支那事変と日貨排斥の風潮 外務省情報部
支部事仙竺に関する世界各同の新聞論調は、最初比較
的浄辞を挿してゐたが、我軍の婁爆が支那非戦闘員を
多数投傷してゐるといふ如き支那仰の虎構築表に基く
一りい●−●く
現地からの誇大髭曲された報道が侍へられるに及び
巷分筆」閑を来し、閲際聯盟の日本間東映持や、米飼犬
溌領の日*隔離演詮などと呼應して、各朗の昇働師鰹
や批曾耗の間には日本に封し経済封鎖又は日本晶ポイ
可,tを断行して制裁を加へょといふ鶉冷が咽べられ
あ様になつて氷た.右は−弐として英米の一部に唱へら
れてゐ・るものであつて、猫、伊南閲の叡閉は頭から之
に反封を稀へて大いに日本を支持し、また彿固に放
ても右▲渦の新開はよく日本の立場を理解して之に賛
成せず、英米自身の中にあつても、経済制裁は伊南の
エチオビヤ舵略忙封し英固が国際山研盟を動かして‡
】打して見たが結局失敗一した前例あるに鑑みて皇給と
唱へるものもあつて、共の甘現は不可能であらうと見
られてゐる.併しながら鮭碑脈迫といふことは軽々の
形であらはれて来るものであるから、我が国民として
は、何時でも之に封拭し得るだけの咋傭と発情を待つ
てゐなければならない.仇て経済制裁乃至ボイコット
間∬噂に附し欧米の弗蛤叩はいかに動いてゐ古か.主唱者
はいかなろ制裁方添を考へてゐるか.自重論者はいか
なる見地に立つて制裁の危瞼を由日南民に替昔してゐる
か.是等の鮎につき英米の新開地叩調を義点して鶉の−
稚を並べて見よう●
英 国
事奨勃発常時は、寧ろ傍叔的熊▲度を拝して居つた英l
●▲_い
】国民の封日感情は、事襲裸大将つれ、上海が漸く危殆・
に漉押して来たのと見るや、次第に悪化して発た.これ
は上海が、英頃の支部に封する鮭済的活動の中心地で
はい・lい
ぁるといふ英南側の侍耗的意鞄に胚胎するものであ手
が、其の後、済東、南寒等に射する轟爆に関して支那
仰のなした袴大な宜侍の璃に、英拷の輿玲は著しく藤
化して、この結典封日経喧ョ迫等の運動が硯はれる楼
忙なつて来た.
英固に放ける斯穐鶏動の急先鋒は、穿働嘩自由
叩稚乃車平和蓮である.十月四日ポyマスで開かれ
た昇働耗の大官で牲耗首丁トレイの提唱に依て、軽
府は速かに聯盟緒囲及米団と協力して封日経沖舵追考
甘行すべしといふ趣旨の緊急盗岬と普一致探坪し
た.又由由河棺及平和河佗は、何れも戊日的態度を不
したのである.一方この蓬桝を支持する新朗む見ろと、
デーyIへ声几ド(九月二十五旦 日本の球忍な
行約を止めるには、封日経朽郎迫の外にない.これが
角には英米両国の協力が澱も緊要である.
クqニクル及へラ几ドハ十月五旦 日本は叔沸的に
粥味があるからしてポイミァトは最も有数な制裁手段
であlY●
この封日府錬を唱へる者忙射して反封と表明してゐ
る新開量丁げると、クイ▲ス、テレ〆タフ、マyチェ
スタ!ガーヂアyの如きが犬れであつて、
タイAスハ十月五日) 対日経済制汲は簡単忙は行は
る⊥ものでない.何となれば、対日経済製の倉持
は、教学の発情と、脚係緒固の完全な協力が必牢であ
る.又管に、袈が巧妙に行はれても1日本は英
剛毅には断然屈服はす卓丁い▲.
ヂ■リ!テレグラフハ十月五旦 昇働井の封日薮
沖耶迫の盗坤は、日本の戦慄的雲井に封する本押
的反應であるかも知れないが、斯かる場合忙放け是
舵特性反省が必要である.ポイコ,トは挙行鳥と等
しく、殊忙日本が現在の気分忙放て斯く解挿すること
は殆ど耗ない斯である.而もポイコ,トに依るも井
の目的壷成し得るか香かは不確‡なばか妙でなく、
制裁と加へ旦万にも多大の揖昏と輿へろであらう.
▼ンチェスタ!ガーヂアンハ十月五日) 有禁制
狩忙は長時日と要すると同時忙武力の肇必要とす
島つ然るに英斡は、極東忙ては戦略的町会く不利でさ
る.久米、伸等は斯かる制裁に容易に参加すべくもあ
らず、この鮎を無線するは誤である.
米一国
今岡の事攣を中心として軌た米囲の封日輿給は、秒
くとも事欒常初に放ては、寧ろ好意的であつたといふ
ことが‖来る.そして我方が支那滑岸舵行遮断を整明
した際にあつても、頼めて穏健な熊度を托つて、榛東
の紛争に穐き込まれぎらんことに努めて居つた.然る
に九月下旬我が牢軍に依て行はれた庶東、南京等に封
する峯爆を契機として、光岡の輿論は、俄然我方に不
利に展開し始めた.これは眈に述べた通り、客捧持つ
いて行はれたま那例の惑宜侍に原因せる研もあつて、
これが馬米圃でも、封日経桝耶泊乃至封日ボイコット
を絶唱する者が規はる1に至つたのである.
光岡に於ても、この運動の先棒を措いだ者は、英固
に於けると同様、労働朗唱平和囲照等である.十月
五日の紐青クイムスはヂソバーに於ける米国夢働維同
盟の大▲甘の席上で曾長〆y−yが、英岡野働洋の例に
.傲ひ、日本の非戦闘−貞操畢を路地させる鳥、日*品ボ
イコットを行ふべしと宴明した由を報じたが、同月七
日同曾では、日本品ボイコットに山関する決議案捷州さ
れ、委員附託となり、同十l二日同曾決議を托捧した.
そして右決議の一部には、青々は日本の製品を賞ふこ
とに因て、日本の金融資瀕を支持したくない.合長汝忙
幹部は直ちに他閲の自如労働組合運動と連絡をとり、
日本品ボイコットを決行されたいとの趣旨が含まれて
ゐた.叉十月十三日加州コントヲコスタ郡の労働組合
はヂソ.ハーの米国労働線同盟合議の決議に基き、日本
晶ボイコット方を組人員に命令することを決議した.
】方、新開方面の論調はといふと、
クリスチャン・サイエンス・モニター(九月二十四日)
日本は二偶の真率都市を爆撃して、無事の婦女子を役
殺した.之が封策は、これ進度々主張した如く、九開
催約の下に締約南が協議して粧済的舵迫を加ふる外は
ない.
ネーシ‡ン誌(十月二日) 日本の封女行動を抑制す
るの途は、日本品ボイ.コ,トの外なく、且最も敵兵的
な相の不買を‡抒し、更に報貸類の不買を‡行ナるの
要があるlそして右ボイコット窪動は先づ癖人平和輿
鴇、弊働組合等をして之に首らせる.
米騎に放て封日経満濃迫を唱潰してゐるのは先づ以
上の如きものであるが、又一方正論を為す青も抄くな
い.
抽青タイムス(十月二日) 雑誌ネーシ.ソの捷唱し
た日本生凝不貞寝動に付き」米国絹織物及絹靴下製法
業者側は」右七日本局のみならず雅飼の資本家故にエ
黄労働者忙も打率を輿ふるものであるから結局永頬し
ない.
ウォール・ストリート・ジャーナル(十月四日) 日本
生絹不買運動開始されたならば、絹エ糞に封する影響
は五大なるものあるべく、現下反日感情は世界的では
あるが、米同の妬女子靴下工業の如きに於て、人絹が
絹の代用となる造に激化してゐない今日、絹を捨て▲
人絹又は綿製靴下薪に婦女子が満足する経反日鹿帯の
満潮を見るべさや舞岡である.
虫†タイムスハ十月十二旦 封日ポイコ,トは、帯
兎の創の如きものである.過去の経験忙欲すれば、持
局各国の自給自足政策の傾向む生じ、圃際貿易を締少
せしむるに過ぎない.井他十月十二日のパークレI・デ
ーリー・ガゼット、同十五日の桑港クロニクル、同十四
日の兵籍ニュースも略モこれと同趣旨のことを論じて
ゐる♪ 一
更にローズヴェル十大統領が、十月五日市俄盲で拝
みた演詮に閑して、米拷新和の加へた論評を挙げると、
ヘラルド・トyピユーン(十月七日) ロ大統領の演詮
は委するに、初めは題徳的に盤迫し、教典のない時は
経済封鎖、ボイコ,トを為さうといふ風であるが、考
ふべきことは、費方が失敗した場合引込を如何にする
かといふことである.聯盟を鼓舞し、戦争となつた後
涼しい瀕をして引込む碍には行かないではないか.P
大統領の外交政策を軽率に箕める前に、よく考慮すべ
きである.
帯俄音トリピユーン(十月七日) 炊洲大我に靡し米
軒は今岡の・ロ大統領婁明と同】の政策を持つた巧五
‡の人命と五官億の戦費と犠牲忙し結局持たるものは
未甘有の不況と官憶の不梯戦備とに過ぎない.他の也W
舟粥は、大戦忙依b莫大な領土と横溢とを得たが、米
珂はヤップ為すら柁挿することが川東なかつた.大紋
何は、再び閲際協力の山犬名の下に、香桝合靖の大戦抄
確物を保種する埠溌娼の娼耀を賭さんとすろ蕃な
.のであるか.
なほ同人日岡紙は‡チオビヤ戦争の例を引き、各舛
は伊太利に鮭沖封鎖と行ひ、米摘も之忙・参加したが、
結局「プチッフ」に終り、之が篤ムッゾy−11の地位は
各†賛同となつたのではないか.日本に封し伊太利以
上の敗典を稚拙し得ないとすれば、最初上り千をMさ
ない方がい′1と冷じてゐる。
其の他の緒囲
l 併 同
体靖の緒新阿は、今度の事攣に封しては、始めは放
り朋心と持たなかつたが、蓄等の動向が漸く明瞭に
なつてからは、段†封日間題を緒戦する様になつた.
併し乍ら封日穣棲行動忙関する渾勤忙付ては、緒新開
は大部盆A香何れとも丼の態度む明らか忙せ」t、−片
の情報として取放つてゐた.たど十月二日サーブル外
報部長タブイは、事単に封すろ塀盟の態度、日本の膠
利の結兵及び封日ボイコット運動を縄る各固の動向に
付て蛸る反日的論調を掲げ、】方又同日のエポ,ク耗
のジエームス・rナヂェサは対日ボイコットは滋蛇に等
しいもので、長者の方法は緒列強の棲む持たる調停で
あらうと許した.
ニ 巧 ▲邁
ケルニワシチツアイツング(十月【日) ゾゲイエー聯
邦は開戦し得ず、英閑は介入せんとすれど米師が協力
しないと官ふ状態で、日本は定に好時稚を湛んだもの
である.併し日本の轟爆と閑聯し、英粥井の他の反日
鮨椰度は激化せるを以て、封日ボイコットの宜倖が奏功
し、経済制毅の日が到雑し得るかも知れないが、列強
の政治的米国戦線は成立する可能性は殆どない.
ドイツチェ・アルゲマイネ・ツ▼イツング(十月九日)
ワyソトyの決定も蓬箸いて検討すれば、戦争も制動
も断念せんといふ前線なるむ以て、井の政治的敢為は
一考開の報彊経ではない.既にチ十−チル卿が右米国の
川方につき筆みを鳩大に失する勿れと瞥合してゐる.
葵堵経済袷者の間には、日本の最大貿易圃たる芙、米、
和衝の三靖が協力して綬沖制裁に出れば恰も日本の生
雷決ナるかの如き詮をなす者あるが、絹本の世界軽
朽に於ける地位は、相常複雑且つ強固な名、斬る経済
開係断絶は雨軋の創と同じく雨音に不利なると頼らな
ければならない.
三一滴 仙叩
濠洲及新西蘭の拷新開は、各捧に付ての浮浪的な報
活に養いて、日本の非人道的行馬を強調非難した篠、
】般の封日感情俄忙窟化し軟合「労働舛憤等は日*の
婁爆是話する決熊をし、之を阻止する方法として、
日誉叩ポイコk革む決革する等の事があつたが、
其の後従来の報潰は支那側の勝手な損遽忙基くもので
ぁったことが、漸く−般の認むる朗となつて兵鎗も裁
.分柁和された.十月始めにはシド与−化放けろへ,ル
ド、サン等の論詮も牽つて木て、日本の東郷忙放け手
行勒は怜むべしとするも、ポイ写トが叢忙繋が
あるかは耗はしい.此の際一般は冷評を帝すベーノと詮
いたが、十月十三日のシドエー・プレチyは済が日
本の如き強固を故に拇すことの愚を詮いた.
男 甫阿地爬邦
南阿の有力新肺は、殆ど全部が英南系で、掃調革も大
橋英同大新聞に浪従してみる形である.トラyスバー
ル州労働鴬は、英固労働耗の物音に基いて、十月三8
耗大倉を開いて日貨排斥を決放したが、これに封し甫
阿諸新朔は右は日*の非人活的行薦に封する我執とし
ては、昔を得たものであるが之を毒することは面白.
くない.何となれば政府の政策が決党しない場合、民
衆が挑戦的行動を執ることは、政時の立場と肘頻なら
しむるのであり、又日阿貿易関係を見ると、葉と異
り日*は昨年多額の羊毛貰付シ負したのであつて、今
日貸排斥を行ふ時は、日本は報復的に甫阿羊毛不音字
することとなるであらうし、さうなれば農民に紙失と
及ぼす管であつて、箆局亨あつて金なしといふ辞であ
るからだと地べた.