蓬陳二隊以上を以て緒成せる部隊
を云ふ。
〔潜ホ敬駐〕軍舷及潜水陳二除以上を以て絹成せる部除を云
ふ。
〔銭垂戦隙〕主として杭峯母艦を以て絹成せる部除を云ふ。
〔位隙〕軍艦二山寛以上を以て絹成せる部除を云ふ。
必要に應じ之に串蓬陳」蒋水隙、水晋隊、靖海陳又は串産世、
滞水艦、水雷艇、掃海艇を縮入し鞄務部、防備除、航峯験、
特務艦等を附鹿する。
又必妥に應じ軍艦及騨轟陳、蒋水隊、水晋陳、靖海陳を以
て絹成するが、共の内容は少くとも掲立して一方面の作故
に杜軍し得る程度とする。
〔耶合舵駆〕鞋陳二侍以上を以て絹成せる部除を云ふ。
〔立カ〕或方而に沃通されたる軍除の中で長も有カなる
部隊を云ふ。
〔安隊〕麦作戦迭行の焉綿成汲達されたる部隊を云ふ。
〔銑盈都駐〕航轟増を主兵として絹成せちろゝ部除を云ふ。
〔租雑地〕軍陳渾用の→接鮎となり修理休養又は補給等を
鳥すべき地鮎を云ふ。
〔基地〕軍降の輸迭、補給、泡信又は航峯等の基前和とな
ろ杓鮎を云ひ、使用日的に依つて療逸基地、洩伺基地、航
蛮基地等と云ふ●
〔統帥〕大なる軍陳を統御し之を指拝窪用するを云ふ。
〔統御〕軍除の内部的椅合を撃同にし、巣高なる鮪義の
下に打つて一丸たらしむることを云ふ。
〔用兵〕統御せられたる軍陳を目的に應じ指拝蓮用する
を云ふ。
ハ決申〕彼我主力部陳を以て一琴に僻放わ決せんとする
戦肘岡を云ふ。
〔軒特戦ハ又は持久取)〕在に決戦を行ふを不利と†る場Aq
時間の飴裕を得るH的を以て持久的に行ふ馳而を云ふ。
〔改瀕作戦〕職略上かち見て攻勢を執る作勒を云ふ。
〔帝井作職〕戦略上から見て守労を執る作敬を云ふ。
〔封胡〕穐内に灘戦する敵艦隙を封上込めて、之を無力
化する革により海上を制せんとするを云ふ。
この軍事的封錦に封し、敵の海上通商を渡師して経済的懸
姐を加ふるの。目的の馬に行ふものを通商封銀と云はる⊥こ
とがある。
今衣の支郷事筆中に我海軍が憲しっ1あろ舵行遮師は畢
に其の日礫を敵尉の給舶にのみ限定して廿鹿しっゝあるも
ので、其の形式は通商封銀に頼似すろも霊Mなる意味での
封銀と云ふべきではない。
〔叶奴〕一定地域に我兵カを配して替波を行ふを云ふ?
〔捜熊〕敵の併在位置不明の場合之を操索するを云ふ・
〔偶轟〕已に併在位置邦明せる敵構又ほ或局地の揮況を
扱明するを云ふ。
〔偶捧〕赦の覗界内にあると然らざるとを開はず、其。
併在附近にありて絶えず構況を碓知するを云ふ。
〔掛弊〕封杭する軍縁の相封的姿弊を云ふ。
〔戦封〕幹岡の湛行し行く惰態を云ふ。
〔懸鼻〕卦雫又は卦闘に於て敵に封し我獲得せる有形無
形の雨方而を含む成果を云ふ。
〔上栓作職〕上陸軍隊が敢地に上睦する焉に行ふ作敬を云
ふ●
〔上棲地〕上陸の馬敵地に選定する地域を云ふ。


十二月十五日蟄行過報第六十−眈二十貫下段末行「十一月lニ日しはr十二月三B」の誤・
海軍省海軍書及都

17

アル、、二−ウム工業の蓉展
商工省工教局
−アルミニウムエ業の茸要牲
7ルミエクムといふ金展から我々は直ちに釜、鍋、
べんたうげこ軋んt与
桝常箱専の姦朗用具乃至飲食器頼を聯想しがちである
が、最近に於ける重要な用途は、寧ろ他の金展との合
金として使用される研に存する。郎ち飛行横の横膿材
料として不可映なるアルミニクムの合金ヂュラルミソ
が出硯して、アルミーークムの焉めにエ糞用材料として
。らくわく
の用途む拓き、こ1に丁ルミ言クムエ菜に封して割期
的な飛搾を促すことになつたのである。近代戦寧に於
て飛行撥が犠宰に或は偵察に如何に重要な役酎を演ず
J▼い▲げん
るかはこ1に仙璽弓を費す迄もなく、今次の事攣に於け
ろその活躍によつて眈に周知されてゐる所である。こ
の飛行撥の横捷材料こそはこ1に速べようとするアル
ミーークムの合金に外ならないのである。然るにアルミ
・l一仔
llクムの大部分を従衆は外固から。輸入に仰いでゐた
■−。一つ
のであつて、一朝有事の際の橡入杜絶を考へても、又
本邦舵峯横エ薬の確立の虜にも斯かる状態にl日も之
を放置することが出釆ないのである。
Jル、、、モワムの用途は極めて廣く、殆ど主委産発の
仝部に及ぶのであるが、最も重委なのは云ふ迄もなく
飛行横、自動事の材料としてゞある。アルミllウムの
小17も●モ
最大の性能は他の金属と合金した場合に軽く且坑張力
が大なることである。故に之等の特性を舵峯磯、自勤
革に利用すれば、積載景の櫓加、熱料の仙琴スビー
ドの埠加等の数果を拳げ得るのである1
以上速べた如くアルミ三クムエ菓の確立は圃防的見
地から必要であるから、アルミーーウムエ業に課せられ
た現在汝に牌木の在移は舵峯機用、自動革用の帝要と
▲叩た
充すべきアルミとクム軽合金の充分なる供給であり、
徒つて之を可能ならしむべきアルミ盲サム地金の晶位
の純化と費官なる生産とである。斯くして今や丁ルミ
阜クム地金の生産力を量的にも質的にも瑞充すること
●つ●ん
が輿緊の要済となるに室つたのである。
1rア几ミニウムエ業の普長
丁ルミーーウムに閑するエ糞としてはアルミ占クAの
≠ん、
掃錬、アルミ←lクムと他吼金属との合金及アルミ占サ
ムの加エ等に直別することが出来るが、こ1には固防
資瀕の敬鮎から最も重要な精錬エ菓を中心としてその
過去の蟄展を概観しょう。
丁ルミーークムが貴金展とされてゐた時代を舵し
と・’ぢ●●−
て、‡用的エ菜材料として新しくエ業界に萱場したの
はせ界大戟直前のことである。大戟官時アルミーークム
l▼つた一フ
に封する軍事上の帝要が殺到したが、大哉後は吏に−
斤その滑費が叔大し、丁ル竜1←サ▲の慶史は未だ新し
小のに拘らずせ界のアルミさク▲精錬エ業は怠速なろ′
黎展と盤げたのである。然るに日本に於ては昭和九年
に始めてその製遽が開始せられる甚は一勉の生産もな。
く、康てのアルミー【クムを外園からの輸入に仰いでゐ
たのである。共の後の檜産には大bに見るべきものが
あつたが、常要に封してその産頻は著しく少く、不足。
一一
分は専ら輪入に侯ち、輪入晶の由こ部介は中小エ場[
ょって一加エされた上再輪出されてゐるのが現状であ・
る。最紀に於けるアルミーークム生産瀕及輪入敷圭は次
の如くである。
∇アルミニクム生産頻ハ早位遜)
昭和九年六六四
′十年四、四三四
′十−年六、六六四
∇アルミ占クム捻入数量(畢位施)
塊錠及粒共ノ他計
昭和五年一〇九歪七皇〓ゼ兄
′六年一一J芸へ芸宗雪二汁
′。七年甲嘉彗見−へ岩仝
′入年宣貞呆真J歪1−セ、ll宍

18

グ九年彗一竺桝人三円一〇」宗
ク十年九一七桝三、至セ;、苧一
グ十l年九d〓⊇三〇弓一一彗
斯くの如く長い間日本にアル、ミークムエ薬が存在し
なかつた最大の風因は原料姥即ちボーキサイトが存し
し▲けふ
ない。こと及電力料金が高くして斯黄の拷算的基礎が映
人◆,
けてゐた焉である。然るに多年に亙る研究の結典明
一ほん
弊石の題理法が頚見されるに及んで、我固も本格的ア
ルミ;クム生産槻として第−歩を踏み出すことになつ
た。
アルミ占クムの製也方法に付磯く簡畢に詑明すれ
ば」現准行はれてゐるものにはポーキサイ下を原料に
するものと明弊石を原料にするものとあり、紺者には
小んし●しつし●
乾式法と浪式法のこがあや、明教石を原料とするもの
は浪式法にょつてゐる。然し原料の如何を間はず、叉
乾式浪式の軌れの方法にょるとに閑らず第−次には酸
化アルミl【クム桝調アルミナを造り、吏に之のアルミ
一でん小いろ
ナを電解沈に入れ之に氷晶石を加へて熔解しアル、ミ【
サムに仕上げるのが最も托算的な製造方法とされてゐ
けつ小ん
ろ。朋奔石、蓉土頁岩は朝坪、浦洲に相昔存し、殊に
●●いr、,
朝鮮の仝薙南邁には多景の明♯石が埋蕨されてゐる。
内地にも宕干存するのであるが、その景も少く、又ア
ルミナ合有長もエ菜化を可能ならしめる程多くなく、
川じいt
且錬索が多い等の映鮎もあつて到底之を原料とするこ
とが出衆ない。伶以上の如く原料は朝鮮及浦洲に存す
る明弊石、弊土頁岩を利用し得るとしても」規在僻諸
挿の事情よりして輪入ポーキサイトを必委とすをが故
に、一朝有事の際之の輸入が牡絶した場合にはアルミ
▲−●▼
l【クムの供給に支障を釆す瑛れがあり、仇て之等アル
ミエウムの原錦石閃堪に付ても金展掃錬と開聯して今
筏益モ研究を要するのである。
然し兎に角明弊石の利用にょり凍料難の一部が解決
▲▲た小
されたのであるが、時恰も金輸桝帯禁止によを外酎
晶の輪入難が起り、更に世界的軍備横漁にょるアルミ
▲I、●ん
1一クム飢饉等の好事情が貰複して現れ、アルミllサム
ふ■んし●▲フ
エ菜開産化の名に温床を掟供したのせあつた。郎ち金
輸出帯禁止の結兵は輪入アルミ三ウムの市傾が飴費
し、アルミ;クムに封する保護帥税と相倹つてアルミ
−、ウムエ兼を考展せしむるに室つたのである。アルミ
;ムはニ、三年敵蓮はせ暴的に供給剋那サあつたが、
せ鼻的軍賓張により漸象供給の不足を釆し、便格も
亦せ丹Hに上昇を見るに至つた。靖際アルミ古ク†カ
l一一Mレ
・んテルも昭和十−年以衆康次に亙り日本向稔出億段を丁
。引上げて釆たが、簸に橡出能カが映乏するに至つた・
斯の如く褒達期に於てアルミちクムエ業はせ界的軍備
瑞張時代に貯曾し、アルミニー久ム飢饉に基く地金倫入
の杜穐、我靖に於ける軍帝及エ菜用需要の激埠といふ
ァルミ岩クムエ糞確立の薦の基礎が輿へられたのであ
」る」
ァルミーサムの留産自給は唯畢に飛行橡の製作材料
等の南防必帯品として靖防上の安仝性が埠加するのみ
でなく、女表に見る如く−年一千萬凰を超える輪入と
ばI▲つ
防鐘して南鮭賛借の改薯に資する朗も亦顔る多大であ
Lる●
∇アルミ鼻’▲穐入頻(♀位千吋)
昭勅五年九、入六五
γ六年三、三〓】
す七年七、七九四
′入年「0、二三三
′九年〓一、五七六
夕十年−入、三六こ
す十−年〓ニ、ニニ九
以上速べた如く、珂防上の絶封的必要に促されて、
抄r■
鶴好の経済的地盤の上に丁ルミ王クムエ菜は日発まし
い教展を焉しっ1ある。然し斯の如ぐ共の出費に於て
ナ一●しん
は園防的必要が推進カとなつたとしても、生産能力狭
張後に或は訪れることがあるかも知れね帝要減逸に封
。●ぐいだ
し危惧の念を懐く者もあらう。螢に於てか最後にアル
Tウ
ミエクムエ糞の絆来性に】管を投じて蜃かう。
三ア几〜、ニウムエ菓の粁来
今後に於ける舵峯棟エ菜と自動革エ菜の委な黎農
が確‡である隈少、こ1から多丑のアルミー;▲。帯
宰が約束されることになる。日本に於けるアルミ古ク
ム・帝要に赴て飲食券用の琴分が合金用に此して大であ
ったとと及び合金用の芽が漸次大きくなりつゝある

19

ことから見ると、賭突この方面に於ける舘宰が相首埠
加するものと壌想されるのである。
次に硯在はせ界的にアルミーTワムの供給不足を骨げ
てゐること前速の如くであるが、こ1ニ、三年前迄は
くわいレ●,
主妥生蕗開に於ては自給自足を超えて大抵供給過刺と
なつて居り、従つて軍備球張が一段落となつて我拘の
丁ルミ占ウムの輸出が開題となる頃には、籍外囲に於
ても亦生蕗過刺の現象を鼻するであらうことは想像に
難くない。故に東洋市場に封しては榊多少の輸出可能
性が形するが、丁ル、ミTワムエ菜が大最輪桝蕗薬とし
て教遽することは容易でない。此の故に閲内に於ける
新しい滞零の開柘に努力が向けられねばならない。現
夜丁ル、・、ニウムの有する最大の枚鮎は高偶なことで
小ん小
ある・故に宕し其の生蕗費が引下げられて廉倍な供給
1−1▼
が可能になれば、鱗、鋼等の領域に俊入することが出
来、こ1に帝要は飛坪的佗檜加し、井の前途は洋々たる
ものと云ふことが出衆よう。軒ちアルミエクムの滑費
丑は共の慄格と柏封的帥係に立つことが著しいから、
今後のアルミ〓ワムエ業にとつては生産費の低下が中
心開壌となるであらう。而して此の生虐費侍下への努
カはせ界的に供給が過刺となつた場合の岡際カルテル
の動向と開聯しても亦重要である。原料の虚理方法の
改章、析垂材料の自給等生産費減少の可能性は倫砂
くないのであるが、アル、ミーサム一施の生産に約三耗
キロワット時の電力を必要とする閑係上、電力料金は
てい≠ん
生蕨儀構成上景要な要索であり、低廉な電力の供給も
生産費低下に不可炊な條件である。睾に我娼は天然賓
瀬た巧水力に意まれてゐるから、水力電泉の充分な利
用にょり此の新興産柴に原料とし・ての電力を普官且低
廉に捷供しなければならないのである。
生産費の割高は紙ての新輿産糞に見られる普遁的な
‡▲フ。ばん
硯象であり、枚術が敬遽すれば卑晩解決さるべきもの
である。斯くして生産の埠加、合金及加エの蟄達、債

格の低廉は相倹つて新常要を閑柘するであらうから、
アル〜トニクムエ菜の前途は祀稲に値するものといふこ
とが山衆るであらう。
新選拳漁は俵る
ヅ聯邦の絶選。拳
外静省情報部
ゾ堺邦は咋年十二月五日新恵法を頚布して聯邦最高
y▼一「▲lr
●馳を以て囲衆棟力の最高横脚となし、而して建固以
木二十年聞、ゾ塀邦の最高横閑として知られたソウイ
エー大曾は咋年末の粛八岡臨時大曾を名球りに滑滅す
ることになつた。ゾクイエー大曾に代つた新立法頴押
たる聯邦最高甘執は聯邦曾払と民族曾鵠の雨際にょつ
て粗総されるのであるから、先づ聯邦曾鵠と代族曾払
の代鵠点の浬牟を施行することに決定した。
ゾ政府は本年七月に新簑法に基いて「ゾ聯邦最高曾
蓮隼規舶」を公布して選牟における故術上の細目を
兵蛾的に規党し、十月十二日に室り選拳期日を十二月
十二日上決史布普した。肇期甘の食表と共に選畢注
動は仝靖一拝に翔始されたのであむ。・
××
けん・たl
今新選拳と嘗選拳とを此校槍紆すると、そこに種々
典味ある大きな相建が見出される。今日までゾ故府は
エ場弊働者に濱きを澄いて農柑栴硯の傾向が著しか
った。従つて選拳樺も界働者、職エに惇く農民に薄か
った。釦ち嘗恵法は代鶏虫の選川に骨り都市と兵村に
隻別を設け、都市は仕代二萬五千人につき一人、隻柑は
。。つ。
十二萬五千人につき一人の到合であつて、その此率は
都市十人に封し兵柑は僅かに一人の代表者を迭り待る
に過ぎない状態であつた。新恵法は第一に、か1る不
公乎な差別待遇を打破して職エも兵艮も苧等の選拳碓
●●lい・’
を享有すをことにした。農村と都市とを半等にした
理由は」主として集節兵菜(コルホーズ)が牽達した結
兵、兵柑の故治的知散が向上したからだとソ聯昔局は
甘つてゐるけれども、‡際はソ鵜菌内の耽昇が何時ま

20

一●ヽ●■
でも巣村の租予扱ひを許さないやうになつたからであ
けふ
る。ゾ研は外は防鶉陣の脅威に歴せられ、内は反革Å叩
ュて1′’●・}
分子の跳梁に悩まされるので、囲内に於ける一致協カ
の必要上から兵村をして都市に封立させることの不待
策を認識するに至つたのであらう。兵柑と都市の差別
く■bい‖レ・}
撒磨は農村に・封†る大なる譲歩にして兵民懐柔策の
硯はれと見るべきである。都市券働者よりも兵民の敷
が題かに多いから、選拳横が乎等になつた結兵、今同
の搬潔拳では兵柑蓮出の代仙菅只は埠加することになら
兵ノ●
××
新寮法の粛この特徽は曹法に定める制眼を撒塵して
−▼●一フいi
壌拳碓革有者の範観を棟大した鮎である。曹法に上
れば、利益を得を目的で履傭券働を利用する者、不弊朗
得によつて生活する考個人商人、檜侶、帝故時代の
替察官「恵兵には選拳樺を輿へなかつた。新法はこれ
等特党の杜曾舟に封する制眠を撤鹿して、たゞ心紳
小ラじ●くはくガウ
耗崩者と裁判々決によつて埋掌碓を釦奪された者を
除き、浦十入裁に達した市艮は男女の別穎く絶て選拳
樺及び被章樺を有する。十入蔵以上の者は人種艮
族、宴、載音程虔、資産状態、それからその彗の
行動如何を間はず、例せばその前身が帝政時代の嘉,
であらうと、または替官、憲兵であらうとに給なく、
皆選畢樺を有し、また官吏や硯役軍人も無論有する。
また居位の要件も仝磨され、一党の場節に}定期聞居
位するの必委もなくなつた。兎に角新憲法は選畢人た
る要件に馳しては一切の資格制眠を撤塵して了つた。
稚釆は固家の最高棉閲たる仝聯邦ソクイエト大曾の
代議員は南民が葦選出するのではなく、靖民は恩に
最下級の都市ゾクイエt及び兵村ゾクイエトの代簸貞
を壌出するだけであつた。都市及農村ソサイエトの上
は地筐ソウイエトにして、地区ゾクイエーの上に吏に
州ソクイエtがあり、州ゾクイエトを澄て最後に仝聯
邦ソクイエト大曾に達する粗織になつてゐた。而して
仝聯邦ソクイエt大曾の代議員は州ソクイエト幹部合
で選出し、州ソクイエ†大曾の代議貞は地宮ゾサイエ
†大曾から選出するの頓序にして「朗虎が直凄選出す
る最下級の都市ソクイエト及び柑ソクイエトと長高の
仝聯邦ソサイエト大曾との間には敷段の投階が存在し
た。かくの如く靖艮と囲家最高磯降との中陳には投階
が棟はつてゐたので、徒釆の葦なるものは間壌選皐
制であつた。しかるに新意法は選孝制度を吏に艮主化
して投階的であつたのを直凍にして中間の段階を取除
。。いたから圃民は初めて最高曾鵠の代議員を壇積選出す
ることが川氷るやうになつた。かく嘗法の間接制をh屯
小r
接制に改正した鮎も新意法の特色に赦ふべきである。
××
それから投票のことであるが、嘗法は公閑投票を採
川したが新法は秘密投稟に改正した。投票用紙には橡
じめ各候補者の氏名を政べて印刷してあるので選畢人
は自己の選畢しょうと息ふ候補者の氏名だけを球し
て、その他の氏名は抹滑することになつてゐる。この
鮎も嘗法と異なるところで、曹法では候禰者の氏名を
自書しなければならなかつた。自ら候禰者の姓名を書
くことも、列記しある氏名を識別することも共に多少
の軟青を必要とすることは同→であるけれども、書く
ことに此すれば溝むことの方がいくらか紫である。し
かし諌むにしても曹くにしても丈字の知識ある者は投
冥することが出釆るけれども、仝くの無軟青者に至つ
小・’し
ては宰拳稚を有しながらこれを行使することが出禾な
てい川レlん!
い。ゾ聯邦には今何ほ眠に一丁字なき書者が相官に
居り、また身健不具のために選畢碓を行使し符ない者
も妙くなレ→無軟青者や不具者が析角め市民横を行使
▲小ん
†ることの出氷ないのは潰憾であるとしてハこれ等の
ペん汀叩∫
人々・のたがに僧法を設けて他の人に依頼して投票を代
行して貰ふことが出氷るやうにした。
××
何ほソ聯邦の最高曾議は艮族曾議と聯邦曾議の〓院
▲’l一▲フ,
から組繊されることに徽しても解るやうに、ソ聯邦に
はロシヤ人の外に多敦の異民族が各地に居位して各月
に民族的鵜和固乃至自治州を形成してゐる。民族的共
和固や自治州はその民族固有の首譜を以て南語として
ゐるので、ロシヤ語を知らない者がゐる。そこでこれ
らの艮族の固で使用する投粟用耗には候補者の氏名を
その艮族の官譜を以て印刷することにした。例へばツ
領中央丁ジアにおける諸民族共和囲ではトルコ語で印
刷し、プ,ヤートモソゴル共和囲では華白語で印刷
するのである。
選孝富は小選拳宮制を珠用して聯邦曾講は人口三十
嵩人を以て】巽畢直とし各濯拳宮は代講貞】人を苦

21

する。これに反し民族曾鵠の方は・r艮族的特殊性に渦
lい
野する特別の利筏を反咄†るヱとを任務とする」・とい
ふ見地から民族合鵠の選拳慣は人口にょらないで、艮
く■。く一てい
壊本位として割定することになつた。これは人口の少
い少教民儀を保護する意味から少敬民族にも平等の参
政槽に搭せしめることにしたのである。
××
常・悪汝にょる咋年までの仝聯邦ソウイエト大倉に。者
ける民族魯議と聯邦禽議の硯係を見るに、止呵者の代識
一員官五十名内外に封し後者せ五六首名の多敬を占め、
●・。ヽい・’
雨者の間に非常な不均衡があつた。▲帝喪汝は代族*位
から濱拳怖を鮮めるとになつたので、艮旗合議の選
畢囁救は五首六→九聯邦倉訊は五首七十四にして略
ぽ同教となり、かくて最高合鶉を構成†る雨儲はその
横隈においても長においても乎等になつた碍であるト
XX
上に速べた如く新憲法は反焉分チとして耕斥され
・か▲−
てゐた者にも選壌碓を附輿し、かつ少教艮族の利筏を
し■しクつ
保藷してやる主官で仝周民に封し千等一律にL参政樺を
罫めたものであるから、ソ聯邦督局はこれこそ鹿のヂ
●ん
モクヲツーであると自青皐してゐる。新寮法牽布昔
時、弗塵雑及びソ政帝は新恵法を以て女ターyy委
ま構しスターyシを稚費して閲民に封し盛んにスタI
♪9小こユ丁ゐ
yン締歌熱を裁吹したものである。かくゾ政府常局が
囲民灯向つてスクーyソ仝盛の曾儀に努めたのは要す・
ふくぜん
るに、今攻の紙選畢に封する伏線であり、篠傭的示戚
であつた。
い†し
新選拳法は普通、や等制にして窄」も十入蔵以上の
爾民たる者は悉く選畢碓址に被選拳碓を有するのであ
るから、誰でも自由に立候祁の名乗りを鴇げて選拳運
勅に縦事して可い昔であるべきだが、さうでない。こ
ヽヽヽヽh′・t
こにゾ聯邦の選拳のカヲクyが潜んでゐるのである。
ソ政府は恵汝にょつて駒民に蓬拳樺、被哉畢樺を輿
へながら圃民をし†自ら立候補することも、また自分
▲▲フ’つ▲丁舟々ん
の欲する候禰者を擁立し准萬するこ上も出釆ないやう
に仕組んだところに濁教政治の本領を贅坪してゐる。
むちソ政府は選拳権に制駈を加へて候補者推礪の横利
を各種囲健のみ灯附輿し、価人は仝然立候碑すること
も候怖者を擁立する自由も様利も有しない、蕗意法は
候補者推務権に閑して「公共園騰及び勤弊者囲態如ち
堵産鴬壊翔、職糞組各「協同組Aq青年宵鴇、丈化邸
噂及び法律析定の手績きに俵り登録せられたるその他
の園健しのみが候補者を推常し擁立するの樺利がある
ヽヽヽ
と規定してゐる。ツマy樹民はこれ等園鰻を通じて初
めて自己の選畢稚を資硯し得るに過ぎないのである。
しかも檜侶の如きは法律で零健組線種を認められない
から愴侶、慕軟家は事賓上、候補者擁立掛を有しない
のセある。ゾ政府は新憲法を日して虜のヂキクヲシl
し▼,●●わ,小
と構揚してスターザyを謳歌するけれども、選拳種の
tぐ
行使を制隈するのは右に輿へて左に奪ふの頼ひではあ
ひつ●一▲・
るきいか。皐寿するにゾ聯邦は依然として共産紫狗敦
の甜M栄である。
川−t
それではこれ等朗髄は兵して騎艮仝般の雲を公半
に代糞するものであるかといふに、轟には受取れな
い。とれ等は何れも弗産雑の緒導を仰ぎその藍督下に
≠い′Iく
あつて、♯の溌制に箸するものである。ゾ聯邦は少
・′l▲▼
教なる共産義の囲家にして甲艮は共塵焦の振舞ふ
が健に載堆の外なき規状にあ計1特に打ち鎌く藤正エ
rしん一lん●●−
作に囲農は鹿心時鬼を生じ故々拘々として政府の意を
●▲
敷へるに汲Aたる裏であるから、共産兼の暮下に
ぁる各宵墟の推務する侯補者なるものがどんな色彩め
人物であるかは想像に難くないであらう。候補者の瀕
振れを見渡せば、政府首脳部、中央及び地方における
・たユ▼
共悪責許りで、偶々黛艮外の者を見受けても、々れ・
い●シンバ
は皆共塵購の息のか1つた漉同情者でやって、このJ
ころスターyソ波の弼り舞轟の戟を鼻してゐる。
××
今次の澤畢は新憲法に基いて行はれる最初。掛選官
・‡’l。
といふのでゾ故府は早くから鳴物入りではやし立て閲
▲・♪
艮の蓮宰東分を煽つたけれども一般囲艮は飴り泉乗
。。け●
りしなかつたやうである。共塵井は仝珂に飛撒して、
r婦人は男チと同碓になり諸艮凍は平菅由の原則
に上り阜−聯邦掲家を形成してみるが、これ皆共産
鴬のお蔭である。J
と自己宜侍に努め、スターyソ及びモI甘トフ幾理
穎た自ら稗頭に現はれて掃艮に呼びかけた。共塵麓は
裏から手を輿して首も艮衆が蓮宰で鶉狂するかの如く
に見せかけてゐるけれども、囲民は弟らなかつた。それ
lアl▼
もその筈であらう、囲艮は府逃の如く寄者の宰#に
昔り何等のせ官稚がなく、華は全くお座なむの霊

22

的のものでれるから。
苧畢は十二日に仝固−斉に行はれたが、十≡日共塵
井は最耗曾払代鵠貝の選拳が無事に終了した旨を教表
して左の如く‥錐ペた。
「最高曾罷代熊月選畢は十二日牛掛六時を期しゾ聯
邦仝土に互り開始され午後十二時を以て投粟受付を
帝切り、直ちに閉冥に入つた。大衆は今同の選拳に封
いHレ′lrんてい
し異常な閑心と荷動政に組織力を示し督史的第定
にょるも都市における投票者は九五。ハーセソ1を下
らねと見られる。十三日中には開稟を姓つて聯邦及
び艮族粥曾鶏への輩結巣を報骨し符よう。」
開粟仇結典を待つ女でもなく共産鴬公認の候補者が
金部桶つて常選†るのは無冷のことであらう。
××
一ウ
ゾ聯の線潔拳に粥する各団の論許を一瞥するに、ロ
ソドソ・クイムス紙(十一日)は「紙の上の民主々義」と
●サ
旬する漑詮において椰捻して官ふ、
rソ聯邦の選拳虎は自ら仝く教官することを許され
ない、彼等は脊に選拳に巷加することすら出禾ない
のである。何故ならば、潔畢するといふことは投裏
者の自由意志によつて選揮することだからである。
彼等は畢に強制的な憐式的行進に参加するに過ぎな
い。尤も彼等はそれを寄ぶだらうが線ては辟粛な茶
帝狂首で、ソ政府の朗調民主々義の幕が下されをと
また射正エ作が輯けられるだらう。」
■ヽん‥レ
γイツの新閃は今次の選畢を以てスターyy猫敦の
て・か‘,
猿芝居に過ぎないと嘲笑してゐるが、その他各図の新
粥も鹿面日な冷許を加へたものは少いやうである。
これを賓するに、今同の絶選拳はかねてスクーyy
主鶉に好態を持たない盲い賞貞を政府址に濃の虚要地
位かぺ迫つ梯つて、スターyy童轟者を以てこれに代
へんと欲する手段であると見られる。鮨正エ作を横け
つ1あるゾ政府はこの槻曾に、節調トロツキー況や注
怠人物を券り去つてスターyyの一味徒篤を以て最高
〃けレ●・,
曾馳の牙城を現め、そして益モスターyソ称裁棟の
●ゝ,ん▲花ん
強化を囲る魂糖であると息はれるのである′

03

五十億樹姦えセる預金部資金
頚金部資金局
大頼省預金部の逆朋資金は本年九月一日を以て五十
一一ヽ
億肺を突破した。預金部五十年の廉史は耗の健に我図
一−Mレ●l】くわん
耗沸力磯展の鰭史である。郎ち明治十入年太政官布
骨を以て公布された潔金規則に基き各種溺金の保管利
殖を管箪する任拷を負つて生れ山た溺金部は、創始以
■t
来極めて噸調なる竣尿を速げ、その道用賓金は明治三
十九年度には一億風を、大空ハ年度には五億潮を、大
正九年鹿には十億風を、昭和二年度には二十億肺む、
昭和五年度には三十憶凧乾、昭和入年度には四十倍脱
を失■止突破し、逢に今日五十億潮を超える瓦瀕の費金
を擁して各方面に融砲し、殊に故泣に於ては窺賛市場
に乗り出し河曹の一大金融横閲として、井の使命は愈●
東きを加へつ1ある硯状である。然らば大蕨省預金部
とは如何なるところであるか、叉瀾金部資金は如何な
るものより成り而して如何なる方港によ畑井の運用を
蘭つてゐるのであるか、此の横曾に於て頚金部の概況
に付記速しょう。
◇◇
預金部の滑革は可なり盲ぺむち明治十入年五月太政
官布骨第十三鍍を以て預金規則が公布せられ、大耗省
内に新に預金局なる一局が州釆たのと同時に同庫内の
小ん一ち●l′
一勘定科目として初めて其の名構が用ひられたので
▲〜●てい
ある。而して此の預金局では常時昏遽局貯金如ち今已
つ小lノ●
の郵僧貯金共の他官鹿民間の積立金の傑管利殖を草
つて居つたのであるが、井の後顎金部に預け入れられ
る頂金の種邦は漸攻横張せられ、郵便貯金の外保管金」
供託金、政府の各特別曾計の基金、飴裕金、・政府及府
顆の基金、叉は特殊銀行曾批等の法人預金までも共の
預入を認められるに至り、T方大正十四年には預金部
預金法、大確省預金部特別曾計法等緒法制がh峯備せら
れ▲今日に至つたのである。
◇◇
顎金部は右に蛙ペた各種の茨金を潔金部自身の積立・
金及び支梯上の飴裕金と共に靖使の引受男入、各稜地
方耗鴇に封する貸付其の他各租の方南へ融池してゐる
のであつて、経桝上の見地より見れば銀行と何等選ぶ
ところがないのであるが、囲家が紀営の主健であるか
ら替利を目酌とすることなく機めて低利な資金を囲家
公共の利轟の壌融沌してゐる鮎にその特色が盾るので
ある。而して五十億風と訝へば、我明の三井、三糞、
第「安由及び仕友の五つの大銀行の預金を合計した
・lか
ものと噂と同額であり、仝娼普洩銀行潔金の瀬†牛ばに
首るのであつて、如何に溺金部が大なる金軸梯帥であ
るかを知り得るであらう。
◇◇
d
顎金部賓金は外都資金たる各種の溺金址に内部資金
たる預金部自身の棟立金及支沸上の飴裕金より成り立
つてゐる。
茨金部に預け入れられる預金中の大部分を占むるも
のは現睾二十入億卸と亀ゆる郵俺貯金であつて、内瀬
は南より朝蝉、義滑、樺太、脚東州、甫洋群島の各地
一●♪I山■
の郵伺局で受け入れられる郵僧貯金は一漣となつて預
金部へ預け入れられ、預金部で道用利殖されるのであ
る。郵便貯金の埠加は妃年著しきものがあり、日蕗哉
争後明治四十年に於て漸く一億晒を超えたものが大庇
十−年には一搾十僚凰となり、昭和四年には吏に倍加
して二十億凰となり、昭和九年に三十億減に達し、支
邪事華下の今日に於ては三十入億潮を超え硯轟預金部
預金練瀕の入割四分を占むるのであつて、預金部資金
の埼加も主として此の郵便貯金の堵加に基くのであ
」る●
郵便貯金に次ぐものは政府の各特別曾計からの預金
である。各特別曾計の基金とか或は直ちに支沸に充て
ない飴裕金は預金部へ預け入れ、預金部で一据して運
たて●●、
用利靖する建前になつてゐるのであつて、規在此の層
特別曾計溺金は五億胤に達する状態である。共の他の
茨金としては保管金、供託金、政府及府席の各種基金、
徒輿貯著倍券牧入金、特殊銀行曾敢等の飴裕金が預け
入れられる。
棟立金は溺金部の年人の刺像金が珠立てられたもの
であつて、普初明治十入年虔に於ては三苫九千卸に過

05

ぎなかつたが、井の後潔金部資金の埠加に伴ひ漸次堵
加し、現在の球立金絶瀬は六億l一千萬凪に遽してゐ
る●
◇◇
以上の如き頂金部賓金は然らば如何に遥用せられる
か・旦調ふに、頂金部預金法に依れば、溺金部費金は之
を有利審なる方法を以て閲家公北ハの利益の馬遂用す
べきものと規定せられ、伶資金の渾糊に付ては預金部
し1▼′ヽ
溌姦用委貝曾に諮間することとなつてゐる。而して
現在五十億汲租える溺金部資金は大健に於て堵債に
封する投資と、地方に封する資金の融洩に向けられて
ゐるのであつて、此の方而に封する遅用は賓金紙額の
八割五分に建してゐるのである。
先づ囲債に付て調へば、溺金部資金の増加に伴ひ、
溺金部の年々の賄使引受瀕は漸次坤加し、昭和十一年
度に於てはこ億汲フ固倍を引受けて屠るのであるが、
*年度に於ては更に井の引受額を増加し、l躇四億牌
の姐偉を引受けんとして居る。硯在潔金部の闘使節有
節は瀕面で二十三億飴風に達し、我囲々億級額の二割
以上は預金部の析有する節となつて居る。
次に瀕金都賛金の主委部分を成すものは仝臍各地よ
几い‡いし・♪一一▼
り集められた零細なる葺の集球たる郵便貯金であろ
から、丼の渾用は−地方に備することなく庚く各地方
くわん。汀ん
に遺充せしむべきであつて、預金部は此の見地から研
諦地方資金を融劫してゐるのである。郎ち渚府顆市町
村等の稚方公共沖聴の事紫資金、兵葉、林菜、漁糞等地
方産発閑尊資▲軍鼻山漁柑艮の互額に上る負債の基理
資金、中小商エ叢輿資金、位宅の供給「公纂常犀等
の杜曾事糞資金、牟審風水審等非常災事に封†る復背
てい几ん
復輿の資金等−般公共の利益の篤普宵且づ低簾なろ資
金を仝囲の津一補▲に融通し、朝鮮、婁湾、樺太等の
外地にまで及んでゐるのであつて、其の融通現在瀕は
こ十億汲ノ垂んとし、其の貸出口数十九甫口、融通先
は十−帯に達してゐるのである。
之客地方資金は音人の‡生藷に婁紬係の溌い方南
に使用されてゐるのであつて、例へば都市に於ける尭
備した鋪袈造路や我入が日常使用する水邁を始めとし
′’ん小い
公営伎宅、公益質靂専の批曾事柴、曳芥虜理場「瞞搬
節等の衛生施設、丼の他小孝校、湛路「橋梁へ港響
其の見受けられる各種の施紋は十中∧、九蓬頚轟資
金の融洩に脚係を持たねものはないせ情である。殊に
」▼●・†▲▼▲7
昭和七年以降は時局匡救の目的を以て京瀬の地方箕金
を仝囲に撤布してより、地方公共国鰻に封する脊金の
租鵜額は急激に檜加し、規轟地方債の搬瀬中預金部資
金の融泡に係るものは約三介の一を占めてゐる状況で
ある。
え産菜組Aq耕地丑牽組Aヽ佳宅組ムq水利粗ムヽ
土地濱剰亜理組合、漁発組ムq森林粗合、畜鹿組合、エ
菜粗合、輸出組合、商菜粗ムq酒潰組合等の各種の組合
共の他島商エ菓者等の個人に封しても多瀕の地方賓金
が融通せられて居るのであつて、仝固至る研に於て地
方耗。喪絶済の名め活動して居る産菜組合に封しては、
井の渾特費金其の他の事萎金として、硯夜一億四千
帯側の脊金が融洩されてゐる。又各地に見る蒙たる
称地や瀦漑糊梯水路であつて顎金部賛金の思意を斉つ
て膚らねものは殆んど無い蕎であり、之等事糞を行
ふ排地躯理組合に封する融亜額は現在。一億一千蔦汲ノ
。、い
及んで居る。共の外痩弊せる兵山漁柑の鮭済更生の
食め、救†甫軋の負僚暴理費金を融洩して、兵山漁村艮
の負倍の義理を容易ならしむる−方、】般金融竣粥か
小∫●●く
らは兎角閑郵せられ聯ちな中小商エ黄者に封しても、
頼興資金の融池を脊行して、中小商エ菜の金融の頼和
を抑や、或は皐昏鼠水事等非常む災事に際し、直ちに被
事地方に融通せられて其の復嘗復輿に協カする等地方
賓金の融通せられる用途は極めて多方面に亙つて居る
・♪′ヽ’
のであつて、之が鳥め地方鹿糞の開黎姓に−般の稀利
▲▼一
の埠準薙ては囲艮生活の安定に寄輿してゐること多
・大なるものがあるのである。
右は大健内地に於ける地方資金に付いて逃べたので
あるが、何預金部資金は朝鮮、基増、樺太、開東州等の
外地に於ける地方公共朗聴、水利組合、金融組ム`産
黄組合、稔入組合等の各種組合及び鼻菓者等にも融洩
せられ、外地に於ける産糞経済の教展に寄輿しっ1あ
ろことをも附音して置きたい」
而して、之等の地方繁金の特色は、長期低利の粘に
あるが、地方としては長期低利の箕金は預金帝を躇い
て他に求め難小のであつて、地方が預金部に依り負♯
の鞍滅其の他の便益を享けて居ることは萱し砂からざ
るものがをらう。
◇◇
倫最迂に於ける済金瀦の状況を詮明するには顎轟
‡金の塩豊用に押する事項。を逸することと持ない。
“Wん▲_l●
‡金部箕金が紀年の如く蓋著な堵券と示して虐
る款況の下に於ては、顎金部箕金¢動きは】般金帯市

06

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場に相常大きな影響を輿へないでは稽かないのであつ
て、溺金部は従氷と錐も資金の融池に際し−般金融界
に封する巧臆を純込んで之を賓行して釆たことは勿給
であるが、榊怯時金融市場の誇婆に應じ、特殊銀行等を
泡じ鮫期資金を放山し来り、殊に咋年氷は此の鰯資市
場に封する挽作に相常蒐鮎を墟いて活動を頼け、最近
に於ては生産力碗充叉は金融綬和の埠戟時健制下の
金融状態に如臆し、相常大盈なる溺金部資金を臥用し
こ17け●〜
て一般金融の側滑なる速行に責廠して釆た析は多大な
るものがある。最紀特殊銀行合祀、地方公非園健を池
ずる此の種鰻期道用虹共の多きときは二憶六千帯凰に
速して居るのである。
◇◇
之を聾するに溺金部は共の受け入れる郵便貯金、各
特別曾計掛金井の他各種の預金が連年飛確的増加を普
ぐる−方、井の積立金も年と共に著しき増加を示し、
−●・■●▲′●ヽ
秘めて噸調なる磯展を途ぐると共に、基確愈{筆尚とな
り、今や線喝五十億賦を突破する資金を擁し、ニ十三
億脚の開倍を保有し、叉約二十億囲に達する資金を地
方資金として仝囲の津々浦カに到る造融洩し、倫共の
覚官なる手許飴裕金を活用して、塩資市場に貢取する
等我開財政、経済、金融に零輿すること多大なるもの
たいモ・’
がある。而して溺金部資金の大宗を為すものは眈速の
如く郵便貯金であり、此の郵僧貯金は五千萬人に上る
多教の人々の一口中均約七十風と首ふが如き零紬なち
貯蓄の集大成せられたものであつて、吾人は今吏乍ら
貯著の力の偉大なるを痛感するものである。
惟ふに園民貯背の増加は囲民生産力の原動力であ
り、如ち囲民貯背の増加は圃速輿隆の礎を食すものや
ある。吾人は此の意味に於て今後益モ郵促貯金を大宗
とする溺金部賛金の増加に努カしなければならない。
時恰も支那事襲に際曾し、各方面に亙り資金の舘斐大
にして、貯曹の必蓼の大いに叫ばれるとき、預金部資
金が五十億潮を突破せることは、紀念すべき事柄たる
を失はないのみならず「邦家の名誠に心強く感ずる次
‥帯である。
吾人は溺金部資金の五十億凰を突破せる争日を新な
る出教鮎とし、近き脾来に於て頚金部資金が吏に七十
億潮を突破し、首億潮を突破するの日を期待しっ1進
むこととしたい。